ワルキューレの冒険 時の鍵伝説 [ ナムコ/ '86 ]

ナムコ初の女主人公型アクションRPG。同社が発売した初期FCソフトのナンバリング17。
時の狭間より復活してしまった悪しき存在「ゾウナ」を倒すため、ワルキューレは魔物達が跋扈する大地に降り立つ。

九割九分ノーヒントで繰り広げられる冒険は、自力で解くには高難易度。敵の攻撃も容赦無く、システム上の問題でハマってしまう場合も少なく無い。ある程度、腰を据えてやるのがおススメ。

■第1回

着手しました「ワルキューレの冒険」。
ナムコ初のアクションRPG(とカテゴライズするにはちと微妙?)という事だが、この作品の発売当時、私は「剣と魔法の世界」に根拠不明な憧れを抱いている痛々しい幼気な小学生であったため、現実逃避で夢見がちなガキんちょには非常に魅力溢れるタイトルであった。

パッケージには、頭に羽の着いた帽子の様な兜を被り、剣と盾を構えた勇ましげな美女。しかもスリットから生足。
最後のはともかく、イラストを見ただけで胸が小躍りしたものだ。ホントに。

……まぁ、その後ゲーム開始してドット絵見て落胆するところまで1セットなのは、お約束という事で。

何はともあれ、このゲームで初めて「ワルキューレ」という名前を知る事となったのは確かな事ではあった。最近はPS2の「NAMCO X CAPCOM」(ナムコ/'05)にも登場し再び脚光を浴びているとかいないとか。いや、浴びてるっぽいんだけど。

□ ■ □

先ず、物語を超アバウトに説明すると……

「大昔に時の狭間に封印されていた悪の親玉『ゾウナ』が色々あって復活してしまい、自らを封印していた『時の鍵』を使ってアレコレ悪さを始めてしまったので、神の子(?)であるワルキューレは下界に降り立ち、『ゾウナ』をボコり且つ『時の鍵』を取り上げる事にしました」

……ってな感じ。たぶん。

さて、プレイを開始し先ずやる事は、プレイヤーが動かす事となる「ワルキューレ」の血液型、星座、カラーの決定。
なるほど、こうしてワルキューレ=自分に近付けて感情移入をする……かどうかは定かじゃないが、実は、血液型と星座の組み合わせでワルキューレの成長タイプ(初期能力やLVの上げやすさ)が決定してしまうのだ。
攻略情報サイトさん等を探してみれば血液型別、星座別の能力差などのデータを知る事が出来るので、それを参考にすればそう難しくはない。むしろ成長っぷりが素晴らしいワルキューレで冒険する事だって出来る。

だが、最近のRPGの様に複雑な成長を見せたり、ステータスに補正をかけられる作品ならともかく、FCの、しかもかなりシンプルなこの作品で最初っからそういうプレイするのもなぁ、と感じてしまった(暇とも言う)私は、正直に自分の血液型と星座で作ってみた。獅子座のA型、っと。

結果、下界に降臨したのは腕力逞しい戦女神。
要するに「極端に知力の無い体力バカ」。

殆どの星座の場合、初期値は「知力(MP)>体力(HP)」であり、最低でも体力を回復する術を覚えてのスタートとなるようだが、我が獅子座ワルキューレは「体力64・知力32」と、ぶっちぎりの肉体派となってしまった。
が、ゲーマー(似非だけど)たるもの一度口にした事は覆してはなりませぬ。
ここは一つ「自己満足」の四文字だけを合い言葉に、倒してみせようじゃねぇかゾウナをよ! ……というワケなのです。

正直、作り直しときゃ良かったと後々後悔する事になるんですが。

キャラメイク終了後に放り出されるのは、とある島の真ん中。
この島は「はじまりの島」と言うらしいので、それに倣ってここでもそう呼ぶ事にする。

放り出された直後、まずは城か町に……というのがRPGの常だが、このゲームにはそんなものはない。
城は有ると言えば有るが、敵の、しかもラストボスの城なので意味無し。大体今の段階じゃ行けないし。
それでは先ず何をするかと言うと、のっけから襲ってくる敵を剣で蹴散らしながら、スタート地点から東方面にある宿屋へと向かわなければならないのだ。

さて、ここでこのゲームのセーブシステムをご紹介。
セーブは2種類あり、一つは「宿屋での簡易セーブ」、もう一つは「キーワードでのセーブ」となる。

前者はその名の通り「宿屋に入る」事によってセーブされる。そのセーブデータはゲームオーバー時のみロード(コンティニュー)が有効で、セーブした時点で入手していたアイテム&経験値をそのままに、ゲームを再開する事が可能。
ただし、リセットボタンを押したり電源を切ったりするとデータが無くなるので注意が必要だ。

後者は、厳密に言うとセーブではなく「キーワード」(宿屋に入った時に表示される)を入力する事によりゲームを再開させる方法で、DQで言うところの「ふっかつのじゅもん」の様なものなの。
こちらはリセットを押そうが電源を切ろうが問題無いが、DQのそれとは違い、経験値がそのLVの最低値に戻ったり、一部アイテム以外は消失してしまうという難点がある。

一長一短なこの2つのセーブの共通点は、「ゲーム再開時は必ずスタート地点から」。宿屋でセーブ出来るからと言って、セーブした宿屋から再開出来るわけではない。
が、これらセーブの特徴を逆手に取ると、実に楽にプレイが出来る様になるのだが、それは追々紹介していく事になるでしょう。うん。

セーブの説明を書いていて思ったのだけれど、バックアップカートリッジが出回る以前のRPGとしては、こういった形でゲームデータを再現するのは画期的では無かったのだろうか……って、え? このゲームが出たのと同年に、ドラクエが出てる? しかも、あっちは5月でこっちは8月? ……ええと、えーと、えーと。
ま、そこは相手が悪かったって事で。ほら、こっちはアクションRPGだし。

苦しい言い訳を吐いた所で、次回からチマチマ攻略していきます。

■第2回

前回書き忘れていたが、うちのワルキューレはピンク。
お色は水色、緑、ピンク、白の4色から選べるのだが、色で何か違いがあるのかどうかは不明。服もマントも兜も盾も同色で統一されるので、ますますパッケージイラストとは程遠い事態に。

そんな真ピンクのワルキューレですが、先ずやる事はと言えばLV上げ。何が何でもLV上げ。
何故ならば、意地を張って『俺はA型獅子座』のまま開始した所為で、何一つ魔法を覚えていないのだ。正直コレはしんどい。

そんなわけで、宿屋を拠点にひたすら敵を狩っていく生活開始。早速作業ゲーに陥っているこの辺りが一番しんどいかもしんない。
襲い来る原始人(らしき敵)や小悪魔(らしき敵)、はたまたワニ(らしき敵)をバッタバッタと斬り付けては毒を喰らい瀕死になり、時としては本当に死に……と、そんな過酷な修行が続く。

そう言えば、ワニ的モンスターに襲われる度、昔テレビで見た『熱川バナナワニ園』の飼育員のおっちゃんの言葉を思い出す。「もう何年も世話してやってるのに、未だに背中を見せたら襲ってくるんですよ」という、それはそれは深みのあるお言葉だった。

バナナワニはさておき、「薬の術」(HP回復)を覚えるまではLV上げを続けたいところではあるが、宿屋近辺で大人しく励むのもつまらない。
と、いう事で「はじまりの島」を探索しつつ経験値を稼ぐ事にしてみた。

彷徨っては宿屋に戻り、また彷徨い……を繰り返すうち、入手したのは「オノ」「銀の鍵」「ロングソード」「船」の4つ。このうち「銀の鍵」は要所要所にいる固定モンスターを倒して入手、そして「船」は宝箱の中に入っている。
一方の「オノ」「ロングソード」はフィールドに置いてあるのだが、何故か透明になっていて通常では肉眼で確認出来ない。

このゲーム、本当に大事なものは宝箱に入れてあるのだが、「クリアに必須じゃないけど無いと結構不便だよー」程度のアイテムとなると、何故か透明にして放置してある。
その場合は「透明なアイテムの姿が見える様になる術」(正式名称不明)を使う事により可視化するが、姿は見えなくとも入手が可能なので、場所さえ知っていれば何の問題も無い。
それ以前に「薬の術」も覚えてねぇのにそんな術使えるワケがない(゚∀゚)

そんな調子で一通りアイテムを回収し、チマチマとLV上げを行った結果、ようやく覚えてくれた「薬の術」。
これで思い切った遠出が出来る! ……という事で、早速「はじまりの島」北西にある船着き場へと向かい、固定モンスターを滅多斬りにしつつ火の玉を浴びた後、先刻入手していた船で大海原へと乗り出すことに。

余談だが、前回に紹介した通り、このゲームは電源を切る(リセットを押す)と「一部アイテム」を除き消失してしまう。その「一部アイテム」は中盤から終盤にならないと入手出来ないものばかりなので、序盤である現在、入手しているわけも無い。
が、折角入手した船やら剣やらオノやらを再度回収するのは非常に面倒臭いなぁ、と思ったアタクシは……その場でポーズをかけ、テレビの電源を消すだけという、素敵な中断方法を編み出してしまった。
……もしこれでニューファミの本体壊れたら、妹(持ち主)に叱られるだろうな……。

■第3回

一晩電源を入れたままだったニューファミ本体に触れてみたが、案外熱は持っていない様で一安心。最近涼しいからネ。……でも、良い子はやっちゃあいけないよ。

さて、船を入手し大海原へ出たワルキューレ。まず向かうのは「はじまりの島」の南東側にある小島。
「はじまりの島」南東部の海岸沿いからも見る事が出来る(たぶん)、宝箱のある島だ。

その島へは、まずは東に進路を取り、それから海岸沿いに南下すると辿り着ける。
気を付けるべきは、「はじまりの島」北部航行中に火の玉を吐いてくる黒ワニ(この時点では激強)ぐらいかな?

群がる雑魚敵を弾き飛ばしつつ、以前固定敵からぶん盗っていた「銀の鍵」を使い取り出しました中身は「ヘルメット」(兜)。
スタート直後のワルキューレは剣と盾しか持っておらず、ドット絵でも黒髪剥き出し。そこで、この兜を被ると、頭に兜(らしきもの)を装備した絵に変わってくれる。
兜の効果は、敵からの被ダメージ減少。なので断然あった方が良い。

兜を入手したら、今度は北にある「アファ大陸」へ。一旦「はじまりの島」の船着き場方面へと戻り、すぐ北に見えている陸地の西岸沿いに北上していく。
この時は、あんまり陸地近くに進むと黒原始人がボンボン火の玉(岩石?)を飛ばしてくるので、陸地とは距離を置いて進むのが安全だ。

アファ大陸北西の船着き場から上陸。まずは宿屋を探す事にする。
が、まったく見当がつかなかったので、ひとまず南下をしてみたら、黒&赤原始人に群がられて死にそうになった。
「薬の術」も二回程度しか使えないので正しく命がけ。

このゲームでは、同型の敵の場合、その強さが色別で大凡3段階に分けられている(例外あり)。
強さは黒>赤(茶)>青の順となっていて、例えばワニ系の敵の場合は黒ワニが一番強い。なので、ゲームをプレイしていてもし黒系の敵に遭遇したらイヤな顔をしましょう(ΘωΘ)

さて、原始人共に追われる様にして南下し、辿り着いたのはアファ大陸の南海岸。宿屋は依然見当たらず、今度は海岸沿いに西から東へと歩き始めたところ……今度は黒ワニに遭遇_(:3 」∠ )_。
「薬の術」も使い切り、『まだ来るのが早かったかしらん』と半ば死を覚悟しつつもワニ共を振り切り、突き当たりの河沿いに北上を始めたところ……宿発見! やたーッ!

と、というワケで、今度はこの宿屋を拠点に冒険は続くのでありました。

■第4回

広大なアファ大陸。その西部にある宿屋近辺で、現在修行中。
「火の玉の術」(正式名称不明)も使える様になり、ここはいっちょ大陸東部を探索しますか! ……などと気を良くして宿屋東の橋を守っている固定モンスター(赤)を叩きのめし、東部の砂漠へと侵入した……のは良かったのだが。

マ ン ト 装 備 す る の を 忘 れ て 死 に ま し た 。

いやぁ、それにしても驚いた。鼻歌混じりに砂漠歩いてたら、うっかりサボテンに触って毒を喰らってしまい、慌てて解毒薬使ったものの、HPはどんどん減り続けるんですもの。
すわ、バグなのか!? と思ったら何の事は無い、ただ単にマント(砂漠・氷原でのHP減少を防ぐ)装備してなかったせいだった。
ちなみに、ワルキューレが死ぬとその場で即座に土葬され(海の上でも)墓が立ち、間髪入れず天に召されて行きます……って、アンタ『神の子』じゃ無かったのか。

さて、ゲームオーバーとなってしまったので、コンティニュー後は「はじまりの島」からのスタート。
スタート地点から北の船着き場へ行き、海に出たら、先ずはアファ大陸北東部のすぐ上にある小島へ。そこに隠してある「マント」を入手したら、改めてアファ大陸へと舞い戻り、砂漠にリベンジだ。

さて、砂漠に入った目的はと言うと、何故か水の中に隠されている「ランプ」を取る事と「サンドラの魂」の入手。
前者は使用回数に上限が無いランプで、後者は主に、ピラミッドへ侵入する際に使うが、実はもっと重大な役を背負っている。それについては最後の最後までヒミツ(ΘωΘ)

余談だが「サンドラ」という存在はワルキューレとよくセットで出てくる事が多いキャラだ。アーケードゲームである「ワルキューレの伝説」では2Pを務めているし、第1回目で触れた「NAMCO X CAPOCOM」にも登場しているらしい。更には何故かウチにあるワルキューレのフィギュアにもさり気なく顔を出している(笑)。

では、この生き物は一体何であるのかと言うと、元々砂漠の民だったが、ゾウナに魂を取られて「ブラックサンドラ」という敵になってしまった……とか何とか、そういう話だった気がする。この辺のエピソードに関しては、ゲームの発売当時「ファミコン通信」か「ファミコンマガジン」辺りで読んだ記憶があり、子供ながらに感動したものだ。
更に面白いのは「ブラックサンドラ」の背中を良くみると「SOS」が一文字ずつ表れているという事。よくある「心の声」ってヤツですわ。

……あ。肝心な事忘れてた。
この世界のショップの主もサンドラです。しかも普通のサンドラ。
商業従事者は洗脳免除だったんスかね。

さて次回は、『続・獅子座における弊害』でもやりましょうかの。

■第5回

A型獅子座のワルキューレは、LV9になっても「透視の術」を覚えない。
お陰で砂漠北東部の岩山の中に隠してある「パワーロングソード」の場所が解らず、延々と山を切り崩し、しかもそこを黒悪魔の群れにド突かれて体力が激減、岩山を切れなくなって脱出不可能→自爆ときたもんだ。

正直な話、攻略情報を見ちゃえば楽勝だが、それでは呆気なさ過ぎて何の為にプレイしているのか解らない。
FCのゲームは理不尽な謎解きのものが確かに多いが、完全に壁にブチ当たるまで自力でプレイするのも楽しみの一つなのだ。

そんなこんなで、アファ大陸南岸部で暫くワニ狩りをやって経験値を稼いでいたのだが、いい加減それも飽きたので、今まで手を出さずにいた地下ダンジョンへ行ってみる事に。実はあるんですよ、そういうのが。

この世界でのダンジョン入口はピラミッドや井戸なのだが、今回は「はじまりの大陸」にある井戸へ。この中に壊れない兜があるというので、それを目標にしてみる。

アファ大陸の宿屋の北方にあるワープゾーンから「↓+A」で「はじまりの大陸」に戻り、宿屋の西方、岩山に囲まれた井戸へとダイヴしてみると……何か真っ暗。
恐いったらないので前回入手していたランプを灯してみると、のっけから毒の沼があるわ、見た事も無い敵がガンガン襲ってくるわと恐怖体験ゾーン状態。

が、井戸から飛び込んだのだからもう地上には戻れない。
先に進もうにも、唯一のドアは施錠されていて、もちろん鍵など持っていない。
敵が前後左右から容赦無く襲って来るこの状況下で、出来る事はただ一つ……自爆なのだが、早まってはいけない。
何故か昔から覚えていた事なのだが、毒の沼の中に「金の鍵」があるのだ。

「銀の鍵」とは違い、使用回数に上限の無い「金の鍵」を使い、取り敢えずは部屋から脱出。
その後、道なりに突っ走っていくと、ペカサスの壁画の様なものがある部屋に辿り着いた。
その時、満身創痍で「薬の術」も使いきってしまっていた我がワルキューレは思った。
「あ、これってきっと地上に戻れる装置(?)なのね」、と。

そして縋る様にして壁画へと突っ込んで行くのだが、何も起こらない。
いや、本当はちゃんとした手順を踏めば機能するのだが、そんな事を知る筈も無いワルキューレは、哀れ、その場で朽ち果ててしまったのでした……。

って事で、早い話がゲームオーバーになってしまったワケだが、どんな感じの場所であるかは掴めたので、間髪入れず再チャレンジ。
「金の鍵」を素早く入手し速やかに鍵を開け、先刻のペガサスの壁画のある部屋へと向かう。ただし、壁画には一切構わず、そのまま左の部屋を目指すのだ。

左の部屋に移動しようとすると、一つ目の蛇の様なモンスター(固定)が出現。通路を塞ぎつつ飛び道具で襲って来るので頑張って倒す。無事に退けたら、奥にある宝箱から「兜」をゲットする運びになるのだが、注意すべきは宝箱が置いてある辺りの床。
毒か何かはしらないが、上に乗っているとHPがガンガン削られてしまうので、兜を入手したら部屋の隅を伝う様にして逃げるのが吉。
さもなくば、HPは減るわ敵が襲ってくるわと大変な事になる。

部屋を出たら、またもやペガサスは無視し、一つ下の部屋へ。そこには脱出用の階段があるのだ。
……となると、ペガサスは冒険者を惑わす罠か? と思ってしまうが、そうでは無い(そりゃそうだ)。壁画の横には二つずつ黒い水晶の様なものがあるが、実はその一番右端のものは、ワープゾーンの役割を持っているというではないか。
つまり、地上に点在しているワープゾーン同様、「任意の方向キー+Aボタン」でワープ出来るというワケ。
……そんなん、普通にやってて解るか!

■第6回

苦労と勘違いの末に入手した兜を被り、冒険は続く。
いつの間にか経験値が溜まっていたので宿屋に行くと、LV10になり、ようやく「透視の術」を覚えてくれた。バンザーイ!
……って事で、早速砂漠北東部の岩山を切り崩し「パワーロングソード」を入手。これで戦闘が楽になる筈。

ところで、前回入手した「スーパーヘルメット」についてだが、これは普通の兜とは違い壊れる事がない……と今まで思い込んでいたが、厳密には違っていた。『壊れない』のではなく、『なくならない』のだ。
要するに、「スーパーヘルメット」も普通の兜同様ダメージを喰らっている内に壊れてしまうのだが、アイテムそのものは消失しない(普通の兜は装備した時点で消える)ので、いくらでも装備のし直しが可能、というわけ。

さて、兜を手に入れたならば、今度は「スーパーマント」を入手するため砂漠のピラミッドへ。
ピラミッドは南北に2つあるが、目的の「スーパーマント」は北のピラミッドに眠っている。
ちなみに、南のピラミッドは「スーパーヘルメット」のあった井戸の中の洞窟へと繋がっているらしい。

さて、ピラミッドに入るのは良いのだが、そのためには第4回で必要以上に触れた「サンドラの魂」が必要。
そのため、ピラミッド付近で延々と「ブラックサンドラ」を狩り、落としてくれるのを待つ。経験値稼ぎのつもりで続けていれば、そう苦にもならない……と思いましょう。
出る時は直ぐに出るけど、出ない時はコントローラー投げ付けたくなる位に出ないのよ。

「サンドラの魂」を無事入手したら、早速ピラミッドの前で使用。すると、ファンファーレと共に右方向からサンドラが滑る様にやって来て、ピラミッドの中へと入れてくれる。
ピラミッド内部は当然ダンジョンなのだが、前回の井戸に比べると出現モンスターが弱いので、探索は比較的楽だ。

が、思わぬ所で思わぬ敵に襲撃されるのがこのゲームなので、油断は禁物。
壁伝いに慎重に進んでいると、ダンジョン南西部にて、固定モンスターである一つ目蛇(青)を発見した。……コイツがいるという事は、その奥の部屋には何かイイものがあるに違い無い(ΘωΘ)

一つ目蛇を倒し奥の部屋に入ると、予想通り宝箱発見。相変わらず毒の沼(床?)の上にあるので素早く回収。中身は「スーパーマント」だった。
このマントは「スーパーヘルメット」同様なくなる事がないので、今後装備品で苦労せずに済むのが何とも嬉しい。

■第7回

LV11を通り越し、LV12になっても新たな術を覚えない獅子座A型ワルキューレ。
HPだけは高くなり、力も有り余っているので、砂漠を彷徨って南のピラミッド付近に湧いて出る「ブラックサンドラ」を数時間に渡り狩る。ひたすらに狩る。

何故かこの辺りの「ブラックサンドラ」は経験値が高く、こちらから近付かない限り攻撃を仕掛けて来ない。なので安全かつ効率的にLV上げに勤しむ事が出来るのだ。
……ただし、ちょっと場所を間違えると黒ワニの猛攻を受けるけどね。

個人的に一番戦いやすかったのはピラミッドの側にあるオアシスの北東部、落とし穴地帯に上辺と右辺を囲まれている辺り。
ここならば、直ぐ近くにワープゾーンがあるので、はるばる砂漠を渡って帰る必要も無い。便利。

さて、LV上げに励むのも大事だが、いい加減先に進んでみたくなるお年頃。そこで再度ピラミッド(北)の中に潜り「パワーオノ」を入手した。この斧も通常の斧とは違い使用回数に上限が無いのだ。
それにしても、何で斧だけ「オノ」なんだろ。他のはちゃんと英語(?)なのに。

それはさておき、「パワーオノ」を入手したら、そのまま砂漠東部の岩山地帯へ向かい、ガッツンガッツン山を切り崩す。途中、敵が襲ってきた場合は極力ダメージを喰らわない様に注意しつつ(HPが128以下になると岩山をぶった斬れなくなるから)山を切り拓いていると、なにやら青いナスビの様なものを発見。
ナスビに重なり「薬の術」をかけてやると……突如ファンファーレが鳴り響き、ナスビからクジラの様なものが出現、呆気に取られるワルキューレを余所に、画面左へと消えて行ってしまった。
一方、最初に発見したナスビは放置されたままだったので、改めて触れると、何とナスビを入手してしまった。

……ナスビナスビと言ってしまったが、その正体はクジラの「マッコウ」(というそうです)。一体どういった経緯があったのか、岩山の中で乾物になりかけていたところを、ワルキューレに救われたというワケです。
それにしても、「何故こんな所に放置されたのか」よりもむしろ「どうやってこんな所(以下略)」の方が気になる。WhyじゃなくてHow。

余談だが、「マッコウ」がいる岩山周辺は、時としてアイテムを盗む敵が出現するので要注意。1匹なら楽勝だが、身動きの取りづらい山中で4匹に囲まれると、ちょっとキビしいものがある。

そうこうしている内にLV13に到達し、体力も421になってしまったが、依然魔法は覚えない。が、ここまで来たらもう魔法なんて必要あるか! と我がワルキューレは砂漠東部の岩山を再び切り拓くと、アファ大陸東部へ乗り込み、勢い余ってワープゾーンを守っている固定モンスター(黒)を殴り倒してしまった。脳筋。

辿り着いたアファ東部の宿屋は、西部のそれと同様にショップが隣接していて便利なのだが、原始人(黒)が出現するのが玉に瑕。折角宿屋で回復しても、出た瞬間に火の玉を当てられたら頭に来る。
しかも、LV上げしようにもやり難いったらありゃしないので、ここは一旦アファ大陸西部へと撤退する事に決定したのであった……。

■第8回

LV14になり透明になる魔法(「ガラスの術」というそうな)をやっと覚えてくれたので、LV上げを一旦切り上げアファ大陸東部へ。いよいよ、新たな大陸に渡る時が来たのだ。
実のところ、別に「ガラスの術」が必要なワケじゃあ無いのだが、次の大陸に進むにあたり、強力な敵が出てきた際に逃亡の手助けとなる魔法が欲しかったの。

さて、次に向かう大陸の名は「フルータジア」。アファから割と近くにあるのだが、見えない壁に阻まれ、船で渡る事は出来ない。
ならば一体どうするかと言うと、先ずはアファ東部の宿屋から北へ向かい、火の玉を飛ばして来る固定モンスター(黒)を倒す。そして、その西側にある森へと目を凝らすと、木に囲まれた、他とは微妙に色(というか発光?)具合が違う1キャラ分のフィールドがある事に気付くだろう。

そして、その場所に立って一昼夜を過ごしてみると……何と、お決まりのファンファーレと共に、虹の橋がかかり、フルータジアへと渡る事が出来るのだ! ただし一方通行! しかも何故かアイテム欄から船が消滅!
……こんなん、攻略情報が無いと絶対に解らんわい('A`)

ポイントは、固定モンスター付近のフィールドに気付くか気付かないかだろう。
このゲームでは「隠しショップ」がある場所も微妙に色が違っていたりするので、それを知っていれば気付く可能性もあるのだろうが、それでもまさかそんな所にそんな仕掛けがあるだなんてフツーは解らんでしょう。

愚痴はさておき、ようやくやって来ましたフルータジア。
パステルカラーっぽい大地に、生えてるのは樹氷かしら? なんだかイヤ〜な予感がするので触らない様にしたい。砂漠のサボテンではえらい目に遭った事であるし。

そんなこんなでフルータジアの探索開始。「はじまりの大陸」「アファ大陸」とは敵も様変わりしている。しかも、殆どが火の玉を撃ってくる強敵なので油断出来ない。HPフルで行った筈が、気が付けばライフゲージに赤色が見えていた。
一番嫌なのは、地中から生えて来て伸び縮みしつつグルグル回るヤツ。動きは小悪魔系に似ているが、例に漏れず火の玉撃ちまくりなので厄介なことこの上無し。

敵にヒィヒィ言いつつフルータジアを彷徨っていたところ、池(湖)の中にある小島に宝箱発見。
回復薬だと良いなぁ、と思いつつ近寄って行ったら、途中橋が壊れていて、一度は毒沼に落ちないと宝箱に到達出来ない仕組みになっていた。
ライフも多くは無いので一旦躊躇したものの、退路を絶たれた今、宿に戻りたければゲームオーバーしか無いので、中身を確認するつもりで毒沼に突っ込み「金の鍵」で開けてみたところ、何やら変なモノが出てきた。何だこりゃ。

見た事の無い形のアイテムなので、何か大事なモノなんでしょう。調べりゃ良いんだけど、それも面白く無いからもうちょい謎のままにしておく。

正体不明のアイテムを拾った後は、引き続き南進。と、すぐに妙なものが見えて来た。
そこには、フルータジアを南北に分断しているらしい壁が広がっていたのだが……その壁のとある一部分に、何やら黄色いものが寝そべっていたのだ。
丸い頭に、針金の様なものが放射線状に生えている感じですが……もしかすると、ライオン?

門番らしきライオンは、壁の切れ目3マス分に寝そべり、ワルキューレの行く手を阻んでいる。
一体どうすればコイツを退けられるのだろうかと、思案しつつ近寄ったところ、画面上にて、先刻入手した謎アイテムが点滅し始めた。
このゲームでこういった表示が成される場合は、「ここでそのアイテムを使え」という指示なので、素直に正体不明アイテムを使用。すると、お馴染みのファンファーレが鳴り響き、3マス分の一番左、ライオンが伸ばしていた腕が消え、通行可能となった。

ますます正体が解らなくなったアイテムに感謝しつつ、フルータジア南部へと侵入。
いきなりモアイらしきオブジェにお出迎えされ、「?」を連発しつつ更に南下してみると、宿屋らしき建物を発見。大喜びで飛び込んだところで、本日の冒険が終了したのであった。
……ここまで来て「はじまりの島」に戻されるの嫌だから、また電源切れないや。

■第9回

宿屋を拠点とし、フルータジア南部で奮闘中。気を抜くとあっと言う間にHPを減らされるので、探索しては戻り、の繰り返し。

それはそうと、フルータジア南部は本当にワケが解らない所で、北西部は比較的普通だが、北東部はアイテムを盗む敵が出てくるし、中央部は森と城壁が広がり斧必須。
更に南東部は灰色の毒花(当然HPを減らされる)が咲き乱れ、南西部に至っては、一見平原と見せ掛けて見えない壁が乱立している(オノで壊せるらしい)ので、奥にあるショップに行くに行けない。

だが、そんなワンダーランドでも敵を倒していると、自然に経験値も溜まる。いつの間にLV15に到達したが……やっぱり魔法は覚えなかった。ここまで来たらもういいや。

ところで、前回登場した謎のアイテムの正体は「ティアラ」というものだった。
その効果は、例のライオンの腕を退けさせるに留まらず、ワープゾーンのワープ先を変更するらしい。早速試してみたのだが、確かにワープ先が変更されていた。
簡単に言えば、ティアラ入手前はワープ先が「はじまりの島」or「アファ大陸」だったが、入手後は「アファ大陸」or「フルータジア」という具合。

この機能(?)が無ければ、コンティニュー後に「はじまりの島」に戻された際、再び船を入手し虹を渡らなければならないので、有るのと無いのでは手間が相当違ってくる。実際ティアラはキーワードコンティニュー時でも消失しないアイテムだという事からも、その便利さ加減が解るだろう。

ちなみに、ティアラのあった宝箱から1マス上は隠しワープゾーンだった。平原の色も微妙に違っていたし……って言うか、こんなんノーヒントで(以下省略)。

さて、ティアラを入手により、フルータジアまで来るのが容易になると、電源を切るのも面倒では無くなってくる(ΘωΘ) だがそれでも「パワーソード」や「金の鍵」は消失するので、それを回収するのは結構な手間。
そこで、私が編み出した、絶望的に強引かつちょっぴりリスキーな回収方法をご紹介。正直無茶苦茶なので、あまり参考にはならないかと思われるが。

ゲームを再開したら先ず「はじまりの島」南西部のワープゾーンの側で「オノ」をゲットし、そのままワープゾーンから(→+A)でフルータジア南東の毒花地帯へ。ここには「パワーロングソード」が隠してあるのでそれを入手(アイテムを盗む敵に注意)した後、北西にある城壁へと向かい、城壁の内側に置いてある宝箱をオノで破壊。中から「金の鍵」を入手する。
ただし、このゲームは宝箱をオノで破壊すると漏れなく毒を喰らう仕様になっているので、大急ぎで北西部にある宿屋へと向かう。

……とまぁ、こうすると一応は手早く装備品を回収出来るのだが、前述した様にリスクもちょっと高い。城壁近くの森は、無駄無く切り拓かないとオノが無くなる可能性も有るし(余程の事が無い限り大丈夫だろうけど)、毒を喰らったら速やかに宿屋に向かわないと、途中で事切れてしまう(+ω+)
また、この方法だと「パワーオノ」を入手出来ないのだが……正直、この時点で「パワーオノ」は必要ない。どうしても必要なら、フルータジアの西にある小島の隠しショップで(マッコウ必須)購入可能。しかも「パワーオノ」だけではなく「金の鍵」ですら。その代わり、値段がバカ高いが。

紆余曲折を経てここまで来て、ふと気付くとLVがもう16に。体力は575にもなったが、相変わらず魔法を覚える気は無いようだ。
LVはともかく、こうなってくると、後は諸悪の根元であるゾウナの居城に乗り込むしかやる事が無くなる。城の場所は、フルータジアの西にある島だ。

南東部の毒花地帯の西の端に船着き場へと行き、干からびたマッコウを海に浸けると、みるみる内に膨らんで……すみません、嘘です。
マッコウを持った状態で船着き場で待っていると、画面左からマッコウが現れ、自動的にワルキューレを乗っけてくれます。これが彼(?)の唯一の役割なのさ。
それにしても、ワルキューレがマッコウに乗っている姿は何だか変。マントも兜も取り去り、片手を掲げてマッコウの上に立っている。いいから。危ないから座りなさいって。敵も襲って来るんだから。

ゾウナの島に上陸するには、島の南西部の船着き場を見付けなければならない。とは言ってもそう難しいものではなくて、フルータジアを出たらそのまま西に進路を取り、再び毒花地帯が見えてくるまで進むだけ。その毒花地帯の西側に船着き場がある。

ゾウナの城は島のほぼ中央部にあるが、周囲は城壁に囲まれているので、入口までは島をぐるっと一回りする。
上陸したらまず北上し、毒花地帯をとっとと抜け、その北にある一つめの壁を抜ける。
その後は城壁伝いに進み、閉ざされた扉を鍵で開けたら、あっさり城へと辿り着ける筈だ。
ポイントがあるとすれば、極力敵は放っておく事だろうか。ゾウナの城に入ってからが大変なので、ここでHPを削られている余裕は無い。

遂に突入したゾウナの城は、これまでのダンジョンとは比較にならない位に広く、当然ながら敵も強い。漫然と進んでいたらあちこちから火の玉が飛んで来るし、落とし穴にもハマるので、慎重かつ迅速に進まなければならない。

強敵共が襲い来る中、遂にゾウナの居る大広間に到着したワルキューレ……と、言いたい所だが、その前にやらなければならない事が。
それは、このゲーム中で最強の剣である「スーパーソード」の入手。「スーパーマント」「スーパーヘルメット」同様、電源を切ってからのコンティニューでも消失しないという優れものなのだ。

だが、当然と言うべきか、「スーパーソード」はゾウナの城の奥、それも割とゾウナの居る大広間に近い場所にある。そのため、そこまで行くには結構な道程を進まなければならず、途中力尽きる事も十分考えられる。
宝箱のある部屋の入口には固定モンスターが待ち構えているので、尚更のことだ。

……という事で、今回は「スーパーソード」を入手したら、ゾウナは無視し一旦退却する事に決定。
無事にスーパーソードを入手したら元来た道を引き返し、途中にあった、入口とは異なる階段へと飛び込んでみたところ……好都合な事に、フルータジア南部の宿屋の側に脱出出来たのだった。
次回、終われれば良いなぁ。

■第10回

「スーパーソード」を無事入手し、いよいよゾウナを倒すのみ。
……が、前回を終えた後にファミコンの電源を切ってしまった(それが当然なのでは)ので、現在地は「はじまりの島」。
所持品はスーパーシリーズ(勝手に命名)の剣、兜、マント、そして「ティアラ」に「マッコウ」の五つ。
だが、ゾウナの元に到達するには5回程鍵を使用しなければならないので、「金の鍵」は欲しい。

そういうワケで、まずは南のワープゾーン付近でオノを入手し、そのままフルータジア南東部へとワープ。
そのまま北上して城壁内の宝箱の元へと向かい、例の如くオノで宝箱を叩き壊し、毒を喰らいつつ「金の鍵」をゲット。
その後、速やかに宿屋で回復(解毒)&セーブをすれば準備万端。いよいよゾウナの城へと向かう事が出来る。

だがその前に、耳寄りな情報が。フルータジア北東部の海上に「このゲーム最大の回復アイテム」があるというので、マッコウに乗ってえっちらおっちら海を行き、該当する場所で「透視の術」を使ってみると……ありましたありました、何か赤く「K」と書かれた金貨の様なものが。

このアイテムの名は「キララ」。使用するとHP&MPが全回復する上、4回も使えてしまうのだから最終決戦のお供に相応しい。
自力でコレを発見した人はエライよ、ホント。

キララ入手後は、一旦宿屋に戻りセーブ。すると、いつの間に経験値が溜まっていたのか、LV17になっていた。
体力719、知力166、更に漸く「星の笛」という魔法が使える様に。
体力馬鹿は最後まで治らなかったか。獅子座A型。

そんな悲喜交々を繰り広げつつ、再びやって来たゾウナ城。襲い来る魔物達と勇敢に戦……っていては無駄にHPが削れるばかりなので、九割逃亡しながら大広間へと到達。ここに諸悪の根元、ゾウナが居るのだ。

ラストバトルについて簡単に説明すると、実は、ゾウナを倒す事が最終目的ではない。
「時の鍵」の力なのか、倒しても倒しても無限に出現するゾウナをひたすらに倒し、希に落とす「時の鍵」を床に開いている3つの鍵穴のどれかに差し込んで初めて、EDを迎える事が出来る。

こうやって書いてみるとちょっと面倒臭そうだが、実際かなり面倒臭い(ΘωΘ)
1体ずつではあるが、ゾウナが無限に出て来るという時点で既に大変なのに、ナイト系モンスター(白)も出現するわ、ダメージ床はあるわと、戦い難いことこの上ないのだ。

VSゾウナの攻略法は色々あれど、私がやり易かったのは、大広間中央のゾウナの玉座(?)付近での戦闘。
先ずは群がってくるナイト系を倒し、お金袋を取らないでおくと、何故か敵(ゾウナ含)が全く出現しなくなる。そこで1個だけお金を取ってみると、ワルキューレが居る位置にゾウナが出現するので、すかさずそれを倒す。
するとまたお金袋が出現し、敵が出なくなるので、また任意のお金袋を取り……を繰り返し、ゾウナが時の鍵を出すのをひたすら待つのだ。

ゾウナのサイズは4マス分で、確か上2マスしか当たり判定が無かった気がするが、それでも慣れてしまえばルーチンワークの如く倒せる様になる。私の場合は2撃で倒せていた。
ただし、金袋をスクロールアウトで消してしまうと、消えた分だけ敵が出現してしまうので注意。

さて、ひたすらにゾウナを倒し続けて数分、漸く「時の鍵」が出てきた。が、現在の所持アイテムは「スーパー」系×3、ティアラ、マッコウ、金の鍵、キララ、オノ……と、アイテムの所持数上限である8個なので、新たにアイテムを拾う事が出来ない。
ならばどうするかと言うと、大した事では無い。思い切って「キララ」を使いきり「時の鍵」をゲットするのだ。

「時の鍵」さえ入手すれば勝負はもう着いたも同然。素早く最寄りの鍵穴に向かい「時の鍵」を使えばED…………に、なる、ハズなんだけどな?
……あれぇ?「時の鍵」が使えないよぅ????

そうなのだ。
実はワタクシ、一回目のゾウナ討伐ではある大ポカをやらかし、クリアする事が出来ず、呆然自失のまま自主的ゲームーオーバー(自爆とも言う)を迎えざるを得なくなってしまったのだ。
では、その大ポカとは一体何かと言うと……それはまた次回。

■第11回

【前回までのあらすじ】
遂にゾウナとの決戦の時を迎えた獅子座A型ワルキューレ(脳筋)。斬っても斬っても出現するゾウナのしつこさを堪え忍び、ようやく「時の鍵」を取り戻したかと思いきや、何と鍵を鍵穴に差し込む事が出来ないではないか! こりゃ一体どうした事か!

……というカンジで終わった前回。最初はホントに一体何が悪かったのかさっぱり解らず、ノイローゼ寸前になりつつあれこれ調べてみたところ……何と、クリア必須アイテムが一個足りなかった事が判明した。

現在既に入手しているクリア必須アイテムは、「スーパーマント」「スーパーソード」「スーパーヘルメット」の3つ。更に「マッコウ」がいないとゾウナの城へと渡れないので、これも事実上のクリア必須アイテムと言えるだろう。

ならば、その他にあるというクリア必須アイテムが何かと言うと……「サンドラの魂」だった。ピラミッドに入るため、砂漠で「ブラックサンドラ」をひたすら狩って入手したアレである。

まさかそんなものがクリア必須アイテムだとは思いもしなかったが、そうだと言われれば取りに行くしかない。
「はじまりの島」からとっととアファ大陸へとワープし、久々の「ブラックサンドラ」狩りを敢行しましたよ、それはもう。

「サンドラの魂」入手後、ゾウナとの戦いも仕切直し。今度はキララも取っている状態だったので、アファ大陸西にあるワープゾーンからフルータジア南東に渡り、いつも通りのルートを経て、気が付きゃゾウナ城の大広間だ(省略し過ぎ)。

前回じっくり戦ったお陰で、ゾウナの扱い方はコントローラーを握る指先が覚えてしまっている。ひたすらに、ただひたすらにゾウナを斬り捨てていると、戦闘開始から五分後、漸くゾウナが「時の鍵」を落とした。前回書き忘れたが、「時の鍵」の見た目は鍵というよりも時計のネジといった感じ。
ゾウナがこの鍵を落とすかどうかは完全に運頼みなので(たぶん)、落とす時は数体目で落とすが、落とさない時は数十分粘っても落とさないのだという。
……確かに、今回鍵を入手してから鍵穴へ向かう途中、進路妨害してきたゾウナを斬り捨てたのだが、ソイツも「時の鍵」落としてたんだよね……。

さて、ゾウナが「時の鍵」を落としたら、それを拾って素早く最寄りの鍵穴へ。大広間に3つある鍵穴ならば、どれでも構わない。
その鍵穴の前に立ち「時の鍵」を使用すると……画面がフラッシュを焚いたかの様にビカビカと光りだし、ファンファーレの様な音楽が鳴り響いた。……やった! クリア出来ましたよーっ!
正直、画面が怪しい色に輝いたまま停止した時は、バグったかとハラハラしたが、演出だった様で一安心。

さて、ここからEDに突入するにはするのだが、そこはそれ、FCらしいEDになっている。
早い話が、とーっても簡素なものなのだ。
一応、黒画面に白字で世界がその後どうなったかの簡単な説明があり、更にはプレイヤーに対するメッセージが表示されるのだが、何故か全て英語だったりする。
超意訳すれば、「世界は元に戻りました」&「時間は大切にしようね!」ってトコだったかと。
……ゲームしてる人間にそれを言っちゃうか(笑)。

□ ■ □

さて、毎度お馴染みクリア後の感想をば。
ノーヒント炸裂につき、謎解き(…と言っていいものか)の面で難易度が高めなこのゲームだが、バックアップカートリッジの登場以前にパスワードとコンティニューを上手く使い分けたセーブシステムは、正直凄いと思う。

そのお陰か、「アクションRPG」というよりはアクションとRPGの境界線を行ったり来たりな感を受けた。ゲームオーバー時にスタート地点に戻されるあたり、アクションゲーム的な臭いを感じるし、経験値を稼ぎLVアップという流れはRPG色が強い。
その他にもピックアップすべき要素は色々あれど、それを言い始めると「RPG(もしくはアクションゲーム)とはなんぞや」という話になりそうなので、飽くまで私個人の感想という事でご承知願いたい。

さて、言いたい事は日記中で殆ど書いてしまったので、最後にひとつだけ。
……ここはやっぱり、自分の星座と血液型を偽らずプレイして欲しい(ΘωΘ)
第1回でも触れた事だが、攻略サイトさん等が公開されているデータを参考にし、サクサク成長してくれるワルキューレでプレイするのも良いだろう。事実、効率よくプレイ出来ると思う。
だが、それだと何だか味気無いのだ。

これは別に自分が獅子座A型ワルキューレで苦労したから言ってるワケでは無い。ホントよ。
基本的には星座×血液型の数しか成長パターンが無い(実際はもっとあるが)のだから、尚更「自分のワルキューレ」を楽しんで欲しいのだ。
……とは言いつつも、AB型の人の場合は運が悪いと凄まじく苦労する事になるようなので、そこはれそれ、柔軟な発想で切り抜けて下さい(何だそりゃ)。

それでは、「ワルキューレの冒険」のプレイ日記はここで終了。
オマケとメモを兼ねて下の方に色々書いておきますので、よろしければご利用下さい。間違ってたらゴメン。全力でゴメン。
ではまた、次のプレイ日記でお会いしましょう。

[ 05.10.26 〜 05.11.04 ]
【おまけ1:ティアラのワープ法則】
入力キー ティアラ無し ティアラ有り
↑+A アファ大陸西森の中(要オノ) アファ大陸西ショップ側
↓+A はじまりの島 アファ大陸東ショップ側
→+A アファ大陸南東ピラミッド側 フルータジア南東(毒花地帯)
←+A アファ大陸北東岩山の中 フルータジア中央部(ライオンの門の前)
【おまけ2:パスワード】
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