PS2では初めて発売されたSaGaシリーズ。「英雄」の伝説が語り継がれ、「七大驚異」と呼ばれる謎の建造物が遺された世界で、七人の主人公達がそれぞれの物語を紡ぐ。
「複数の主人公」が戻って来た今作は、SaGaらしい部分を残しながらも、昨今のRPGにおいての「フィールド(もしくはダンジョン)探索」の手法とは大きく異なる、独特なシステムとなっています。が、そのシステムに加え、説明書の情報が圧倒的に不足していたため、序盤からゲーム進行が困難になるという状況を生み、それが販売価格の大暴落という事態まで引き起こしちゃってさぁ大変(暴落原因については諸説有り/笑)。
ただ、練り込まれたシステムは一旦慣れてしまえば容易にハマる要素に成り得るので、一般の評価を元に敬遠している人は、一度プレイしてみては。何しろ安い(笑)。
「Unlimited SaGa」プレイ日記開始。
発売直後、色々な方面から色々な意味での阿鼻叫喚が聞こえたとか聞こえなかったとかのこの作品、今では新品でもとんでも無い値段で売ってあったりします。新品ですらそうなのだから中古だったら何をか況や。
そんな状況を知っているのも手伝い、一体どんな出来なのかとビクビクしながらスタートしてみたのですが……いやいや、これがなかなかどうして。
デモを見た限りでは音楽・グラフィック共にすんごく綺麗。ムービーもイラストをベースにして作ってあるので、とても柔らかい質感があります。
さて、サガシリーズのお約束に倣い、今作も複数の主人公が。ローザ、キャッシュ、ヴェント、ジュディ、マイス、アーミック、ルビィの7人です。
これまでのシリーズを踏襲し「主人公毎のメインシナリオ+各主人公共通のサブシナリオ(プレイ任意)」という形でゲームを進める事になるのですが、主人公によってシナリオの難易度が違うとの事なので、先ずは様子見のつもりで難易度が低い(らしい)ジュディ編から挑戦してみます。
システムが独特だという事は耳にタコが出来るぐらいに耳にしたので、いざとなったらシナリオ開始時からやり直し易い方が良いし(笑)。
ちなみに、冒険のお供は某e社の「解体真書」。これが無い事にゃあどうしようも無いらしいのです。
それでは、おそらく長丁場になるだろうが、よろしくお付き合い下さい。
最初に選んだ主人公「ジュディ」は10歳の女の子。魔法屋を営む家庭の末っ子として生また彼女は、高名な魔術師「ジョーゼフ」を祖父に、そしてその娘であり古の魔女の再来と呼ばれた女性「レベッカ」を母に持つ魔法使いのサラブレッド。
そんな「天才魔法少女」の彼女は、頭に大きなとんがり帽子を被っていて何とも可愛いらしい(*´ω`*)
口癖は「大丈夫」「まっかせて」。何かそういう人が出てくる漫画があった様な(笑)。
プレイを開始直後、聞こえてきたのはジュディの声。要所要所で主人公のナレーションが入るみたい。
音を出せないor聞き取れ無い場合もあるだろうから字幕は無いのかと思ったものの、画面が見難くなる事は間違い無いか。ううむ。
ナレーションの後、シナリオの導入部となるイベントが始まるのですが、これが随分一般的なRPGとは異なってます。
画面の中を小さなキャラが動き回ったりするのでは無く、イベントが発生場所のイラストを背景とし、バストアップで描かれたキャラ達が入れ替わり立ち替わり吹き出しで会話するといった感じです。
イベント自体は会話で進められるので、サクサクと、それこそ本のページを捲る様に話が展開していきます。良く言えばテンポが良い、悪く言えば味気無い、といったところ。
個人的に残念なのは、各キャラのイラストが一種類しか用意されていない点。キャラがどんな感情になっていようが同じイラストが表示されたままなので、多少の違和感を覚えました。その辺は想像力でフォロー。
さて、ジュディ編のシナリオ導入部を簡単に説明するとこんな感じ。
それはある日のこと。祖父と両親、姉、兄と共に暮らしていたジュディの元に、祖父の旧友だという老人が訪れました。一人店番をしていたジュディは、何の疑問も持たず老人を祖父の元へと通してしまいます。
ところが、客人である「クライド」は確かに祖父の旧友ではありましたが、同時に袂を分かった人物でもあり、その原因となった「リース・トーレスの禁呪の魔道板」の隠し場所を祖父から聞き出すため、ジュディの家を訪れたのです。
結果、祖父はクライドによって鏡の中に閉じこめられ、家族を盾に「禁呪」の秘密を明かす様に脅迫されてしまうものの、こういう事態を想定していたのか、祖父はあらかじめ自宅に家族を守るための防衛術をかけていました。自宅でクライド(に限らないかもしれないが)が術を使うと発動する、家族を適当にテレポートさせてしまうという魔法を。
そんなワケで店番をしていた筈が、気が付けば町の外れに居たジュディ。何が何だか解らないまま自宅へと戻ってみると、大好きな祖父が鏡の中に閉じこめられていました。
一方、「力の強い者程遠くに飛ばされてしまう」という術の特性から、末の孫娘が一番先に戻って来る事を解っていた祖父は、ジュディに「水光晶輪」を託すと、家族を探す旅に出るよう促すのでした……。
以上が、オープニングで繰り広げられるイベント。コメディとまではいきませんが、ちょっとしたドタバタ劇っぽいのが何か良いカンジ。
出発後、家族の居る方角を教えてくれる「水光晶輪」が示したのは北。ならば北に向かいましょうと故郷「サドボス」の町を出る事になるのですが、ここでちょっと町の様子を説明。
町(もしくは村)の画面は、その場所の全景が一枚絵で描かれていて、方向キーで行きたい施設を選択するシステム。キャラクターを動かし移動させる事は一切ありません。
ジュディ編の場合、町で出来る事は主に買い物、アイテムの改造、情報収集、セーブ、そしてメインシナリオの進行及びサブシナリオの選択なのですが、その辺はプレイを進める内に追々言及する事になるでしょう。たぶん。
この時点ではまだ導入部を終えただけではありますが、長くなり過ぎちゃったので続きは次回。
家族を捜すため北の樹海を目指す事になったジュディ。
先ずは宿屋に向かい、表示されるコマンドから「冒険選択」を選びます。
一応、町の画面から「町を出る」を選ぶとフィールド画面に相当する世界地図が表示されはするものの、それは飽くまで『一度行った事のある町(村)』へ一瞬で移動するためのものであるため、町と町を結ぶ道やダンジョン等は一切表示されないのです。
宿屋で「冒険選択」を選ぶと、『家族を探して、北へ』というシナリオタイトルが表示され、これを選択する事によりジュディの冒険が始まります。
樹海
北を目指し故郷を旅立ったジュディが踏み込んだのは、樹海。ここを抜けないと北へは行けないみたい。
……それにしても、話には聞いていましたが、「冒険画面」と呼ばれるダンジョン(?)マップが超独特。見た目が所謂スゴロクの様になっていて、主人公の形をしたコマをアナログスティックで1マスずつ動かしつつ探索します。
各マス目では敵と遭遇したり宝箱を発見したりと何かが起こる場合があるのですが、その際、プレイヤーは時としてそれらに対し何らかのアクションを起こさなければなりません。
更に「冒険画面」では「ターン数」の概念があり、1マス移動したり特定の行動を行ったら1ターンが経過したと見なされたりするのですが……これも追々説明を挟みつつ進めるしかないな('A`)
話は戻り、何はともあれ記念すべき第1歩目を、とアナログスティックを倒してみたら、のっけからイベント発生。ガサガサと茂みが揺れたかと思うと、ちょっぴりマッチョな兄ちゃんが顔を出しました。
突然の事に驚くジュディに対し、犯罪者と間違われたく無いらしい(笑)青年は、慌てて自己紹介。彼の名前は「キャッシュ」といい、樹界の地図を作っている元辺境騎士なのだそうです。
ジュディの事情を聞いた彼は、困っている人を助けるのが自分の務めなのだと、ジュディの護衛を申し出てくれました。
ちなみに彼は今作の主人公の1人でもあります。正義感の強い32歳(笑)。
キャッシュをお供に引き連れ3マス目へと踏み出すと、今度は吊り天井のトラップが作動。森なのに何でこんなのがあるんじゃー! と絶叫している間にも、トラップを回避出来るか否かを決めるリールが回転開始。
トラップに限らずあらゆる局面で見る事になるこのリールには、「○」「×」「爆弾」と3つの記号が書いてあります。意味はそれこそ押して知るべし(笑)、という事で貧弱な動体視力を総動員して目押ししてみたら……見事「爆弾」を押し当てた(+ω+) 結果、トラップは回避出来なかった挙げ句、大ダメージだよ。畜生。
幸先悪いスタートに落胆しつつも更にコマを進めると、進行方向表示が山吹色(通常は薄青色)に。これは「このコマには敵がいますよ」という意味みたい。
主人公同様、敵もマップ上を主人公達へと向かって移動していて(プレイヤーには見えない)、こちらが1ターン分の行動をすれば、向こうも1ターン分移動します(動かない時もある)。そして主人公と敵が同じマスに止まったら、それがエンカウントとなる模様。
ただ、同じマスに止まったからといって即襲撃されるワケでは無く、私がここで初遭遇した植物系の敵は何も行動を起こして来ませんでした。
が、のっけから戦闘を避けるのもよくないだろうという事で、こちらから襲い掛かってみる事に。画面から「スキル」を選んでスキル画面へと切り替え、画面上部にある「ターゲット」選択でモンスターを選択すると、プレイヤー側からモンスターに喧嘩を売る事が出来てしまうこの面白さ。
こうして、闘争の歴史の幕が開いたワケですが、戦闘のシステムもこれまた独特。先ず最初に5回分の行動を入力しておくのです。……ええと、取り敢えず今は2人旅だから、キャッシュ3回ジュディ2回にしておこうかな。
キャッシュは初期状態で「長剣LV2」のスキルを持っているので長剣で戦わせようと思ったのですが、このゲームでは武器に耐久力があるため、当分は体術を併用させる事に決定。ジュディはとにかく魔法ガンガン使って「魔道板」の研究を進めさせる(そうする事により魔法を覚えていく)しかないか。
そんなこんなで初戦闘には勝利し、いざ次のコマへ進みたいのですが……長くなり過ぎてしまったので本日はここまで。
10コマも進めてないってどういう事ですか。
本題に入る前に。当初、システムの説明を簡単に入れながら書くつもりでいたこのプレイ日記ですが、それは諦める事にします。
初めこそは「ある程度システムが解ってないと、プレイ日記も意味不明だろうなー」と思っていたのですが(未プレイで読んで下さっている方も結構多いので)、前回分を自分で読み返してみたところ、システムの説明ばっかりで内容進んでないでやんの(笑)。
と、いう事で、システムについては必要そうな時だけ括弧書き等でサラっと触れる方向でひとつ。
さて本題。キャッシュを盾にしつつ樹海を暫く進んでいると、「運び屋」の男に遭遇。キャッシュが樹海の地図を作っているという事が気に食わない(そんなモンを作られたら商売あがったりになるので)らしい「運び屋」は、嫌味混じりの警告を口にしつつ去って行きました。
その警告とは、この先にある「樹海の目」と呼ばれる難所についての事だったのですが、超が付く程ポジティヴな少女と青年は、尻込みする事も無く前進するのであった(笑)。
「樹海の目」というのは、早い話がよくあるループ地帯。正しい手順で進まなければ延々と同じ場所を巡らされるというヤツです。
しかし、我が手元には攻略本があるので……とか言っちゃうと身も蓋も無いので、ちょっとはループに引っ掛かってみる事に。というか、ある程度戦闘をこなしておかないと、後で困るのは自分だったりするのでね。
ある程度ループして戦闘を重ねたら、余力が十分にある内に先へ。「樹海の目」を抜け出口へ続く一本道を進んでいたら、突然ドラゴンに襲われてしまいました。
これが初めてのボス戦となるのですが、勿論基本は通常戦闘と同じ。取り敢えず、余程下手を打たない限りは負けはしない程度の強さっぽい。ただ「デスクロー」はその名の通りLPを削ってくるので少々ビクビクものでしたが。
どうにかドラゴンを退けると、何とそのドラゴンは、クライドが放ったコウモリ型の「使い魔」が化けたものでした。一見トトロの様な顔をしていて何だか愛嬌があります。
ふーむ、この感じだとこれだけじゃあ終わらないんだろうな……やっぱり。
それはさておき、樹海を抜けた時点で「家族を探して、北へ」というシナリオが終了。その後はシナリオ終了時のお約束「成長パネル」が待っています。
今回選択したスキルパネルは、キャッシュには「キックLV1」、ジュディには「鍵開けLV1」。取り敢えずはこんなモンでしょう。
それにしても、キャッシュの初期パネルにある「地味LV2」はあんまりではないかと。キャッシュ、そんなに地味かぁ(笑)?「解体真書」の小林智美女史のイラストでは、かなり気合い入れて描かれてますけど(笑)。
セリン
樹海を抜けて到着したのは「セリン」の村。背景ではウサギのお尻が眺められて可愛い(*´ω`*)
兎尻はともかく、ここではジュディの父親「トマス」と無事再会。のんびり屋さんのダディは44歳、末っ子のジュディに大甘なんだそうです。ミニ情報。
ちなみに解体真書によれば、トマスは家族で唯一魔法が使えないみたい。ならば何故ジュディよりも遠くに飛ばされていたのかと言うと、ジョーゼフが仕掛けていた防衛術は魔力の高さだけではなく、その人間の総合的な実力も影響するそうな。なのでまだ幼いジュディよりは遠くに飛ばされたというワケでしょう。
それはさておき、トマスはこの村で「テレーズ」という女性に世話になったらしく、今はその手助けをしているようです。そこで威勢の良い姐さんチックなテレーズに挨拶していると、突如身なりと恰幅の良い初老の男が登場しました。
「ベルモット」名乗る彼は、昔、テレーズとその夫である「ハインツ」(故人)に世話になっていた事に対し恩義を感じているようで、どうしてもテレーズとその娘「ウルスラ」の援助をしたいみたい。更にはウルスラを彼の一人息子である「ゴージュ」の嫁にしたいと申し出たものの、「娘を売って面倒を見て貰うなんて事になった日にゃあ、死んだ亭主に合わせる顔が無い」と、テレーズは申し出を一蹴してしまいました。
テレーズが言う事にゃ、ベルモットの息子であるゴージュは俗にいうチンピラらしく、日頃からウルスラに言い寄っているとのこと。母親の立場からしてみれば、そんなバカ息子に娘をやりたくないというのは当然の話ですね。
一方、場面は移り雪に覆われたどこぞの町。そこに居たのはクライドでした。どうやら彼もジョーゼフの防衛術を喰らったらしく、魔力の大きさ故に一番遠くの場所へと飛ばされてしまった様です。
使い魔(あのトトロコウモリ)の報告を受けたクライドは、ジュディの家族探しの旅を妨害すべく何やら一計を巡らした模様。
場面は再びセリンの村。「出掛けたウルスラの帰りが遅い」という話を念頭に置きつつ宿屋で情報収集。宿屋の主人の笑顔を実に嫌だ。何か気持ち悪い(ひどい)。
主人の笑顔は置いといて、あれこれ話を聞いている内に「ゴージュの手下のチンピラ共がウルスラを拉致ったらしい」という情報をゲット。それを聞いたジュディはゴージュのやり方に対しプンスカと憤慨し、トマスとキャッシュと共に、ゴージュのアジトへウルスラを救いに行く事になりました。
ところで、トマスと再会して以来キャッシュが全然姿を見せないのだけれども。ジュディをここまで連れて来てくれたんだから、トマスとの挨拶イベント(笑)とかあって良さそうなモノですが('A`)
さて、馬鹿息子ゴージュがアジトにしている洞窟にやって来た一行。暫く進んでいると呆気なくゴージュの元に辿りついてしまったのですが(ゴージュの居る場所に近付くと判明する)、簡単に終わらせ過ぎてもクリア後の成長に影響が出るので、取り敢えず洞窟をくまなく歩いてみるかぁ、などと余裕をかましていたら。
……洞窟の奥で宝箱を守って(?)いた固定モンスターにボコられ、ソフトリセットをかけるハメになりましたとさ(泣)。
無理にし過ぎはよくない、という事で今度は例の固定モンスターの出現地点を避けつつ洞窟探索。トマスとキャッシュの育て方を模索しつつ目押しの練習(戦闘時もリールが出現するので)をしているうち、残るはゴージュの居るマスのみになってしまいました。
遂に登場したバカ息子ことゴージュは、長髪を掻き上げ人を小馬鹿にした様な視線を向けている姿がキャラCG。
そんな彼は、ウルスラを帰してやれと説教するジュディに向かって「ションベン臭いガキ」などと吐き捨てたからさぁ大変。怒り心頭になったジュディと戦う事になったのだが……戦うのはゴージュ本人ではなく、その仲間の魔術師が召喚したカエルとドラゴンのあいのこみたいなの(笑)。結構可愛いのですが弱くも無いので、気を緩めずに戦闘。そのお陰か、すんなり勝利しました。
戦闘終了後は、拉致騒ぎを聞き付けたベルモットが登場。ゴージュはその場で叱り飛ばされ、性根を叩き直す為にジュディと一緒に旅に出ろと命じられてしまったのでした。ジュディは思いっきり迷惑そうなんですが(笑)。
父親と再会出来たのは良かったけれれど、馬鹿息子ゴージュを無理矢理押し付けられる事になったジュディ。しかも未だキャッシュが付いて来てる(笑)
いや、盾は多いに越した事は無いので構いませんがネ。
剣難峡
ジョーゼフから託された水晶が北東を示し、向かったのは「剣難峡」。名前の通りかなりの難所みたい。
シナリオ開始直後、先ずは新入りのスキルを確認しておくかとゴージュのステータスを見て……愕然。
何なの、その「おしゃれ」のLV1からLV3のスキルパネルは。
そして更には「マハラジャLV1」。
……お前、絶対人生ナめてるだろ! だから金持ちのボンボン(親父は農園主)は嫌いだ! ……などと言いつつも、一方でLPが21もあるので、即、盾決定。キャッシュやお父さんより生命力強いのかよ。
ちなみに、こやつはトラップに遭遇した時の台詞が楽しいです。最初は「ひぃ」とか腰抜け系の事を言うのかと思いきや、チンピラだけあって、威勢の良さと口の悪さは天下一品。そこは誉めて遣わす。
そんな感じで「剣難峡」を進んでいると、見るからにボロい橋に差し掛かりました。何かイヤ〜な予感がしつつも先に進んだら、案の定。こんな場所でクライドの刺客であろうモンスターが襲ってきたのです。
今回の相手は、何だかアラビア系風の精霊ライク(何だそりゃ)。が、調べてみたら思いっきりアンデッド系でした。
それはともかく、ゴージュを迎えて初のボス戦という事で彼には張り切って盾になって貰い、キャッシュと共に体術で戦わせます。お父ちゃんは斧だ。
ロクなスキルを持っていない割にそこそこの働きをするゴージュを意外に思っているうち、見事戦闘終了。ジュディの魔道板の研究も一応着実に進んでいて実にイイ感じ。
よしよし、じゃあ先に進もうか……って、え? 橋が壊れ………うわー! お父ちゃん落ちた────ッ!
目の前で起きた惨事に、ジュディを気遣い「水音が聞こえたから大丈夫」と言ってくれるキャッシュ。そして、本当は辛くて堪らないだろうに「大丈夫」と言い切るジュディ。実に健気なお嬢ちゃんだ……。
トマスが離脱し、その後は3人で「剣難峡」を抜ける事になるのですが、なるほど、ゴージュが仲間になりキャッシュが離脱しなかったのはこの所為だったのね……。
ちなみに、「剣難峡」を抜けシナリオ終了になる際ジュディのナレーションが入るのですが、それによるとキャッシュは勿論のこと、ゴージュも少しだけ優しくしてくれたそうな。なんだ、実はイイ奴ってパターンか、お前(笑)。
ツォロフェロ
「剣難峡」を抜け、到着したのは「ツォロフェロ」の村。が、到着早々村は山賊に襲撃されてしまい、ジュディ達は山賊退治に乗り出す事に。
このシナリオのクリア条件は、村にいる山賊を全て倒す事。
が、山賊達は1ターン毎に1体ずつ増えるという仕様なので、無計画に村を歩き回ったりマゴマゴしたりしていたら、倒しても倒しても増えてくる……という超悪循環に陥りかねません。
なので、ここは気を引き締めて迅速に殲滅! ……とばかりに挑んだのですが。
結果から先に言うと、1回目の挑戦は見事失敗。……だって、倒しても倒しても倒しても倒してもいなくならないんだもの。もうグダグダ。
と、いうワケでドツボにハマった1回目は潔くリセットし、2回目に挑戦。今度はちゃんと攻略本の助言(?)に従い、手際良く、且つ一行もある程度は成長してくれる様なペースで戦闘を繰り返したところ、無事に山賊共を殲滅する事に成功しました。
ところで、このシナリオでじっくり戦闘をする様になって気付いたのだが、戦闘中のジュディの台詞が実に可愛い。ゴージュやキャッシュが1ターンで敵を倒したりすると「すごーい!」と拍手喝采で喜んでくれる。こりゃ、ゴージュはともかく、キャッシュおじたん(笑)なんかノリにノっちゃうのではなかろうか(笑)。ただでさえこの二人仲良さそうだし。
さて、戦闘終了後、山賊の残党共が逃げていくイベントがあるのですが、その最中、ジュディは残党の中に見覚えのある背中を見付けました。
まさかとは思うが、もしかして。……そう感じたジュディは、その人物の正体を確認するため、山賊達のアジトへと向かう決意をするのでありました。
闘技場跡
ツォロフェロの村での小休止を挟み、きっちりセーブをしたら、次のシナリオ『どこかで見たような大きな背中』へ。
山賊のアジトとなっているツォロフェロの「闘技場跡」内を進むと、例の背中の主……ジュディの兄、「ロイ」と再会しました。
ジュディ編の導入部でもちょろっと出てきたロイは、完全肥満体(ひどい)な16歳。ジョーゼフの防衛術によりこの辺りに飛ばされ困っていたかと思いきや、母親の目が無いのを良い事に、喰いたいだけ喰っていたみたい。導入部で登場した時よりも更に肥大化し、ジュディに「私に近寄らないで、キモチ悪い」と言われる始末。……ってか、流石にそりゃ酷いよ、ジュディ。
ロイによって山賊達のエンゲル係数が跳ね上がっている事に悩まされていた山賊の頭は、ロイを連れてさっさと出て行くようジュディに言い渡しました。が、頭の弟分である山賊のナンバー2は、ツォロフェロの襲撃を阻止されたのを根に持っていたらしくジュディに対し殺る気マンマン。挙げ句、意見が食い違ってしまった頭をその場で殺してしまい、自らジュディに襲い掛かってきたのです。
ここでボス戦となるのですが、相手は「暗黒魔道士」。2体のモンスターを従え、その名の通り術を駆使してくるなかなかの強敵です。
思うに、この辺りから戦闘における力押しが通用し難くなっている様なので、連携の事などきちんと考えて行動させねば辛いかなぁ……って、今まで考えて無かったんですか。
このバトルからは、ロイが戦闘に参加します。彼はLPが20もある上、その体型を見事に裏切りとんでもなく素早いという設定。ただ、素早過ぎて連携に組み込み難いというの玉に瑕かな。
「暗黒魔道士」を無事倒すと、このシナリオは終了。新たにロイを仲間に加え、水晶の導きに従い北東を目指す事に。
ロイが言うに、北東へ向かうには先ず「ガディラ」へと向かい、そこから船に乗れば良いらしい。いやぁ、なかなかどうして物知り(?)な兄ちゃんだ。
そう言えば、先の山賊とのイベントの際もハキハキしててジュディを守ろうとしてたし、ふっとっちょキャラにありがちな、優柔不断野郎というワケじゃあ無いみたいネ。
ツォロフェロ〜ガディラ間のルートを抜け、ガディラに到着。
次は宿屋でメインシナリオを進めれば良いのですが、ここで初めてサブシナリオに挑戦してみる事に。
サブシナリオ:三つの鍵
選んだのはシナリオ名『三つの鍵』。町外れの無人のお屋敷を探索する話なのですが、すぐにはクリアせず、暫くキャラの強化をやってみようと思います。
屋敷自体はそんなに難しい構造では無いので(仕掛けはあるが)、敵を滅殺しながら鼻歌混じりに探索していると、1Fの右隅の方で「サーベルタイガー」に遭遇。……が、この時は、まさかこのケダモノが強敵だとは思ってもいなかったワケで……ゲーム開始後、初めての全滅を味わうハメになってしまいました。
先ず真っ先にロイが死んじゃったのですが、その際の「お兄ちゃん!」というジュディの悲鳴。これを聞けただけでも良しとする(負け惜しみ)。
と、いうワケで、今度はサーベルタイガーの出現ポイントを徹底的に避けつつ探索続行。
これがもし「かろうじて勝てる」程度ならば技を閃く為にガシガシ戦うのですが、「どうあがいても負ける」のに無茶が打てる筈も無し。
屋敷の探索を粗方終え、ある程度戦闘回数を重ねたら、面倒な仕掛けを解き屋敷の地下室最奥にいるボスと戦闘。無事に倒してスキルパネルも填め変えました。
ちなみに、今のところ宝箱の罠外し係はキャッシュで、鍵開け係はジュディ。キャッシュはよく罠外しに失敗しちゃあ宝箱を爆発させてます……って、私がリールの目押しを失敗しまくる所為なのですが。
サブシナリオ:幻の巨大魚
『三つの鍵』が終わったら、お次もサブシナリオ『幻の巨大魚』に挑戦。このシナリオのクリア条件はボスを倒す事なのですが、逆に言えば、ボスさえ倒さなければ自由に町に戻れるので、地道な成長作業にはもってこい。
幸い、シナリオの舞台となっている『七折りの尾』は敵の種類も豊富な上に広いので……気を抜くと、結構フツーにボコられます。
さて、気が済むまで戦闘を重ねたら、いい加減メインシナリオを進める事に。
ひとまず『幻の巨大魚』はクリアしないまま、次のメインシナリオ『快適な船の旅?』に突入。
このシナリオは、名前の通り船上が舞台。最初は船上ではしゃぐジュディでも見られるのか……と思ったら、最初に出現したのは船酔いしたゴージュ(笑)。
その後、ロイとジュディの軽い掛け合い漫才を見た後、モンスターが出現する様になってしまった船の中を探索。取り敢えず船首の方へと真っ直ぐ向かっていたら、突如、濃いオッサンが出現し、「かわいいお嬢ちゃん、私が君を護ってあげよう」という台詞と共に強引に仲間に入って来たではありませんか。ジュ……ジュディ! 逃げてーッ(笑)!
ちなみに、このオッサンの名前は「ヌアージ」。『運び屋』サンなんだそうですが……えっ? 29歳なの? この人!?
……まぁ、そう言われてみれば年相応かなぁ。
何はともあれ、ヌアージを仲間に加えた後は、甲板に出てボスの大ガニと戦闘。またしてもクライドの使い魔が変身したものだった様です。
どうにかそれを退けた後、これで航海が続けられるだろうと思いきや、船はさっきの騒動で流されてしまったらしく『七大驚異』(いわゆる古代遺跡)の一つである「さまよえる島」に思いっきり接近。何か空の色とか怪しいし!
ヌアージによると、こうなってしまえばもう運を天に任せるしかないみたい。なので『どうか死にませんように』とダイレクトにお祈りし……たかどうかは知らないが、気が付けば、ガディラの南海上に位置する「エルベ島」に無事漂着していたのでありました。
エルベ島
流れ流され辿り着いたのはエルベ島。この島には古の英雄「イスカンダール」が祀られている霊廟があり、「レジナ・レオーヌ祭」という、いわばお盆みたいなお祭りも行われます。
今は丁度そのお祭りの真っ最中で、「ヴァフトーム」の町の画面で「イスカンダール広場」に入ると、ジュディが一人お祭りを楽しむムービーが始まりました。主人公の一人(一匹?)である「アーミック」もちょっとだけ絡んでいて、可愛らしい感じ。
ちなみに、ムービーとは言っても、FFに代表される様な見た目からしてCGバリバリなものではなく、イラストをアニメーションさせている感じでとても柔らかみがあって美しいです(*´ω`*)「解体真書」によると「フォトショップ」で描いたものを動かしたのだそうで(←訂正。ムービーは違う手法だそうな。よく考えりゃあそうだよね(+ω+) )、個人的にリアル指向のCGは苦手なので、こういうものの方が見ていて楽しかったです。
さて、「レジナ・レオーヌ祭」のムービーを堪能したら、メインシナリオ続行。今度こそ「ロングシャンク」の町へ向かいます。
そんなワケでシナリオを開始してみたところ……始まったのはクライドと使い魔の会話(コウモリはキィキィ言ってるだけだが)イベント。それによると、クライドはどうもジュディの母「レベッカ」を探す事にしたようです。……むぅ、古の魔道士の再来って言われてるぐらいだからなぁ、ジュディの母ちゃん。
ロングシャンク
さて、一方のジュディ達は何事も無く「ロングシャンク」に到着。いつもの如く宿屋で情報収集していたら、若い旅商人の兄ちゃんがこの宿の特上の部屋に美しい女性が泊まっている、と惚けていました。それにピンと来たジュデイとロイがその部屋を訪れてみたところ……案の定。そこにいたのは、2人の姉「マリー」だったのです。
20歳になるマリーは、一言で言えば「天然」。おっとりとしていて少々間延びした口調で喋ります。母親譲りの美女という事もあり男性が放っておかず、何かと世話を焼いて貰える娘なのですが、本人はそれを純粋な好意としか受け止めておらず、ある意味男泣かせ。
それはともかく、そんな調子でタダで泊めて貰っていたのだというマリーに、ジュディが旅の途中で入手した「ヤ〜な感じ」の魔道板を見せたところ、マリーも同じ様な魔道板の欠片を入手していました。更には、マリーの気を引こうと考えたのでしょうか、残りの破片を探しに行ってくれた人が数名いるそうなのですが、未だ誰一人戻って来ていないとのこと(笑)。
そんなワケで「あの方はきっと大丈夫」というマリーの言葉に従い、母ちゃん探しは一時中断。
今度はジュディ達が欠片を探しに行く事になったのでありました。
ちなみに、ジュディは姉がすべてを「計算」した上で男性を振り回している様に思えてならないらしく、直接それを聞いてみたところ(笑)、マリーはただ微笑むだけで何も答えてくれなかったそうな。
……ジュディ、君の推測は正しいかもしんない。
死の庭園
さて、魔道板の欠片を求めてやって来たのは「死の庭園」。誰がこんなん造ったんだろう。
ここでの目的は、8つあるらしい魔道板の欠片を回収する事。……が、このシナリオにはターン制限が設けられていて、100ターンを経過したら欠片を全部回収出来ていなくても強制的にシナリオ終了になってしまうみたい。
しかし、欠片を全部回収するとシナリオ終了後に入手するスキルパネルが良いものになるそうなので、ここはガッチリ全部拾い集めておきたいところ。
ちなみに計8枚ある魔道板の欠片、「死の庭園」には東部と西部合わせて6枚落ちているのですが、残る2枚は敵と戦って落としてくれるのを待つしかないという、半ば運頼みの部分もあります。
私の場合は西部の敵から入手する分はすんなりいったのですが、東部の敵が相当ギリギリまで落としてくれず、かなり焦ってしまいました。
が、最終的にはどうにか入手する事に成功し、晴れてシナリオクリアと相成ったのでした。
前回必死こいて集めた魔道板の欠片ですが、結局それが何であるのかを解き明かす事は出来なかったジュディ一行。
ここはやっぱりお母さんを助けるのが先決なのかも、って事で、お次はレベッカがいるらしい東方をひたすら目指す事に。
レベッカがいる「エスカータ」に行く間には、3つの街道を抜けなければなりません。つまり、シナリオが3つ進むという事。
が、この3つはただ単に街道を抜けて行くだけなので、適当に進んでいるとLVの低いスキルパネルを宛われて能力ダウンせざるを得ない状況になりかねません。なので、適当にサブシナリオを挟むか、もしくは街道で戦いまくるかして、少しでも能力の底上げを図りたいところです。
エスカータ
さて、そんな感じで街道を抜け「エスカータ」に到着。ここは古来から続く王国でしたが、戦争で攻め滅ぼされてしまい今は瓦礫の街と化しています。果たしてこんな場所にレベッカが居るのだろうかと思いつつ宿屋で情報収集をしてみたところ、彼女がこの街に居たという事は間違い無かった様です。
その魔力の高さ故にザエボスから遙か遠いこの地に飛ばされてしまったレベッカですが、国が壊滅した挙げ句モンスターの襲撃を受けていた人々を護るため、奮闘していたみたい。情報をくれた人は皆彼女に感謝していました。
ところが、今現在彼女はこの町に居ないという事が判明。クライドが嗾けたらしいモンスター達によって「巨人の笛」と呼ばれる塔へと連れ去られてしまったというのです。
と、いうワケで当然次のシナリオではレベッカを救出に向かうワケですが、そのシナリオタイトルが『死なないでお母さん!』
……いや、気持ちは解るけど焦り過ぎの様な気がしますが、どうか。
巨人の笛
レベッカを救出するためにやってきた「巨人の笛」は、構造こそは色々と複雑そうなのですが、少なくともこのシナリオでは探索可能範囲が随分と制限されている模様。なので、ほぼ1本道だと考えて良いみたい。
また、モンスターに連れ去られてしまったというだけの事はあり、レベッカはジュディ達が探し回っている間にもモンスターに襲われています。そのため、出来るだけターン数が少ない内にレベッカの元まで到達しておかないと、ボロボロになったレベッカと再会するハメになるそうな。しかもそのままボス戦なので、それはちょっと辛い。
そういうワケで、余計な色気は出さずひたすら塔を上り、最上階に辿り着いたのは良かったのですが……何かドアが開かないんスけどΣ(゚Д゚;
何か仕掛けかアイテムがあるのか、それとも「お母さんーっ!」と泣き叫びながらジュディがドアを叩けばいいのか……などと妄想しつつ攻略本を見てみたら、どうやらジュディ編では開けられないみたい。
……って事は、レベッカ、一つ下の階に居たのか!
慌てて階段を降り、来る時は無視していたフロア中央部へと足を踏み込んだところ案の定。ボスである「エルダードラゴン」と戦闘を始めていたレベッカに助太刀する形で、ジュディ達も戦闘開始となりました。
途中寄り道してしまったものの、かなり早いターン数で到達したのでレベッカはほぼ無傷。しかもHPが410もある、実にパワフルな母ちゃんです。
一方の「エルダードラゴン」も難敵とまではいかないものの、それなりに強敵。盾役のロイが結構LPを削られてしまいましたが、どうにか死人を出さずに勝利する事が出来ました。
ちなみに、「エルダードラゴン」の正体はいつも通りクライドの使い魔なのですが、レベッカ相手にコウモリ一匹では荷が重かったのか、今回はコウモリに加えヘビっぽいのとイタチっぽいのも参加。三匹で変身してました。何か可愛いぞ(笑)。
さて、シナリオが終了すると改めてレベッカが仲間に。大魔女の再来と言われたレベッカ母ちゃんは、まだ39歳。三人の子供(しかも一番上は二十歳)が居るとは思えない容姿をした美女で、トマスとは恋愛結婚(笑)。若い頃は魔道士としての将来を嘱望されていたものの、結婚を機にあっさり魔道士を引退してしまったというサバサバしたお人です。
のっけから何か凄く強いので、スタメンの座をかけてゴージュかキャッシュ辺りがマズい事になりそう(笑)。ヌアージは何か放っておいてもバキバキ強くなってるので良しとする。
母親とも無事に合流し、何はともあれサドボスの自宅に戻る事にしたジュディ一行。レベッカが居れば鏡の中に閉じこめられたジョーゼフを助ける方法も解るだろうと思……いきや。
いざ自宅まで帰り着いたと同時に家の方から聞こえてきた異音に、何事かと思い駆け付けたジュディ達が見たものは、粉々に砕かれた鏡でした。
鏡を砕いた犯人は、ヤケッパチになったクライド氏。レベッカまであっさり取り戻され、余程追い詰められちゃったのでしょう。
クライドの事情はともかく、鏡を割られてしまってはジョーゼフとの霊界通信(!?)も出来やしない。オマケに、こうなってしまったらレベッカ母ちゃんにもどうしようもないらしく……早い話が、爺ちゃん助けられないヨ! って事みたい。
折角助けられると思ったのにそりゃないぜマザー、と皆でお通夜ムードに陥りかけたその時……ヤツは風の如く現れた。
その名はトマス、家族想いのナイスガイ。
そういう訳で(どういう訳だ)、序盤、再会早々離脱していたトマスがここで漸く合流(今まで何処に居たのかは他の主人公をプレイ時に判明する模様)。
そんなパパが言う事にゃ、「七大驚異」の一つである「神のテーブル」は鏡の世界に繋がっているとされているので、そこからならばジョーゼフの元へ辿り着けるのではなかろうか、という話。なるほど、父ちゃんアッタマ良いー!
と、いう事で、父の復帰を経て一致団結したジュディ達の家族は祖父を助けるべくラストダンジョンとなる「神のテーブル」へと向かう事になった……のは良いのですが。
家族の絆を再確認するこのイベントの間、キャッシュとゴージュとヌアージから成る部外者トリオは一体何をしていたのでしょう。ってか、ゴージュ(ジュディの手助けを父から命じられた)とキャッシュ(人助けの一環)はともかく、ヌアージって何で未だ着いて来てるんだろう。強いからいいけどさ。
さて、これで残るはラストダンジョンのみとなりましたが、流石に今のままでは辛いものがあるので、ひとまずサブシナリオを消化しつつキャラの強化を図る事に決定。先ずは「セリン」に向かい、サブシナリオ『沈んだ街』に挑んでみました。
このシナリオの音楽はすんごく綺麗。何か「鬼平犯科帖」みたい(←ジプシーキングの事を言っているらしい)。
プレイ直後から感じていた事ですが、このゲームはとにかく音楽が素敵。久々にサントラが欲しくなってしまった程。でも、発売元(デジ●ューブ)がバタンキューした煽りを喰らい廃盤だそうで……。スクエニさん、アルティマニア(攻略本ね)みたく救ってくれないかなぁ……。
音楽の事はさて置いて、『沈んだ街』は出入り自由なシナリオ(っちゅーかダンジョン?)なので、暫くはここで技を閃かせたり魔道板の研究を進めさせたり。
初めこそはシナリオクリアするまで成長具合が解らないのは不便だと思っていたのですが、意外とそうでもないなぁと感じている今日この頃なのでした。
サブイベント攻略は続く。前回の『沈んだ街』攻略に続いて今回は『海賊のアジト』。ボス級であるサーベルタイガーがフツーに徘徊している上、最後に待ち構えているもサーベルタイガーという、サーベル(略)尽くしの極めてイヤ〜ンバカ〜ンなシナリオです。
途中、鉄砲波に襲われつつ、サーベル(略)に襲撃されつつ洞窟内を進み、途中で魔道板を発見したまでは良かったのですが……迂闊にも回収するのを忘れたままクリアしてしまいました(´;ω;`)
この、『発見したものの回収し損なう』というミスは結構やらかします。特に、同じマスににモンスターがいたりすると回収しようとした瞬間に襲撃されてしまう仕組み(確か100%)なので、戦闘が終わった頃には宝箱なり魔道板なりの回収を忘却……という事態も少なからずあるのです。
単に私の脳の容量が少ないだけですか。そうですか。
やらかしたポカに軽く凹みはしたものの、サーベル(略)を倒しまくったお陰もあってクリア後の成長具合はなかなか良好。
私の場合、ヌアージとレベッカの成長具合がかなり良いカンジで、両者ともなかなか早いペースで技を閃いてくれるので頼もしい。
ただ一つ難を挙げるなら、レベッカを長剣使いにしちゃった事。LPをガッツリ削ってくれる技が少ないのが少々イタいのですが、構えが格好良いのでOKとしよう(そんなんでいいのか)。
レベッカ、魔法使う時のポーズも何かイイんだよね。拳法の達人みたいで(←?)。
神のテーブル
母ちゃん語りはともかく、次はいよいよラストダンジョン『神のテーブル』へ。鏡の世界と繋がっていると言われているこの遺跡は、巨大な木の上に更に巨大で細長い三角形が乗っかってるカンジ。よくもまぁこんな奇抜なデザイン思いついたもんです、スタッフの方。
「七大驚異」の中ではここのデザインが一番好きだなぁ。飽くまでデザインよ、デザイン。
さて、そんなこんなで「神のテーブル」に突入する事となったのですが、のっけから問題発生。このラストダンジョンに挑めるのは6人までだというのです。
ちなみに、現時点でのメンバーの総数は8人。
お留守番役二人のうち一人はいつも通りゴージュにやって貰うとして、問題はあと一人。さてはてどうしたもんかと思案した結果、キャッシュを置いて行く事にしました。
彼は「罠外し」のスキルLVが高いので出来る事なら連れて行きたいのですが、LVは劣るものの他のキャラが同スキルを持っていたし、剣のLVもHPもレベッカの方が高いし、何しろ彼はLVが上がらない&上書き出来ないという困ったチャンスキル「ガントレット」の持ち主(……っちゅーか、呪われてるんだけど)。
これらの理由からキャッシュに決定してはみたものの、今こうやって書いている内に「最初っからキャッシュじゃなくてゴージュを育てときゃ良かった」と深く後悔。でも、ジュディ編では序盤も序盤で仲間になってくれるキャラだったから、ついつい手放せ無かったんだよなぁ。
そんなこんなで、メンバーが決まったところで次回こそ「神のテーブル」へ。
おいでませ「神のテーブル」へ。ひぃ、床が鏡! スカートの中が見えちゃうじゃない! 何よこの破廉恥七大驚異! ……などと軽く錯乱ごっこをしてみたところで攻略開始(あたま、だいじょうぶですか?)。
ジュディ編における「神のテーブル」では、先ず鏡世界に閉じ込められた祖父ジョーゼフの救出が最優先。攻略開始直後、爺様が鏡面世界に行くための呪文を記した手紙を5枚に分けてバラ撒いた事が判明するので、ジュディ達はそれをせっせと回収する事になります。
ちなみに1枚目は自動的に入手するので、探すのは実質4枚。
さて、神のテーブルを探索していると鏡の破片を発見する事があるのですが、その正体は手紙、アイテム、モンスターのうち何れか。調べてみない事には判別が付かないところが実に面倒臭いのですが、手紙を見落とすわけにはいかないのでせっせと調べます。
「神のテーブル」は4つの階層で構成されていて、手紙は1つの階層につき1枚ずつ。なので「手紙を発見→次の階層へ移動」という流れになるのですが、手紙が何処にあるかはほぼランダム(落ちている可能性のあるマスは初めから決まっている模様)なので、回収に時間がかかる事もあるし、当然ながらモンスターも襲ってきます。更には数ターンおきに「鏡の破片」が飛んで来たかと思うと突如リールが出現し、×や爆弾で止めてしまった日にゃあ「天界の鳥」というモンスターとの戦闘になってしまうのです。
この「天界の鳥」の嫌なところは、リール止めに失敗し戦闘に入ってしまうと、次に出現する際その数が増えてしまうという点。
例えば最初こそは1羽で突っ込んで来るのですが、戦闘してしまうとその次は2羽になり、ここでまた戦闘になると次は3羽出現……といった調子で7羽まで増殖するのです。
2羽までならそこまで苦戦する事も無いのだけれど、流石に4羽になってくると正直キツい。7羽に至ってはとんでもない長丁場(←リール止めに失敗しまくった人の弁)。
そんな苦労を重ねつつ攻略していても、「戦闘終了後にHPやステータス値の上昇はない」というこのゲームの特性から考えると「戦闘するだけ無駄じゃん!」と感じてしまうのですが、その点はぬかりありませんでした。3つめの階層に「テトラフォース」なる成長機能付き(笑)セーブポイントが設置してあったのです。
このテトラフォースを使用すると、先ず最初にスキルパネルによるキャラの成長(もしくはマイナス成長)を行え、そしてその後セーブをするかどうか問われるのですが、この流れは通常のシナリオクリア時と同様。故に、この地点に到達するまで極力戦闘をこなしたり宝箱にトライしたりしておくと、なかなか良いスキルパネルが出現したりします。
但し、この便利なテトラフォースも、無条件で利用出来るのは最初の一回目だけ。次からは、全員のLPの合計値が決められた割合以下にならないと使えなくなります。
しかも、回数を重ねるごとに割合の数値が下がっていくという厳しい掟。……でもまぁ、こうでもしとかないと、ラストダンジョンに入っていきなりヌルくなってしまうか。
何はともあれ、成長&セーブを終えたところで今回はここまで。
次回はラストバトルからエンディングまで……といきたいところだが、SaGaの神はそう甘くは無かったのであった……。
4枚目の手紙を見つけ、テトラフォースでがっちり成長させた後は、遂に4つめの階層へ。ここで5枚目の手紙を発見すると、自動的にジョーゼフとの再会イベントに突入し、更にはラストバトルへと挑む流れとなります。
手紙を5枚揃え、漸く再会を果たした爺様と孫娘がベタベタしていると(笑)、謎の美青年が突如登場。その姿を見た爺様が驚愕しつつも口にしたのは、今回の騒動を引き起こした張本人、クライドの名前でした。
不治の病から逃れるため、クライドは自らを吸血鬼化しちゃったらしいのですが……若い頃は美青年っちゅーこのベタな展開は一体。なんか声までも美形系の声に(笑)!
それはさておき、ここからはクライドとの最終決戦。ちなみに、ジョーゼフ爺様はここで漸く仲間に加わります。ずーっと1人分空きがあったのはこの為だったんでしょう。
当然ながらジョーゼフは一度も成長する機会が無いのですが、呪文がそこそこ充実しているので回復要因に丁度良いカンジ。ただ、LPが7しかないので使い所を間違えない様に注意を払う必要はあるかな?
さて、クライド戦については、HPも2000程度、LPは13という事で、そこまで苦戦する相手ではありませんでした。
あと一息で倒すかな、という時にフツーの射撃でロイのLPを2削られた時は心臓止まりそうになったが、まぁロイなので2ぐらいなら大丈夫でしょ。……ジュディやジョーゼフ、マリーならならリセットかけたかもしれないけど。
クライドを退けた後は、遂に真のボスが姿を現します。
[以下、部分反転]
ラストボスの名前は「カオス・ルーラー」。なんでも、大昔に世界を混沌に堕とした存在なんですって。
この「カオス・ルーラー」は4段階変身(?)するのだが、その形態ごとに定められたLPを削らなければならないのが辛い。ええと、第1形態は……22ィ? のっけから?
……そんなカンジでラストボスに挑んだワケだが、取り敢えず結果から先に申し上げると、最終形態である第4形態まで追い詰めたものの、そこで惨敗してしまいました。
原因としては、第2形態がLPの多い方になってしまった(第2形態は2通りあり、それぞれLPが10も違う)のもあるのでしょうが、それよりも「勝ちに急ぐあまり戦法を誤ってしまった」という事に尽きます。
最後の形態なんだから一気にケリつけてやる! なんて甘い事を考えて、毎ターンフルメンバーで挑んだのがそもそもの間違いだったのだ。
永遠を思わせる様な全体攻撃を連発され、面白い様に全員のLPが減っていき……ジュディが力尽きたところで、合掌。
攻略本の制作スタッフインタビューの中で、とあるスタッフの方がラスボスについて「4割は負けてもいいだろう」と仰っているのだけれど、よくない、実によくない(笑)!
……とは言え、今回は完全に私の準備不足&作戦負けなので、おとなしく引き下がる事にする。一番易しい(らしい)ジュディ編を終われないってどういう事だよ、自分。
ラスボスで惨敗した事を受け、全員を鍛え直す事に決定。幸い「神のテーブル」に突入する直前のセーブデータがあったので、それをロードしました。
先ず取り組んだのは技の強化。前回は攻撃2人+回復1人で戦闘に参加させていたのですが、思い切って全員攻撃型にしてみる事に。で、場合に応じてジュディやレベッカ、マリーが「ピュリファイ」で回復、という具合。
現時点ではロイとトマスに斧技、ヌアージに槍技、レベッカに剣技、マリーに弓技を使わせていたのですが、実際ボス戦で頼っていたのは「高速ナブラ」(斧技)と「独妙点穴」(槍技)のみ。その他の技は「効けば儲けもの」程度に使っていたのですが……その認識がそもそも間違いでした。全員がLPを削れる技を持っていないことには、ラストボスを効率良く倒す事は出来無いのです。少なくとも私のスキルでは(´・ω・`)
と、いうワケで「ヴァフトーム」でのサブシナリオ『騎士団廟』にてでっかい敵2体に挑みまくり、技を閃きまくる日々に突入。
かなり命がけだけども(笑)。
途中、他のサブシナリオでスキルLVやHPの底上げを図りつつも地道に鍛錬させた結果、以下の状態になりました。
・ロイ=斧技(LV4)+投げ技(LV5)コンプ、パンチ(LV4)+キック(LV4)はそれぞれLV3まで修得
・トマス=斧技(LV4)+投げ技(LV4)コンプ、キック(スキルなし、特殊クラス)はLV3まで修得
・ヌアージ=槍技(LV5)は「無双三段(LV5)」を除き習得、投げ技(LV4)+パンチ技(スキルなし、特殊クラス)をコンプ
・レベッカ=長剣技(LV4)は「十字斬り」のみLV4、他はLV3まで習得+投げ技(LV4)コンプ
・マリー=弓技(LV5)コンプ
・ジュディ=短剣技(LV4)「しびれ突き」のみLV4、他はLV3まで習得
こんな感じ。魔法については言及していると長くなり過ぎるので割愛。とりあえず女性3人は「ピュリファイ」を覚えてます。
一番大変だったのはジュディ。なんせ短剣スキルを持たない状態からのスタートだったので滅多に技を閃いてくれない上、散々短剣を使わせていたにも関わらず、短剣のスキルパネルがちっとも出現してくれなかったです。
その他、レベッカがなかなかLV4の技を覚えてくれないのが気になりましたが、LPを削る「マルチウェイ」(十字斬りLV4)はちゃんと覚えてくれたので、そこは不問とす。
さて、各人のスキルはさておき、次に調整しておきたかったのが装備面。取り敢えず「ライフ防御」効果のある体防具を全身に装備するのは基本として、武器もある程度の強さが欲しいもの。正直、LPさえ削れれば武器は何だって構わないのですが、HPを多く削れるに越した事は無いので、手持ちのアイテムで改造可能な範囲で、ダマスクス製品だったり精霊銀製品だったりをこさえてみました。最低でも鋼製品にはしておきたいかな?
そんなこんなで準備が出来たら、いざリベンジ。
「もしまた負けたらアンサガはクリア断念しよう……」と後ろ向きな決意をしつつ、再び「神のテーブル」を目指すのでありました。
ラスボスとの再戦を目指し、いざ「神のテーブル」へ。
今回は戦闘回避を心がけつつ、宝箱も無視無視の無視でグイグイ進んで行きます。一定ターン経過毎に飛んで来る「天界の鳥」も華麗に(?)避け、サクサクと手紙を回収し、ひたすら上を目指すのです。
が、この寄り道ナッシングな戦法にも弊害はあって、セーブの為に3階層目にある「テトラフォース」を使用する際、出現するスキルパネルのLVが低くなりがちだったりします。
実際この時もLV3が3枚+LV4が1枚という組み合わせが多く「こんな所で弱体化かよ」と焦ってしまったのだけれど、幸い、各キャラともなかなか良いLV4のパネルが出現してくれたので、事なきを得ました。よかったよかった。
「テトラフォース」でセーブをした後は速やかに4階層目に移動し、最後の手紙を探す。そして爺様と再々会(笑)を果たしたらば、いざクライド戦に突入です。
今回のクライド戦での目標は、大きく2つ。1つは「この戦闘ではLPを削らせないこと」、そしてもう1つは「武器の耐久度を温存しておくため、極力体術で戦うこと」。
ラスボス戦との長丁場を乗り切る為にはLPがフルである事は大事だし、折角LPがフルでも、肝心なところで武器が使えなければ意味が無い。……って事で、この2つを肝に銘じていざ戦闘開始。
取り敢えずクライド戦での結果を報告すると、女性陣(特に母親)、鬼過ぎ。
途中、危険を承知で母長女次女の3人を戦闘に出したところ、見事な連携を見せてくれました。確か母=呼び戻し(投げ技)、長女=連射(弓技)、次女=岩石弾(魔法)だったと思いますが、とにかくこの連携でLPを5近く削ってくれやがったのです。
また、「呼び戻し」を使える連中にはひたすら使用させていたのですが、これが案外効いた様で、1ずつではあるものの着実にLPを削ってくれたのが嬉しい誤算。
更にはロイが異常なまでに打たれ強く、どんなにクライドが頑張っても2桁を超えるダメージを受けないでやんの。別に、意識して防御力上げた覚えは無いのですが、「肉の鎧」が功を奏しているのかな。
しかし、一方で思わぬ誤算も発生。突然クライドが「炎の矢」と「岩石弾」を駆使した3連携をかましてきたのです。うち1発がジュディにヒットした時は思わずリセットを押しそうになりましたが、結果的にはヌアージのLPが1減っただけだったので、まぁ良しとしましょうか。目標が1つ破れちったけど。
結局、武器はマリーの弓以外一切使う事なく(しかもマリーは「リサイクル」使えるので耐久度は気にならない)、損害もヌアージのLP1だけで済んだクライド戦でありました。
[以下一部反転]
クライド撃破後は、待ちに待ってましたラスボス戦。あの「カオス・ルーラー」が憎憎しい姿を現します。
今回の目標は、とにかく「落ち着くこと」(笑)。焦ったって何もイイ事が無いのだから。……どういう攻略法だよ。
まずは対第1形態。こやつのLPは22と初っ端から高いのですが、慌てない慌てない。攻撃2人+補助&回復1人の3人構成で挑みます。
攻撃2人組はクライド戦同様「呼び戻し」でひたすらHP&LPを削り、補助役は回復をしつつ、余裕があったら攻撃の要である父、息子、ヌアージに「ライフブースト」をかけ、更に隙があったら攻撃。とにかく、各キャラともダメージを受けたら早めに交替させるのがポイントか。
一方、この時点での「カオス・ルーラー」の攻撃はそこまでハードではないので、今の内に準備を整えておくと良いかもしんない。ただ「虚空陣」の混乱効果が面倒と言えば面倒かな。
さて、お次は第2形態。この第2形態には2種類あり、1つはLP16であるのに対し、もう1つはLP26という天国と地獄。どちらになるかは完全にランダムらしいというのも倍率ドンで地獄です。ちなみに前回は後者に当たってしまい敗北の一因にもなったのだけれど、今回は前者の方でした。ヤッター!
やっぱりね、努力する人を神様は見てくれてるワケですよ(それだけの事で)。
で、肝心な第2形態の特徴ですが、LPばかりが気になってよく覚えていなかったり(゚ω゚;) 強さ自体は第1形態とあんまり変わらないのではないかな? 戦法は依然変えないままでGOなのです。
第1、第2ときたら、お次は第3形態。見るからに「攻撃しまっせ」という感じの姿になります。LPこそは11と低いのですが、その分攻撃が熾烈。全体攻撃の使用頻度もやたらと上がり、単体攻撃の威力も強烈なので、LPの低いキャラを出す時は注意が必要かと。
戦法としては、HPを大方削ったら様子を見つつ武器での技解禁。「高速ナブラ」「独妙点穴」「マルチウェイ」を中心に迅速に削ります。時間をかければかけるだけ、こっちのLPが削られちゃうのです。
さて、いよいよ次こそが本番。第4形態のお出ましである……と言いたいところですが、これ以上長くなると自分がしんどいので(笑)、今回はひとまずここまで。
次回はEDまで行きたいな、っと。
どうにか第3形態を退けたのも束の間、背景も一層混沌としたものへと姿を変え、ここからが真の本番。いよいよ第4形態の登場となります。
こ奴ときたら、すべての拘束具(?)が取れたその姿からして「殺ス」気満々。「オーバーキル」や「異界の風」といった全体攻撃をガスガス仕掛けて来るので、HPが低い状態だとLPをザックリ削られる始末。
そのため、HP回復をこまめに……したいのは山々ですが、正直そんなヒマは無し。回復する余裕があるなら技を出せ、という事で、ひたすらLPを削るのです。
そのLPは20。決して少なくは無いのだから余計に辛い。
今までとは段違いな攻撃力&攻撃回数を持つ第4形態を前にすると、最早笑みさえ出てきます。熾烈猛烈な攻撃に晒され、2、3といったペースでLPが削られていくのですから。
が、そんな状態においても心は常に凪の海。前回は怒涛のスピードで減っていくLPに気が焦り、早い段階で5人出撃させてしまいましたが……今回は己のペースを守り、全員のLPに気を配りつつ戦います。そして「次のターンで全員攻撃すれば勝てる!」と判断して初めて、フルメンバーで挑むのです。
ちなみに、私の場合は相手の残りLPが2になるまで粘りました。こっちのLPも全員5以下だったので正直ビクビクのヒヤヒヤだったんだけど。
それにしても、このラスボス戦における「青の肉の人」(勝手に命名)ことロイの活躍は、目を見張るべきものがありました。
なにしろ第1〜3形態まではダメージ100以下しか喰らわなかったし、第4形態でも、他のキャラに比べて明らかにHPやLPの減りが少ないでやんの。
が、壁にしていたという事も手伝ってか、流石にHPが0になった辺りからは減りが激しくなり、終盤はホントにロイが倒れるのが先か敵が倒れるのが先か、という状況でした。
何はともあれ、こんなに緊迫したラスボス戦は久々に経験。脳汁出っ放しでしたよ、それはもう。
そんなこんなで挑んだ「カオス・ルーラー」戦でしたが、ロイの「高速ナブラ」が最後の一撃となり、目出度くも撃破成功。
直後、正気に戻ったクライドとジョーゼフの会話が始まるのだが、爺様の言う事にゃ、クライドの捜し求めていた「禁呪」とは特別なものなどではなく、全ての呪文が「禁呪」に成り得るのだそうな。
……ってか、何でそれを最初に言わなかったのだろうとは思いますが、まぁ、言ったところであの時のクライドが聴く耳を持ったかどうかは疑わしいよね。うん。
結局、不死の身体となったクライドはジョーゼフを再び「友」と呼び、ジュディ達に別れを告げたのでありました。
余談ですが、クライドの若い頃の通り名(本名?)は「クライド=ブラッドストーム」で、爺様は「ジョーゼフ=ブルーサンダー」。更に、親友がもう一人居るそうですが、彼についてはまたの機会に。どのみちジュディ編では登場しないので。
さて、ここからは「ザドボス」へと帰り着いたジュディ一家のその後。ジュディが描いた(らしい)絵日記チックなCG(?)を背景に語られる事となります。以下、部分的に反転。
エンディング
一家は相変わらずと言えば相変わらずの生活を続けているのですが、先の出来事が各々に多少の変化をもたらした模様。
まず爺様はトマスに小言を言わなくなりました。元々、爺様は娘(レベッカ)が魔道士を寿引退する原因となったトマスに対し、多少の恨みを持っていたのですが(笑)、「神のテーブル」から爺様を救出する事を考え付いたのがトマスである事を知り(クライド戦直前にイベント有)、少々見直したみたい。
一方、そんなトマスは妻レベッカと一層ラブラブになり(笑)、レベッカはと言えば、何か思う所があったのでしょう、魔法の修行を再開しつつも、目を離している内に激太りした息子ロイに使い魔を嗾け、ダイエットを強いているみたい(笑)。が、そんな母心にも関わらず一向に痩せないロイは「母の目を盗んではつまみ食いを続けているのだろう」とジュディに予想される始末。そして、おっとり天然長女のマリーは、それまで深く考えずに受けていた男性からのお誘いを、きちんと断る様になったそうな。
こんな調子で家族の様子が語られた後は、いよいよ物語もお終い。
最後は、小林智美女史が描かれたジュディのイラストが登場したところで晴れてジュディ編終了となるのでした。めでたしめでたし! ……本当にねー。
さて、ここからはちょっと総括。……とは言っても、未だジュディ編しか終わっていないので深く感想を述べる事は無理なので、ここまでプレイしてみて感じた事を素直に書いてみようと思います。
このプレイ日記の冒頭でも書きましたが、この作品は所謂「クソゲー」(言葉は悪いが)扱いされているのを見掛ける事が多々。で、その評価は市場価格にて反映されているみたい。
そんな事実もあり、今回プレイするにあたり「一体どの辺りがそうであるのか」という事を念頭に置いていたのですが、漠然とだがその一因が解りました。
慣れるまでが大変なのです、このゲーム。
昨今のRPGのシステムには大まかな「ひな形」があって、初めてプレイするゲームでも「大体こうすりゃこうだろう」という部分があると思います。勿論、各作品独自のシステムや概念もありますが、根本的な所は大体同じではないでしょうか。
しかし、この作品はシステムがことごとく新しいもの。キャラの成長のさせ方や、アイテムの取り方。敵とエンカウントする方法や、魔法の覚え方、フィールド探索のやり方などなど、「大体」の公式から逸脱しているものばかりなのです。勿論「閃き」といったSaGa特有のシステムも存在してはいるけれども。
そして更に、その状況にトドメを刺したのが、目新しく斬新なシステム達を内包しているにも関わらず、それらについての解説を放棄している説明書の存在だったりする(笑)。
そんな、攻略本を読まないとプレイの仕方すら謎だらけのゲームに、そして「慣れなければならない」システムだらけのゲームに、どれだけのプレイヤーがマトモに付き合ってくれるでしょう。「ゲームでまで苦労や努力をしたくないよ」というプレイヤーなら、とっとと見切りを付けても無理はありません。
その一方、一旦システムを理解してしまえば「プレイするのが楽しくてしょうがない」という人もきっと居る筈なので、最初っから敷居が高過ぎ故に「クソゲー」認定されてしまうというのは、実に哀しいところ。
勿論、やり込んだ上でクソゲーと判断を下した人も多いと思われますが、喰わず嫌いで評価するには大変勿体無い作品でもあるので、気になる人はネタのつもりで一度プレイしてみて欲しいです。ハマってしまえば、相当やり込み甲斐のあるゲームなので。
何やら長々となってしまったが、取り敢えず「Unlimited SaGa」ジュディ編はここまで。
また、次の機会にお会い致しましょう!
……ところで、次回プレイする際は、おそらくヴェント編かと思われますが……ジュディ編ですら70時間↑しているヘボプレイヤーなので、その時はどうなるやら。