PC産のRPG「Ultima3 Exdous」をFC版としてアレンジ移植(と言って良いのか?)した作品。その自由度の高さ&情報の分散加減、戦闘のシビアさに「?」を連発する事うけあい。その一方で、決められたシナリオの上を進むのではなく、自分なりの攻略手順を踏む事が出来るとう楽しみがあります。
難易度、システムの面において敷居が高めである事は否めませんが、そのコツさえ掴んでしまえばこっちのものなので(?)、プレイ出来る環境にある方は是非とも遊んで欲しい作品だったりします。
更に個人的言いますと、音楽が凄く良いです。グラフィックの倍は力を入れている様な気がしないでもない(失礼な)ので、機会があれば是非聞いてみて欲しいところ。
そのゲームは、気付いた頃には存在していた。
誰が買ったのか、或いは借りたのか、それは解らない。
ひっそりと、しかし確実に、それは幾年もの間我が家に存在し続けていた。
私は、幼い頃に一度だけそれをプレイした事がある。だが、到底太刀打ち出来る代物では無かった。例えるならば、言葉の通じぬ異国にただ一人置き去りにされた様な感覚だったのだ。
……だが、それから十数年の月日が経過した今、私は再びこのゲームをプレイするべくコントローラーを握っている。
否、これは最早、我が家に存在し続けたゲームではない。しかし、私の記憶に留まり続けているのもやはりこのゲームなのだだ。
「ウルティマ 恐怖のエクソダス」
……ワケの解らない始まりで申し訳ありませんが、「ウルティマ 恐怖のエクソダス」のプレイ日記開始です。
ウルティマというとネットゲームの「ウルティマオンライン」(UO)が有名なので御存知の方も多いと思われますが、そのウルティマシリーズ第三作目「Ultima3 〜 Exodus 〜」をFCへと移植(とはかけ離れているらしいが)したものが、今回プレイするゲーム。
このゲーム、とにかく凄い。何が凄いかは後々否が応にも語らねばならないので今は言いませんが、とにかく凄いのっ(笑)!
冒頭のワケわからん語りに書いた様に、このゲームは我が家にずっと存在してました。多分、発売当時に買ったのだろうと思います。
が、まさか十数年後に自分がプレイする等とは思っていなかったので見事に放置状態でした。
そのお陰でROMは振ったらカタカタ音がするわ、データはすぐに飛ぶわで「こりゃプレイは無理だな」と思っていたところ、何を思ったのか我が愚妹が「ねーちゃんの為に買って来た」と、かなり状態の良いものを中古屋から仕入れてきてやんの(箱・説明書ナシで280円)。
振ってもROMの音がしないし、心なし、我が家のものより重い。何故?
それはさておき「折角買って来てやったんだからプレイしろ」という妹の圧力に負けプレイする次第です……ってのは冗談で、負けっぱなし(子供の時のプレイ放棄を指すと思われる)というのは何とも悔しいので、リベンジ仕掛ける所存也。
とりあえず、今日の所は導入編。プレイ日記本編は次回からスタート……しようと思ってるのですが、どうプレイ日記を書いて良いものか悩む……。
どんなゲームか気になる方は、ゲームタイトルで検索かけてみるが吉。大抵の方が苦々しい記録を綴っていると思われます(笑)。
プレイ日記本編開始という事で電源オン。著作権表示などが流れた後、タラリラタラリラという(全然わからんわい)人を不安にさせる音楽と共に、青黒いタイトル画面が登場。
そしてどどーんと「Ultima Exdous」と英語表記。
幼かった私は、この日本語皆無のタイトル画面だけで「とんでもないゲームに手を出したのかも」とビビったものです。そしてその「とんでもない」予感は的中。予想外の方向で。
さて、プレイを開始するにあたり先ずやらなければならないのがキャラメイク。5種類の種族(人、獣、小人、妖精、魔)と、11種類の職業(戦士、騎士、シスター、魔女、盗賊、山賊、レンジャー、魔術師、僧侶、詩人、科学者)からそれぞれ1つを選び、初期能力値を振り分け、最後に命名すれば出来上がり……と、この調子で20人程キャラを作る事が出来ます。
今回、私がメインのキャラとして作ったのは、人族の騎士とレンジャー、妖精族の盗賊、小人族のシスター、魔族の魔術師の5人。実際にプレイする際は4人までのパーティとなるので、主力+予備キャラ一人、といった感じです。
キャラメイクをしていてふと気になってしまうのは、このソフトのパッケージやカートリッジに描いてある、プレイヤーキャラであろう勇ましそうな人達。とりあえず盗賊、魔女、戦士、魔術師といったところですが……こんな人達はゲーム中に登場しません。ゲーム中、各キャラのドット絵は頑張って大きく表示されているのですが全然別物。
そんなゲームは機種関わらず氾濫しているだろうに、今更そんな事言う私が馬鹿だった。ごめん。
キャラメイクが終了したら、作ったキャラ達から四人一組のパーティを編成し(私の場合は騎士・レンジャー・シスター・魔術師)ゲームスタート。UOプレイしている方ならお馴染みの「ロードブリティッシュ」(この世界で一番偉い王様)に呼び出され「エクソダスをぶっ倒してくれや」と頼まれゲーム開始です。
まず最初にすべき事は……上に一歩動いて城に入る事。
このゲーム、ロードブリティッシュとの謁見が済んだ次の瞬間から突如としてフィールドに放り出されちゃうのです。
更に運が悪ければ放り出された真横に敵が居たりして、訳も解らないまま「エンカウント→全滅」という可能性も十分有るから恐ろしい。
ロードブリティッシュ城
城に入ったら何はともあれセーブ。話はそれから。セーブしてくれるのはその名もズバリ「セーブデパート」。カウンター越しにおねぇさんに話しかけたらOK。デパートと言ってもお金を取られたりはしません。
今後一番良く利用するであろう「セーブデパート」は、間違い無く城内にある店舗(?)。一応、この城の他にも二カ所支店があるのですが、どちらもすんなりとは行けない場所なので、ここだけだと思っていた方が良いかも。
ちなみに、このゲームのセーブはバックアップ式なのでDQ風に言う「復活の呪文」をメモる必要が無いのが素晴らしい。というか、せめてもの救い。
ロイヤルシティ
セーブも終え、今度こそ冒険の始まりだーっ! ……といきたい所ですが、まだまだそうはいきません。
次は城の南東……ちゅーか、フィールドに出て城の右斜め下にある「ロイヤルシティ」の武器屋で、遠距離攻撃が可能になる「パチンコ」を騎士とレンジャーに買い与え、ただちに装備させます。遠距離攻撃が出来るか否かで戦局が極端に大きく変わるのがこのゲームの恐るべき所。ホントにシャレにならない程変わるの。
その後、出来れば再度城に戻ってセーブして、漸くこれで今度こそ本当に正真正銘冒険の始まり……は次回にして、今日はここまで。
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フィールドに出てまず発見したのは、フィールド上を徘徊している黒っぽい物体(図.1)。もし見えないなら城か町への出入りを繰り返せば、そのうち必ず付近に出現してくれます。
運が良(悪?)ければ真横に出て来てくれてワタシトテモビックリヨー。
で、この物体は一体何かというと、敵のシンボル。
フィールド上ではこういったものがプレイヤー目指して進んで来て、接触すると戦闘開始となります。
ちなみに(図.1)で示した敵シンボルは一番弱い部類の敵のもの。敵の強さによってシンボルは違うのですが、取り敢えずスタート直後はこいつらしか見掛けません。
ところで、(図.1)を描いていて思ったのだが、腹部辺りに入っているラインはベルトなのだろうか。それとも、ヘソ出しなのだろうか。
……それと、こいつ耳なんてあったかな……。
モンスターの耳の有無はさておき、敵と戦わない事には前進は無いので、意を決して敵シンボルと接触し戦闘開始。
戦闘画面は、一昔前のPCゲーム(RPG)の様な雰囲気。画面右側はステータスとメッセージ、左側には敵とプレイヤーキャラが配置されているバトルステージがそれぞれ表示されてます。
敵とプレイヤーは、そのバトルステージ内で戦闘を進めていくワケです。
戦闘はターン制(……になるよね?)ですが、このゲームには「素早さ」という概念が無いため、必ずプレイヤーが先攻になります。なので、最初のターンは己の戦略に合わせた行動を取るのが吉。意外と最初のターンがその戦闘の明暗を分ける事に繋がったりするので侮れません。
また、遠距離攻撃が可能な武器(パチンコなど)を持っている場合は初手から攻撃を加える事が出来るので、戦闘を比較的有利に進められます。特に序盤の敵は直接攻撃しかしてこないので。
しかし、物事がそうは上手く運べないのがこのゲーム。「よぉし、じゃあパチンコ打っちゃえ!」と敵にパチンコを打ち込んでみたはいいが……当たらなでやんの。いかにも「スカ!」という感じの音がして外してしまう事が多い。尋常でなく多い。
そして、そこで成立してしまう負のループが「攻撃全然当たらない→敵が減らない→敵がどんどん近付いて来る→敵にボコられる→全滅→プレイ放棄」というもの。
「全滅しそうになったら逃げればいいじゃん」と思う方もいらっしゃるでしょうが、このゲームの戦闘には基本的に「逃亡」の文字はありません。
要するに、一旦戦闘に突入すると逃げられない仕様になっているのです。
とはいえ、後々あるアイテムを使用する事によって戦闘から離脱可能にはなるのですが、少なくともスタート直後の今の時点では逃亡不可。まさに恐怖のエクソダス(意味不明)。
話は戻りますが、攻撃が当たらない原因ははっきりしています。能力値の一つである「器用さ」が低いからです。種族によってその最大値は異なるものの、器用さを上げれば上げる程、攻撃の命中率も上がってくる仕組みになっているので、器用ささえ上げれば安定した攻撃が出来る様になります。
しかし、そこで問題になってくるのがこの能力値。
レベルアップする毎に能力値も上昇する……と思いきや、このゲームはそれがありません。レベルアップで上昇するものはHPの最大値のみなのです。
……では、能力値を上げるにはどうすれば良いかというと……少なくとも、今の段階では不可能。最低でもLV5まで上げなければ絶対無理。
でも敵に攻撃が当たらないから敵を倒せない、以下負のループへ突入。人間ならばそれが普通(´-ω-`)
……という訳で、こんなクリアもへったくれも無いゲームのプレイなんて出来ませんプレイ日記も書けません。じゃあ解散! お疲れ様! ……と言いたい所ですが、捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったもので、ちゃーんと抜け道があるのです。それについては次回に。
さて、今回は負のループ(前回参照)を回避する方法をば。
別段難しい事は無く、とりあえずの必須条件は、パーティに「クンテ」及び「クーン」を唱えられるキャラが居る事だけ。
キャラの準備が出来たらいざ戦闘。その辺を歩いている敵シンボルと接触し、出現した敵が「オーク」「ゴブリン」だった場合は魔力の「クンテ」を、そして「グール」「スケルトン」だった場合は「クーン」を唱えます。それだけ。
「クンテ」と「クーン」はそれぞれ対応するキャラを殲滅させる(100%ではない)呪文なので、上手くいけば大量の敵を一気に片付ける事も可能だったりします。
……が、実際に唱えてみると解るのですが、これらの呪文は詠唱をしくじる時があります。要するに「唱えたが、それがたまたま敵に効かなかった」のではなく「詠唱そのものを失敗」してしまうという事。
しかも、これらの呪文は一回の戦闘で一回しか使えないらしく、一度詠唱に失敗すると、その後はいくら唱えても絶対に成功しないという追い打ちまで用意されているのです。
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このゲームの敵は(プレイヤーキャラもだけど)戦闘中ずっとペケペケ動いているので、その2コマの絵の内の1コマになった瞬間、呪文を実行してやればOK。
上の方で前回に引き続きいい加減な絵を描いてみましたが、これを例にしてみます。
(図1)と(図2)のコマを繰り返して動きを表現してある敵(多分オークあたり)がいるとします。この敵に呪文を唱えた場合、(図1)のコマの時は絶対に効きませんが、(図2)の動きの時に唱えると、必ず効いてしまう、というワケ。
上の絵はあくまで例ですが、実際の敵の動きから判断すると、「オーク」と「ゴブリン」は持っている武器を振り下ろした瞬間、「グール」は足を踏み出した瞬間、「スケルトン」は剣を右に揺らした瞬間にヒットする模様。
上記のコツさえ掴めれば、序盤の敵は恐れるに足らない存在となる。が、これで「クンテ」と「クーン」の発動率を100%にしても、必ずそれが効くとは限らないので注意。全滅する時もあれば、数匹生き残る事もあるのだ。この辺は運を天に任せるしかありません。たぶん。
ともかくも、これで序盤の戦闘は随分と楽になる筈なので、張り切って経験値を溜めちゃう事にします。私の場合、パーティ全員が「クーン」か「クンテ」のどちらかを使えるので、割と皆均等に経験値が溜まっていきなんだかイイ感じ。
……って事で、暫くは大陸を巡りつつ戦闘して、お金と経験値を貯める事にしてみようかの。
前回の「クーン」と「クンテ」の技を駆使し、経験値が溜まったら城に戻ってロード・ブリティッシュからLVを上げて貰います。
LVが1上がるごとにHPが100増えていき(やっぱり能力値は上がらないけど)、LV5まで上げた所でロード・ブリティッシュが「これ以上LV上げて欲しかったら『王の印』を持って来いや」と宣いました。
わかりましたよ、じゃあその「王の印」を取って……来るのはまた後で。取り敢えずはLV5までがこのゲームの第一段階なのだから。
LVを上げて貰った後フィールドに出てみると、見慣れない敵シンボルが増えていました。いままでのザコ敵シンボルに加え、真っ黒な人型、背中に悪魔の羽が生えた様なヤツ、更に海には舟、海竜のシンボルまで出現。
LVの増加に伴い敵が一気に増えた模様です。
ここで気を付けたいのは、今まで戦っていた灰色の敵以外とは未だ戦闘をしてはいけない、という事。敵が一、二匹ならともかく、集団で襲って来られたら今の段階ではまず勝ち目はナッシング。何故なら「クーン」と「クンテ」が全く効かないからなのです。
これらの呪文が効くのは例の灰色の敵だけなので、他の敵に追跡されたら上手く逃げ切られなければなりません。慣れれば意外と要領良く逃亡出来る様になりますが、それまでがなかなか大変なので、セーブはこまめにしておく事をおススメ。
LV5になったら、敵避けの練習を兼ねて様々な町を探索するのも良いかも。
このゲームの舞台である「ソーサリア大陸」(「ブリタニア」になるのは4以降だそうな)には「ロード・ブリティッシュ城」とそのすぐ側の「ロイヤルシティ」の他、9つの町が存在するのですが、そのそれぞれの町に散りばめられている情報を手掛かりに、エクソダスの元に到達・撃破しなければなりません。
各町を訪れる順番はプレイヤーの自由であり、城から遠くの場所だからと言って強い敵が現れる事も無いのですが……正直、攻略情報が皆無だと相当シビア。
その一方で攻略手順を知っていれば全部の町を訪れる必要は全く無いのも事実なのですが、折角なので行ける町には早い段階で行っておくと面白いです。なかなかシュールな台詞を吐く町人も居たりするので。
個人的に一番好きなのは森の町「ユー」にいる、初対面にも関わらず「ふたたび おあいするのが たのしみですじゃ」というお婆さん。
それはさておき、とりあえずは城の一番近くにある「ユー」の町へ向かう事に決定。前述の不思議バァさんも居るし(笑)。
……もとい、ここにはクリアに必要なアイテムやコマンドがあるので、早い段階で押さえておきたいのです。
フィールドに出ればすぐに気付くと思われますが、このゲームのフィールドは常に画面上の全てが見えている訳ではありません。一応、DQなどの様に俯瞰式(って言うのかな)のフィールドなのですが、山の向こう側や、深い森の中といった「通常ならばその位置から見える筈の無い場所」は真っ黒になって見えない様になってます。そして、プレイヤーキャラの動きによって視界が開けていく仕組み。
例えば、広い森の中を歩くと途端に周囲がブラックアウトして、先頭キャラの上下左右1マス分しか見えなくなってしまう、という具合。
正直、慣れていないと非常に鬱陶しい(画面が結構チラつくから)し、いつの間にか敵に近付かれていて危険だったりする事もあるのですが、そのリアル故の不便さに伴う緊張感は非常によろしいと思います。でも不便は不便。
ユー
話は戻りまして。目的地である森の町「ユー」は、その名の通り見通しの悪い森の中にあります。城から西の方に山岳地帯が見えますが、ユーの在る森はその山々に包まれる様にして広がっているのです(すごく狭いけど)。
町に入るのは別に難しくはありませんが、大変なのは町に入ってから。この町はまさしく森の中に町があり(森に「囲まれた」町では無い)……つまり、町に入っても相変わらず森だらけでフィールド同様視界が狭く、何処に誰が居て何があるのか、それどころか、自分が今どの辺を歩いているかすら不明になってくるのです。要マッピングなのかこの町は! という気分。
そんな深い森の町を探索する際、森特有の歩き辛さ(森は視界が悪い上に歩く速度も遅くなる)故か勢いに任せてザッザッと進んでしまいがちですが、この町には何故か溶岩地帯が数カ所あるので、実はその行為は危険。勢い良く溶岩を数歩進んで瀕死もしくは全滅という事態も起こり得るのが怖いところ。何で森の真ん中に溶岩があるんだよ! というツッコミはやるだけ無駄。気を付けるしか術は無し。
前置きが長くなりましたが、ユーに何をしに来たかと言うと、重要コマンドの一つである「いのる」を覚える事が目的。
このコマンドはクリアする為に必須なので、今の内に覚えておいた方が良いでしょう。
「いのる」のコマンドは町の教会(?)で授けて貰えるのですが、その教会がエグい。入口がバッチリ溶岩地帯。
一歩歩く度にザックリHPを削られる(50ぐらい?)ので、ある程度LVを上げて置かなければ町の中で全滅しかねないのが恐ろしい所。
無事教会内部に辿り着いたら、神父から「いのる」のコマンドを貰います。コマンド画面はセレクトで二ページ目が出るので、その中にきちんと「いのる」が記憶されているか確かめておきましょう。
コマンドを入手した後は再び溶岩地帯を越えて教会から出る必要があるので、その前にしっかりHP回復。全員無事に教会から生還したら、次は教会から南下した場所に突如として現れる「光の広場」へ向かいます。ここも周囲に溶岩があるので、勢い余ってツッコまない様に。
……そういや、この町に居た女性が「きょうかいにいると こころが やすまるの」と言ってましたが……ここの町人は皆苦行でもしているのだろうか。
引き続き「ユー」の町であれこれ。
溶岩での苦行を終え、教会から南下した場所にある「光の広場」に到着。
広場の中央にある十字の交差点に立ち、覚えたてのコマンド「いのる」を早速使用。すると地面から湧いて出てきたのか空から降って来たのか、とにかく「ぎんのつのぶえ」が手に入りました。
これを何に使うかはまた後日説明するとして、これを入手すればもうユーの町に用は無し。そそくさと町を出て、城に戻ってセーブします。
さて、お次は何処の町に行くかというと、道具屋がある町に行っておきたいところ。
どういう訳か、大陸一番の繁華街である筈の城下町ロイヤルシティには、道具屋という基本的(だと思われる)な店が存在しないのです。
で、道具屋のある町はどこかしら……と資料を探してみると、城から南西に位置する「グレイ」の町にあるみたい。早速向かう事に。
グレイがあるのはユーより遙か遠い場所で、結構な距離を歩かなければならない……と見せかけて、実はそうでもない。大陸狭いから(笑)。
ただ、途中、速度が遅くなる地形(草原?みたいなもの)があるので、上手く敵を誘導しつつ抜けていかなければならないのが少々面倒。
グレイ
グレイに到着すると、何はさておき道具屋へ。「まほうのかぎ」「ときのすな」「テント」を幾つか買っておきます。そして食料屋で食べ物を買ったら準備万端。城へと帰還します。よく考えたら食料は城で購入出来るんでした。迂闊。
ちなみに、グレイにはカジノがああります。カジノとは言っても広い建物がある訳ではなく、宝くじ売り場か店外にあるパチンコの景品交換所の様な感じ。カウンタの奥におじさんが一人居るだけなので、言われ無ければカジノだと解らない。
で、そのカジノで遊べるのはスロットやポーカー、はたまた丁半なのかと思いきや……その実体は、じゃんけん(笑)。おじさんとカウンタ越しにじゃんけんポイでお金を賭ける訳です。
確かに誰もが知っているルールではありますが、ある意味殺伐。この辺、PC版では一体何だったのだろう。もしかしてカジノそのものが無かったり?
さて、グレイで最低限の買い物を終えた後、いよいよ次の段階に。次に目指す目的地は「アンブロシア」。ロイヤルシティ辺りに居た爺さんが「うしなわれた アンブロシア」云々言っていた場所がまさしくそれです。
どういう理屈になっているのかは解りませんが、アンブロシアはソーサリア大陸と同じ世界(次元?)には存在しません。そんな失われた大陸に行く方法はただ一つ、海上を気ままに移動している渦に飛び込む事だけ。やっぱり理屈は解らないけど。
「じゃあ海に出て渦に飲み込まれてみよう!」という事で海岸(とは言っても城から一歩上なだけだけど)に立ったは良いが……船が無い。船が無い事には渦に飲み込まれるどころか海に出る事すら出来ないので、船を貰う為にロード・ブリティッシュの所に行って……も、無駄だったりする。王様が勇者にしてくれる事はと言えばLV上げだけ(あと城内のBGMを変えてくれるぐらい?)。
ではどうするのかと言うと……とても解りやすい行動に出るしかない。
船 を 襲 っ て 強 奪 し ま す 。
強奪、と言えば聞こえが悪いので訂正。海上には敵シンボルとして海賊船が航行しているので、それが海岸沿いに来た時を見計らって戦闘に入り、勝利すればその船を手に入れる事が出来るのです。
プレイヤー所有となった船は敵シンボルのカラーである黒と灰色から、鮮やかなオレンジと白っぽい色に変化します。その状態になっている船には、海岸から自由に乗り降り可能という訳です。
ともかくも、無事に船を入手出来たら、今度は海上を彷徨う渦を探します。慣れない内は船を入手した後一旦城でセーブして、渦が城の上にある海岸沿いに出現するまで城や町への出入りを繰り返すのが一番安全かも。
ある程度慣れてきたなら渦を探してこちらから海を徘徊するのも良いでしょう。
アンブロシア
渦に無事(?)飛び込む事が出来たら、目出度くアンブロシア到着。勇者御一行様はどうやら渦に巻き込まれた時に失神してしまったらしく、「きがつくと みしらぬかいがんに ながれついていた」(少し違うかも)というメッセージ。
(ここから突然日記風)
『そこは一面、銀……いや、どっちかと言うと灰色の世界で、やけに静まり返り、見る限りは敵の姿も無い。
ふと海の方を振り返ってみると、あの巨大な渦が漂っていた。船は渦で破壊されたのだろう、跡形も見当たらない。
……………………!?
い、今、視界の端に巨大なタコが居た気がしたが……気のせいか……なのか?
気を取り直してとりあえずは陸地を北へと進むと、何故か老婆が一人立っていた。そして我々にたった一言こう言ったのだ。
「ここは アンブロシア ですじゃ」 』
……と言うわけで、正真正銘アンブロシア到着。ソーサリアの時とは違い寂しげなBGMに郷愁を感じますが、その場に突っ立っていても仕方が無いのでサクサク先に進む事にします。
まず、忘れないうちに入手しておきたいのが「アンブロシアの花」。ここでしっかり全員分摘み取っておきます。
この花をソーサリアに持ち帰り、ロイヤルシティに居るとある人物に渡すと、凄まじく便利なアイテムと交換出来るのです。
さて、花を摘んだらお次は本題。このアンブロシアに存在する四つの神殿に向かわなければなりません。
その四つの神殿とは「強さの神殿」「器用さの神殿」「法力の神殿」「魔力の神殿」という名で、各神殿で「いのる」事により、「愛の石板」「太陽の石板」「月の石板」「死の石板」を入手する事が出来る……のですが、それだけではありません。
その名が表す通り、この四つの神殿が唯一プレイヤーキャラ達の能力値をアップさせてくれる場所なのです。
逆に言えば、こんな所まで来ないと能力値を上げて貰えない、という事でもあるので騙されるな(何にだよ)。
神殿でのアレコレについては、また次回。
前回に引き続き、アンブロシアにて神殿行脚。
アンブロシアは基本的に特定の場所に近付かない限り敵との戦闘は無いので、安心して歩き回る事が出来るのですが、二つ程注意点を。
・やたらめったら扉を開けてはいけない。
アンブロシアには鍵を使用して開ける扉が幾つかあるのですが、有益なのはその内一つだけだ。しかも扉によってはまだソーサリア大陸にも出現していないドラゴン型の敵シンボルが潜んでいる事があるので要注意。
・マップ南西部にあるカクカクとした細道には用も無しに立ち入らない。
ここはアンブロシアを脱出する為には必ず通らなければならない地点であると同時、敵が出現するポイントでもあるので(運が良いなら遭遇しませんが)、脱出の準備が整ってからの方が良いです。
さて、アンブロシア各地に散らばる4つの神殿をこれから訪ねるわけですが、別に訪れる順序は決まってません。自分が取りたい石板がある神殿や、上げたい能力に対応している神殿へと向かえば良いのです。
が、厄介な事に「魔力の神殿」と「器用さの神殿」に行くには最低一回は戦闘があり、後者に至っては更に危ない橋を渡らなければならないので、ここはまず戦闘をせずに向かえる「強さ」か「法力」の神殿を目指すのが無難かと思われます。
特に、パーティーにシスターが居るのなら、先ず「法力」に行っておいた方が後々楽かも。
「法力の神殿」に到着し、無駄(本当に無駄なの)に広い神殿内を進むと、神官だか何だかの爺様が一人。
とりあえず「いのる」を使ってみると、
「おお かみよ! いま まことの ゆうしゃが あらわれました さあ ゆうしゃよ このあいのせきばんを もっていかれるがよい」
……との台詞と共に石板ゲット。何となくそれを全員繰り返した結果、意味も無く全員石板を入手してしまいました。
ちなみに「いのる」を実行した時のリアクション(というか台詞)は、台詞の石板名が違う点を除けばどこの神官も同じなので、以後割愛。
石板を入手した後は、一番の本題とも言える能力値アップのお時間。これも目の前に居る神官にやって貰うのですが、今度は「いのる」は使わず普通に話し掛ければOK。
『すんません神官様、法力の値を上げて欲しい……なぬ? 神殿を修理するから寄付しろ? いや、それよりも先に能力値を……解りましたよ、寄付すりゃいいんでしょ。1口100Gですね。で、話は戻りますけどね、能力値を……え? 寄付の御礼に法力の能力値を1上げてくれる? ……それって』
こんな具合で、神官に寄付金を100G払う毎にその御礼として能力値を1上げてくれちゃうのですが(他の神殿も同様)、要するに『100G=1のレートで能力値を買う』という事。
そうかそれなら、と、とりあえず有り金を全部シスターの「法力」に注ぎ込んだものの、100Gでたった1なので、シスターの法力が70を越える頃には(初期値25)5000G以上あった持ち金がスッカラカンになってた(゚∀゚)
以上の要領で、それぞれのキャラの伸ばしたい能力に金を注ぎ込んでやれば、キャラを存分に強化可能。ただしそう簡単にはいきません。なんせこのゲーム、お金を貯めるのにとにかく苦労させられるのだから。
……って事で次回は、いかにしてお金を稼いでみるかに焦点をば。
今回のテーマは「いかに金を稼ぐか」。これ。
このゲームは、本当に金に左右されると思います。地道に戦闘して稼げるお金は微々たるものなのに、能力値、アイテム、食料と、金の使い道はたくさん。普通にプレイしていると、常に財布はスッカラカンです。
基本的に、金の稼ぎ方は以下の5通りある(と思う)。
1:地道に戦闘し、地道に宝箱回収
2:洞窟に潜って宝箱漁り
3:町にある宝箱を漁る
4:か弱い町人を襲って金品略奪
5:問答無用の裏技(?)使用
まず1については、正攻法その1といったところ。ただ、戦闘には時間が掛かるし、入手出来る金額は最高でも99Gなので、効率が良いとは言い難いです。
更には敵の所持金額と強さはまったく比例しておらず、「タイタン」の集団よりも「グール」3匹の方が金を持っていたりと、もうわやくちゃ。
次に2について。こちらも正攻法その2と言えます。個人的に、宝箱が大量にある洞窟さえ選べば1よりはかなり効率が良いと思うのですが、洞窟内部はフィールド上と違いランダムエンカウントなので、意図的に戦闘を回避する事が出来ません。その為、歯が立たない敵の団体様と遭遇した際は死を覚悟しなければならず、出来ればある程度パーティを強化してから……少なくとも、一度はアンブロシアに行った後の方が良いと思います。私はこの方法をメインにして金を稼いでました。
続いて3つ目。町によっては、宝箱が扉の向こうに保管されていたりする事があるのですが、それを頂戴してしまおうという技(?)。
何の問題も無く宝箱を入手出来るのならば一番オイシイ方法として大推奨出来るのですが、残念ながらオイシクはありません。それどころか高リスク。何故ならば、このゲームは町に置いてある宝箱を勝手に開けると犯罪者と見なされてしまうからです。
宝箱を開けた瞬間「みつかった」というメッセージが出た場合は、まさに失敗。町には衛兵が溢れ、主人公達を袋叩きにしようと襲ってきます。
……しかし、失敗、があるからには成功がある。器用さが上がれば上がる程、見付かる可能性は低くなります(器用さ99の盗賊ならば高確率で成功する模様)。
どのみち、クリアに必須のアイテムを入手する為に町の宝箱に手を出さなければならなくなるので、失敗する様を見て喜ぶのはその時でもいいかも(いくない)。
お次は4。これは言葉の通り町の人に対して「たたかう」のコマンドを実行→倒す→宝箱を取って遁走、を繰り返せばOK。ただし、これも当然犯罪行為なので、戦闘後から周囲にはウジャウジャ衛兵が現れます。
故に、狙い目は町の隅に一人ぽつんといる町人。これなら宝箱を取って素早く町を出れば逃げ切れる可能性大。しかも、一旦出た町に再び戻ると町は何事も無かったかの様に普段通りで、しかも殺した人も生き返っている。ので、また金品を強奪して……を繰り返します。
しかし、これも非常に効率が悪いと思うなぁ、ぼかぁ。
そして最後に5。これはシステムの裏を突いた技なのですが、まずセーブをし、リセット→ゲームを再開する前に、キャラ作成で新たなキャラ(捨てキャラ)を作成。→主力キャラ1人+捨てキャラ3人でパーティ編成し、ゲーム再開。→捨てキャラがあらかじめ持っている100G&装備品を身ぐるみ剥いで主力キャラが回収→セーブ&リセット→身ぐるみ剥いだキャラを消す。……とまぁ、この作業を延々繰り返す事により、金を貯め込んでいくという訳です。
実際この方法が最もリスクが低いのですが、延々と続く単調作業の辛さと、こまめにリセットをしなければならないのでバックアップデータが飛んでしまうのではという不安が付きまとうので、個人的には余り好きくない。
……が、この技を使えばアンブロシアから一歩も出ずに仲間を最高まで強化出来るので、必要以上の冒険はしたく無い人(笑)におススメ。
以上が、とりあえず私が思い付く限りの金稼ぎの方法です。付け加えるならば「パーティーがかなり強い」or「『ハートのじしゃく』(逃亡用アイテム)を持っている」のならば、2は当然として、3と4の方法にも挑んでも問題無いでしょう(効率が良いかどうかは別として)。
さて、だいぶ脱線してしまいましたが、話はアンブロシアに戻ります。
「法力」の神殿で法力をある程度上げて貰った後は、そのまま道なりに北上した後、西に進路を取り、斜めに三つ並んだ扉のある所へと向かいます。この三つの扉のうち、真ん中の扉の奥には(何故か)セーブデパートがあるので、そこでがっちりセーブ。
もし鍵を持って居なかった場合は……運を天に任せるしかないかも。
また、このセーブデパートを利用する事により、前述の金稼ぎ技の5を延々と行う事が出来ます。一旦リセットをかけてゲームを再開した際、セーブデパート前の扉は復活してしまうのですが、ゲーム再開時はその扉の上に重なる様にして立っているので、そこから一歩も動かなければ「まほうのかぎ」を消費する事無く金品回収が可能という寸法。根気強く単調作業に耐えられる人はお試しあれ。
ちなみに、この三つの扉のうち、上の扉は開けてはいけません。開けた瞬間ドラゴン型の敵シンボルがお出迎えしてくれるからです。
……あれ? もしかすると、一番下の扉だったかもしれないぞ……。記憶が定かじゃ無いや、てへっ(殴)。
次回はいよいよアンブロシアから脱出してみたり洞窟にアタックしてみたり。
石板回収して能力値を上げられるだけ上げたら、一旦セーブしてソーサリアに戻ります。ただし、初めて訪れた際は最低でも法力の神殿と強さの神殿で各能力値を可能な限り上げておきたいところ。
それと「アンブロシアのはな」の回収も忘れずに。
ソーサリアに戻るには来た時同様例の渦に船ごと飲み込まれれば良いのですが、折角海賊から強奪した船もアンブロシアに来た際に大破した模様で、流れ着いた海岸からは姿を確認する事が出来ませんでした。ならばどうするか。
……そう、答えは単純。海 賊 船 強 奪、再び。
アンブロシアにいる海賊船は三隻。大陸北部の内海(?)に一隻、大陸南部の海に二隻。この内、北部にいる船は除外されます。北部の海には渦が無いので、船を奪った所で帰れないのです。ちなみにこの北部の船は専ら「魔力の神殿」に向かう時にだけ使用する事になります。
という事で、ここで先ず奪うのは南部の西側に停泊している海賊船。もう一隻は東部に停泊しているのですが、この東部へは結局船でしか行けないので意味無し。
さて、海賊船がある南西部の海岸へは迷路の様な細道を抜けなければならないのですが、ここは森と山に囲まれ視界が悪い上に、運悪く敵が道を塞ぐ様にして徘徊している場合があるので慎重に。「マーネイス」といった、この時点では強敵クラスの連中にブチ当たる事もあるので、もしヤバくなったらリセットを押すのも一つの手。
細い道をウネウネ進んでいる内に、東に海が広がる海岸に到着。そこには海賊船が一隻停泊している筈なので、真横に行き「たたかう」コマンドで戦闘に入りましょう(何故か横に立っただけでは戦闘に入らない)。
ここで戦う相手は当然海賊。運が良ければ1人や2人といった少人数編成(留守番してたのかしら)ですが、大体は団体様との戦闘になります。
正直、この戦闘は飛び道具を駆使して戦い抜きたい所なのですが、どうしても辛く、且つシスターの法力が70を越えているのならば「エスクーン」(全体攻撃魔法)を使ってみるのも良いでしょう。大体これで3体ぐらいまでには削れると思います。でも出来るならエスクーン無しが望ましいです。理由は後述。
海賊を蹴散らし、無事に船を入手出来たならばいざソーサリアに帰る為に渦へとダイブ! ……と行きたい所ですが、まだ危険は残っています。
厄介な事に、この南の海には渦の他に「マン オ ウォー」というタコだかクラゲだか解らない触手系の敵シンボルが1体徘徊していて、こいつがまた強いのです。
HPが高く、毒を伴う遠隔攻撃をかましてくるだけでも相当キツいのに、これが団体様で出てこられた日には本当にどうしようもありません。なので、出来れば前述の「エスクーン」はここで使っておきたいところ。
海賊戦で使ってしまっていた場合は、船に乗り込む前にフィールド上で法力を回復させておいた方が良いです。
もし、船に乗り込んだ段階で渦が目の前をウロウロしていたら、躊躇う事は無い、そのまま渦に特攻をかけるが吉。
一方、渦より手前に「マン オ ウォー」が居た場合は、逃げる努力をしつつ(これ重要)、腹を括った方が良いかもしれません。
ちなみに、海をずっと東の方へと進むと海賊船が停泊している海岸に出るのですが、そこから上陸して少し進むと「器用さの神殿」があるので、金銭的、戦闘能力的に余裕があるならば立ち寄ってみても良いでしょう。
但し、一旦神殿に入って再び出ると、倒していた「マン オ ウォー」が復活するのでその辺は要覚悟。渦が「マン オ ウォー」よりも近くに来る状態にするまで神殿を出入りするという方法もあるにはあるのですが……。
ちなみのちなみに、東側の海賊船も西側のそれと同様「たたかう」コマンドを選ばない限りは戦闘にならないのでこれはご安心をば。
ソーサリア
どうにか渦に巻き込まれたら、ソーサリアへの帰還成功。今度は何故か船も無事で、アンブロシアに向かった時と同じ場所へと戻されます。
なので、極力城の近くの海で渦に巻かれるのが良い……ってこういう事は最初に触れておくべきだった(+ω+)
何はともあれ城でセーブを済ませたら、ロイヤルシティの「ひだか のりこ」の所へ。そう「日高のり子」の事です。
何でも、このゲームのイメージソングを歌っていたのが日高のり子だったそうな。
彼女は町南部にある池のほとりに居ます。他の町人より明らかに丸っこいというか膨れている……というか、とにかく差別化(笑)してあるのですぐに解るでしょう。
彼女にアンブロシアで取ってきた「アンブロシアのはな」を「わたす」コマンドで渡してみると、御礼にといって「ハートのじしゃく」をくれました。
この「ハートのじしゃく」は、実に重要。どの様な状況下にあっても、このアイテムを使えば一瞬にしてロードブリティッシュ城へと帰還出来るのです。実際は決してクリアに必須なアイテムではありませんが、有ると無いのとでは攻略に大きな影響を及ぼすので、保険のつもりででも持っていて損は無いでしょう。
ちなみに、このアイテムとアンブロシアの花はお一人様一個しか持てないのですが、「ハートのじしゃく」を所持していても花をひだかのりこに進呈する事だけは出来るので(当然「ハートのじしゃく」は貰えない)、花を無駄にしない様に気を付けて。
「ハートのじしゃく」を貰った後は、再びアンブロシアへ……行きたいところですが、お金が無い。なのでクリア必須アイテムの収集を兼ね、今度は思い切って洞窟に潜ってみる事にします。
別に捨てキャラ技で稼いでも良いのですが、そこはそれ、色々な事情という事で(何だそりゃ)。
10回目にして漸く洞窟探索(笑)。今まで説明多すぎたからなー……って、プレイ日記で説明って、何か変じゃ無いですか?
今更そんな事言っても始まらないので、本題。
これもこのゲームの面白い所の一つだと思うのですが、フィールドは見下ろし型で敵シンボルと接触する事によって戦闘に入るのに対し、ダンジョンは完全な3Dダンジョンで、戦闘はエンカウント式になってます。出てくる時はやたら出てくるが、出てこない時は終始出て来ない、と、エンカウント率も何だか不思議な事に。システムの事はよくわかんない。
が、フィールドには未だ出現していない敵も平気で出てくる事があるので、油断は出来ません。普通ならば下層に行く程強い敵が出てくるという先入観があるのですが、簡単に向かえるダンジョンでも、入口入っていきなり強烈な敵に襲われたりするので、終始緊張感が漲る事うけあい。
この世界にダンジョンは7つあるのですが、まずは手始めに城のすぐ側にある「黄金の洞窟」(仮)へ向かう事にします。何故に(仮)かというと、正式名称解らないから。
PC版Ultima3での名称らしきものは解ったのですが、それをそのまま適用して良いかは微妙なもので(´-ω-`)
黄金の洞窟(仮)
「黄金の洞窟」にあるものは主に二つ。LVを上げる為に必要な「王の印」と溶岩地帯のダメージを無効化する「火の印」。
前者はこの洞窟の地下一階(ゲーム中では『LEVEL 1』表示)にいきなり2つもあるので、どちらでも好きな方に行けばOK(同じ箇所で四人とも印を入手可能)。
実のところ「印」というものはアイテムでは無く焼きゴテの様なものみたい。その証拠に、印を入手する時に「●●は腕を印に押し付け」て「痕が残った」といったメッセージが出た挙げ句、50のダメージを受けます(どの印も共通)。
ここで「王の印」を押しても良いのですが、どうせまだLVを上げる気は無いので、無視して先に進む事に。必要になったらすぐに来る事が出来る場所でもある訳だし。
今回の目的地は地下4階の宝箱の山ですが、ここに来るには一旦地下8階まで降りる必要があるので、寄り道せずに地下を目指します。8階には「王の印」と「火の印」がありますが、やはり前者は無視し、今回は「火の印」だけを入手しておきました。
全員分「火の印」を押したら(もしかすると一人で良いかもしれませんが、確か全員必要だった気も)、先を急ぎます。右下にあるハシゴから上に昇り続け、4階の宝箱のある広間に到着。
ダンジョン内の宝箱で気を付けたいのは、やはり罠の存在。この近くには回復の泉も解毒の泉も無いので、鍛え抜いた盗賊でもいない限り、やはり地道に法力の「ウネム」を使っておいた方が良いみたい。
しかし、万が一強力な敵とエンカウントしてしまった場合の事を考えると、シスターの法力は極力温存しておきたい……という事で、役に立つのが騎士やレンジャーといった法力がある程度使用可能な職業。
他に法力を使う機会が無いのなら、彼等に「ウネム」を使わせると便利です。
もしMPが尽きたならば、その場で「Aでコマンド表示」→「Bでキャンセル」を繰り返してジワジワと回復させればOKですが、その分食料も減っちゃうので、それだけは注意。
そうこうして宝箱を無事回収出来た頃には最低でも2000Gはいっていると思うので、ここは一旦「ハートのじしゃく」で城へと引き上げ、セーブしておきます(;-ω-)=3
さて、お金もたまった事だし再度アンブロシアへ行きたい所ですが、残念ながら3000G程度では大して能力値も上がりません。なので、ここは食料やアイテムに補充に当てておいた方が良さそうです。そしてそのついでに、未だ行っていない町の探索もしてみよう。
以前、このゲームには城とロイヤルシティの他に9つの町があると述べたと思うのですが、うち2つはある特殊な条件を満たさないと入れなかったりします。今回はその2つの町のうち、比較的行き易い「ドーン」へ向かう事に。
「ドーン」の町は城からずっと南にある広い森の中に存在します。城の中にその正確な位置を教えてくれる人が居るのでその通りに行ってみたものの……辺りは森ばかりで何もありません(゚ω゚;) 畜生、騙された! ……などとは焦らず、その場でBボタン連打で時間を進め、二つの月が新月になるのを待ちます。その間に敵が近寄って来ていても、待つ。
月が新月になると、教えられた通りの場所に町が突然出現するのですが、そこが目的地「ドーン」です。
敵に捕まってしまう前にとっとと中に入りましょう。
ドーン
町の中は至って普通の町そのもの。どういう理屈で普段は姿を消しているかなどの説明は一切ありませんが、それはそれで良しとする。
ドーンはとても各種施設が充実している町なのですが、特に注目すべきは馬屋。その名の通り、馬4頭を800Gで売っているのでどうにかしてお金を作って購入しておきたい所です。これがあるとフィールド上での戦闘を回避し易くなるので、かなり重宝します。
そして、もう一つ他の町と違う点は、セーブデパートの存在。ソーサリア大陸では城とこの町にしか無いので、とりあえずセーブしておく事にします。
さて、買い物も済んだしセーブもしたから……と、ここで満足して帰ってしまっては、あまりにもドーンの存在意義が無い。これではただの観光でです。観光で馬は買わんけども。
ドーンに来た真の目的は「きんのつるはし」の入手にあるのです。
「金のつるはし」とは、クリアに必須のアイテムを掘り出す(本当)為に必要なもので、どういう訳か道具屋内部の宝箱の中に入っています。道具屋のカウンター内に陳列してある宝箱の一番左の中身がそうです。
何故に重要なアイテムをそんな謎な所に隠してあるかがさっぱり解りませんが、多分店のオヤジのコレクションか何かなのでしょう。
『そんじゃ、世界平和の為に頂戴しますんで』とカウンター越しに宝箱を取る事になるのですが、この行為は「町の宝箱に手を付ける」→「どろぼう」という式に当てはまってしまい、例の如く、失敗した暁には衛兵が町に溢れ出す事態になります。その為、実行する前にはきっちりセーブして、パーティで最も器用な人物に取らせるべきです。ぶっちゃけ、この町にセーブデパートがあるのはこの為なんじゃなかろうか……と思うの。
ちなみに、私は幸運な事に一発で成功しました。日頃の行いが良いというか、ここで運を使い果たしたというか。
しかし、冷静に考えてみると、わざわざ今取らなくてもアンブロシア通いを繰り返して器用さを限界まで上げてから取る方が、リスクが格段に下がって効率が良いと言えなくもない(バッチリ言い切れます)。
……ま、人生たまには「ハイリスク・ノーリターン」も必要だという事で!