名作シミュレーションRPGであるシリーズ第1作目のPS移植版。今回プレイしたのは「LANGRISSER I&II 超廉価版」('97発売)の復刻版('01発売)に収録されている作品。超廉価版というだけあって1700円ちょっとという価格設定が凄いです。
「LANGRISSER」は元々はMDで'91年に発売されたもので、その後'93年にPCエンジンにも移植されました。また、最近('04年)ではセガからMDの完全移植版(Win)が発売されているようです。とにかくあちこちで移植されているので把握するのが大変(笑)。キャラデザインはうるし原 智志氏で、CVも有り。
秘剣「ラングリッサー」を巡っての戦争が闇と光の闘いにまで発展していく……というのが大まかなストーリー。都合によりとても大雑把なプレイ日記になってますが、ご容赦。
さて、LANGRISSERのプレイ日記開始。実は絵柄が思い切りアニメ絵なので購入しておきながらどことなく敬遠していたものの、「面白いから大丈夫」と知人が背中を押してくれた事もあり、思い切ってプレイしてみる事に。
シリーズものは1から入らないと気が済まないタチなので、1からスタート。
とりあえず主人公の「レディン王子」は魔法を色々覚えたタイプに。シミュレーション下手は下手なりに、不慣れながらも何とかシナリオ2へと進み、そのあたりでようやくコツを掴む。
現時点ではどうしても爺様(ヴォルコフ)に頼りがちで、王子の成長が遅れそうな危険が危ないので、少々スパルタ的に経験値を稼がせる事に。
余談だが、シルバーナイトの姿ってフロント部分に馬の首の飾りを付けたスカートを履いた変態に見える。
今回はシナリオ4まで進んでみる。
シナリオ3にて、予期せぬ敵の増援に狼狽しまくるヘタレっぷり。だだだだだって、参考にしてる攻略本にそんな事一言も書いてなかったんだもんんんん((((;゙゚'ω゚'))))
……お陰で一般市民を結構な数、殺害されてしまって猛反省。私が悪かった。
でもなぁ、増援が現れた時「我々にお任せを」とか言ったのってホーキング公なのですよ!
なのに奴ときたら自分の家から出るのにも一苦労しやがって、出来ないなら出来ないって最初から言えばいいのに! 大体、家の中で馬に乗ってんじゃねぇよ(笑)! 降りろ! ……なーんて軽く逆ギレてみる。
今回は爺様が教会へと馳せ参じてくれたので、どうにか全滅は免れたが、一時はどうなる事かとヒヤヒヤ。
とりあえず言える事は、うちのクリスは王子様では無く爺様の方に惚れた事であろう。
だって爺様、ほぼ一人で教会に入り込んでた連中をなぎ倒してたもの。
続いてのシナリオ4では、新キャラの「ナーム」が使えるんだか使えないんだか解らないまま終わる。今度は王子様もそれなりに働いたが、ここでも爺様は強かった。敵はどうにか全滅させる事に成功。
ついでだからとシナリオ5の冒頭だけゲームを進めると……おおっ、井上和彦の声。なになに、敵の騎士である「ランス」君。ほぅほぅ。
今回は丁度シナリオ16まで終了。え? シナリオ飛びすぎ?
いやぁ、その間、爺様が死んだりランスが仲間になりやがったりと色々あったなぁ……。
爺様、最初から妙に強かったんで嫌な予感はしてたのだが、やっぱり亡くなったか。
それはさておき、ストレートにシナリオ16まで攻略……とは、シミュレーション下手の私には無理な話で、裏技使いまくってレベル上げに勤しんでおりました。お許し下さい。
今の所、レディンはキング、クリスはアークメイジ、テイラーはサーペンロード、ジェシカはハイプリースト、ナームはグランナイト、アルバートとソーンはジェネラル、ホーキングはシルバーナイト、そしてランスはドラゴンロードとなっている。
ナームに関しては、レンジャーになれる様にクラスチェンジしてやれば良かったかと今頃ちょっと後悔中。
こやつらの中で一番凄いと思ったのは、テイラー。
彼をシナリオ14(狼男共から町を守るシナリオ)に出撃させてみたところ、森の中での戦闘になったにも関わらず、サーペント(海竜)に乗ったまま敵を蹴散らす蹴散らす(笑)。しかも無傷だし。
彼は指揮官だという事で百歩譲ってみても、もっと解せないのは彼が率いているニクシー(人魚みたいなの)。下半身お魚なのに、森の中を疾走して狼男を蹴散らし、しかもこいつらも無傷! 怖っ!
……それにしても、森の中での戦闘であるにも関わらず、お魚に負ける狼というのも珍妙な。
そしてもう一つ凄い事になっているのは、ナーム率いるウィッチ(魔術師)軍団。主にランスのペガサス部隊を盾に、その後ろからチクチク攻撃させるのが私の基本パターンなのだが、殺傷力高過ぎで対ドラゴン戦の時なんてまるで無敵艦隊の様であった。お陰でLVが上がる上がる。
……という訳で、次回は遂にボーゼルと初対決……といきたい所だが、ホーキングが弱すぎていまいち使えないのでまたLV上げする必要がありそうです。
シナリオ14にて狼男集団を狩りつつLVアップ中。
喪黒福造(ナーギャの事らしい)は1ターンないし2ターン目でとっとと殺し、ランス率いる飛兵部隊を指揮範囲ギリギリで一列に並べて食い止め、ホーキング公を鍛え、やっとナイトマスターにクラスチェンジ。
他、アルバートとジェシカももうちょっと上げたいかな。
クリスは……他の部隊を盾にしてハイエルフで延々攻撃させていたら滅茶苦茶強くなったので、別に大丈夫とは思うが、ここまできたら今の内にプリンセスにしておくかという欲が働きつつある。
けどさ、アークメイジからのクラスチェンジがプリンセスってどういう階級制なのだよ、この世界(笑)。
とりあえず、ボーゼル戦に備えて鍛えておきます、者共を。
只今の流行はシナリオ16でのLV上げ。グレナディーアを従えたレディンを盾にし、育てたいキャラに弓兵を付けてビシバシ遠隔攻撃。そしてヴァンパイアロードのメテオをわざと食らい、すかさずヒールで回復、経験値ガッポリ。まともに敵倒すより回復魔法を大部隊にかける方が効率良いんだよなぁ。
そして最終的にはマスタードラゴン一匹だけにして、奴の唱えるファイヤーボールをわざと受けつつ回復する事を繰り返す。
ちなみに、指揮修正値を上げる為に傭兵は常に限界数まで雇用(笑)。
以上のようなLV上げをかれこれ10回以上はやっているワケだが、何故かと言うと、一回シナリオ19に進んでボロ負けしたから(泣)。
そのリベンジとしてルーンストーンを使いキャラを育て直したのだ。
対象キャラはナーム、ソーン、テイラー。特にナームは最初グランナイトにしていて次にレンジャーまで鍛え上げたので、最終的には攻撃力が40、防御力が50という人間核弾頭の様な状態に。
テイラーはサーペントロードからグランナイトにしたので傭兵の種類が多く、ジェネラルだったソーンも防御力のそこそこあるナイトマスターに。
そして挑んだシナリオ19、レディンにバリスタ6基付けて左と下の指揮官を一斉射撃、更にアタックをかけたナームをテレポートで敵の懐に運び指揮官直接狙い、更に更にクリスにアースクエイクを唱えさせ敵のバリスタ大崩壊、という荒技に挑んだのが功を奏してどうにか突破成功。
2ターン目でレディンのバリスタは全滅させられたが、ま、いいでしょう(いいのか)。
でも、経験値など度外視でニコリスを倒す事だけを考えた場合、アタック掛けた強いユニットをテレポートでニコリスの真横に運べば、1ターン目で終わるのでは……と今これ書いてて気付いた(゜∀。)
そして、流石にキツいかな〜とか思いつつも挑んだシナリオ20。
………カオス撃破。アタックかけたナーム(アーバレスト装備)の一撃で。
予想外にもあっさりクリアしてしまった自分に困惑。ナーム育て過ぎたーッ。
さて、カオスを倒した後はED。ラングリッサーシリーズの特徴として、EDでは各指揮官ユニットのその後が示されるワケなのだが……今回、かなりショックな展開が待っていた。
[以下超ネタバレにつき部分反転]
一応、全員に撤退回数がつかない様に頑張ったので最良のEDだろう……と思いきや、何だかとても悲惨な末路の連中が大部分に(´・ω・`)
その中でもショックだったのがクリスとナーム。ナームは己の力を過信したとかで遠征先で無惨な死を遂げちゃうし、クリスはレディンの王妃になったのはいいが王子を産んですぐ死んじゃうし。更にアルバートは兵士の訓練中大怪我を負って結局死ぬし、ホーキング公に至っては過労死ときたもんだ。更に、ランスは結局シナリオ18終了後に戦線離脱したまま行方不明。
結局、幸福な一生だった(だろう)のはテイラーとソーンぐらい。あとジェシカとレディンもまぁマシな方か。
ソーンなんか、どこぞの国で英雄になって嫁さん貰って一国の主になったとか何とかで、ナームとは雲泥の差! ひでぇや!
推測するに、一度も撤退した事が無いというのが問題だったかもしれない。ソーンやテイラー、ジェシカはNPCで出た時に撃破された事があるので、多分その辺が関係したのでは、と睨んでいる。二、三度ぐらいは撃破された方が良いのかも。
……とか何とか書いてたら、後日原因らしき事を教えて頂いた。どうもPS版は不思議仕様(バグとも言う)になっているらしく、「キャラ撤退→リセット押してやり直しちゃえー」とする場合、リセットを押しただけでは撤退数がリセットされないらしい。なので「キャラ撤退→本体電源切ってやり直しちゃえー」とした方が良いんだとか。……恐るべし、PS版。
さて、プレイ日記とは言い難い体のプレイ日記となってしまい申し訳無いが、最後に総括的な感想をば。
最初の頃にも書いているが、CVだとかアニメ絵だとかの人によっては敬遠してしまう要素がありはするものの、普通に楽しめるSRPGだと思う。勿論CVやCGも好きな方にとっては十分な魅力だけれども、シナリオも取っ付き易いし、システムにストレスを感じる事は無かった。
それより何より助かったのは、裏技である面セレクトと隠しショップ。この、シリーズで伝統になっているらしい要素は裏技というよりは隠し要素と言うべきなのだが、私の様にシミュレーション下手の人間にはまさしく「蜘蛛の糸」だ。正直、この要素が無ければクリアなんてとてもじゃないが出来なかっただろう。
ただ、この要素は説明書には載っていないので(当たり前か)、知らないままプレイしてしまうとまったくもって歯が立たず、相当手こずるのではないかと思われる。
……まぁ、そこまで下手な人もそうそう居るもんじゃないと思いますけどネ。
そういうワケで、「LANGRISSER」のプレイ日記はこれにて終了。また次回のゲームでお会いしましょう。