'88年にFCで発売された「FINAL FANTASY 2」の、PS版リメイクです。
絶大な魔力を持つパラメキア皇帝によって肉親と故郷を失った若者達が、ヒルダ王女率いる反乱軍のメンバーとなり、帝国に立ち向かっていく物語。
グラフィックが美しくなっているほか、武器や魔法の熟練度等のバランス調整がなされ、FC版に比べて格段にプレイし易くなってます。一方、シナリオや基本的なシステム、ダンジョン等はFC版のままなので、大きな違和感は無し。
オマケ要素としてアイテム・モンスター図鑑、ギャラリー(天野喜孝氏原画)も用意されてます。
・第1回 プレイ開始 | ・第2回 フィン〜パルム | ・第3回 パルム〜ポフト〜サラマンド |
・第4回 セミテの滝〜アルテアの町 | ・第5回 バフスクの町〜バフスクの洞窟〜ポフトの町 | ・第6回 アルテアの町〜サラマンドの町〜セミテの滝 |
・第7回 雪原の洞窟 | ・第8回 アルテア〜カシュオーン城 | ・第9回 チョコボの森〜アルテア〜大戦艦 |
・第10回 アルテア〜パルム〜ディストの城 |
「FINAL FANTASY 2」プレイ日記開始です。
今回プレイするのはPSで発売されたリメイク版ですが、オリジナルのFC版は私が初めて自腹(お年玉だけど)で買ったRPGだという事もあり、思い入れはそれなりに深かったりします。
なので、今回プレイするのもFC版で良いかな〜とも思ったのですが、如何せん十数年前のソフトなのでバックアップデータ飛ぶ飛ぶ。無理でした。無念(´Д⊂
さて、FF2のオープニングと言えば、突然始まる戦闘。子供の頃はイベントバトルなんて知らなくて、全滅する度に「先に進めないよ〜」と半泣きでリセットしまくっていたものです。
そんな甘酸っぱい想い出を噛み締めつつ、プレイを開始したところ……始まったのはムービー。
そういやOPに挿入されてるって言ってたなぁ。
ん? このやたら爪の長い、ネイルアートをやらかしている人って誰? え? パラメキア皇帝!? こんな美形の兄ちゃんが!? おっ、マリア半乳(意味不明)!? 何かレオンハルトかっちょよくない?
……などとムービーに一喜一憂しつつゲームスタートなのであります。
オープニングを見る限り、イベント等はFC版に忠実に作ってある様です。
グラフィックについては「綺麗にし過ぎ」という話を聞いた事があり、正直不安だったのですが、自分的にはこの程度ならOKです。
ポリゴンバキバキ(?)にされてたらどうしてくれようかと思っていただけに。
今振り返ってみると、ドット絵特有の「よくわからなさ」も味があったよなぁ。
当時は「こういう形だな」と思い込んでいた敵が、公式イラストを見たら全然違う形だったりした時の驚きといったら。
例えば目だとばかり思ってたところが、ただの装飾品の一部だったりとか、酷い時には頭とお尻を逆に見ていたりとか。子供の時は特にそういう思い込みが甚だしかった気がします(ΘωΘ)
さて、いい加減本編に入りましょうか。
反乱軍アジトでのOPイベントを終え、いよいよフィールドに踏み出し……感動。
FF2のフィールド音楽だぁ(アレンジされてるけども)(∩´∀`)∩
FF2の音楽は、子供の身でサントラを買ってしまった程に好きです。シリーズ通してフィールド音楽を口ずさめるのは2ぐらい。
さてさて、フィールドに飛び出し、まずやる事はと言えばやっぱり戦闘。
2はLVの概念がなく、成長システムが独特なので、初戦闘からパーティーアタック(味方で味方をボコる)を繰り返し、とりあえず全員200程度までHPを上げてみました。
'15/07/08補足:どうもこの方法は悪手らしいですね。知らなかった。
ところで、この自己鍛錬のための作業は、基本的に弱い敵を一体だけ残してやると思うんですが、その敵の身になって考えると、大層恐ろしい光景かも。
目の前で突然、敵が同士討ちを始めるんだもん。混乱させた訳でもないのに。
ある程度HPを上げた後は、一旦修行を中止。『反乱軍』への参加を認めて貰うため、北西にある「フィン」を目指す事に致します。ただし次回に。
……それにしても、時折飛んで行く飛行船が、なんかプロペラ付きのイモに見える。
非力な少年少女だと思われたのでしょう、反乱軍への参加をマイルドに拒絶されてしまったフリオちゃん達。
そこで、十分戦力になる事を証明するため、帝国軍に占拠されたフィンの町へと潜入するのでございました。
フィンの町
さて、このゲームのシナリオを進めるにあたり使用必須となるのが「ワードメモリーシステム」(説明書より)。
これは、あるNPCとの会話で登場した単語を「おぼえる」事により、別のNPCと会話する際、その覚えた単語について「たずねる」事が可能となるシステムです。
FC版で登場した、画期的なシステムでしたが、画期的過ぎて2のみで終わってしまったっていう。
結局、会話の手間が増えるだけだという事と、覚えられる単語がごくごく僅かってのが問題だったのかしらん。
ともかく、そのシステムを利用し、反乱軍のリーダー「ヒルダ王女」から入手した反乱軍の合言葉、「のばら」。
この言葉を胸にフィンの町に忍び込み、逃げ遅れてしまっていた酒場の主人の所に行くと、隠し部屋で負傷した兵士が寝てるからどーにかしてやってくれ、との話が。
隠し部屋に入ってみると、負傷した兵士というのは、ヒルダ王女の恋人にして今は亡き「カシュオーン」国の王子、「スコット」でありました。
ちなみに、アルテアの反乱軍アジトの裏でイジイジしていた野郎「ゴードン」は、このスコットの弟です。
タイトルデモ(2回目。1回目はムービー)では、フィン城内に攻め込んできた帝国軍に対し、立ち向かうスコットと、脱兎の如く逃げ出すゴードンの対比を見ることができます。
さて、勇敢な戦士であるスコットですが、致命傷を負ってしまっていたらしく、一行に形見として「リング」を手渡すと、遺言を残し、息を引き取ってしまいました。
反乱軍アジト
反乱軍アジトに戻り、「リング」をヒルダ王女に見せつつスコットの死を告げると、晴れて反乱軍の一員として認められました。
さっそく、「ミスリル」を調達しに遙か北の町「サラマンド」へ向かうよう命じられた三人。ヒルダ様の指示で「ミンウ」という白魔術師も仲間に加わり、いよいよ本格的に冒険開始となります。
前述の「サラマンド」へ行くには、まず「港町パルム」に向かい、そこから海路で北上し「港町ポフト」を目指します。
パルム〜ポフト間は徒歩でも行く事ができますが、それなりに距離があるので、船を使った方が便利だろう……と思っていたのですが。
反乱軍アジトの司令室(ヒルダがいる広間)にいる爺さんが、『お前等みたいなひよっこ風情が徒歩でポフトまで行けるものか』といった趣旨の挑発をかましてきて下さったので、徒歩で行ってやる事にした。見てろよジジイ。
アジトのあるアルテアとパルムの間には湖(池?)があり、今までは通行不可でしたが、ミンウが仲間になる際に「カヌー」をくれたので、今回はスイスイスイ。
このカヌーは実に便利で、湖だけでなく川も通れます。
かくして、無事にパルムの町に到着したところで、続きはまた次回。
ジジイの挑発に容易く引っ掛かり(注:イベント等は一切関係ありません)、徒歩でポフトを目指すフリオ一行。
フリオニールっていちいちフルネームで書くの面倒だから、以降はフリオでいきます。たかが6文字でとか言わないように。
HPを十分引き上げていた甲斐あって、ポフトまでの道程は余裕。
見たかジジイ! ……と言ってはみたものの、誰も誉めてくれるでも無し(´・ω・`)
港町ポフト
ポフトの酒場には、シリーズお馴染みの「シド」がいます。FF2が初出なんです、確か。
シドは代々「飛空艇」……もっと大きく括れば「空の乗り物」に携わるキャラが殆どで、6と8のはビミョーだけど、この初代シドも当然飛空艇野郎。
しかも、飛空艇に取り憑かれるあまり、家族や地位を全て捨てたというハードなお人。今は、旅人を飛空艇で運び、儲けた運賃を全て飛空艇に注ぎ込む……という人生をエンジョイしているそうな。
もちろんフリオ達も運んでもらえますが、4箇所ある行き先の中に、目的地「サラマンド」の町もあります。片道100ギル。
ただ、序盤において100ギル貯めるはそこそこ面倒なので、再び徒歩で向かわせて頂くことに。
余談ですが、シドが商売をしている酒場にはシドの子分らしき連中がウジャウジャいるものの、この連中、窓口業務をしている子分を除き、見事なまでに同じ台詞しか喋りません。
FF2においてこの手の現象は割とよく見受けられます。
サラマンドの町
ポフトからしばらく西に進むと、雪山の麓の町「サラマンド」に到着。
この町には、ヒルダ王女の命を受け「ミスリル」の調査をしている「ヨーゼフ」という人物がいます。
彼の自宅前には女性が立っているのですが、話し掛けると「私はヨーゼフを愛しているの。でも私がいるとあの人の仕事の邪魔になる……」といった趣旨の事を、見ず知らずの旅人に話し始めるので、少々ビビります。
こういう人を見ると、「果たしてヨーゼフはこの人の事を知っているのだろうか」という疑問がどーしても湧いちゃう。
さて、そこまで愛されちゃっているヨーゼフとはどんな人かと言うと、スキンヘッドが眩しいヒゲのおっさん。天野喜孝氏のイラストでは白目剥いてる様に見えてすんごい怖い。
しかし怯んでいては埒があかないので、『ミスリルの調査はどうなっておるのか!』と激しく詰め寄ってみたのですが、何とも歯切れの悪い返事ばかりで要領を得ません。
ええい、こうなったら我々が直々にミスリルを探ってくれるわ!
……で、ミスリルって何処にあるの?
現在、ミスリルを鋭意探索中のフリオ君一行。
ミスリルと言えば、私が初めて『ミスリル』という鉱物を知ったのはFF2でした。なので、子供のころは、てっきりFF2の創作鉱物名だとばかり思っていたのです。元ネタが『指輪物語』だと知ったのは、中学生になった頃かな?
そんなミスリルの特徴を大雑把に紹介すると、『軽くて丈夫で腐食せず永久にピッカピカ』だそうな。確かにそんな鉱物あったら凄い。
ともかく、そんなグレイトな鉱物を独占した帝国は、強力な武器をガンガン作り、それに対抗出来ない諸国家は滅ぼされ……というのが現状なのだそうです。
サラマンドの町で情報収集したところ、ミスリルは「セミテの滝」で採れるみたい。が、現在セミテの滝は帝国軍に占拠されているばかりか、サラマンドの男達が捕虜として連行され、ミスリル採掘のための強制労働をさせられているそうな。
……って事で、ひとまず目標をミスリル奪還及び捕虜救出に切り替え、フリオ君達は一路セミテの滝を目指すのでありました。
ちなみに、セミテの滝までのルートは2つあります。一旦ポフトに戻ってシドの飛空艇に乗って行く(料金300ギル)方法と、ひたすら徒歩。
後者の場合は、サラマンドの町を出発した後、大きく西から回り込むルートを進む事に。その間、それなりに敵とエンカウントするので、連続で戦闘しても苦にならない程度の力は必要かも。
もっとも、飛空艇使えばそんな心配は無いんだけど。
私はもちろん徒歩派。だって300ギルって大きいし……(貧乏性)。
セミテの滝
無事セミテの滝入口に到着したら、きっちりセーブしていざ突撃。
B3Fにて捕虜にされているサラマンドの人々を発見。解放し、ミスリル鉱を求めて更に洞窟の奥へ進みます。
助けた捕虜の中には、アルテアにいた自称世界一の大泥棒「ポール」と、ヨーゼフの愛娘「ネリー」の姿が。ヨーゼフはネリーを人質にとられていたために、何も手出しが出来なくなっていたようです。なるほどー。
役に立たねぇとか思って悪かったよ、ヨーゼフ。
最下層のB5Fでは、ミスリルを守っている敵ボス「サージェント」と戦闘。さりげなく初めてのボス戦です。
ミンウがいるお陰か、苦戦する事もなくあっさり終了。晴れてミスリルを持ち帰る事となるのですが、宝箱の中に入っている分だけを持ち帰るというのはちょっと変だなぁ。
宝箱の中に入っている分だけで、果たして反乱軍に行き渡る程の武器や防具が作れるのか……って、この手の事言い始めるとキリ無いですね。はい。
アルテア
セミテの滝から戻ったらアルテアに戻り、武器屋の爺さんとお話。この爺さん、普段は弱々しい台詞を吐くだけなんですが、『のばら』について「たずねる」と「自分は反乱軍一の鍛冶屋だ」といった趣旨のことを言い出しました。
一瞬、呆けてんのかと思いましたが、そこを堪えてミスリルを託してみると……驚く事に、たった数秒でアルテアの武器・防具屋にミスリル製品が流通しちゃった(゚д゚)それどころか、パルムやポフトの町にまで。恐ろしいまでの生産、流通力に乾杯。
それは良いとしても……高いよ、ミスリル製品。
危険を冒して取ってきたんだから、ミスリル製品タダでくれても良いじゃんかよー、などと不満を抱えつつも反乱軍アジトへ向かい、ヒルダと対面。すると、「帝国が必死こいて作っている大戦艦がそろそろ完成しそうでヤバイので、お前等行って爆破して来い」という命令を下されました。
「大戦艦」とは化け物サイズの飛空艇の事で、シドの飛行艇が温州みかんなら大戦艦はスイカぐらい。そんなものに襲撃されたらひとたまりもないので、完成する前にぶっ壊してきなさい、というワケです。
……この王女、最初は反乱軍への参加すら認めてくれなかったクセに、フリオ達が使えると解った途端、次々にヤバ気な任務言い付けよってからに……なんて事は口には出さない様にして、次回は大戦艦へ行って参ります。
前回、ヒルダ王女から「大戦艦をぶっ壊して来い」などという、さりげなく無体な指令を受けたフリオ一行。
さっそく、大戦艦を建造しているらしい「バフスクの町」へ向かうのでありました。
大戦艦建造に関しては「ダークナイト」なる人物が指揮官になってからというもの、急速に作業が進み始めた模様。が、そのダークナイトはパラメキア(帝国)本国に呼び戻されたか何かで一時現場を離れてしまったらしいので、その隙を狙ってどっかん、とやるワケです。
ちなみに、ダークナイトに代わって建造の指揮を任されているのは「ボーゲン」。帝国に寝返ったり、ネリーをさらったりと、地道にワル活動をしている男です。
バフスクの町〜地下水道
バフスクの町に行くと、帝国兵士が町中に溢れかえってました。この中に反乱軍のスパイが紛れ込んでいるというので探し出し「大戦艦」について「たずねる」と、大戦艦の建造現場へと続く地下道の入口を教えてくれました。
教えてもらった入口から地下水道を通り、建造現場を目指す一行。
濡れネズミになりながらも出口へと向かうと、出口の前で誰かが仁王立ち(イメージ)。どうやら、噂のダークナイトのようです。
どうも偽情報を掴まされてしまった様ですが、バフスクの町に居た帝国兵達すらダークナイトがここに居る事を知らない様子だったので、敵を欺くには何とやら、だったのかしら。それとも兵達が演技してたとか。
どのみち、帝国側が何をやりたかったのかイマイチ解らん。
さて、ダークナイトと対峙した一行、ここで戦闘か!? ……と思いきや、ダークナイトは「大戦艦は完成しちゃったもんねー」とだけ告げると、そのまま出口から出て行ってしまいました。
そして、どこから入って来ていたのか、町に居た筈のボーゲンもその後を追って姿を消してしまったので、慌ててフリオ達も出口から飛び出したのですが……時すでに遅し。
呆然と立ち尽くす一行を嘲笑う様にして、大戦艦は飛び立ってしまうのでした……。
大戦艦を見送ったのち、バフスクの町に帰還すると、思いっきり絶望ムードに浸ってました。
このままではアルテアや他の町の危険が危ない……って事で、ひとまずアルテアに帰ろうと徒歩で出発し、途中、ポフトに寄ってみると……あら早速。
大戦艦の爆撃を受けた町は破壊され、人口が激減していたのです:(;゙゚'ω゚'):!
そんな中、どうにか無事だったシドに話を聞くと、大戦艦も含め、飛空艇は「たいようのほのお」を動力にしているという事を教えてくれました。
で、この「たいようのほのお」を暴走させれば、大戦艦でもドッカーン! だそうな。
有益な情報を手に入れたので、いち早くアルテアに戻りたいところ。
なので、こういう時こそポフト〜パルム間を結ぶ定期船を使ってみよう! と、思い立ったのですが……ポフトの港に船が無いとかで、乗船不可能だってさ(+ω+)
そうなのです。
実は今まで一度も定期船を使った事が無かったため、船はパルムに置きっ放しの状態だったのです。
昨今のRPG等における定期船は「金さえあればいつでも乗船OK」といったものが多いのですが、この作品では船がその町の港に停泊していないと乗船出来ません。なんというリアル。
そういうの嫌いではないのですが、今回の様にエンカウントしながら歩いて行くのがかったるい先を急いでいる時はなかなか不便です。え? 自分で撒いた種? 何のことかさっぱりですな!
……と、いうワケでアルテア到着は次回になります。
アルテア
徒歩でアルテアに帰り着いた一行が見たものは、大戦艦に爆撃された痛々しい町の姿だった……。
……とか言ってはみたものの、どういうワケかアルテアの各施設(反乱軍アジトも含む)は無事。町の外に人の姿が無くなってしまったのは、ちょっと怖いけども(´Д⊂
ともかく、ヒルダ王女に「たいようのほのお」の事を報告すると、今は亡きスコットやゴードンの故郷である「カシュオーン城」にそれがあると判明。
じゃあ取りに行って来ます!……と、勢い良く出発したかったのですが、国王の容態が急に悪化したとかで、ミンウとはここでお別れ。今までありがとやんした☆(ゝω・)v
ミンウと別れた後、何となく国王のお見舞いに行ってみると、色々と話を聞くことができました。
カシュオーン城の扉には封印が施されていて(「たいようのほのお」を悪用されないため)、封印を解くには、カシュオーン王家の人間の声か「めがみのベル」が必要だそうな。
ああ、それならゴードン連れて行きます。あれでも一応カシュオーンの王子だから。いつもの様にアジト裏でいじけてるでしょ……って、アレ? そう言えば、さっき見た時町の外には誰もいなかった様な……それに、避難場所になっているアジトの中にもゴードンの姿が無かった。
これってやっぱり、ゴ ー ド ン 行 方 不 明 ?
ぐわーっ、あの野郎、とことん使えねぇ! と心の中で暴言を吐きつつ、国王の傍らに控えていたミンウにも話を聞いておきます。
彼からは、「たいようのほのお」は「エギルのたいまつ」にしか灯せない、という情報をゲット。……んー、何かゴチャゴチャしてきた。
要するに「めがみのベル」でカシュオーン城の封印を解き、「エギルのたいまつ」で「たいようのほのお」を採火すれば良いってコト?
何はともあれ、まずは「めがみのベル」が無いことには始まりません。ヒルダ王女から「めがみのベル」が北の雪原に隠してある事を教えてもらい、一行は北の雪原に向かうのでした。
ちなみに、ゴードンが行方不明である事に気付いている人達は、ちらほらいます。ヒルダ王女も「こんな時に何処行っちゃったのかしら」的な事言ってました。ホントにまったくその通り。
さて、「めがみのベル」が隠してあるのは北の雪原にある洞窟なのですが、雪原には徒歩で入れません。雪深過ぎるからなんでしょうが……どうすりゃいいのだ。
サラマンド〜セミテの滝
雪原に入るには「せつじょうせん」(雪上船)が必要なのですが、それはサラマンドの町にいるヨーゼフが持っていました。
が、現在それはセミテの滝に隠しているそうなので、ヨーゼフをパーティに加え、セミテの滝に向かい「せつじょうせん」をゲット。恩を売っておいて良かった……っちゅーか、まだ玄関前に居ますよ、あのストーカーの女の人……。
それにしても、持ち運び出来る雪上船って一体どんなんだ。折り畳み可能?
ツッコミは程々にしたところで、次回は雪原の洞窟を探索します。
雪原の洞窟
ヨーゼフご自慢(かどうかは謎だが)の雪上船に乗り込み、いざ雪原の洞窟へ。
雪原の入口から洞窟の入口までは結構な距離があるので、洞窟前に辿り着くので精一杯の人は、洞窟に入らず一旦引き返し、修行してから挑戦した方が良いかも。
さて、雪原の洞窟というだけあり、ダンジョン内も実に寒そうなグラフィック。
通常、こんな所に出現するモンスターは大体「寒い系」(?)だよな〜と思いきや、意外にもアンデットとよく遭遇しました。まぁ、ファイアの魔法に弱いという点では、寒い系モンスターと大差無いのですが……。
少しでも腐敗の進行を抑えるためなのかしらん。勿論、ちゃんとした寒い系のモンスターも出ます。
さて、ここで少々この作品のダンジョンに共通するポイントを2つほど。
セミテの滝の時に書き忘れていたので。
1つ目は、小部屋の中はやたらとエンカウント率が高いという事。
ダンジョン内にある扉の向こうは、階段室だったり宝箱があったりする事がありますが、大部分が何も無い小部屋になっています。そして、そういった小部屋の中はやたらとエンカウントしてしまうのです。
私の思い込みかもしれないと、試しに小部屋の壁沿いを一周回ってみたところ、2歩に1回ぐらいでエンカウントしたので、通常よりは高く設定されているみたい。そうじゃないと納得いかん(ΘωΘ)
で、もう1つは宝箱の中身について。
『良い物』が入っている宝箱には、もれなくモンスターも同梱されています。なので不用意に宝箱を開けて強敵に遭遇し全滅、というパターンも少なくありません。なので、宝箱を開ける時はそれなりに気合いを入れる必要があります。この傾向は終盤になればなるほど顕著になるのですが、それはまた先のお話。
正直、小部屋にしろ宝箱にしろ攻略情報があるなら大した事じゃないんだけどね('A`)
話は戻り、洞窟内をB5Fあたりまで降りて行き、とあるドアを開けると……そこは野生の王国。
『ジャイアントビーバー』の群れに遭遇してしまいました。敵ではないです。
普段人が入り込まない所なんですから、野生動物が住んでてもおかしくはない……おかしくはないんですが。じゃあ「めがみのベル」って何処にあるの?
仕方ないので、無駄を承知でビーバーに尋ねてみても「ガウー! ワウー!」という威嚇なんだか歓迎なんだか解らない返事が響くのみ。やはり畜生相手には無理か……とフリオが諦めかけたその時。
「おれ どうぶつの ことば わかる」
……などと、ガイが突然の告白。いや、多分フリオやマリアも知ってたんだろうけど。
ガイの通訳によるとビーバーの生息地(部屋)の壁には抜け道があり、その先に「めがみのベル」があるものの、怪物に守られているようです。
要するに、ボス戦ってコトですか。
ビーバーさん達に篤く御礼申し上げ、抜け道から先を急ぐと、確かに怪物がいました。よし、早く倒してカシュオーンに……と思っていたら、不測の事態発生。
怪物の元にたどり着く前のエンカウントにて、いきなりヨーゼフが「しぼう」になってしまいました。しかも、レイズを誰にも覚えさせていなかったといううっかり振り(´Д⊂
「色々とアイテム回収したんだから、一旦テレポで戻るかなー」なんて考えが脳裏を駆け抜けて行く一方、「再度ここまで潜って来るのは面倒臭い!」という意見も発生し、脳内会議に持ち込まれた結果……『玉砕上等!』という結論に達したので、怪物目掛けて突進です。
VS アダマンタイマイ
「女神のベル」を守っている怪物の名は「アダマンタイマイ」。大雑把に言えば、亀。
とにかく固いので物理攻撃が効かない(この時点では)のですが、FF式亀型モンスターの宿命か、冷気が弱点。冷気と言えばブリザドです。
このダンジョンにはお誂え向きに「なんきょくのかぜ」(LV16ブリザドと同等の効果)があるので、それも使ってしまえば撃破も容易。ヨーゼフ要らず。
それにしても、なんで冷気が弱点なのにこんなに寒い所に?
亀を倒し念願の「めがみのベル」入手。その後、出現した近道を通ってB1Fへ戻ります。
洞窟の出入り口へと続く長い階段へと差しかかったところ……誰かが通せんぼしてました。
バフスクの町で見掛けた、フィン王国の裏切り者、ボーゲンです。
「おまえらのせいで俺はもうお終いだ」云々と言いながら、主人公達に戦いを挑んできたボーゲン。たぶん、この洞窟も彼の管轄だったんでしょう。そうでなくとも、セミテの滝でも捕虜に逃げられちゃうわ、ミスリル取られちゃうわだったしなぁ。
まさかのボス連戦ですが、ボーゲンは弱いので問題無し。ここも3人で乗り切りました。
撃破後、気を取り直して洞窟を出ようとした時……思い出した。
そうだった。この後の展開と言えば。
一行に敗れたボーゲンは、フリオ達も道連れにしようと大岩を転がしてきました。
ヨーゼフは身体を張って大岩を押し止め、主人公達を逃してくれたものの……やがて力尽き、岩石の下敷きとなって命を落としてしまったのです(´;ω;`)
哀しみに沈みつつ、一行はヨーゼフの死を告げるため、サラマンドのネリーの元へ。
とても辛いことですが、隠しておくわけにはいきません。
ところが、ヨーゼフ宅でフリオ達が見たものは……ヨーゼフを慕っている例の女性の姿でした。
ちゃっかり家に上がり込み、「ネリーは私が育てます」とか言ってるし! 怖っ!
実際は、きちんと面識のある人だったんでしょう。
さもなくば、ネリーはアルテアに連れて帰りますよ?
さて、そんなこんなで「めがみのベル」も取った事ですし、次回は「カシュオーン城」に向かいます。
「めがみのベル」と引き替える様にしてヨーゼフを失ってしまった一行。
哀しみに打ちひしがれながらも、ヒルダ王女の元へと報告に戻るのでありました。
アルテア
ヒルダ王女にヨーゼフの死と「めがみのベル」入手成功を報告すると、早速「カシュオーン城」への潜入を命じられました。
ヨーゼフの死を無駄にしない為にも云々、というお決まりの展開。帰りはシドの飛空艇でカシュオーンまで迎えに来てくれるんですって。
裏を返せば、往路は自力で行けって事か……。
カシュオーン城はバフスクの町の南東。バフスクから徒歩で行けない距離ではないんですが、余計な戦闘を避けるためにも、シドの飛空艇で連れて行ってもらいます。片道400ギル。
……そういえば、何故かゲーム中では「ギル」の表記が平仮名になっている。「ぎる」。こう書かれると何か可愛い。
カシュオーン城
到着したら、早速「めがみのベル」で封印を……って、あれ?
何か封印の扉の前で燃えさかっている炎があるんですけど。
え? これが「たいようのほのお」? 城内にあるんじゃ無かったの?
……あ、なるほど。これを持ち帰るために必要な「エギルのたいまつ」が、城内にあるのね。
スコットはそれを守るため城を封印したのか……と今頃一人納得し、扉の封印を解いて中に潜入すると、奴が居ました。
その名はゴードン。何でこんな所に居るのっ!
聞けば、カシュオーンの王族である自分が「たいようのほのお」を持ち帰ってあげようと思い立ち、故郷までやって来たのは良かったものの、何故か城内にモンスターが住み着いてしまっていて、先に進めず立ち往生していたんだそうです。で、そこにフリオ達が行き合わせたワケか。
最終的には、「この城は なぞだらけで わたしにも、よくわからないんだ。あんないはできないが、わたしを仲間に」云々。
……「わたしにも、よくわからないんだ」って……お 前 の 実 家 じ ゃ な い の か 。
流石にゴードンを置き去りするのはアレなので、彼を仲間に加えて城の奥へ。
ゴードンは初期HPもたいそう低く、虚弱児っぷりを存分に発揮して下さっているので、戦闘でチマチマ鍛えつつ進みます。
宝箱を回収しながら城内を探索していると、最上階の一階下に、宝箱と怪物が同棲している(意味不明)部屋を発見しました。
おそらく宝箱の中身は「エギルのたいまつ」だろうという事で、怪物「レッドソウル」と戦闘です。
VS レッドソウル
『レッドソウル=火系=ブリザドに弱い』と勝手に想像してブリザドを唱えてみたら、大外れ。
こやつの特徴は『魔法を吸収、回復』。
要するに、物理攻撃のみで戦わなきゃいけませんでした。
「レッドソウル」を倒し「エギルのたいまつ」を入手したら、「たいようのほのお」を採火して城の外へ。帰りは飛空艇で迎えに来てくれることになってるのです。
そりゃそうだよな、火の付いた松明片手にアルテアに帰るのは無茶だもんな。あ、飛空艇が来た……って、あ……あれ? 何か大戦艦も一緒に居るんだけど……もしかして、襲われてるのか!?
空中で繰り広げられる出来事を見上げるしか出来ないフリオ達を尻目に、シドの飛空艇を拿捕する大戦艦。FC版には無かった捕獲シーンまでバッチリ挿入されていて実に解りやすい。
結局、飛空艇は大戦艦に引っ張って行かれちゃった……んですけど。
そんなこんなでやっぱり帰りも徒歩かよ!このままではシドの身が危ない! と思った我々は、大慌てでアルテアに戻る事にしたのであった! 以下次回!
シドの飛空艇が帝国にとっ捕まっちまったぞー、という事で、大急ぎでアルテアへ帰還する事になった一行。しかし、徒歩で帰るのは大変(無理な距離ではない)、ということで、向かった先はカシュオーンの南でした。
カシュオーンを囲む森林地帯の中にある、あからさまに何かがありそうな平原。
いかにも『疑え』と言わんばかりのその場所の名は、「チョコボ」の森。
チョコボの森
中に入ると、その名の通りFFではすっかりお馴染みの俊足鳥が1匹ウロウロしているので、「チョコボみーっけ!」などと速やかにとっ捕まえてみました。
ちなみに、チョコボが初登場するのはこのFF2です。昨今のFFと違いそのシステムはシンプルで、唯一の捕獲場所であるこの森でとっ捕まえ、あとは行きたい場所まで乗せてもらうだけなのですが、一旦降りてしまうと速攻チョコボの森へと戻ってしまいます。
残念ながら、今作では所有が出来ないので、乗りたい時はその都度森に向かうしかありません。
もちろんチョコボ絡みのミニゲームやサブイベントも無し。
何はともあれチョコボに乗ってアルテアを目指します。
アルテアへ向かうルートは2つ。カシュオーンから北上してバフスク、ポフト、パルムと経由していくルートと、カシュオーンから南下して、砂漠を渡り、フィンに向けて南下するルートです。
チョコボに乗っている限りエンカウントはしないので、どちらのルートを通っても良いんですが、徒歩の場合は後者のルートは超デンジャー。
普通にプレイしている状態だと、間違い無く死んじゃうことでしょう。
また、途中色々な施設を見付ける事となりますが、チョコボを降りてはいけません。
砂漠辺りでエンカウントしちゃうと、やっぱり高確率で死にます。
さて、今回は前者のルートを通ってみましたが、チョコボは川や海は渡れないので、パルム付近の湖の手前でお別れしました。ありがとさん。
でも、降りた途端もの凄い勢いで海を渡っていくのってどうよ。人乗ってないならOKって事か。
アルテア
さて、アルテアに到着したところで、ちょっと余談。
よくよく考えたら、ゴードンが最初っからアルテアで大人しくしてりゃあ「めがみのベル」を取りに行く必要も無かったし、ヨーゼフが死ぬ事も無かったんじゃあなかろうか。
おのれゴードン、責任取れっ……などと詰っている場合ではありません。
アジトに戻ったところ、ヒルダ王女が大戦艦に捕まってしまった事が判明したのです。
いつもフリオ達にばかり危険な任務を押し付けている(本当にな)事を心苦しく思った王女は、たまには労を労おうと、直々にシドの飛空艇でカシュオーンまで迎えに出たのは良かったのですが、それが裏目に出た模様。
ゴードンにしろヒルダにしろ、王族と名の付く連中は何故に事態を悪化させてしまうのだろうと思わずにはいられないが、助けに行かなければどうしようも無い。
大戦艦は、現在フィンの遙か北西で燃料を補給しているらしいので、その間に大戦艦に忍び込む事と相成りました。
さて、大戦艦に行くルートも2つあります。
フィンからひたすら北西に進むルートと、カシュオーン城から砂漠を渡り、チョコボを使って南下するルートです。
前者については、フィンの北西部辺りからフィールドの敵が強くなっているので、パーティ次第では大戦艦に辿り着くまでが一苦労。
そして後者は、カシュオーンからはエンカウント無しで大戦艦まで辿り着けるものの、カシュオーンに着くまでの雑魚戦が少々面倒。
楽なのは完全に後者ですが、後のことを考えると、その都度きちんとパーティを鍛えておかないと後々響くと思うので、ここは敢えて前者をおススメ。
ガテアを拠点に、フィンと大戦艦との間を往復しつつ鍛錬。フィールドの敵と普通に渡り合える程度になっておかないと、大戦艦内での戦いがキツいかも。
大戦艦
ようやく大戦艦を攻略。内部へと続くタラップを登り、通せんぼしている帝国兵に話しかけ「たずねる」で「のばら」と言っ……てはいけません。反乱軍である事がバレて(当たり前だ)「キャプテン」と戦闘になります。
こやつは強い上に倒してもいなくならないので、この時点では戦い損。素直に「つうこうしょう」(バフスク地下水道で入手)を見せるが吉です。いちいち試した私も馬鹿だけど。
でも、敵側にバレてる合言葉って意味無いような。今までよく悪用されなかったな。
それともあの場面では、「つうこうしょう」を見せる以外の何をやっても戦闘になってたのかしら。
「つうこうしょう」を見せたところ、フリオ達を帝国のお偉いと勘違いした番兵さん。
即座に退けてくれるので、悠々と内部に侵入です。お偉い気分のままその辺のフロアを歩き、帝国兵に話し掛けてみたりして……もいけません。
この連中に嘘は通じないらしく、その瞬間「キャプテン」と問答無用で戦闘になります。
散々遊んでしまいましたが、大戦艦内部は通常の戦闘もあるので、余計な戦いは避けた方がいいです。ここは急いでヒルダを見つけ出したいところ。
それにしても、正直、今プレイでの「大戦艦」は辛かったです('A`)
敵が強いという事もあるんですが、テレポが使用不可なので、一時撤退する場合は徒歩で出るしかない上、ヒルダ救出後は出口を塞がれ、徒歩でも脱出不可になってしまうのです。
つまり、一旦ヒルダを助けたが最後、大戦艦のエンジンルーム(一番奥のフロア)に行くまで脱出不可能、というワケです。
これが、ヒルダが捕まっているのがエンジンルーム近くならもっと楽なのですが、彼女が居るのは最初のフロアからすぐ行ける所なので、すぐに助けてしまいがち。
そして通常の戦闘もそこそこ無難にこなせているので大丈夫だろうと先に進み、なんとなく宝箱を開け、同梱されていた「ヒルギガース」に全滅させられる……ってのが典型的な失敗例(+ω+)
かくいう私も全滅しかけました。すっかり忘れてたよ、奴が居る事を……。
ヒルダを逃がした後は、宝箱を回収し、ついでに全滅しかけつつ、エンジンルームへ。
メインエンジンの前で「たいようのほのお」を使うと、エンジンが暴走を始めました。してやったり。
よし、後はここから脱出を……と、逃げる態勢に入ったところ、突然に姿を現したのはダークナイトでした。
余程悔しかったんでしょう、「これで勝ったと思うなよ」的な捨て台詞を吐いた彼の声に反応したのは、マリアでした。
その声が、行方不明の兄「レオンハルト」のものだというのです。
しかしマリアの声は大戦艦を揺るがす騒音に掻き消され、フリオ達には届きません(妄想)。
フリオは逃げようとしないマリアを叱咤しつつ、爆発寸前の大戦艦から逃げ出すのでありました。
続きは次回。
アルテア
ヒルダ王女を救出し、大戦艦も爆破したフリオ一行。
とりあえず大きな山を一つ越えたな−、などとアルテアに戻ってみれば、またしても一大事。
今度は王様が危篤になってしまったではありませんか。
王様はフリオ達の他にゴードンとミンウも枕元に呼ぶと、それぞれにこう指示しました。
・ゴードンはヒルダと共に反乱軍の指揮を取れ。
・ミンウは封印されている魔法「アルテマ」の封印を解きに行け。
・フリオニール達は島国「ディスト」に向かえ。
これらを最後の命とし、王様は、平和を取り戻す日を迎えないままお亡くなりになってしまいました(´;ω;`)
本当に人がボコボコ死ぬゲームだよなぁ……。
さて、王様の遺言通り、反乱軍の指揮を執る事になったゴードンは当然パーティから離脱し、ミンウもアルテアから旅立ちました。
そして、フリオ達も「ディスト」へ向かいたい……って、ディストってどこにあるの?
とりあえずヒルダに詳しい話を、と思ったものの、司令室にはゴードンしかいません。
更にはヒルダの様子が変だというので、部屋を訪ねてみると、ドアを開けてすぐの場所に仁王立ちし「うふふ」としか喋らなくなっているではありませんか。
大戦艦に捕まっている間に何かあったのか、それとも、父親の急死で精神を病んでしまったのか。
今の彼女とはまともに話が出来ないので、ひとまず放っておく事にします。
で、気を取り直し、ゴードンにディストについて尋ねてみたところ、かの地は帝国に壊滅させられた竜騎士の国だという事が判明しました。おお、竜騎士登場か!
未だに司令室にいる失礼(過去の「ひよっこ」発言をまだ引きずっている模様)な爺さんによると、ディストは雪原の洞窟の東海上に位置し、まずは、そこまで行ってくれる船を探さなければならないようです。
そういうワケで、とりあえずパルムへと向かってみます。
パルム
ディストへ行ってくれる船を探してみたものの、みんな嫌がって船を出してくれません。
こうなったら頑張って船 泥 棒 ……と不穏な計画を練りつつ町をフラついていると、船を出してくれるという奇特なお姉様発見。
喜び勇んで船に乗ったら……海賊でした。身包み剥がれちゃうとの事です('A`)
世の中にはそうそう上手い話なんて無いのだなー、と辛酸を舐めつつ海賊共と戦闘。
が、海賊共は「お前等そんな貧弱さで海に出るな」と心配になる程弱いので、問題ありませんでした。
海賊を蹴散らした後、海賊の頭領らしいさっきのお姉ちゃん、「レイラ」が「煮るなり焼くなり好きにしな」的な事を言うものの、フリオニールは静かに首を振り、こう言うのでした。
「一緒に帝国と戦おう」と。
自分達を襲った海賊にそんなこと真顔で言えるのは、RPGの世界ぐらいだ。
レイラを仲間にした後はそのまま船を入手するので、自分の操作で真っ直ぐディストに向かう事が可能です。
が、海上に出現するモンスターは、この時点では強いものが多い上に、レイラのHPも低いので、暫くはレイラを育てるのがいいかも。
「サンダー」あたりが育っていると、海上での戦闘が楽になります。
ディスト
準備が整ったら、教えられたルートを通りディストを目指します。
ディストのフィールド上ではヒルギガースも出現するので、戦闘力に自信がない場合は、上陸前にセーブ推奨。
ディストの城
上陸後、まずは「ディストの城」へ。フリオ達を見るなり逃げ出した子供を追って、2階へ。
そこにいた子供の母親によれば、この城には、瀕死の飛竜がいるとのこと。
飛竜は何かを訴えているようですが、飛竜と話すために必要なペンダントがないため、何を喋っているかさっぱりなんですって。
で、そのペンダントは城の北にある洞窟にあるかもしれない、という事なので……行くしかないよね、それはもう。
ペンダントを取りに向かう前に、ちょっと城内探索。
ディスト城には宝箱がたくさんある上、敵も一切出現しないので、心おきなくフラつけます。
そういえばカシュオーン城の時に書き忘れてましたが、城のBGMはとても好きです。サントラでいうところの「古城」ってヤツですね。
タリラリラ〜ン タリラ〜リラリララ〜ン♪ ……ってコレじゃあ天才バ●ボンだよ。
余談ですが、ここで入手出来る「ウイングソード」はとっても強力。
スパパパパパーッと敵が斬れます(イメージ)。
というワケで、次回は「ディストの洞窟」へ。