Tales of Eternia [ ナムコ/'00 ]

有名シリーズとして定着した"Tales"シリーズの第3弾(「なりきり」等は抜きで)。'02年にBest版も発売。
田舎の村で猟師として平穏な生活を送る筈だった主人公の少年の運命は、言葉も通じない異国の少女と出会う事により、大きく変わり始める。

シリーズでは最早お馴染みのアクション要素の強い戦闘では、『晶霊』の組み合わせによって使用出来る術が変化するなど戦略の幅が広がり非常に楽しくなっています。また、図鑑、称号、オマケダンジョン等のやり込み要素も用意されているので、どっぷり浸かり込む事も可能。何よりシナリオがさっぱりしている&キャラクターが魅力的なので、ポジティヴなRPGがお好きな方にはおススメです。
個人的には、システムのバランスの良さは秀逸だと思います。殆どストレスが無かったので。

第1回〜第13回 | 第14回〜第25回(最終回)
第1回 プレイ開始〜レグルス道場 第2回 ラシュアン河〜岩山の観測所 第3回 望郷の洞窟〜木陰の村モルル
第4回 モルル奥地〜水晶霊の河〜いざないの密林 第5回 王都インフェリア〜バロール港 第6回 商業の町バロール〜風晶霊の洞窟〜熱砂の町シャンバール
第7回 熱砂の町シャンバール〜火晶霊の谷 第8回 ファロース教会〜霊峰ファロース〜岬の砦 第9回 岬の砦〜晶霊の棲む町アイメン〜アイメン駅〜ルイシカ駅
第10回 廃墟の村ルイシカ〜地晶霊の廃坑 第11回 チャットの小屋〜チャットの小屋地下〜港町ペイルティ 第12回 氷晶霊の山〜港町ペイルティ
第13回 晶霊の棲む町アイメン〜職人の町ティンシア
■第1回:プレイ開始〜レグルス道場

「Tales of Eternia」のプレイ日記開始。
ファーストインプレッションと致しましては、キャラクターの腰が「細ッ」と呻きたくなった。老若男女漏れなく細い。
個人的に、いのまた女史の描かれる男性の絵(特にオッサン)は少々苦手で、女性の絵は大好き。あのキラキラした感じが原因なんだろうか。

プレイしてみてまず感じたのは、背景等の絵が綺麗だなぁということ。描き込んではあるのだが、必要以上にリアルに描いてはいなくて、柔らかい色合いが世界観にマッチしている。まだ始めてちょっとした経ってないけど。

また、シナリオの導入部の描き方も関係しているんだろうが、リッドが「主人公」という立場を余り感じさせないのも良い。あんまり気負いがないというか。どっちかというと、ファラの方が気合い入ってるしね。

さて、謎の少女を連れて村長宅に行った際、今度は謎の男の襲撃を受けるワケだが、そのシーンで爆笑。別に笑う所じゃあないんだけど、突如、壁をブチ壊し乱入してきた挙げ句、意味の解らない言語を捲し立てる(それは「謎の少女」もだけど)っちゅーのがツボを突いた。こういう勢いだけで生きてそうな奴は大好きだ(*´ω`*)

それにしても驚いたのが、戦闘におけるファラの役割。イラスト等を見る限りでは、見た目からして細い女子なのでてっきり魔法班だと思っていたら、格闘とな!? その筋肉無さ気な細い腕や足で一体どうやったらあんな破壊力を……ほ、惚れた。
ちなみにメルディも好き。こういう雰囲気の子は無条件に好きになるという嗜好の持ち主だという方向でひとつ(真顔)。

取り敢えず初回はレグルス道場でリッドがしつこく勧誘されるまで。
何やら2周目にならないと隠しダンジョンは行けないらしいので、1周目はあまり称号やらサブイベントにガッつかずのんびりプレイしようかと思います。はい。
でも、モンスター図鑑やアイテム図鑑は一周目で出来る限り収集しとかないと面倒かな。

■第2回:ラシュアン河〜岩山の観測所

キールという名の幼馴染みに会うため、一行は引き続き学術都市である「ミンツ」を目指す。

さて、いきなりではありますが、一言。
……このゲーム、面白い。
正直、キャラゲーなんじゃないかと最初は穿った見方をしていたのだけれど、これがなかなかどーして。

まだ少ししか進めてない身で言うのもちょっと気が引けるのだが、少なくとも現時点ではバランスが良いと感じる。シナリオもテンポ良く進んでいるし、戦闘も難し過ぎず易し過ぎず良い塩梅。今のところ目立ったストレスは無いのでそれが嬉しい。
この先、今感じている好感触が変化していかない事を祈る。

さて本題。ミンツに到着後、早速大学でキールを探すも、彼は教授連中とゴタゴタを起こし島流しならぬ山流しになっている模様。そこで、早速キールが居るという山の上の観測所を目指す……前に「クレーメルボール」でアツく戦ってみた。
基本的にこういったミニゲーム類は好かん筈なのですが、「クレーメルボール」は妙に遊んでしまう。何だこの魔力。

「ころがしめいじん」の称号をうっかり頂戴し、今度こそ岩山の観測所へ。
絵に描いた様な学問バカっぷりが微笑ましい、青髪ロン毛のキール君とようやく再会。
次回は「木陰の村モルル」を目指します。

■第3回:望郷の洞窟〜木陰の村モルル

キールの知識をもってしてもメルディの話す言葉が一向に解らないリッド達は、キールの師匠である「マゼット博士」を頼って、「モルルの村」を目指す事になりましたとさ。

「望郷の洞窟」に入った辺りから、まともにLV上げをしてこなかたツケが回ってきたのだろう、戦闘が辛くなってきた。
エッグベア戦に至っては危うく全滅するところで、もしかして戦闘モードがハードになってるんじゃないかしらきっとそうだわ、と疑った程。

が、洞窟内のアイテムを全て回収後、出口に向かう頃にはだいぶ戦闘が楽になってきたので、「こりゃもう大丈夫だわ」とモルルへ向けてフィールドを歩き出した直後、危うく全滅しそうになった。……な、なんかまた敵が強くなってるー!?

この時点で思ったのだが、この作品、戦闘頻度と敵の強さ、キャンプや料理なんかのバランスが妙に上手いこと取れていると思う。あくまで主観なのだが、過去にプレイしたTOPやTODでは「料理」に頼らなくてもどうにかなるという感覚があったが、今作は敵が強めの感があるので(なんとなくエンカウントの頻度も高い気がする)、「料理」を軽く見ると危険だと思うのだ。

もちろん、TP配分などに気を配り上手に戦闘をこなしていれば料理の必要も無いのだろうが、どうせならば、キャンプと併用して上手くお付き合いしておきたいものだ。
……ってワケで、うちのファラは専ら料理当番。ファラがある程度マスターしたらリッド辺りに覚えさせようかなぁ。

そうこうするうちに、「木陰の村モルル」に命からがら到着。マゼット博士と対面し「オージェのピアス」を頂戴した後、飛び出して行ったクィッキーを追ってモルルの村の奥地へ……今行くのはちょっとよし子さん(?)。
メルディには申し訳無いが、クィッキー探しはまた次回という事で。眠いから。

■第4回:モルル奥地〜水晶霊の河〜いざないの密林

クィッキークィッキー! を追ってモルル奥地に入ったメルディを追ってモルル奥地に入る(どれもこれも重ねて言わなくてよろしい)。

最奥にて、やたらとデカい敵に恐れ戦きつつメルディを捕獲……じゃなくて保護した後は、博士の家で改めて大晶霊の居場所を聞き、水晶霊が居るという「水晶霊の河」へ向けて出発進行。相変わらずLV不足でヒーハー言いながら強い敵を蹴散らしつつフィールドを進む。意地張らんでLV上げの作業をやればいいものを。

そうしてやっと辿り着いたのは「水晶霊の河」……ではなくて「いざないの密林」? ……ここ、どこ? 

人の話をちゃんと聞かない、もしくはメモしないという己の欠点を露呈させつつ、ひとまずモルルへ帰還。ついでに暫く村周辺でLV上げをする事にする。流石にキツい。

とにもかくにも、そんなこんなでモルル周辺のモンスターがある程度楽に倒せる様になったところで改めて「水晶霊の河」へ。何の問題も無く大晶霊「ウンディーネ」をゲット。優しいお姉さんでした。

次に一行が向かう事にしたのは、インフェリアの首都である「王都インフェリア」。グランドフォールによるエターニアの危機を王様に訴えようってわけです。このインフェリアでは王様こそが絶対的な存在であるわけですから。
が、その王都に行くためにはモルル北部にある広大な密林を抜けていかなければならないそうで……ん? 密林? ……ああ、それがさっき間違えて向かった「いざないの密林」かぁ。

「スケルトン」の使う「骨人剣」が異様に鬱陶しいのでピョンピョン避けつつも奥を目指す。そういえば全員同時にジャンプさせる操作があるけど使った事がない……。ちゅーか、リッドの特技出すので精一杯じゃ。メルディとキールはショーットカット任せだし。

自分のトロさを包み隠さず露呈してしまったところで(さっきから露呈してばかりですね)、この「いざないの密林」でうっかりやらかしてしまった事についてのお話。
密林後半部分のマップの端々に潜む「ジャングラー」共を、出口近辺でのイベント(?)を見ないうちに全滅させてしまったせいで、一体何がどうなって連中を倒さねばならなかったのかが不明のまま終わってしまった……。どうせ二周目やるからその時は気を付けよう。

密林を抜けたところで、続きは次回に。

■第5回:王都インフェリア〜バロール港

密林を抜け暫く北上すれば、四方を壁に囲まれたでっかい街が見えてくる。それが目的地の「王都インフェリア」。
この街を目指そうと決めた辺りから、ファラがイベント等でちょくちょく「王様ならきっとどうにかしてくれるよ!」といった趣旨の発言をしてくれていたのだが、予想通り、王様は何もしてくれなかった(笑)。この手の期待は裏切られるものだもんなー。

水責めの際は一人一人の性格が如実に出て面白かった一方で、絵に描いた様なバカ国王と王妃と色ボケ騎士が大層ムカついて何か作り手さんの掌で踊らされている様ないないよな……って、いい歳してゲームのキャラに本気でムカついたりするなよ、自分。いつも思う事だよ。

インフェリアのお城でかなり不思議なのが、処刑場(水責め)の直ぐ側に、アレンデ姫の部屋がある点。普通、こんな造りはしないでしょう。姫の趣味が「処刑中の罪人の苦しむ表情を見る事」だったら解りもするが、彼女はインフェリア王女にしてこの城で唯一マトモ(といってもお嬢様育ちではあるんだけど)な存在なのでそれは無いだろうし。いや、別に深い意味があっての事じゃあ無いだろうからどーでもいいです。はい。

その後、紆余曲折を経て、絶対的存在である筈の国王も、この国の学者の頂点に立つ天文台長もまったく当てにならない事を知った一行は、こうなりゃ自力でどうにかしてやると決心し(主にファラ)、インフェリア港から他の地を目指す事に。あの色ボケ騎士から乗船パスも貰ったしね。

取り敢えずインフェリアから行けるのは「学問の町ミンツ」か「商業の町バロール」。ここでミンツに戻っても仕方無いのでバロールに行こうと船に乗り込もうとしたらば、いきなりキールが離脱。王都の天文台での研究を手伝え、とあの天文台長にナンパ……じゃない、ヘッドハンティングされちゃったらしい。

そういやキールの夢って王立天文台で研究員として働く事だったよなぁ、大学じゃあ異端の説を唱えて追放されてたもんなぁ、一発逆転返り咲き立身出世だもんなぁ、なら仕方ないよなぁ、と余計な事まで考えつつも、ここは笑ってキールを見送るのだった。

……本音は、単純に戦力低下が嫌なだけなんでスけどね。

その後、定期連絡船に無事乗船し、到着したのはバロール港。次回はここから「商業の町バロール」を目指す。目指すって言ってもフィールドに出りゃ目と鼻の先なんですが。

■第6回:商業の町バロール〜風晶霊の洞窟〜熱砂の町シャンバール

バロール港からフィールドをテクテク歩いて「商業の町バロール」へ。ファラの正義感が空回りした結果、旅の商人、レイスと知り合った。
彼のファッションセンスが絶望的な気もするが、気付かない事にしておく。

レイスから危うく壷を売りつけられそうになりながらも、バロールの近くにあるという「風晶霊の洞窟」の情報をゲット。早速行ってみる事に。

さて、バロールで一番の楽しみといえば、テイルズ恒例の石取りゲーム。ハクシ●ン大魔王並に数字にゃ泣けてくる私であるので、気付けば石の個数が「4・4・4」とかなっちゃって、どうあがいても絶望とか何とか違うゲームのキャッチフレーズが頭を過ぎったわけだが、試行錯誤しながら頑張ったさ(最後にゃ攻略本頼っちったけど)。

爺さんからミラクルグミ15個を奪取したら、いよいよ準備完了。
それにしてもアイテム上限15個って、今回はキビシク感じるなぁ……。

風晶霊の洞窟へはレイスも同行。戦闘時にはっきり解ったが、やっぱり何か変な服だよこの人……。
商人にしてはやたら腕っぷしが強く、王国の兵士をも上手く丸め込んでしまったレイスに疑問を抱きつつ、飛んだり落ちたりして洞窟の最奥へ。そこでクソ生意気な小僧風晶霊シルフを捕獲したのでありました。

今作は、晶霊の力を入手する際、あくまで「契約」という形にはしないという所がちょっと面白い。「力を示して契約→使役」ではなくて「誠心誠意でお願い→力を示す→協力(事実上の使役)」という形。
結局はやってる事はどちらも同じだが「晶霊あってのエターニア世界」という、世界観と上手く絡んだシナリオの流れが好き。取り敢えず、現時点ではね。

シルフの助力を得る事が出来たならばもう洞窟に用は無い。なので洞窟の出入り口まで戻って来たところ、一人の学士風の青年と行き会った。んぁ? キールじゃん。

もう天文台での手伝いは終わったというキールに対し、リッドが「クビになったのか」といった意味合いの軽い揶揄を投げるもののキールの反応が少々怪しい。……まさかこやつ、リッド達をスパイしに来たのではあるまいな、などと訝しんでみる。この手の人にはよくある話。
で、キールが戻って来たのと入れ替わりに、今度はレイスがパーティ離脱。いろいろお世話になりました。リッドとキールは色々と怪しんでたけど。

水、風と集まったところで、次は火晶霊。さっきシルフから貰った「エアリアルボード」で海を渡り、火晶霊の住むという遙か東の大陸(全体マップで見た場合)へ向かう事に。
この「エアリアルボード」、徒歩よりスピードがあって海や川を渡れるのは良いが、森は通れないのが少々不便。が、いちいち連絡船で高い金をぼったくられなくても済むので、やっぱり便利。

そんな便利道具で到着したのは、東の大陸の大砂漠地帯。何も知らずにウロウロした結果、凶悪な攻撃力を持つサソリ(「スカーレットニードル」)にギッタンギッタンにされ、命からがら逃げ込んだのは「熱砂の町シャンバール」なのでした……。
……ちゅーか、何? あの攻撃力は。

■第7回:熱砂の町シャンバール〜火晶霊の谷

「熱砂の町シャンバール」でひとまず一命を取り留めたら、フラフラと町を探索。
「ビストロシャンバール」で食材を買い込んだり画期的バルーン破壊ミニゲーム「シャンバルーン」に挑み、モンスター図鑑完成のためスペクタクルズを使ったら後はあっさり放置プレイ(この手のミニゲームは好きくない模様)。

シャンバールではシナリオ絡みのイベントがなく、休息及び物資補給、おまけにミニゲームを堪能するのが主な目的になる。
なので、用が済んだらとっとと「火晶霊の谷」に向けて出発しないと一向に話が進まないのであります。

火晶霊が住んでいるだけあって「火晶霊の谷」は灼熱地獄。一定時間は水晶霊ウンディーネが加護してくれるので、彼女の加護(=HP)がある間に火晶霊の元まで辿り着かなければならないのが大変。
途中、お約束の様に火が吹き出していたり炎の壁があったりして、それに触れてもウンディーネのHPはガスガス減っていくのだ。気を抜いて適当に進んだりした日にゃあ、あっさりと加護が失われてしまう。

ただ、加護が失われたといっても、その時点で全滅したりダンジョンから強制退去させられたり、といった事は無く、単にパーティのHPが減り始めるだけなのだが。

火晶霊イフリートは実に剛胆で解りやすい性格。問答無用で襲いかかってくるのを撃破すると、ウンディーネに諭されつつシルフに嫌味を言われつつ、一行に協力してくれる事に。
水、風、火とインフェリアの根元晶霊が揃ったところで、この3晶霊を統べる存在である光の晶霊、レムが登場。パチパチ。が、彼(彼女?)は仲間になってくれるでもなく、シリーズではすっかりお馴染みになった便利アイテム「ソーサラーリング」をくれると、意味深な台詞を言うだけ言って消えてしまいましたとさ。

さて、ここで遂に3大晶霊が揃ってしまったわけだが、今作は晶霊に結構細かい性格付けがしてあり、更には晶霊同士がキャンプスキットで会話しているのが面白い。晶霊の性格付けが見たまんまというかお約束な感じなので、会話自体はありきたりで面白い内容でもないのだが。

そんなこんなで、お次に向かうのは「光の橋」があるという「霊峰ファロース」。やっと物語も中盤には入ってる……かな?

■第8回:ファロース教会〜霊峰ファロース〜岬の砦

次の目的地は海上に浮かぶ霊峰、ファロース。正確に言うと霊峰ファロースがそびえ立っている島(言い直さんでもいい)。
その霊峰の頂上にあるという「光の橋」を渡り、いざ行かん、未だ見知らぬ(メルディ除く)大地、セレスティアへ!
なんかリッドが乗り気じゃ無さ気なのが気に掛かりますが。珍しいよな、ここまで消極的っちゅーか、なし崩しに冒険させられている感のある主人公も。

さて、霊峰の島へと勇んで上陸したまでは良かったのだが、一行はそこで驚くべき事態に陥る事となった。
……全滅したのだ、のっけから。
「グラップラー」だの「バルドヘッド」だのの団体様に襲われたと思ったら、瞬く間にHP表示が赤に。そして「!?」と思う暇無く「リトライ/やめる/ロード」の3点セットが画面に浮かんだのだった。

そーいや「火晶霊の谷」とかイフリート戦の時、相当しんどかったっけな〜などと今更思い出してももう遅い。あれだけ「このゲームは割とこまめなLV上げが要るなぁ」と解ってたのに! 私のバカ! っちゅーか戦い方ヘタなんだよ自分……。

たった1回の戦闘で生死の境を彷徨っていてはお話にならないので、霊峰への登山口にあるファロース教会を拠点にドカドカとLV上げ。そして危な気なく勝てる様になった頃合いを見計らい、霊峰登山を開始するのでありました。

ところで、前述の様にLV上げをしている最中に気付いたが、この島の森林地帯には要注意。絶対に夜には入っちゃなんねぇ……。
夜になると「レッドドラゴン」と「フェニックス」というえげつない敵が出てくるから。

火属性の攻撃に対する防御が万全(且つ戦闘上手)なら挑めない事もないが、この時点でのHPでは攻撃に耐えきれないと思う。それでも尚この時点で遭遇してモンスター図鑑を埋めたいのであれば、

・可能な限り火耐性の装備を全員に施す
・(持っていれば)プレイヤー操作キャラ(リッドが適当)に「エルヴンブーツ」を装備させる
・ショートカットに火属性以外の詠唱時間の短い晶霊術を登録
・プレイヤー操作キャラ以外のキャラの作戦を「ぶんさんこうげき」or「そらのてきをねらえ」にする

で、戦闘開始と同時に操作キャラを画面右に向けてダッシュさせ、そのまま逃亡態勢に入らせる。そしてキールやメルディはショートカットを駆使してひたすら詠唱しフェニックスを攻撃。こうすると、レッドドラゴンは画面右端に来たキャラを攻撃するので、その分画面左にいるキャラ達が生き長らえる(笑)。

レッドドラゴンに襲われた操作キャラはおそらくあっと言う間に死ぬと思うが、死んでもなお逃亡していると(寧ろ死んでからの方が逃亡し易い)、上手く左端の3人が生き残っていれば逃亡に成功し晴れてモンスター図鑑に掲載されるというわけだ。

だが、この時点でモンスター図鑑に掲載させるメリットなど「自己満足」しか見当たらないので、ここまでする必要は無い事は明白。更に上記の手法でもHPと防御力がネックになり成功しないんじゃあないかしらと思うのだが……あ、でも、操作キャラに「マジックミスト」を装備させればイケるかもよ! 書いてて思った!
……試すメリットは、相変わらず無いワケですが。

本筋から派手に逸れてしまったが、用意が出来たらいざ霊峰ファロースへ。
途中、ファラが離脱してしまい戦力低下するも、基本的に頂上までは1本道なのでそうそう迷う事も無し。

ところで、山頂でのレイシス戦の直前、一行に国家反逆罪(らしきもの)が適用されている事を知るわけだが、ここでキールが天文台から戻って来た真相が解り正直驚いた。王立天文台の研究資料を燃やしていたとは……。
キール、てっきり光の橋を前にしての寝返り担当キャラだと思ってたよ。お前ってヤツぁ真の漢だ。『最近妙に色気付きやがって』とか思っててスマン。

レイシス戦の後、別世界に向かう事に二の足を踏んでいたリッドも漸く腹を括り、舞台は遂にセレスティアへ。
DISC2に入れ替えたところで続きはまた次回。

■第9回:岬の砦〜晶霊の棲む町アイメン〜アイメン駅〜ルイシカ駅

考えたのだが、森の中に「フェニックス」やら「レッドドラゴン」が出現した日にゃあ森林火災だらけではないのだろうか。え? 前回の話を引きずるな?

さて、光の橋を越えてやって参りましたセレスティア。降り立ったのは断崖絶壁の上に立つ小さな砦(の廃墟)。
何かこっちに来てからというもの、キールの言動に生気が漲っていて少々怖い。そしてそれとは対照的にテンションやや低めのリッド。え? なんかファラまで元気無いよ? ……って事で、霊峰ファロースで受けた傷を癒すため、砦の中にあったベッドで休む事に。
……あのさ、言いたかないが、こんな見るからに何十年も誰も使ってない様な布団で寝るかぁ? 普通。

まずはメルディが育った町、アイメンを訪れる。ここでは知的好奇心をくすぐられまくりのキールが更に活き活きと動き回る様を見物出来るのだが、何なのだね、その君のはっちゃけ振りは。
そしてそんなキールと反比例するかの如く沈むファラ。そんなファラが気に掛かるものの今はそっとしておく事にするリッド。三者三様。

どことなくありがちな世界観であるインフェリアに対し、セレスティアの設定は結構個人的に好みだ。
10歳で独立する事や、実力主義的、個人主義的である所とか。かといって他に対する情愛もきちんと普通に存在している事が面白い。

アイメンの次に向かうのは、メルディの師匠であり育ての親(っぽい)である晶霊技師ガレノスの済む町「ルイシカ」。そこへ向かうためには鉄道を動かす必要があるのだが「乗る人間が燃料を持って来い」という、正論と言えば正論の様な気もする台詞を駅員に吐かれた。なんだこの鉄道、営利組織じゃないのか。

いまいち存在理由が解らないミニゲームをしながらもルイシカ駅に到着。存在理由は解らないがゲーム自体は妙に気に入ってしまったので(なーんじゃそりゃ)、幾度もアイメン〜ルイシカ間を往復しメルディの称号「ぽっぽや」を手に入れてしまった。出来心でした。手紙の内容、何が書いてあるのかが気になるよー(笑)。

そんなこんなで、気が済んだところで次回こそはガレノスの住む「ルイシカ」へGOなのでありました。

■第10回:廃墟の村ルイシカ〜地晶霊の廃坑

ルイシカの村は、ルイシカ駅から徒歩数秒の場所にある。但し、廃墟。
メルディの師匠だというガレノスは、ゲーム開始直後のアニメで登場していた爺様らしい。自分の事を「アタシ」と呼ぶ飄々とした人物で、CVは青野武氏。「ちびまる子ちゃん」の友蔵じいさん(今のね)ですな。他は「ONE PIECE」のミホークとか。青野氏の紹介に文字数割いてどうする、自分。

リッドを用いての人体実験(ちがう)を終えた後、グランドフォールの仕掛け人であるセレスティア総領主バリルについての情報を得るため、「港町ペイルティ」を目指す事に。そのためには再度晶霊鉄道に乗って「地晶霊の廃坑」を通らねばならないので、一旦ルイシカ駅に戻り、廃坑に向けて出発進行。

ここで話は少々戻るが、リッドがガレノスの実験台になっている間、メルディとファラがベッドに潜って「想い出」について語り合うイベントがあるのだが……あたしゃ、こういうのに弱いんだよぅ。
特に、メルディが眠りに落ちる直前(たぶん)、おぼろげに想い出している母親(らしき女性)との記憶。メルディ、それが想い出なんだよ。それより辛くて苦しい記憶に飲み込まれてしまって、思い出せなくなってるだけなんだよ。と素で思ってしまった。

さて、キールが苦手な晶霊鉄道に乗り込み「地晶霊の廃坑」へと出発したのは良かったが、またしてもミニゲーム。
取り敢えず爆弾を投げてモンスターの乗るトロッコを近付けなければ良いというのは解ったが、トロッコのどの辺で爆弾を爆発させる様にすれば良いかがイマイチ解らないままミニゲーム終了。結局2回程戦闘しちゃったよ。

「地晶霊の廃坑」を探索開始して先ず驚いたのは、モンスター「ジェントルマン」の存在。『こんにちは』(頭突き攻撃)で最初の衝撃を受け、『とれた』(飛び道具(?)攻撃)では最早言葉を失った。ただでさえその容貌で驚きを禁じ得なかったというのに、画面上部に『とれた』と表記された時「何が!?」と思わず声に出してしまったのさ。いや、腕が『とれた』んですけどね。
やっぱアレだよね、こういうモンスターがいると和むよね。

ところが、そんなジェントルマンに負けず劣らず和んだのが、地晶霊共。何なんだ、あの柔らかそうな物体は! 『人間だぁ』『ほんとだぁ』『ほんとだぁ』『ほんとだぁ』……馬鹿な子ほど可愛い(力説)!
だが、地晶霊共の親玉である巨大地晶霊「ノーム」は可愛くない。見た目は小さいのをそのまま大きくしただけなのだが、喋り方と声と性格が気に食わん。成敗。

そんなこんなでなし崩しに地晶霊ノームの助力を得る事に成功した一行は、のほほんとしている割に商魂逞しい地晶霊達から食料を仕入れつつ、引き続き「港町ペイルティ」を目指すのでありました。

■第11回:チャットの小屋〜チャットの小屋地下〜港町ペイルティ

「地晶霊の廃坑」を通り抜け再び空の下へ。それでも、港町は未だ見えず。
腹が減ったとしきりに訴えるリッドを擁した一行は、ひとまず海岸側にある建物へと侵入し、地下へと閉じこめられましたとさ。

「アヒル! ゼンマイ!」と叫びながら地下を駆けずり回り、罠には大方引っかかりまくり、何のロボットアニメですか的なフォルムの敵を投げ倒し、漸く戻って来ました地上1階。
一体ここは何なんだと思っていたところ、大海賊アイフリードの曾孫にしてこのヘンテコ小屋の仕掛け人、チャットが登場。
一見生意気系賢いガキんちょかと思いきや、可愛いんだ、この小娘が(笑/歪んだ愛情表現)。

そんなチャットの子分になり、アイフリードの遺産だという戦艦バンエルティア号に乗って「港町ペイルティ」へと連れて行って貰った一行。港から町に降り立った途端……わぉ、キールが凍った。相変わらずの虚弱体質(ちょっとちがうのでは)。

さて、何をトチ狂ったのか、氷晶霊が猛吹雪をけしかけているせいで港町はカチンコチン。このままじゃ町が滅びてしまう、という事で「氷晶霊の山」まで氷晶霊をドツきに行く事に決定。

ペイルティのイベントで楽しいのが「登山服お着替えショー」。先ずはキールに「ししまい」を着せようとしたのだが、拒否された。で、メルディの「ねこにん」が大層可愛く、本人も気に入ってる事だしそれでいこう! と思ったのに、リッドからのダメ出しが。何で!? ……仕方無い、じゃあファラにバニーガールの(以下割愛)。

このお着替えショー、結局着る服は各キャラで決められてしまっているので、シナリオ進行から見るとまったく無駄な要素なのだろうと思う。
これが、選んだ服のまま「氷晶霊の山」を攻略出来るというのであれば少しは有意義なものになったかもしれないだけに、勿体無いといえば勿体無い。……凍死も辞さない覚悟で「ししまい」で雪山を登るキールの勇姿が見たかった。惜しい。

防寒具の準備が完了したところで、次回はいよいよ「氷晶霊の山」。事と場合によっちゃ、氷晶霊ぶっ潰しちゃうからねー!

■第12回:氷晶霊の山〜港町ペイルティ

氷晶霊を止めるため、「氷晶霊の山」を登る一行。登山口の猛吹雪は火晶霊イフリートが緩和させてくれた。

この山で、氷の塊を叩き割ったら出現するモンスターに「ビックフット」が居るのだが、「TOP」のそれに比べるとより一層『ビックフット度』(?)が増していて、これはこれでイイ感じ。「TOP」のもそれなりに可愛いのだが(注:ワタクシ基準による)、あっちはどっちかって言うと『オバケの●太郎』ライクだったものなぁ。

「ビックフット」語りはさておき、山頂に辿り着いた一行が見たものは、自我を失い唄を歌い狂っている(これで吹雪を起こしているらしい)氷晶霊セルシウスの姿。
あちゃちゃー、どうやって止めれば良いんだ? と困惑していたら、キールのクレーメルケイジ(晶霊収納筒)からフラフラと飛び出てきたのは火晶霊イフリート。コラコラ、こんな寒い所に出たらダメですよ君は……などと言う暇も無くセルシウスの方へと近付いていくイフリート。そしてそんなイカつい火晶霊に気付いたセルシウスは思いっきり拒絶反応を示し、いきなり戦闘開始。バカー! アンタが刺激するからー!

半狂乱で暴れ回ったセルシウスを何とか宥めたものの、またしても迫ろうとするイフリート。どうもこの体育会系晶霊はセルシウスに惚れちゃった模様。が、思いっきり拒絶されてやんの。気の毒に……。
その後、ノームが仲介(?)に立ってくれた事で漸く一段落が着きケージに入ってくれる事になったのだが、イフリートと同じケージに入れてやりましたわ。鬼。

セルシウスの吹雪が止んだので、すっかり港町としての機能を取り戻したペイルティ。……っちゅーか、雪解け早すぎ。
町の中ではリッド達に防寒具を買ってくれたガストンという髪がどピンクのお人が待っていて、町を救ってくれたお礼にと御馳走してくれたのは良かったが、美味しい話にゃ裏がある。領主バリルを倒すための組織「シルエシカ」に入ってくれとの事なので、取り敢えず「ティンシアの町」にいるリーダーに会ってみる事になった……までは良かったが、突然、メルディが故郷アイメンの危機を察知。「シルエシカ」どころじゃないっちゅーの! フォッグは後回し(未だ会った事ないのに何故知っている)!

……というワケで、次回は急いでアイメンに戻ってみようと思うのです。

■第13回:晶霊の棲む町アイメン〜職人の町ティンシア

氷浸けのペイルティを救ったリッド達を信用出来ると思ったのか、チャットは態度を少々改め、自由に船を出してくれる様になった。なので速攻アイメンに向かって貰う事にする。チャット好き好き。

さて、アイメンがピンチであろう時にナンなのだが、ちょっとキャンプスキットのお話を。
セルシウスの協力を取り付けた後、キャンプスキットを聞いてみると、イフリートとセルシウスのやり取りが聞けて楽しい。イフリート、顔に似合わず純愛系(笑)。
それにしても攻略本(エンターブレイン刊)に書いてあるセルシウスの紹介文の「精神構造が暑苦しいイフリートが苦手」というのはあんまりだと思う。面白いけど。

暑苦しい精神構造の話はともかく、遙々帰ってきましたアイメン……だったが、悪い事にメルディの予感は的中し、平和だった筈の町はほぼ壊滅状態に。

町をこんな風にしてしまったのは、ヒアデス。ゲーム序盤、メルディを追ってラシュアンの村に現れたあのハイテンションな狂人だ。
テメェ、ヒアデス! 30代だったらウハウハだったのに54歳なんてぶっちぎり守備範囲外じゃ(何のだ)! ……と、見当違いの怒りを交えながら図書館にて戦闘開始。

前回の「氷晶霊の山」攻略後からまともに戦っていないのが見事に災いし、かなりの苦戦を強いられたもの、何とか全員生き残った状態で撃破。斬っても斬っても死なないから一時はどうしようかと思った……。

今度こそ倒したかと思ったヒアデスだったが、逃亡したところを見るとそのうちまた戦わなければならないだろう。54歳と解ったからにはもう容赦はしないと見当違いの覚悟を決めるのは後にして、改めて町壊滅した町を見て回ったところ……生き残ったのは武器職人のサグラと、ポンズという少年の二人だけ。

ゲームを開始してからというもの、これといって悲惨な出来事も無く(現在においては)比較的平和に進んでいるなぁと思ったら、ここに持ってきたかという感じ。
打倒バリルへの動機付けをより一層強化するためなんでしょうか。

アイメンの復興を手伝ってはやりたいが、バリルを止めない事にはどうしようもないという事で、一行は約束通り「職人の町ティンシア」へと向かい、「自由軍シルエシカ」のリーダーであるフォッグと御対面。
フォッグは絵に描いた様な豪傑オヤジなのだが、実際の絵(イラスト)では腰が細くてビックリだ。実はオープニングアニメ見た時からフォッグの線の細さが気になっていたりするのです、ハイ。

次回は、何となく田中邦衛を彷彿とさせる喋り方をする(そんな事思うのはアンタだけ)フォッグと共に「雷晶霊の遺跡」へと参ります。

>> 第14回〜第25回(最終回)
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