暫く「ソーサリア大陸で金稼ぎ」→「アンブロシアの神殿で能力値アップ」を繰り返す日々が続きました。
この作業が面倒で死にそう! 寧ろ死ぬ! ……という方は、捨てキャラ技を使った方が断然楽。私も洞窟探索に飽きた時にやってました。
ソーサリアとアンブロシアの行き来を繰り返していると、嫌でも敵シンボルを避けてフィールドを歩くのが上手になってくるのですが、それに一役買ってくれているのが前回購入した、馬(コマンドの「うま」を選択すると乗降出来る)。
「馬に乗ると歩く速度が速くなる」→「敵に追い付かれる事が少なくなる」という事なのだろうと、馬に乗ってフィールドを闊歩してみるも、全然歩行速度は変わりません。
一応キャラが馬に乗っている絵に変わるのですが、やっぱり全然早くない。
「……? 一体どういう事? ……ま、まさか紛い物ッ!?」と慌てふためき、攻略サイトさん等をハラハラしながら巡ってみると、謎が解明。
馬はプレイヤーの速度を速めるものではなく、敵シンボルの速度を遅くするものだそうです('A`)
た、確かに結果的には同じ事だけど「そうか、そう来たか!」とこの逆転の発想(?)に目から鱗が五百枚程華厳の滝の様に剥がれ落ちた今日この頃。
そういや、確かにフィールド歩き易くなってるなー。
馬の謎を解明させつつ、金稼ぎとキャラ強化を繰り返し、攻撃の命中率がだいぶ良くなって来た頃を見計らってたまには違うダンジョンに潜ってみる事に。「黄金の洞窟」は正直もう飽きた。
次に白羽の矢が立ったのは、「ドーン」のある森の西端に位置している「愚者の洞窟」。入ってすぐのメッセージで「おろかものよ まっていたぞ」と言われてしまいます。お、おではバカじゃないどーっ! ……なーんて考えつつ攻略開始。
愚者の洞窟
この洞窟の地下8階には「力の印」があり、これを根性焼きしておくとバリアゾーンでダメージを受けなくなります。前回の「火の印」とこの「力の印」は実の所持っていなくても一応クリアは出来るのですが、持っているに越した事は無いので早めに焼いておくが吉でしょう。じゅう。
愚者の洞窟の地下8階(LEVEL 8)まで降りるのは、移動距離が少ないので意外と楽。無事に8階に到着し「力の印」を入手した後は、この階の四隅に広がる宝箱の山を漁る、そして漁る(笑)。
宝箱の周辺には罠があるのですが、北の小部屋には解毒&回復の泉があるので心強い(但し、毒&ダメージの泉も有り)。
注意すべきはグレムリンと、宝箱の罠にある「風邪」ぐらい。宝箱開けたら風邪を引く罠って、一体どういう仕掛けなのか気になる所なのだが。グレムリンに関しては、うっかり出会し食料を持って行かれてしまった日にゃあ目も当てられません。
さて、地下8階の宝箱を全部開ける事が出来たなら、おそらく5000Gは稼げたのではと思います。最低でも4000Gはいくのでは。
そしてHPも満タン、毒も喰らって無し、という状態になったら「ハートのじしゃく」を使って城に戻ってセーブ。
一番効率の良い金稼ぎの方法は、このゲームに関しては人それぞれだと思うのですが、私の場合は専らこの「愚者の洞窟」地下8階でした。「黄金の洞窟」より宝箱の量が多いのが嬉しい(*´ω`*)
こんな感じで金を稼ぎまくり、能力値も上がる所まで上がったので(一番良いのはそのキャラの能力値を最高まで上げる事なのだが)、そろそろクリアに向けての行動を本格化させたいと思います。
……実は、それが一番楽だったりして。
フィールド上の敵が強くなると厄介なので、LV5のまま攻略は続きます。
アンブロシア通いも慣れてきて「マン オ ウォー」の団体様に遭遇しても「ウゼェなぁ」の一言で平然と対処出来る様になった頃合を見計らい、ソーサリア大陸、ロード・ブリティッシュ城北にある「死の洞窟」へ。
死の洞窟
ここでの目的は「ぎんのつるはし」の入手。これは以前にドーンで入手した「金のつるはし」同様、クリアに必要なアイテムを掘り出すためのものです。
やっぱり、こういう重要アイテムは町の宝箱よりはダンジョンの奥に眠っていてくれた方がそれっぽいよね。取り易さで言うと、圧倒的に前者が有利ではあるけれども。
このゲームのダンジョン内部は、基本的に上下と左右がループしていて、壁で囲っていない場合、例えばマップ下部を歩いていた筈が気付けば上部に来てしまっていた、という事も多々あります。
地下4階にはそれを利用した無限ループが存在するので気を付けたい所……っちゅーか、実際引っ掛かりました(´・ω・`)
マップ見ながら進んでるクセに何故そういうのに引っ掛かるかと己を問い質したりなんかしちゃったり。
それでもどうにか地下8階まで降りると、次に待っていたのは罠だらけの通路。が、「ぎんのつるはし」を取る為にはどうしてもその通路を抜けなければならないので、己のパーティの器用さを信じて(器用の値が高いと罠にかかり難い、らしい)ズカズカと進んだ結果……毒喰らうわ風邪引くは100以上のダメージを2、3回受けちゃうわ。
それだけでもしんどいのに、何故か「マーネイス」や「ガーゴイル」の群、はたまた「グリフォン」や名前忘れたけど何か黒くてデカイ奴などに遭遇しまくり、この辺はシステム上そういうエンカウント率になっているのかしら、と息も切れ切れ。
『こうなったら全滅覚悟で「銀のつるはし」取ったるわ!』と特攻を掛けたところ、幸いにしてそれ以上のエンカウントも無く「銀のつるはし」入手成功。速やかに「ハートのじしゃく」で脱出したのでありました(;-ω-)=3
さて、ここで「金のつるはし」&「銀のつるはし」が揃いましたが、これで何をするかと言うと、最強の武器と防具を地面から掘り出します。嘘じゃないよ。
それらの武器と防具の名前は「てんのつるぎ」と「だいちのよろい」というのですが、この2つが無いと最後の決戦の地である「エクソダス城」で生き残れないのだそうです。
このつるはし2本と最強の武器防具については、ソーサリア大陸各地の町で得る断片的な情報を繋ぎ合わせて得るしかないのですが、結局はそれっぽい場所を自力で掘りまくっていくしかありません。
その結果「何でこんな所に埋まってんだよ!」と思う事もあるのでしょうが、冷静に考えてみるとあの初期のRPGなんてそんなもんだよね(´・ω・`) DQ1の「ロトのしるし」だって何であんな所に埋まってたんだ、と思うもの。
そんなこんなで「ユー」の町の北、そして「グレイ」の町の東にそれぞれ位置する2マス分の小島で、「天の剣」と「大地の鎧」を人数分掘り出します。人数分掘る、というか、一人ずつつるはしを使って掘って、次の人に回すってカンジです。
どういう訳か、つるはしを使えば延々とアイテム入手のメッセージが出るのですが、実際には各キャラ1つずつしか持てないので騙されない様に。
まぁ、「天の剣」も「大地の鎧」も売り飛ばせないので、大量に持てたところで意味は全く無いのですが。
無事に両アイテムを入手したなら、取り敢えず「大地の鎧」は全員に装備。一方の「天の剣」については、これ自体は直接攻撃用の武器なので、直接攻撃が主流のキャラなら装備させても良いのですが、飛び道具装備のキャラは未だいいかも。不便なので。
最強の武器と防具も揃えたし、いい加減にLVを上げて最終決戦の値に向かっても……と思うのは未だ早い。
アンブロシアへの渦を求めて海を徘徊していると目にする機会が多いのですが、エクソダス城の入口には赤い縞々の蛇が居座っているので、まずはこれを退けなければならないのです。
そこで必要になるのが2つのアイテム。「ぎんのつのぶえ」と「へびのしるし」。
前者は序盤にユーの町で入手しているから良いとしても、未だ後者は根性焼きしていない。
……と、いう事で、次回は「蛇の洞窟」、そして「時の洞窟」にも潜ってみようかの。
余談ですが、エクソダスは蛇の魔物だとか何とか聞いた事がある気もするのですが、取り敢えずこの蛇は違うみたい。
前回の予告通り「蛇の洞窟」(仮)に行ってみます。
この洞窟は城の南東に位置する島にあるので、船で行く事が可能ですが、実はもう一つ「ムーンゲート」を使って行くという方法もあります。
「ムーンゲート」とは、この世界に存在する二つの月の満ち欠けにより現れ消える言わば「どこでもドア」の様なもので、月の組み合わせによってその行き先が変わり、このゲートを利用しなければ行けない場所もあります。
城から一番近いムーンゲートはドーンの町の南にある山の向こうにありますが(地形が不自然なのですぐ解る)、海岸沿いでもあるので、うっかり海賊やシーサーペントに襲われてしまう事もまれにあるので注意。
残念ながら、どの月の組み合わせで蛇の洞窟に行けるかは忘れてしまった(というか適当に入ったら着いた)のですが、ここでBボタン連打しながらムーンゲートを待つ時間があったら、船でどんぶらこっこと向かった方が絶対早いです。
蛇の洞窟(仮)
洞窟に到着したら、いつもの様に探索開始。「蛇の印」は地下8階にあります。
地下1階と8階を除けば左右対称っぽいフロアが多く、寄り道せずに真っ直ぐ向かえば簡単に最下層に到着します。
最下層に到着すると、ダークゾーンの連続でことごとく明かりを消されるので、いっその事真っ暗な中を探索してもOK。罠も無いし。
蛇の印があるのは一番南の真ん中からちょっと手前。マップを左下にある袋小路の突き当たりです。
これを取ったらもう用は無いので「ハートのじしゃく」で城へと戻りましょう。宝箱漁ってもいいけど。
さて、無事に「蛇の印」も入手しましたが、実はこの段階でエクソダス城に入れる様になっただけではなく、ゲームそのものをクリアする事も可能に(LV5じゃちとキツいかもだけど)。
しかし、イベントらしいイベントがまったく無いこのゲームにおいて、唯一イベントっぽいものが存在するので、せめてそれ位は見てからクリアした方がスッキリするでしょう。多分。
クリアを後回しにしてでもちょっとしたイベントを見る気になったら、前述のドーン南のムーンゲートへ行ってみましょう。
出現したものに片っ端から突撃して行けば、その内、山に囲まれて明らかに外からは侵入不可能な平野に出ます。
その平野の上下もムーンゲート出現場所なので、どちらかのムーンゲートに入ると、山に囲まれたダンジョンの目の前に放り出される筈です。
我ながら無茶苦茶な説明なのですが、自分もどうやって行ったか定かでないので仕方が無い(゚∀゚)
時の洞窟(仮)
ムーンゲートをハシゴして辿り着いたこの洞窟を便宜上「時の洞窟」と呼ぶ事にします。
実の所、この洞窟にはアイテムは無く、「火の印」と「王の印」があるぐらいなのですが、ならば何故こんな所まで来たのかというと、この洞窟の最下層である地下8階に「時の王」が居るからなのです。
この「時の王」は本家PCのウルティマシリーズでいうところの「タイムロード」らしいので、こりゃあ見ておかねば、というわけです。
「時の王」が居るのは、地下8階の左上隅。彼が居る小部屋の入口には「ときは あなたの よこに」という意味深なメッセージがあり、否が応にも色々な意味での期待が募ります。
いざ出現した「時の王」の第一印象は……『発光体?』でしょうか。王様の格好をした人が、うっすらと輝いている感じ。
「ゆうしゃたちよ よく ここまでまいられた その ゆうきを たたえ エクソダスを ふういんする せきばんの ひみつを そなたたちに おしえよう あい たいよう つき し このじゅんじょで さいだんに おくがよい」
この、石板を置く順序というのは実は相当重要。攻略情報があるのならいざ知らず、自力でプレイするのならば「時の王」には絶対会っておかなければならないでしょう。
ちなみに「時の王」は何度でも会う事が出来ますが、その度にこの台詞しか言わない。ので、ロボットかホログラムかもしれないとか思ったり何かしちゃったり。
さて「時の王」に別れを告げ、遂にやる事が無くなってきました。
しょうがねぇ、そろそろエクソダスをぶっ潰しに行くかぁ! ……という事で、次回は多分最終回(希望)。
準備が整ったので、ロード・ブリティッシュからLVを上げて貰い、エクソダス城に突撃する事に決定。
アンブロシアに頻繁に行ったり洞窟を探索したりと、知らず知らずの内に戦闘をこなしていたお陰か、騎士とレンジャーはLV25、シスターはLV23、魔術士はLV17まで一気に上がりました。
魔術士がLV20に達していないのがやや心配ですが、HP1700以上もあれば上等! ……という事で気にしない気にしない。
ちなみにこのゲームの最高LVは25なので、特性値を最高(種族によって値が違う)まで上げた上でLVが25になると、それ以上キャラの成長は望めません。そこからは完全にプレイヤーの腕にかかってきます(ΘωΘ)
さて、準備が整ったと言ってはみたものの、実は足を踏み入れていない洞窟も存在します。「火の洞窟」と「狂った洞窟」の2つです。
何故行かないのかというと、攻略する必要性を感じなかったから。アイテムも無いし、宝箱が多い訳でも無し。
……と、いう事でこの2つは割愛。ごめんね。
さて、それではいざエクソダス城へ! ……と勇んでフィールドに出てみると、LV上昇に伴い敵シンボルが一気に増えてます。
今までの3種に加えて、エイリアンもしくは虫の様な奴と、ドラゴン型の奴。おまけに海には海賊やシーサーペントに混じって「マン オ ウォー」の姿も。ひぃい。
虫型の敵は「ブレイドル」等で、ダンジョンで遭遇した事もありさほど恐ろしい敵でも無いのですが、一方のドラゴン型の敵は、「グリフォン」などの一体で4マス分のサイズの敵が2体。
こいつらはダメージ100前後の遠隔攻撃を打ってくるので連戦は危険。体力を温存する為にも極力戦闘を避け、とっとと海に逃亡する事にします。勿論海でも戦闘回避。
目指すエクソダス城は、城の北西の海上に位置しています。入口の赤い蛇さんが目印。
この蛇の前に船を着け、目の前で「ぎんのつのぶえ」を吹いてみると、何やら不可思議でやや調子外れの音が鳴ったかと思うと、蛇さんが消滅してしまいました。
メッセージによると、海底に沈んで行った模様。
蛇が消えたのでそのまま直進し、遂にエクソダス城に潜入。
人を不安にさせる様な音がBGMのイントロとして鳴り響く。……あ、このメロディ、「ぎんのつのぶえ」と同じだぁ。
エクソダス城
エクソダス城内は最終決戦の地らしく3Dダンジョン……と思いきや、普通の建物のマップでした。勿論その中を徘徊しているは人ではなくて敵シンボル……しかも、入口付近を泳いでいる2体の「マン オ ウォー」を除けば全部ドラゴン型。こりゃ戦闘はぶっちぎりで回避するしかない。
内部で気を付けたいのは装備品。エクソダス城では「天の剣」以外の武器は使えないので(攻撃自体が繰り出せなくなる)、蛇を消した時点ぐらいで装備を変える必要があります。
また「大地の鎧」も装備していないとクリア出来無い、との事ですが、装備していない場合にどうなるのかは未確認。
城の内部は当然ながらちょっとした迷路になっていて、要所要所に敵が潜んでいるので全く気が抜けません。
目的地である祭壇までの大雑把なルートとしては、おそらく右方向から進むのが正解だと思われます。一度左方向で行った際は見事に行き詰まってしまったので(左回りのルートがあったらごめんなさい)。
また、少なくとも右方向からのルートならば鍵を開ける必要は一切無いので、これみよがしに設置されている扉には騙されない様に。
ついでに言うと、更に重要なのは「自分が来たルートをきちんと覚えておく」という事。これを怠ると後で酷い目に遭います。ホント。
[以下ネタバレ部分は反転]
ワラワラと寄って来る敵を避けつつ奥へと進み、前方が水路(?)で行き止まりになっている場所に出たら、そこがゴール。後ろに居る敵に襲われない様にしつつ真っ直ぐ進むと……突如としてエンカウントします。何故?
戦闘画面に入ってみれば解るのですが、本来敵が居るだろう辺りには何の姿もありません。まさかここまで来てバグ? ……などと色々と推測しつつ画面右下のメッセージを見てみると、そこには「フロア が あらわれた」の文字。
……は? フロア? フロアって何じゃ? ……フロアって、まさか、floor ? ……ゆ、床の事なのかっΣ(゚Д゚;?
そうなんです。このゲームのラストボスは何と 床 なんです。
何故にそんなものが主人公を襲うのかは解りません。おそらくエクソダスを護る防衛システムの様なものなのでしょう。
姿が全く見えない床は、5、6枚ぐらい出現している模様。1枚はプレイヤーキャラと同じ1マス分で、プレイヤーは大体の検討をつけてそれらを攻撃することになります。
一見、かなりの強敵の様な感があるのですが、攻撃力も大した事が無くHPも高いという訳では無いので、実の所は全然弱い。姿が見えないのでちょっと面倒なだけ。
群れて襲って来た奴等を蹴散らすと、再び元の画面に。気を取り直して更に奥の進もうと一歩進むと、またしてもエンカウント。
……そう、また連中との戦闘にです(笑)。が、今回もさっきと何も変わっていないので、サクサクっと倒してしまいましょう。こいつらさえ片付ければもう戦闘は無く、クリアは目の前なのだから。
邪魔な連中を蹴散らし、漸く行き着いた行き止まり。一体何が起こるのかとワクワクして待つも、何も起こらずただBGMがタラリラタラリラと流れていくだけ。心なし、下方にいた敵型シンボルが近付いている気もする。
これじゃあどうしようも無いじゃん! ……と焦る事無かれ。ここで「時の王」の台詞を思い出しましょう。
「あい たいよう つき し この じゅんじょで さいだんに おくがよい」
そう。ここはきっと祭壇だ。だから石板を置けば良いのだっ……と「どうぐ」のコマンドを選択してみるも、石板、アイテム扱いになってないから使えないじゃんかよぅっ!
どうすりゃ良いんだ! おお神よ! ……とやぶれかぶれで、このウルティマ世界には存在しない筈の神様にお祈りを……ん? 祈る?
……何やらかなりワザとらしくなってしまいましたが、ここでは「いのる」のが正解。でも、何をして良いか解らずにオロオロしてしまったのは本当。
早速祭壇に向かって「いのる」を使った直後、周囲の雰囲気が一変。BGMは停止し、変わりに不気味な音が一定のリズムで鳴り始めました。どうやらエクソダスの胎動が聞こえているようです((((;゙゚'ω゚'))))
頭の中に響く声に促され、遂に石板を祭壇に置く時が来ました。間違いは許されません。間違えれば、このゲームのこと、多分ゲームオーバーになる(未確認)。
今度こそ本当に時の王の言葉を思い出し「愛」「太陽」「月」「死」の順番で石板を置いていき、最後の石板を置いた直後……エクソダスの邪悪な胎動は停止。……遂に、エクソダスを封じ込めたのだです!
やったー、EDだ! 遂にこの冒険も終わるぞー! ……と喜ぶのは未だ早い。実はこの後にも最後の試練が待ち構えていたりなんかしちゃったりするのですが……それはまた次回に。次回こそ最終回!
[空白部分は大ネタバレにつき要反転]
遂にエクソダスを封印し、皆で喜びを分かち合う中、ふと祭壇の方へと目を向けると、突如としてアンク(上が輪になってる十字架。エジプト十字とも言うそうです)が出現。いつの間に、主人公の手の中にしっかりと握られていました。
「ん? 何だこれ。どういう意味かな?」と首を傾げたのも束の間。突然揺れ出す画面、そして身体を駆け抜ける「嫌な予感」。
結局、その嫌な予感は的中しました。
「そのアンクを持って、とっととエクソダス城から脱出しなさいねー」(意訳)
という声が頭に響いて来たのです。
実は、ここがこのゲームの最後の正念場。「フロア」を倒し、石板をセットして終わりではありません。「家に帰って『ただいま』を言うまでが遠足です」では無く、「崩れ出すエクソダス城を脱出するまでが討伐です」って事なのです。
要するに、自力で脱出しろって事みたい('A`)。
前回「自分が来たルートをきちんと覚えておく」事が肝心だと言ったのは、実はここにあります。
この脱出イベントが開始すると、エクソダス城は容赦無く崩壊を始めます。どんどんと床に障害物が出てくるので、逃げ道を間違えたりダラダラと逃げたりしていると、あっと言う間に退路を断たれ、城に閉じこめられてしまうのです。
そうなると最早何処にも逃げられません。暫くオロオロした後、全滅を告げるメッセージが出てくるのを待つだけとなります。
当然ながら「ハートの磁石」で逃亡する事も不可(というよりコマンドそのものが使えない)。
ここまで来ての全滅を防ぐには、やる事は2つ。道を間違えるな&とっとと逃げろ、という事。
この2つさえ厳守すれば余裕で逃げられるので、恐れる事は全くありません。途中目の前に突然障害物が出現しても、慌てず騒がず速やかに横を迂回して行けば良いのです。そして、無事にエクソダス城を抜け出せたなら、後はそのままスタッフロールに突入となります。
さて、EDについてですが……実は、EDらしいEDは一切ありません。前述の通り、エクソダス城から出ればそのままスタッフロールに入るからです。
どうせなら、ありがちでも良いから、ロード・ブリティッシュ城でロード・ブリティッシュから労いの言葉を貰うシーン等が欲しいところなのだが、ちょっと残念。
さて、ここからは余談になってしまいますが、EDを迎えたという事でこのゲーム最強の存在についてひとこと。ウルティマシリーズがお好きな方にはバレバレも良いところなのですが。
「ウルティマ 恐怖のエクソダス」で最強なのは、何を隠そう「ロード・ブリティッシュ」です。城に居て、話しかけたら突如としてBGMが変わって、LVを上げてくれるあの王様の事ですね。
このゲームでは「たたかう」コマンドを使う事によって町人と戦う事が出来るのですが、これは漏れなくロード・ブリティッシュにも適用されます。
……但し、滅茶苦茶強い……というか、最早無敵。おそらく死なない様に設定されているのだと思われます。
そんなに強いんならアンタがエクソダス討伐すりゃあ良かったんじゃないかー! ……というのは言わないお約束。
でも、このゲームをプレイするなら、折角は一度は挑んでみて欲しい相手ではあります。絶対に勝てないけど(笑)。
そして最後にもう一つの余談……エクソダスの正体を。
このFC版をプレイした限りでは「で、エクソダスって結局何だったんだよ?」という疑問が残ると思われます。それはそうだ、ラストボスと思わせておきながら、姿を見せる事は無かったのだから。
実の所……本家PC版の「Ultima3」によれば、エクソダスというのは世界を破滅させる様にプログラムされたコンピュータだったそうな。で、そのエクソダスを作ったのはUltima(1)のボス「モンデイン」とUltima2のボス「ミナクス」なんだそうです。
更には、エクソダスを封印するのに使用した4つの石板とは、実はフロッピーディスクの事だそうで、これまたびっくり。
それにしても、どうしてその部分だけがいきなりSF……というかファンタジーの世界からかけ離れてしまっているのかと気になって調べてみたら、Ultima1の時点で既にSFぶっちぎりの展開であった事が判明、即座に納得。
以上で、「ウルティマ 恐怖のエクソダス」のプレイ日記は終了。本当は10回以内で終わらせたかったのだが、色々書いている内に楽しくなってしまい、すっかり長くなってしまった。
本当は未だ書き足りない部分もあるのだが、それを書き始めたら本当にキリがない。それだけ、このゲームの自由度は高いのだ。
それではプレイ日記はここまで。ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。