・第11回 本拠地〜スカーレティシア城(戦争) | ・第12回 本拠地〜VSテオ | ・第13回 ロリマーの要塞〜戦士の村 |
・第14回 戦士の村〜ネクロードの城 | ・第15回 本拠地〜シークの谷 | ・第16回 本拠地〜モラビア城 |
・第17回 シャサラザード〜本拠地 | ・第18回 本拠地〜グレッグミンスター | ・第19回 グレッグミンスター〜エンディング |
今頃になって気付いたのだが、何か毎回ストーリーに沿ってダラダラ書き過ぎるので、もっとコンパクトにいこうと思う。日記でその日あった事をダラダラ書くのは良くないって、小5の時の担任のセンセイも言ってたよ(誰だよ)。
本拠地
爺さんが見事に攫われてしまったので軍師様に相談すると、彼の知り合いを駆使して偽の命令書をこさえてくれた。
これを持って、爺さんが投獄されている「ソニエール監獄」に行けば良いらしい。
……とは言うものの、いくら命令書が精巧に偽造されているとしても、反乱分子の人相書きぐらいは帝国軍内に出回っていそうなものだと思うのだが。坊なんか帝国側に顔割れまくってるんだから、特に。
ソニエール監獄
それはさておき、一行は無事監獄内へ侵入、奥にいたリュウカンを救出完了。
速やかに撤収! と思ったものの、そうは甘く無いのが人生。もう一息で監獄出口に辿り着くという場所で、またしてもミルイヒ登場。主人公達が居る部屋の中へと「人喰い胞子」を投げ入れると、部屋に鍵をかけて主人公達を閉じこめ、己はトンズラこいてくれやがりました。
うっわー、それキッツー……などと一瞬呆然としてしまった一行、そんな事をしている場合では無いと気付き右往左往するも解決方法は見つからず、坊は取り敢えず少しでも死期を遅らせようと、メンバーにいたビクトールによじ登り……などと見苦しい事をしていると、グレミオがその辺にあったあからさまなレバーを引いてみた。すると呆気なく開く部屋の扉。
なーんだ、簡単に開くんじゃん、と一同は部屋の外に逃げ出すものの、何故かグレミオだけ出てこない。ど、どうした? レバーにとりもちでも付着してたか!?
グレミオの説明によると、この扉は中のレバーでしか閉める事が出来ないらしい。つまり、誰か一人が残ってこの部屋を内側から閉めないと、人食い胞子は部屋の外にも蔓延してしまい、結果的には全滅を免れないという事なのだ。
……こうして、グレミオは坊を守る為、真の意味での自己犠牲を果たしてしまった。奇しくも、ビクトールの予感が的中してしまったのだ。
人の本当の有り難みは、その人を失ってしまってから気付くもの。
坊はグレミオの弔い合戦とばかりに、一気にミルイヒの軍を叩く事を決意した。例の怪奇植物の毒はリュウカンの薬で中和出来る様になったので、もう問題無い。
スカーレティシア城前でのミルイヒ軍との戦いは熾烈なものとなった。レパントの妻であるアイリーン(美女)の死に台詞「あなた、愛していました……」を三回程聞いたところで、漸く「忍者」や「こそどろ」の存在を思い出し、速やかに使用。お陰様で戦争イベント四度目にして死亡者無しで撃破完了。
その後即座にスカーレティシア城に乗り込み、クワンダ・ロスマン同様洗脳されていたとはいえ、グレミオが命を落とす原因となったミルイヒに対し思いっきり殺る気マンマンになっている仲間達を何とか諫め、優雅な花将軍をも味方に付けた坊なのでした。
ミルイヒが仲間になり、取り敢えずスカーレティシア城陥落を喜んでいると、その見事な脚力を買われ解放軍随一のパシリになっているスタリオンが駆け込んできた。
ナヌ!? 本拠地に帝国軍が攻めてきているとな!?
本拠地
無事か俺の城! と大急ぎで戻ってみると、幸いにも未だ無事の模様。ひとまず城内に戻ると、忍者の隠れ里「ロッカクの里」出身のくの一、カスミちゃん(ムチムチ)が解放軍に助けを求めに来てました。何でもロッカクの里は既に帝国将軍テオ・マクドールの軍に壊滅させられちゃったらしい。
……テオ・マクドール……ってどっかで聞いた名前……あ! うちのパパじゃん!
……なんて事を坊が言ったかどうかは知らないが、そんなパパは皇帝に刃向かう者は息子といえども容赦しない誇り高き武人。只今、坊の城を攻める為に続々集結中との事。遂に親子対決の時が来ちゃったのだ。
父ちゃんには負けんもんね、と勇んで出撃したのは良かったが、見事に惨敗。ここで父ちゃんごめん俺が悪かったヨーなんて言って投降しようものなら多分処刑されてしまうだろう、という事で、速やかに全軍撤退することに。
だが、父ちゃんはしつこく、お供の赤いの(アレン)と緑の(グレンシール)を引き連れて坊を追撃。
ヤバイ! ここまでか! ……そう、覚悟を決めた時、パーンがテオに一騎打ちを申し出た。
考えてみると、パーンの立場も大変だ。テオを裏切りたくは無いが、坊の事を護りたい。だが、片方を立てようとすれば必ず片方に背く事になる。それはクレオも同じ事だったろうが(グレミオは完全に腹括ってたのでちょっと除外)、パーンの場合、テッドを引き渡した例の一件があるだけにさぞ心中も複雑だろう。
だが、最早迷う時は終わったとばかりにテオに挑むパーン、そして撤退していくテオ。……勿論勝たせましたさ。
何とか父ちゃんの追撃から逃れたものの、今のままでは陥落させられるのも時間の問題。何か手を打たねばと悩んでいたら、フリックさんに妙案発生。
ゲーム序盤、まだオデッサが生きていた頃に一緒に運んだ設計図の内容……そう「火炎槍」。秘密工場に頼みっ放しですっかり存在を忘れていたが、もしかしたらもしかするかもよ!? と、一行は北の秘密工場へと向かうのでありました。
秘密工場
正直、秘密工場がまともに動いているのかが心配だったものの、天は坊を見捨ててはいない様で「火炎槍」は見事に完成していた。細々としたイベントを経て(本当に細々してるのよ……)、火炎槍を借り物の商船団に積み込み本拠地へと帰還、間髪入れずにテオへリベンジ。坊ちゃんアクティブ!
火炎槍の効果は絶大で、父ちゃんの軍はメタメタ。父ちゃんは赤いのと緑のを連れて敗走するハメに。……いくらなんでも、一般兵の生き残りが数人居てもいーでしょうよ。
で、「今度はこっちが追撃する番だもんねー、そいで、いつもみたく父ちゃんも仲間に」……と思っていたら、そうはいかなかった。
洗脳を受けておらず完全にマトモな父ちゃんは、主人公に一騎打ちを申し込んできたのだ。
「馬鹿め誰がそんな危険な橋を渡るか!」と一騎打ちを拒否して団体様でボコろうものなら、父ちゃんは確実に化けて出る。それは嫌なので、ここは素直に一騎打ち。勿論負けたらゲームオーバーなので気合いも入ろうというもの。
見事父ちゃんに打ち勝つと、父ちゃんは息子の成長を喜びつつ、坊の腕の中で息を引き取った。そして赤いのと緑のの二人も、テオの遺言に従い解放軍入りする事に(この二人は帝国というよりテオに忠誠を誓ってたっぽい)。
父親を失ったのは辛い事だが、もう坊は止まる訳にはいかない。更に解放軍の勢力を伸ばすため、南西の地、ロリマー地方を攻める事を決意するのでありました。つづく。
ロリマーの要塞〜戦士の村
父ちゃんを失った哀しみを乗り越えつつ、ロリマーの城塞へヒアウィゴゥ。
城塞なのに中が墓だらけなのが妙。その墓が全部掘り返されてるのも更に妙。
が、妙妙言ってても始まらないので、城塞南にある「戦士の村」へ行ってみると、ヘタレ戦士のヒックス君(実際は強いんだけども)と、強気なテンガアール嬢と遭遇。テンガアール好き。愛してる(はいはい)。
ヒックスより歳下なのに(ヒックス17歳、テンガアール15歳)、ヒックスをグイグイ引っ張ってるのがいいなぁ。
ところで今はたと気付いたんだけども、幻水に出てくるカップルって女性が歳下であるパターンばかりだ。
一番面白いのがレパント(42)とアイリーン(32)。別に10歳差という事自体は珍しくも無いが、この夫婦の場合、息子のシーナが16歳だというのがポイント。シーナ、アンタの母ちゃんはアンタと同じ歳の時にアンタを生んだんだからね! ……と絶対親父なり近所の人なりに言われてると思う。
年齢の話が出たついでにもう一つ気になる事を挙げると、外見と実年齢のギャップが凄いキャラがいる、という事。勿論、テッドやヨシュア等の「紋章の呪い」組(笑)や、エルフの面々は除く。
個人的に一番笑えたのがユーゴ(18)で、次点がサンスケ(24)。あとクリン(27)なんかも。
その他はレオナルド(31)、イワノフ(30)、エイケイ(31)なども微妙なのだが、この三人はヒゲの所為で老けて見えているだけの気がする。それを考えると、ユーゴも、ヒゲを剃って瞳がちゃんと書いてあれば(眼鏡で隠れている)全然年相応の顔立ちである様な気も。そして意外な事に、ミルイヒなんか、あんなでも(笑)年相応(38)に描いてあると思うのだが、どうか。
ちなみに女性陣はそこまで乖離したのはいなかった。ただ、セイラ(19)がちょっとフケてるかな、と思ったり思わなかったり。
……だけど、幻水2でもっと凄いのが出てくるんだよな……(笑)。
オヤジ顔談義はさておき、戦士の村は只今「ネクロード」警報発令中。新しく赴任してきた帝国の将軍、ネクロード(どう見ても吸血鬼)が、テンガアールに目を付け、テンガアールを差し出せとほざいている模様。で、言う事聞かないとアンデッドに村を襲わせちゃうぞー、と脅しているのだという。
更には、ビクトールの生まれ故郷もネクロードに滅ぼされていたという事が判明。ゾンビになった家族がお互いに喰いあっている光景を見てしまった……って、そりゃあムゴい。素でそう思う。
こりゃあそのネクタール……じゃない、ネクロードとやらをどうにかせにゃあならんのぅ、とボヤきつつ散歩に行こうと外に出ると、いきなりネクロードが来ていた。もうテンガアールを貰いに来たんだってさ。……このロリコンめ!
ここでのイベントバトルではネクロードには絶対勝てないので、アイテム等は一切使わず早々に負けるのが賢いやり方なのだが、いくらイベントバトルとはいえ何も得ないというのは許せない。そこで全力で戦闘した結果、全滅上等のネクロード戦(一回目)で得たものは……「フリックは死んだ時仰向けで倒れる」、という事だった。
いやぁ、有意義有意義。
いきなり余談だが、フリックはこの「戦士の村」の出身らしいのだが、その事について殆ど触れられないのがちょっと不思議。パーティに入れて連れ回しているのにこれといった反応も無く。
唯一「フリックじゃないか 久し振りだな」みたいな事を言う人物がいるぐらい。
戦士の村の掟である「成人の儀式」の旅に出てから5年も帰っていないところをみると、あんまり村に愛着が無いのかも。いや、オデッサと出会っちゃって帰ってる場合じゃなくなっってとこか。
戦士の村〜クロン寺
さて本題。ネクロードに連れ去られたテンガアールを助けに行きたいのは山々だが、現状ではあの吸血鬼に傷一つ付けられない。ニンニクや十字架でカタが付けばいいが、今時そんな弱点は嫌だ。ならどうするか。
娘が攫われたわりに案外落ち着いている村長が言う事にゃあ、西方にある「クロン寺」に手がかりがあるらしい。そこでクロン寺に向かい、住職である「フッケン」による「108星に関する講話」を半分寝ながら聞いた後、寺の裏にある「過去の洞窟」へと潜入。ここにネクロードを滅殺するための手段がある……らしい。
過去の洞窟
洞窟の奥で待っていたのは喋る剣。寝ている所を起こされた事に腹を立てたその剣は、坊達を過去の世界へと飛ばしてしまった。
飛ばされた先は、木々に囲まれた小さな村。そこで坊は、ソウルイーターを持つ前の、ごくごく普通の子供だった頃のテッドと遭遇。
その後、ウィンディの襲撃により村は壊滅し、テッドは村長からソウルイーターを継承……という、テッドとソウルイーター、そしてウィンディにまつわる重大なイベントを目の当たりにする坊一行なワケだが、気になる事が一つ。
ソウルイーターに限らず、「真の紋章」を持つ者は不老になるらしいんだけども、このイベントの時にソウルイーターを継承したにしてはテッド少々成長してませんか? 何か坊より身体も小さいんですけど。かわいい(笑)。
細かい事はさて置く事にして、村長との約束通りテッドを連れて逃げようとする坊。が、運命はそれを許してはくれず、元の世界に戻った時、そこにテッドの姿は無かった。
あの後、幼いテッドに待っているのは坊達と出会うまでの孤独な旅路。しかも300年も。
テッドの逃れられない運命に悔しさを噛みしめつつも、坊には坊の使命がある。人を過去の世界に飛ばしやがった剣野郎をドツかねばならない……って事で再度剣と対峙してみると、あっさり坊達に力を貸してくれる事に。
てめぇ一回目の態度は何だったんだよ! しかも異様な正確さで重大イベント発生地点に飛ばしてくれやがって、どう考えても展開がご都合主義で強引過ぎるんだよ! ……なんて言っても始まりません。この「黒辰剣」がいない事にはネクロードは倒せませんから。
戦士の村
ビクトールの専用装備である「黒辰剣」を携え村に戻ってみると、ネクロードから結婚式の招待状が届いたらしく、神経逆撫でされた村人達が遂に武装蜂起していた。ここは戦士の村なので武装蜂起っちゅーよりは出撃準備って感じですが。何か変な唄まで歌っちゃって。フリックも歌えるんですか?「ホイ」とか。
ネクロードの城
血気盛んな戦士の皆様には城の外での待機をお願いし、テンガアールを救う為に闘志を燃やすヒックスを引き連れた一行はネクロードの城へと突入。やたらだだっ広い城を進み、辿り着いた先は大広間だった。
高い天井まで届く様なステンドグラスに、巨大なパイプオルガン。そして、純白の花嫁衣装を身に纏ったテンガアール。
……ここまで典型的なら、十字架とニンニクで十分倒せそうなモノですが。
戦士の村で戦った時には手も足も出なかったが、今は黒辰剣がある。何故黒辰剣がネクロードを傷付ける事が出来るかと言うと……黒辰剣は「夜の紋章」の生まれ変わりだから。
何か解る様で解らない理由だが、多分「夜の紋章」とは夜そのもので、夜の眷属である吸血鬼よりも上位だから……とかそんな感じ! きっと!
ネクロードを倒し無事にテンガアールを助けた一行は、ひとまず本拠地に戻って次の作戦を練る事に決定。そいじゃ戦士の村の皆さんバイバイ……とお手手振り振り帰ろうとすると、ビクトールが一旦解放軍から離れたい、となんと敬語で(笑)言い出した。故郷に戻り、家族の墓前でネクロードを倒した事を報告したいんですって。Sレンジのパワーキャラは沢山いるので別にいなくても問題ない主力であるビクトールが抜けるのはとっても辛いが、ここで止めるのは漢にあらず。坊は快くビクトールを送り出す事にしたのでありました。
本拠地
ビクトールと暫しの別れを告げ、ヒックスとテンガアールという新入りを連れ本拠地へ帰還した後は、父ちゃんの友達でもあった将軍カシム=ハジル対策へ。
ビバ人海戦術! という暴君精神をこっそり掲げつつ勢力拡大を図って竜騎士団に助力を請う事に。
騎士団領
騎士団領でのイベントは、結構重要なものが目白押し。先ずハンフリーを固定で仲間に出来る事と、「竜洞」でスヤスヤと眠っている飛竜達の、話し掛けると時折顔を上げて「んぅ?」って感じの顔をして再び眠ってしまう仕草が可愛い……って、この二つは個人的趣味ですか、そうですか。
シークの谷
真面目にいくと、先ずは「シークの谷」でのテッドとの再会。
主に絶大なる力を与える代わりに主の身近な人々の魂を奪ってしまうという、「ソウルイーター」というその名に相応しい、残酷な紋章の呪い。
オデッサも、グレミオも、テオも……そして最終的にはテッドもこの呪いに魂が食われてしまった事により命を落としてしまう事になる。
序盤で坊に紋章を託した時点で、これから坊に関わっていくであろう人々の魂が紋章の餌食に成り得るという事をテッドは十分に知っていた筈。そして坊を中心として戦火が広がっていくだろう事も。
でも、あの時のテッドは選択肢が他に無いと言っていたし、更には自分がこのままソウルイーターを持ち続ければ紋章が坊の魂を食ってしまうかもしれないと怖れたからからこそ、坊に紋章を託さざるを得なかった、と考えられない事もない。
坊が生家から逃げ出す事となったあの夜、テッドが坊にソウルイーターを委ねた理由は、ただ単に「ウィンディに紋章を渡すわけにはいかないから」というだけでは無く、坊自身の魂を守るためでもあり『この先無茶苦茶辛い目に遭うだろうけど許してくれ』ってな感じであったのだろう。
ただ、プレイヤー=主人公なので仕方が無い事ではあるが、ソウルイーターの件に関して主人公の意思が些か不透明だったというのが気に掛かる。あまりにも運命のなすがまま、キューリがパパで、坊自身の意思を見る事が出来ないっていうのが物足りない。例えプレイヤー=主人公でなくとも、坊はソウルイーターを引き継いだとは思うけども(シナリオとかそんなものは無いものとして)。
……ともかくも、テッド、もう旅は終わったのだから、安らかに眠って下さい。
で、もう一つのイベントがフッチと愛竜ブラックのそれ。
このイベントは、個人的にこの作品の中で一番好き……というか印象に強く残っている。多分、ブラックは落ちていく最中でもフッチを守ったんだろうなぁ。序盤のイベントでブラックに乗せてもらったりしてるだけに、何か寂しいものがありましたです。
でも、この後、2、3と(4は出てるのか解らないけど)フッチの成長を見守る事が出来るワケで、ある意味彼は幻水の影の主役なのかもしれない……ってのは言い過ぎか。
ブラックの尊い犠牲のお陰で騎士団の竜達は無事に目を覚まし、フッチも(ハンフリーが預かるといった形で)解放軍に加わった。
……って事で、次回はいよいよカシムのおっちゃんと一戦交えちゃうぞっと。
本拠地
フッチを連れてアジトに戻ってみると、北方でビクトールが投獄されてしまったらしいとの報が。何でも、ウォーレンという名の大富豪の所を訪れていたところ、カシムの反乱分子狩りに引っかかってウォーレンもろとも捕まったらしい。……何て間が悪い奴。
ともかく、ウォーレンの従者が「旦那様をお助け下さい」ってな感じで解放軍に助けを求めて来たので助けに行く事に。ウォーレンに軍資金出させてやる手を取り合って戦う仲間は一人でも多い方がいいからネ!
モラビア城
翌日、解放軍に侵入しているらしいスパイを欺くためのマッシュの奇策、「軍事演習に見せかけて北方にそのまま進軍しちゃうぞ作戦」が炸裂。敵の虚を突いて北の関所を一気に攻め落とし、ちょっとした策を講じてモラビア城内に無傷で潜入。ビクトールとウォーレンを無事に救出した後カシムのおっちゃんと対峙するも、マッシュがあらかじめ焚きつけておいた第三の反帝国勢力が帝国軍の援軍を封じ、カシムのおっちゃん為す術無し! という流れに。
この辺はマッシュの軍師としての力量が見事に炸裂しまくるワケだが、やっぱり解放軍の真のリーダーはこの人じゃあないかと思えてならない。マッシュ居ないと絶対ここまで勢力広げられなかったもの。なんせ、リーダー自らが先陣切って戦ってる様な軍ですから……。
ところでマッシュで思い出したのだが、幻水2ではキーパーソンとなる、マッシュやオデッサの伯父、レオン=シルバーバーグ。彼を仲間にする際、彼からの言伝をマッシュに伝えると今度はマッシュからお手紙を託され、坊はちょっとしたメッセンジャーボーイ状態になるワケだが、マッシュの頼み通りに手紙をレオンに届けた直後、当のマッシュがひょこひょこと姿を現したのは妙に笑えた。アンタ、それじゃあ手紙を預けた意味無いでしょうに。
それはともかく、レオンは皇帝の軍師を務め、マッシュはカシムの軍師を務めていたというところを見ると、シルバーバーグ家というのは軍師の血筋だったんでしょうかね。
で、オデッサは帝国貴族の腐敗っぷりに嫌気が差していたところに恋人が冤罪で処刑されてしまい(公式攻略本に書いてあったよ)、解放軍を結成するに至った、と。
……ううむ、ここって悲劇の一族かもしれない。
さて、ミルイヒ(花将軍)やマッシュの説得により仲間になってくれたカシムのおっちゃん。これで帝国五大将軍は残る一人、水軍を統べるソニア=シューレンのみとなりました。
そのソニアが守っている水上砦「シャサラザード」を攻める事になった解放軍。その決戦前夜、皆はそれぞれの時間を思い思いに過ごしているワケですが……、
「このさかな、おいしいよ。食べてみてよ。」
ヒックス、君はマイペースで大変イイよ!
……いや、真に見るべきところは、ハンフリーがマッシュに自分の過去を吐露するシーンと、ビクトールが坊にグレミオの遺品(愛用の斧)を渡すシーンなんですが。くぅ。
って事で、次回はいよいよソニアをオとします(握り拳)!
竜騎士ミリアの愛竜スラッシュを酷使し、作り出したのは氷の船500隻。ありがとスラッシュ、あとで肉をたんまりやるからね(食うかどうかは知らんけど)。
シャサラザード
氷の船でえっちらおっちら到着した先は水上砦「シャサラザード」。将軍ソニアは懇意にしていたテオが殺されてしまった事に無茶苦茶憤慨している模様で、坊達を殺る気満々。……まぁ、これは後で懇意どころでは無かったという事が発覚するワケですが……。
ともかくも、戦争イベントでソニアの軍を打ち破った後は、砦の中にある水門を閉め砦を焼き払うだけ。んじゃ、いつもの様に行って来ま〜すとリーダー率いる実行部隊で砦内部へと潜入。
水門の前には何故か貝の化け物が居たが気にせず倒して水門のバルブを閉め、後は砦から出て油撒いて火を付けるだけ。さぁて砦の中にもう残ってる人はいませんね〜、燃やしますよ〜、などと物騒な事を言いながら戻っていると、いきなり帝国水軍頭領ソニア登場。今まで何処いたの、お嬢さん。
ソニアにとっての坊は帝国の平和を乱した戦犯であり、テオの仇。何故に多くの者の命を奪う様な争いを起こすのか、と問うソニアに「だってソウルイーター持ってるから」と坊が責任転嫁の返事をしようとしたところ、突然炎が周囲の水路を走り始めたではありませんか。
どういう予定の変更なのか、砦の外に残っていたマッシュ達がもう火を付けたらしい。ふふふ、慌てん坊さんなんだから……って、まさか事故に見せかけて坊を亡き者に!? おのれマッシュ、謀りおったか! ……と怒り狂って砦を飛び出そうとしたら、それより更に怒り狂ったソニアが戦闘を仕掛けてきた。ま、待て、誤解だってば!
全力で挑んできたソニアをどうにか力でねじ伏せたのはいいが(ひどい)、冷静さを失ったソニアはその場で自害しようとする。わー、待て待て! ぎゃー熱いー!
燃えさかる炎の中、ビクトールが失神させてくれたソニアを抱えて砦から脱出。てめぇマッシュ何してやがんだこのトンチキ! ……と詰め寄ろうとしたところが、地面に倒れ込んでいるマッシュ。はは〜ん、死んだフリして油断させようってハラか! そうはいくか! ……ところでフリック、どうして剣抜いてサンチェスに突きつけてんの?
始めこそは何が起こったかさっぱり解らなかったものの、どうもサンチェスが油に火を撒き、マッシュを刺してしまったらしい。何だぁ、そうかそうか。別に坊を殺そうとしたワケじゃ無かったんだね……って、何してくれてやがんだっ!
考えてみれば確かに不自然ではあった。ずっと本拠地に居るのに、サンチェスには宿星の名前が無かったのだから。
つまり、彼は最初から百八星では無かったのだ。
本拠地
どうにか一命は取り留めたものの重体となってしまったマッシュを連れ本拠地に戻った坊達。
サンチェスはその場でフリックが斬り殺そうとしたものの、解放軍内に動揺が走り志気が揺るぐ事を怖れたマッシュが処罰を先延ばしにする様に言ったので、取り敢えずは今まで通り本拠地に居る。
畜生、お前となんて口をきいてやるもんか! ……と思いつつも、喋っちゃうんだよね。パーティメンバーを交代する時、奥に居るマッシュよりも四階入ってすぐの所に居る彼の方が便利なんだもん……。
そうそう、一応捕虜として連れて来たソニアだけどもいっちょ話でもしてみるか〜、と地下牢に行ってみたところが先客が。あ、クレオじゃんか。
物陰に隠れてクレオとソニアの会話を盗み聞きしていた坊だったが……クレオのある発言に、ボーゼン。
……ソニアが、坊の「母」になったかもしれない……って、な、何それ、クレオ……。
どうも、坊の父ちゃんであるテオ将軍(42歳)は、ソニア(27歳)と恋人同士だった模様。いや、年齢差はどうでもいいですが……あれですかね、「北方での任務が終わったらきちんと息子に紹介しよう」とかだったんでしょうか。
でもさ、いきなり自分と10歳ちょっとぐらいしか歳の違わない姉ちゃん連れて来られても坊は困惑したんでは無かろうか。いや、坊よりもグレミオがビビってたりして(笑)。「そ、そんな若い女性と一つ屋根の下で!」とか。……いや、クレオが居るからそれはないか。
と、いうワケで、クレオの説得が功を奏したのか「お前の死に様を見てやる」などと物騒な言葉を吐きながらも仲間になったソニア嬢なのでありました。
ソニアすらも解放軍に加わった今、後は帝都にして坊の故郷、グレッグミンスターを攻めるのみ。マッシュも早く療養させてやりたいから一気に攻め落とすぞエイエイオー! と張り切ってみる。
出陣前、マッシュに続いてレパントが演説しているところをみると、軍隊を直接統率しているのはレパントなんでしょう。坊はリーダーながら思いっきり隠密(でもないけど)的実動隊なので。
それでは出陣、と散会しようとしたら、突然にレックナート様登場。あ、ルック引き取りに来てくれたんですか? ……なんだ、違うの。
レックナート様の言う事にゃ、ソニアが仲間になったのを最後にいつの間に百八星が揃ったらしい。
そこで、なんとご褒美として……グレミオを生き返らせてくれました。
このグレミオ復活はきちんと百八星を集めていないと発生しないイベントで、グレミオが居ると居ないのとではEDが多少変わってくる。
以前にプレイした時もグレミオを生き返らせたので、今回は別のED見てみようと思ってたのですが、いつの間にか百八星集めちゃってたか……。
両方のEDを見たいのならば、誰か一人を意図的に仲間にしない状態にしておいて、シャサラザード攻略後にセーブデータを別に作っておいて……とやるのが効率が良いのかな。確かソニアは地下牢に話に行かないと仲間にはならないので、ソニアで調整するのが一番やり易いのかもしれない。
さて、真に百八星が揃い「門の紋章」にまつわるレックナート様とウィンディの壮絶な姉妹喧嘩の話も聴かされたところで、いよいよグレックミンスターにて最後の戦争イベント突入。
この戦争イベントの敵将は黒騎士ユーバーなのだが、彼の「コロス!」に対しクロミミの「そうはいかないワン」ってのが笑える。何かキの字のキャラを気取ってる(?)割に、軽くかわされとりますがな、ユーバー様。
グレッグミンスター
戦争イベントに勝利し更に進軍した結果、遂にグレッグミンスターへと到着。ここで最終戦に連れて行くベストメンバーを選出するぞ! ……と意気込んでいたら、強制的にビクトールとフリックがパーティに入ってきてオドロキ。
別にビクトールやフリックが嫌なワケでは無いのだが、折角戦闘に参加可能なキャラが沢山用意されているのだから、今更キャラを固定するのはちょっと勘弁して欲しかった。しかも二人共Sレンジなので一層他のキャラの選択の幅が狭まるというものである。
だが、メンバーを変更出来ないのはもう仕方が無い。取り敢えず、バレリア、キルキス、クレオを連れてグレッグミンスターへと突入。
最早人の姿も無くなったグレッグミンスターの町を抜け、皇帝の城へ。堀にかかる橋を渡った坊一行が門を潜ろうとした時、見覚えのある姿……アイン=ジード登場。序盤にグレッグミンスターから逃亡する際、クワバの要塞で見逃して貰った父ちゃんの友達の人だ。相変わらず顔が長いっちゅーかデカいっちゅーか。
以前名乗った「シュトルテハイム・ラインバッハ4世」デタラメ名前まで覚えてました。こっちが忘れてたわ、そんなん。
帝国の崩壊を目の前にしても尚、皇帝に忠誠を誓うアインを激闘の末に撃破し、城に乗り込む坊一行。城内に残る死に物狂いの残党を蹴散らし、あちこちに落ちている宝箱を略奪し(鬼)、残るは皇帝バルバロッサの居る空中庭園へ……は、まだ行かない。
折角だからもっと遊び倒したいのだ。
この「幻想水滸伝」には隠しダンジョンといったものの類は無く、どっぷりやり込める要素が無いので、なんとなく自分ルールを作ってみた。それは以下の3つ。
戦闘に参加させられるメンバー全員を……
1についてはその辺で戦っていればいつの間に上がっているので問題無いが、2と3を一人一人にやるには意外と時間がかかるので、「セイレーン」から「金運の封印球」を入手してお金稼ぎ。ちなみに攻略本では「金運の封印球」を持っているのは「セイレーン」もどきとなっていたのだが「セイレーン」もしっかり持ってましたですよ。
4と5については完全に個人の趣味。「アースブーツ」は城内で「ファントム」を狩り、「しんくのマント」はグレッグミンスター周辺のフィールドで「マスターニンジャ」を狩れば割と高い頻度で落としてくれる。
実際は「アースブーツ」より「しんくのマント」の方が防御力が高いで「マスターニンジャ」だけを狩れば良いのだろうが、貰える経験値が多いのは「ファントム」の方なので、LV上げの効率の兼ね合いで「アースブーツ」を選択してみた。ちなみに女性キャラは「アースブーツ」が装備不可なので「しんくのマント」を装備。
ついでに言うと「エキドナ」から「風のつむいだ鎧」を奪うのも良いのだが、出現頻度がファントム等より低く、落とす確率も低めっぽいので、意識して狙うよりファントムと一緒に出現した際などに棚ボタを期待する程度の方が気が楽。
こんな風にしてチマチマチマチマしている内に、この作業だけに5、6時間近く(日数にして一週間程)費やしてしまった挙げ句、気付けば坊のLVが70ぶっちぎり。
でも目標である全員達成出来たのだから、いい加減クリアしなきゃあ皇帝が老衰しちゃうぞ! ……って事で、次回はいよいよ最終回。グレッグミンスターを陥落させます。
グレッグミンスター
気が済むまで色々と遊び呆けたので、いい加減皇帝戦。
パーティメンバーは、坊+固定の二人に加えて、クレオ、ソニア、テンガアール。ソニアは何だか使い易いから好きさー。……個人的好みっちゅーのも多少。
このパーティで唯一不満なのは、ビクトール。どうにか紋章でフォローしてたりしてはいるが、攻撃外す事が他のキャラより圧倒的に多いしカウンターもされ易い。当たれば強いんだけども。育て方がマズかったか?
さて、城の最奥にある空中庭園に駆け上がった坊が見たものは、滅亡を前にして尚威風堂々とした姿の皇帝バルバロッサ。
その手には竜王剣を携え、静かに坊達に最後の闘いを挑んで来たのです。
VS バルバロッサ
竜王剣とやらの力で(以下ネタバレにつき一部反転→)黄金の三ツ首竜へと自らの姿を変えたバルバロッサとの戦闘。
……うわー! キング○ドラだ! 昔、ウチにソフビ人形があったヨ! ……とか阿呆な感想はどうでも良くて、首が三つもあるんだから1ターンに3回攻撃かしら、と思いきや、行動は1回だけのようで一安心。
時折咆吼しながら首をビヨ〜ンと伸ばしたり引っ込めたりする黄金竜を微笑ましく思いながらも容赦無くシバキ倒す。
……ここで反省点を一つ。LV70は流石に上げ過ぎ。
1回クリアしてからやり込めば良かったのだろうが、クリアしちゃうとそれで満腹になってもうやり込みとかどうでも良くなっちゃうのな。なので思う存分遊び尽くしてからラストボスと戦うんだけども、LVも上がっちゃって難易度がぐーっと下がっちゃうの。勿体無いね。
さて、黄金竜の首を三本とも消滅させると、今度は七色に輝く巨大な竜の頭が突き出して……きません。残念ながら、首三本落とせばそれでおしまい。そのままEDへと突入。
エンディング
バルバロッサを倒した後は「ウィンディとバルバロッサの愛の昼メロ」みたいなEDを経て、崩壊を始めた城から自力で脱出。この間も敵とのエンカウントがあるので実は気が抜けない。
ところで、皇帝陛下はウィンディを道連れにして強く抱き締め空中庭園からダイヴしたワケですが、真の紋章を持ってると死なないんじゃないの? ……と、思ってたら、不老にはなるが不死にはならないのか。そうだよな、それなら坊ちゃん無敵だもんなぁ。
さて、赤月帝国の終焉を見届けたところでEDも終盤。坊の元に集った仲間達のその後が簡単に紹介されるワケだが、その中で個人的に気になった方が数名。
ミルイヒ辺りはてっきり共和国の将軍兼ファッション指南役(?)辺りに収まるかと思ったら「バルバロッサとクラウディア(皇帝の嫁サン)の墓を守って暮らす」……って意外と穏やかなその後。その他は何故かセルゲイが気になっていたのだが、エレベーターの発明が世に認められたんですって! おめでとう!
あと、曲者なのがレオン=シルバーバーグ。「カレッカでのこりの人生を送る」みたいな事が書いてあったが、2をプレイした今となっては「うーそーをーつーけー」、と(笑)。この時点では2の予定は無かったかもしれないが、ビクトールとフリックの事を考えるとやっぱり予定があったのかとも思う。立派に4まで続いている今となってはどうでもいい話ではありますが。
そして、百八星の中でも忘れてはならない人がいる。軍師、マッシュ=シルバーバーグ。
結局、一番可哀想だったのはマッシュではなかろうか。勝ち鬨を遠く耳にしつつも、自分は本当に正しかったかどうか死の直前まで迷い、結局は答えを何も見出せないまま逝ってしまったのだから。
肝心の坊に関しては、グレミオと二人で連れ立って旅立った(真EDなので)。テッドが300年間そうであった様に、これからは坊の長い長い旅が始まる。きっと途中でグレミオも失うだろう事を思うと、何か切ない。死ぬ事は出来るんだろうけど、紋章が紋章だけに自ら命を絶つ事もおいそれと出来はしない筈だから。
さて、最後の締めくくりとして全体的な感想を述べれば、普通に進めていった場合のプレイ時間もそう長くなく、システムも割合簡単なので幻想水滸伝を初めてプレイする方には最適かと。伊達にシリーズ第1作目では無し。
攻略情報無しに百八星を全員見付け出すのは大変かもしれないが、解り難い仲間に関してはちゃんとゲーム中にヒントが用意されているので、世界中をくまなく探せば大丈夫……たぶん。
ちなみに私はクレイブとテンプルトンがなかなか発見出来ず、攻略本に泣きついた経験有り。後者は結構盲点だと思うんですが、どうか。
一方、気になった点も幾つか。まずは読み込みの長さ。ちょっとした所で結構読み込みがあるのだが、特にパーティーメンバーを交代する際のものが気になる。最初プレイした際フリーズしたかと思って焦った事があるので。もしかして本体の型番等で違いが出てくるかもしれないが、これから初めてプレイする方は予備知識として知っておけばドギマギしなくて済むかも(笑)。
また、要所要所でのパーティメンバー固定も気になった。折角仲間が沢山いるのだから、もう少しパーティ編成の自由度が高くても良かったんじゃないだろうか。特に最終戦辺りについては別にビクトールとフリックをパーティに加えていなくても、あのEDの展開に持っていく事は十分に出来たのではなかろうか。
その他は、ソウルイーターの威力がちょっと強すぎかも、とか。詠唱回数を気にする必要のない場合はLV上げなどの作業がサクサク出来るので重宝していたのだが、即死魔法が強すぎるというのが少々アンバランスな気もする。
そんなこんなで、長々と続いてしまったこの日記も、そろそろ終わりの時間となりました。ちょっとダラダラし過ぎた分もあってちょっと反省しております。読み難くてスミマセンです。
それでは、「幻想水滸伝」のプレイ日記はこれにて終了。ここまでお付き合い下さりありがとうございました!