BREATH OF FIRE 5 〜DRAGON QUARTER〜 [ カプコン/'02 ]

シリーズ第5作目。巨大地下都市の底辺で生きる少年の運命は、竜、そして少女との邂逅を境に、大きく蠢き始める。

PS2では初めてのBOF。「SOL」システムによりやり直す事を前提としたゲーム進行は、時にはゲーム終盤から序盤への後退、といった「引き際の判断」という新たな選択肢をプレイヤーに与えつつ、いかにしてやり直しを回避するかというテクニックを要求してきます。一方、パーティが強化されると共に、プレイヤーの腕も上がるという喜びも。


第1回〜第10回 | 第11回〜第14回(最終回) | [2周目]第1回〜第6回(最終回)
第1回 ゲーム開始〜バイオ公社行きリフト
第2回 再スタート〜廃物遺棄坑3F
第3回 廃物遺棄坑4F〜5F
第4回 再々スタート〜下層区行きリフト
第5回 下層区行きリフト〜公社ラボエントランス
第6回 バイオ公社
第7回 氷結廃道〜集積庫〜第2工業区1F
第8回 第2工業区1F〜中層区街
第9回 放棄商業区A区〜トリニティピット〜ライフライン下層
第10回 ライフライン下層〜電力供給ビル4F
■第1回 ゲーム開始〜バイオ公社行きリフト

「BREATH OF FIRE 5」プレイ日記のはじまりはじまり。
長くなりそうですが、よろしくお付き合いください。

のっけから哀しい話ですが、近所のゲーム屋にて280円という恐るべき値段で売られていて大ショック。
新品ですら500円切ってる場合もあるとのことで、いくらなんでもあんまりだ(´;ω;`)
なので今回のプレイ日記は「確かにとっつき難いゲームではあるけれど、そこまで酷いゲームじゃないですよ」、という事を伝えつつ書いていけたらいいなぁ、と思っている……のですが、できるかどうか甚だ疑問。

さて、本編に入る前に、今回のプレイについての方針やおことわりなどを。
プレイ日記をご覧の前にご了承頂けると幸いです。

・効率が良いとは思えないグダグダプレイ。
・攻略情報を活用するプレイスタイルです。
・探索はある程度自力で、泣きが入ってきたら攻略情報に縋り付きます。諦めは早い方です。

それでは、始めていきますです。

□ ■ □

いざゲームスタート。名前はやっぱり「リュウ」で。
名前が決まったら、ゲームデータとメモリーカードを紐付けします。これに関して説明書を引用すると、「本ゲームでは、初めてセーブデータを作成するときに、個別のIDを設定します」との事。

要するに、IDでセーブデータとメモリーカードを紐付けするため、セーブデータは紐付けされたメモリーカードにしか保存出来ないようです。説明書には「プレイ中にメモカを差し替えてのセーブ」については不可とありますが、メモカ間のデータコピーも無理だったりするのかしら。
その点は未検証ですが、もうしそうなら別メモカにバックアップを取りつつプレイしたい人はちょっと困るかも。

さて本題。今作の舞台は地下に広がる『大深度地下都市』……要するに巨大シェルター内部。
このシェルターは、一千年前に地上を襲った災禍から逃れるため、人々が地下に築き上げた新たな『世界』なのです。

主人公である「リュウ=1/8192」は16歳。身分は「3rdレンジャー」です。
「レンジャー」とは主に治安維持を勤めとする警察のような仕事で、リュウの場合は地区パトロールや警備が主な任務。
名前の後にある「1/8192」という数字は「D値」と呼ばれ、この世界でのIDみたいなものであり、この値の大きさによって人の一生がほぼ決定してしまいます。残念なことに、リュウの数値は決して高いとは言えません(´・ω・`)

ゲーム開始〜バイオ公社行きリフト

物語の始まりはレンジャー基地内のロッカールーム。相棒である「ボッシュ=1/64」に今回の任務について尋ねると「リフトの護衛」である事を教えられます。「ローディー(D値が低い人の事)の能無しでも」って、のっけからリュウを馬鹿にしてんだろ!

OPイベント後、リュウを自由に動かせる様になったら、早速周辺探索。基地内部を忙しなく駆け回っていると、色々な情報を得られます。中でも興味があったのは「ディク」のお話。
ディクはもともと人が使役するために作った家畜なのですが、野生化して人を襲う事があるとのこと。そんな「野良ディク」(このゲームにおけるモンスター)から皆を守るのが、レンジャーの務めなんだって。

その後、「『ゼノ隊長』がオフィスで待ってる」ので超特急でオフィスへ。途中「今のうちにボッシュにゴマすっとけ」と同僚からのアドバイスを貰いました。何故ならボッシュは現在の肩書きこそはリュウ同様「3rdレンジャー」ですが、「D値」は1/64と高く、いわば超ド級エリートなのです。
一方で最低ランクのリュウのD値が1/8192である事を考えると、2人が決して同列の立場では無い事が解ります('A`) なんて格差社会。

オフィス奥にある隊長室前でボッシュと合流し、いざ入室。中にはゼノ隊長がいます。
直前ボッシュが隊長を指し『こわいからな』と言ってたのでどんな武闘派かと思いきや、女性じゃあありませんか。しかも才媛系眼鏡っ子。ついでに言っておくとボッシュはカリアゲ。

もとい。ここで2人にゼノ隊長から任務の司令が降りました。内容は「『バイオ公社』の下層実験棟より、高速貨物リフトで実験用物質を搬送する」というもの。もう少し具体的に言うと、先ずは下層実験棟まで向かい、そこから輸送リフトに同乗しつつ貨物を警備する、という手順。
護衛する輸送貨物に関する詳細は機密性の高いものなので、リュウ達にも秘密。そして活動開始した反政府組織「トリニティ」に襲撃される事も考えられるので、警戒を怠らないようにとの事。
……こりゃあ襲われるな、絶対。

この後、ボッシュは隊長に話があるとかでリュウだけが先に退室。エリート様同士(ゼノ隊長のD値は1/128)の会話には混じれないらしい。ちぇ。
いじけながらオフィスに戻ると新しい人発見。「最下層地区の空気の汚れは相当ひどくなっている」そうな。

この世界ではD値の高い者ほど地上に近い上層で快適に生活する事が可能で、逆に低い者は下層で苦しい生活を強いられます。レンジャーの場合、初めこそはD値に関わらず3rdから始まりますが、D値の高い者は働きによってはどんどん昇進出来るのだそうな。勿論、リュウの場合は3rd止まりというのが哀しい現実。

話は戻り、レンジャー基地を出て「下層区ジャンクション」へ。ここでは「下層区街」方面と「下層区リフトポート」方面に道が分岐しているのですが、先ずは準備を整えるため下層区街へ。街に入って直ぐの所にある「テレコーダー」でセーブします。

下層区〜下層区リフトポート

テレコーダーは公衆電話ライクなもので、「セーブトークン」を使ってセーブする仕組み。セーブトークンは消耗品なので、所持していない場合はセーブが一切出来ないというキビシー仕様。つまりは、よく考えて使っていかないと大変な目に遭う可能性があるわけです:(;゙゚'ω゚'):

下層区街で回復アイテムを補充したら、下層区ジャンクション経由でリフトポートへ。そこでボッシュと合流するも、バイオ公社の下層実験棟へと向かう移送リフトが故障していたため、目的地までは線路伝いに歩いて行くハメになりました。

さて、ここからが本番。ボッシュと2人、バイオ公社の下層実験棟を目指します。当然戦闘もあるのですが、シンボルエンカウントなので、上手くやれば戦闘を回避する事も可能です。
が、戦闘をしない事には強化が出来ないので、無理の無い程度に闘うよう努めてみます。とりあえずは早く操作に慣れ、確実に先制攻撃出来る様にしておきたいところ。

「バイオ公社行きリフト」にて戦闘を数回行い、大体のコツを掴んだところで、今回はひとまず冒険終了。
同フロアにあったシールドスキル「かすめ取り」を入手した後、いきなり「ギブアップ」してみました(ΘωΘ)「途中からSOL」を選択で。

ここで、このゲームの特徴の一つである「SOL」(Scenario OverLay)システムについてちょっと説明。
説明書には「プレイを重ねるたびにそれまで見られなかったイベントが発生したり、入れなかった場所に入れるようになる」と記述してある「SOL」システムですが、イベント発生云々よりも重要なのは、「データのクオリティアップが出来る」という点だと思います。

以下、「SOL」システムの特徴について説明すると……

・「初めからSOL」と「途中からSOL」の2種類から選択。前者はLV.1でゲームスタートから、後者はLVはそのままに最後にセーブした地点からの再プレイ。
・「SOL」システムで持ち越す事が出来るのは、所持金、パーティ経験値、装備中のアイテム、武器庫&道具庫に預けているアイテム、覚えたスキル、の5種類。
・「SOL」システムの発動条件は主に「ギブアップ」と戦闘での「全滅」があり、後者で発動した場合に限り、所持金とパーティ経験値が半分になる。

これだけだと解り辛いので、今回やった「ギブアップ」→「途中からSOL」の場合を例にして説明してみると、先ずは「ギブアップ」する事により所持金や装備品などをデータにセーブ。そして「途中からSOL」を選択し、ギブアップ直前の所持金や装備品やLV(「途中から〜」の場合のみ)はそのままに、最後にセーブした地点(今回の場合は「下層区街」のテレコーダー前)からやり直せる、という具合。
ここで「初めからSOL」を選んだ場合は、装備品などはそのままであるものの、LVは1に戻され最初からのやり直しとなります。

……う〜ん。我ながら解り難いったら無いのですが、勘弁して下さい。実は上記で説明したものの他にも幾つか重要な要素があるのですが、どうせ後からやらかすだろうから(笑)それは追々書いていく予定。

■第2回 再スタート〜廃物遺棄坑3F

前回のギブアップから仕切り直しての再スタート。
前回ギブアップした場所から奥へと進むと、スキル「横一文字」を守る「カローヴァ」に殺されそうに……ってか、リュウ撃沈⊂⌒~⊃。Д。)⊃
ま、まだ序盤なのに「気つけ薬」を使うハメに。戦闘キビしいって聞いてましたが、まさかここまでとは。

その後は順調、とまではいかないものの、それなりに逃げたり戦ったりしつつ進行。途中、初「デンジャールーム」(敵を全滅させるまで部屋から出られない)もどうにか切り抜け、スキル「キック」を入手。その後「廃棄ディク処理施設」に到達しました。

廃棄ディク処理施設

広大な処理施設に足を踏み入れた瞬間、イベント開始。フラッシュの様に現れては消える何かのイメージが、リュウの頭の中に直接語りかけてきます。……え? 空があんだって?

脳裏に響いていた声から解放され、我に返ってみれば、そこは未だ処理施設前の通路。
ボッシュが言うに、リュウは突然ぶっ倒れたようです。……あり? この先に入ったと思ったのは幻覚だったのか?

ボッシュに呆れられつつ施設内へ。そこには骨やら何やらが棄て置かれていて、何とも不気味なのですが、それらとは比にもならないものがリュウ達の目の前に現れました。
施設内の壁に、巨大なドラゴンの死体らしきものがぶら下げてあったのです。

驚愕するボッシュの横で、リュウはそのドラゴンこそが先程の幻覚に現れた存在だと気付き、しばし凝視したものの、やがてボッシュに急かされるまま、その場を後にするのでした。
ちなみにこのイベント後、画面右上に不思議な図が小さく表示されるのですが、これについてはまた後ほど。

廃棄ディク集積庫〜バイオ公社下層実験棟

処理施設を出ると「廃棄ディク集積庫」へ到着。アイテムが色々と置いてありますが、この時点でアイテム所持数に限界がきちゃった。仕方がないので貴重品が出る黄色いコンテナの中身を優先的に回収し、先に進むと……か、鑑定屋(武器防具や道具の倉庫も兼ねている)が直ぐ近くに居たのね('A`)

諦めたアイテムの事を悔いつつ、鑑定屋前の扉に入ると、イベント発生。扉の先は目的地の「バイオ公社下層実験棟」で、早速リフトに乗り込み護衛を開始するリュウとボッシュ。
警戒を解かないリュウに、ボッシュは「レンジャーの護衛が付いたリフトを襲う奴などいない」と楽観的な事を言うものの、早速狙っているらしい人が登場(笑)。おお、獣人のおねーさんだ!

不審者の気配に気付けない中、ボッシュは「手柄を譲れ」とリュウに持ちかけてきました。D値の高さ故、自らが『統治者』(この世界のえらいひと達)の一人になる事も可能なのだと言う彼は、とっとと功績を上げて昇進を早めたいみたい。
更に、自分が昇進した暁にはリュウの昇進についても便宜をはかってやるとまで言うボッシュに対し、リュウが返答を迷っていたところ……異変は起きました。
政府抵抗組織「反政府」(トリニティ)の襲撃を受けてしまったのです。相手は勿論さっきの獣人おねーちゃん。

崖の向こう側にある線路から銃撃してくる敵に対し、リュウはリフト搭載のマシンガンで応戦するも、最終的には真正面からバズーカ砲かまされて終ー了ー。
直後、映し出されたのは、崩れ落ちたレールに掴まりぶら下がっているボッシュの姿であり……その視線は、リュウとリフトが落下していった地下深くに注がれていたのでありました。

一方、リュウは……何処なのでしょう、真っ暗な場所に居ました。
すると、頭の中に語りかけてくる声が再び。

「お前を選んでやる」

意識の内で謎の声がそう言い放ったかと思うと……いきなり「SOLイベント」発生。
前回1度ギブアップした所為で、発生条件を満たしてしまったみたい。あらら。

SOLイベントでは、白くうにゅうにゅした世界の中から話し掛けてくる影が一つ。
その影は、リュウに与えられた力を『ドラゴン(アジーン)の力』と呼び、『千年の世界を壊す究極の破壊者として』リュウが選ばれたのだとかなんとか。
その他、色々と思わせぶりな事を言ってくれるのですが……正直、よくわからん!

様々な情報を中途半端に流し込まれたリュウが目を覚ますと、そこはかなり下層らしき場所。周囲にはリフトの残骸があるものの、積み荷は持ち去られてしまったようです。
何処まで落ちて来たのかは解りませんが、ひとまずここを出ようと先に進んだリュウが見たものは……道具屋と、テレコーダー。もちろん、すかさずセーブします。

廃物遺棄坑

リフトもろとも下層部に落下してしまったリュウ。死ななかったのが不思議です。
上に戻る道を探そうと先に進むと、広い部屋にてイベント発生。一つ目のでっかいディクが、華奢な少女を小脇に抱えて連れ去ろうとしているではありませんか。
少女は両手足をジタバタさせて抵抗するものの、力の差は歴然。でっかいのは平然と少女を連れて行こうとしています。

突然目に飛び込んだ光景に、一瞬口をあんぐり開けるリュウでしたが、呆けてる場合では無し。
少女の救出を決意しディクに挑みかかります。……その身体は、何故か仄かに赤い光を帯びていました。

VS サイクロプス
殴り攻撃が痛いってなもんじゃなかったので、焦りつつ攻略本を見たら、前回入手したスキル「キック」を有効利用するように書いてありました。
おお、丁度装備してて良かった! それでも殴られまくったけど!

ギリギリのところでサイクロプスを撃破したら、イベントを経て、今しがた助けた少女「ニーナ」と共に上を目指す事に。
ニーナは背中から赤い羽根のようなものが生えていて、口がきけないようです。謎が多い少女ですが、それは追々解ってくるでしょう。可愛いからなんでもいい(ΘωΘ)

ちなみにこの後「D-ダッシュの封印が解除されました」と表示されるのですが……一体何じゃらほい?

ニーナにパーティ経験値を振り分け、先へ。仲間が増えたとはいえ、戦い方を間違えると途端にキツくなるのが辛いです。何度ギブアップしようと思った事か。
あと、フィールド上に出したアイテムって、ロードを伴うマップ切り替えをやると消えちゃうのね(´;ω;`)

廃物遺棄坑3F

必死こいて「廃物遺棄坑3F」に来ると、イベント。
まさかボス戦!? まずいよ、もうボス戦切り抜ける体力なんかないよ!

連れ立って歩いているところ襲撃されたリュウとニーナ。襲撃者はリュウとボッシュの乗ったリフトを襲ったのと同じ人物で、「トリニティ」の一員らしき女性。
女性はリュウに銃を突き付けると、ニーナを置いていく様に警告。リュウでは「その子を救えない」というのです。更には「腐った世界を変えるためにニーナが必要」だとか何とか、なんか思想がかった秘密結社みたいな事言ってくれちゃって。

ところが、ニーナがリュウと一緒にいる事を強く望んだため、女性は最下層を出るまで一緒に行動する事を提案。無理強いしてまで連れて行く気はないみたい。
一方のリュウは女性を警戒しつつもそれを受け入れたのでした。

ここでトリニティの女性メンバーこと「リン」が仲間になるのですが、同時にアイテムリストが1P増加。アイテムがすぐいっぱいになりがちなので、これは大助かりです。

リンとの合流イベントの直後、場面は一転しレンジャー基地へ。
ゼノ隊長の下へと報告に戻ったボッシュでしたが「報告に戻るより積荷の確認を優先させるべきだった」と叱責されてしまいました。リュウ達が護衛していたのは、それ程に機密性の高い積荷だったのです。
自分の行動を否定された事に驚愕するボッシュに、隊長は「それがどんな形でも、完全に処分しろ」と再度命を下すのでありました。……なーんか、嫌な予感。

今回はとりあえずここまで。セーブポイントが無いのでメニューから「中断」を選んで終了する事になります。
リンが仲間になってくれたので少しはマシになりそうですが、その分敵も面倒になってそうな気がするよ……。

■第3回 廃物遺棄坑4F〜5F

リンと合流した直後「廃物遺棄坑4F」に到達。

廃物遺棄坑4F

リフトを降りたらそこは「デンジャールーム」。蜘蛛(型ディク)がワラワラいます。
こ、これは、蜘蛛嫌いな人には精神的ダメージが大きいぞ! いきなり上から降ってくんのやめてー!!

蜘蛛の通り道にニーナの魔法陣を仕掛ける事により、どうにかダメージ少なめでクリア。直後、またSOLイベントが発生。
うーむ、大してシナリオ進めてないのに、序盤でSOLしちゃうだけで解放されるイベントが多いみたいねー。

戦闘後、一息つくリュウ達。ニーナを見守る傍ら、リンはリュウに「ニーナの正体について聞かないのか?」と問い掛けてきました。更に、彼女は自身もニーナの正体についての詳細は知らされていない事を告白。そして、リュウが護ろうとしている世界など、既にまともなものではないと口走るのでした。

さて、移動再開です。途中、D値をチェックされる扉に遭遇。これはD値が基準以上でないと開かない仕掛けで、扉ごとに必要D値が異なります。中はアイテムが置いてあったり別ルートが続いていたりするそうですが、とりあえず言える事は、1周目(つまりD値が1/8192の状態)で開けられる扉は無いです(。A 。 )

廃物遺棄坑5F

所々にあるD値扉にローディーである事の悔しさをぶつけつつ、「廃物遺棄坑5F」へ。
いい加減セーブポイントが無いとヤバい、ってくらいに疲弊しているので、デンジャールームにあるスキル「そこ!」は敢えて無視。
とにかく今は「最下層区街」でセーブするのが先決、と頑張ったのはいいのですがが、突っ走り過ぎて敵にボコられたりと、常に危険が危ない状況に。

幸い、通り道にあったデンジャールームは条件を満たさないとデンジャー化(?)しない場所だったので、大人しく素通り。命からがら「最下層区街」に到着し、無事にセーブと相成ったのでありました。

そんなこんなで、今回はここでプレイ終了……したのですが、一身上の都合により、次にプレイしたのはこの三ヶ月後とブランクありまくり。
結局、またしても「ギブアップ→初めからSOL」をやるハメに。そのお話はまた次回。

■第4回 再々スタート〜下層区行きリフト

ちょっと色々ありまして、前回と今回の間に三ヶ月ものブランクが発生。
細かいプレイのコツなどを忘れていたので、思い切ってギブアップし「初めからSOL」を行うことに。
装備品以外のアイテムを倉庫に預け、持ち越せないものは現金化し、いざ実行。

ゲーム再々スタート〜最下層区街

「初めからSOL」はゲーム開始時に戻されるものの、以前の「途中からSOL」では見る事が出来なかった、ゲーム開始直後あたりのSOLイベントが発生します。その点はちょっと得した気分。
……や、実際は大した得じゃあないんですが。はい。

最初に追加されたイベントは、レンジャー基地から「下層区ジャンクション」に出た直後。
足を止め、ふと遙か上を見上げるリュウの姿が描かれます。実に意味深。
その次は、レンジャー基地でのゼノ隊長とボッシュの会話。リュウが閉め出された時のヤツです。
リュウが退出した後、ボッシュの態度は一変。デスクに座り、ゼノに手柄が欲しいと言い出しました。要するに『自分に手柄を立てさせろ』って事みたい。

いくら隊長と部下とはいえ、ボッシュのD値が1/64であるのに対し、ゼノは1/128。彼の要求通り、功績があれば上にそれなりの報告を、と言うゼノに「わかってればいいんだ」と答えるボッシュ……ってか、ムカつくなコイツ! 何だそのムカつく面は! ウキー!

が、このイベントのお陰で、後から迎える事になるゼノとボッシュのイベント(ボッシュのリフト襲撃報告)に深みが増しました。ゼノはあくまで「功績があれば」上にその事を報告するのであって、それがなければ何も無し。ましてや失態があればそれを追求するだけ。いくらD値が高くとも、失敗は許されないって事なんだなー。

その後は、これまでのプレイと同様に進行。リュウのスキルと装備のお陰で若干楽に。
ニーナ、リンと仲間にし、前回は取らなかったリンのスキル「そこ!」を「廃物遺棄坑5F」のデンジャールームで無事入手。改めて「最下層区街」に到着したのでした。

最下層区街〜下層区行きリフト

「最下層区街」の巨大ディクにビビリつつ準備を整え、下層区目指して出発。
が、街を出たところでイベント発生。「最下層区リフトポート」に差し掛かった時、下層区方面からのリフトが到着し、ボッシュが降り立ったのです。

レンジャー2人を従えたボッシュの表情は冷淡そのもの。「積荷」であるニーナを処分すると言い出しました。更に、ボッシュに詳しい説明を求めようとしたリュウに対し、この刈り上げエリート野郎は(ひどい)表情一つ崩さず……け、剣を、リュウの、ひ、膝にぶっ刺し……っ! 痛い! 見てて痛い! オマケに捻りまで加えちゃってあだだだだ!
それどころか、最終的にはリュウの喉にまでーーーっ!

───任務遂行の邪魔をするのなら相棒でも容赦しない。
それがボッシュの答でした。

正直、この時手に力が入らなくなっちゃって一人呻いていたのですが、そんなプレイヤーは放って物語は進行します。
生命を絶たれたかに思われたリュウでしたが、何らかの力が発動。自らの手で喉に刺さった剣を抜き取ると…………へんしーん!

このイベントを経て、ボス戦に突入。相手はレンジャー2人とボッシュの計3人で、リュウが「ドラゴナイズドフォーム」(竜人間みたいなの)へと変身した状態で始まります。
また、以前に巨大なドラゴンの死骸(?)に遭遇して以来、画面右上に表示されていた図の様なものが、ここで初めて機能するようになりました。

この戦闘以降、リュウにはドラゴン変身能力が備わり(戦闘中のみ)、前述のように画面右上の「D-カウンター」が機能開始します。「D-カウンター」が計測するのは、簡単に言えば、リュウの「ドラゴンに乗っ取られ具合」。
この数値はパーセンテージで表され、リュウが戦闘中「ドラゴナイズドフォーム」になったり(「D-ダイヴ」)、その状態で攻撃したり戦闘を続けたりで数値が上がるほか、フィールド上で「D-ダッシュ」(フィールド上の敵を吹っ飛ばしながら走る。その間はエンカウントしない)と呼ばれる固有アクションを行った場合にも上昇。
挙げ句の果てには、フツーに歩いてても少しずつだが上昇してしまうので、例えて言うなら些細な事で徴税されてる様な感覚です。

この「D-カウンター」が100%になった場合は、単純にゲームオーバーになります。この場合のゲームオーバーは戦闘で全滅した際のそれと同じ扱いになるらしく、SOLを利用し再プレイした場合、お金と経験値が半分になっちゃう模様。
また「初めからSOL」の場合「D-カウンター」は0%に戻るのですが、「途中からSOL」の場合は数字が持ち越されるため、今後SOLを行う場合は「D-カウンター」とにらめっこする必要が出て来そうです。

VS ボッシュ・レンジャー×2
D-ダイヴ中のリュウは移動してもAPが減らないので、移動しては倒し、を繰り返していると、自ターン内にレンジャー2人を撃破出来ました。
また、ボッシュの攻撃はそれなりに痛いものの、致命傷までとはいかず、3人でボコったところあっと言う間に戦闘終了。わぉ。

ちなみにD-ダイヴしたまま戦闘終了しても、ちょびっとカウンターが上がるらしいので、通常の戦闘時はD-ダイヴのメニューから「クールダウン」を選び、元の姿に戻った方がいいそうな(今回のボス戦に限り「クールダウン」不可)。

戦闘終了後、変身を解いたリュウでしたが、自分が倒したレンジャー達の姿を呆然と眺めつつ、そのまま失神。その後目覚めると見知らぬ部屋にいました。

リュウが目覚めるなり「お前は何だ」と詰め寄るリンに対し、「(トリニティこそ)ニーナをどうするつもりだ」と逆に問い返すリュウ。一触即発の空気の中、ニーナが困った様な声を出したので諍いは中断。気まずさを引きずったままではありますが、気を取りなおし「バイオ公社」の「研究棟」に向う事になりました。ニーナの正体を知るために。

と、いう事で今回はここまで。「下層区行きリフト1」のテレコーダーでセーブし、また次回。

■第5回 下層区行きリフト〜公社ラボエントランス

「はぜろ!」「ラストアーマー」などのスキルを入手しつつ「下層区街」を目指します。
どのみちバイオ公社へは「下層区街」からしか入れないみたい。

下層区行きリフト〜下層区街

「下層区行きリフト4」のデンジャールームでディグ「邪公」のでっかいの2体が出てきた時はどうしようかと思いましたが、拍子抜けするほどに難無く撃破。「バックパック」を入手しウハウハです(゚∀゚)

「下層区街」へ続くエレベーターに乗ったところでイベント。リュウに敗北した悔しさに震えるボッシュを、ゼノが宥めていました。
彼女が言うに、D値とは「能力の最終到達予測値」であり、ボッシュがリュウに負けたのは誤差の内らしいのですが、ボッシュは納得がいきません。
あの時のリュウについて「どう見ても化け物だ」と訴えたものの、ゼノは彼の任を解いてしまうのでした。

ここで場面転換。ローソクだらけの怪しい部屋で、数名の人物が謎の話し合いを行っていました。
身体中模様だらけの人物が登場し、竜について「古の超兵器」「我らが対となるもの」「世界を滅ぼすもの」だとか、「起動したのはすでに活動を終えた個体」だという公社の報告だとか、「『適格者』は既に滅んでいるのに再起動?」とか、何か一気にむつかしい話に突入。
……とりあえず一つだけ言えるのは、リュウの事がバレちゃった、ってことです('A`)

リュウの処遇に関しては、「3rdみたく能力値の低い奴だと適格者は無理っしょ」という事で、「空間の断層へと封じましょう」とか言い出す過激派なおネェちゃんが居たものの、模様の人の「とりあえず人間同士で解決してみよう、な?」という提案がひとまず採用されたのでした。良かったね、リュウ。

下層区街

場面は戻り、久々の「下層区街」に到着したリュウ一行。序盤は修理中で使用出来なかったエレベーターに繋がってました。
レンジャー基地に戻ると、入口を塞いでいるレンジャーから「何やったかしらんけどお前レンジャーをクビになってるから入れないよ」と入店拒否。そりゃそうか。
また、バイオ公社行きのリフト乗り場に向ったところ、「街にあるエントランスからIDカード使って入れ」と助言を得ました。

それじゃあ早速バイオ公社へ行ってみます。もちろんセーブもしておきますよっと。

下層区街〜公社ラボエントランス

下層区街にある公社ラボ入口へ。普段なら警備員が立っているのですが、今は自由に通行して良い時間だとかで通行可能に。
いくらなんでも警備態勢甘すぎだろ、などと思いつつも早速潜入し「公社ラボエントランス」を探索していると、とあるドアの前に来たところでイベント発生。ドアの向こうから声がしました。

「開かないよう どうしてよう……?」

こ、この口調はまさかー!

ここで、ブレス名物の妖精が登場。ドアの開け方が解らず部屋に閉じ込められていた彼女を助けると、お礼をしたいとのこと。遠慮せずに受け取る事にしたら、「目を閉じて歯をくいしばれよう」だって。
再び目を開くと、そこは土の中の空洞(舞台自体が地下だけど)。妖精と言えば「共同体」なワケですが、今回の共同体は地下に造られるようです。
ただし、働くのは妖精達ではなくでっかいアリさん。「がんばるアリ」とか言っちゃって、可愛いんだこれが。

今回の共同体は、アリを雇用→共同体を開拓(アリの巣みたく穴掘り)して店舗&施設用スペース確保→その店舗or施設に相応しい能力に特化したアリを配置……という流れ。
最初は開拓する事が重要なので、面接会場に来ていたアリ3匹を全て雇用し、ガンガン穴を掘り進めて貰います。何しろ共同体でしか入手出来ない武器やアイテム、スキルがあるそうなので、出来るだけ早く発展して欲しいもの。
また、共同体はバトルを重ねないと発展しないので、ひとまず現実復帰する事にします。

エントランスから奥に進もうとしたら、「バイオ公社 ID」が必要と判明。
そんなん持ってる訳がないので先にも進めず、ひとまず外に出たら……イベントが発生しました。

外に出たリュウ達が見たものは、白い靄のようなものに覆われた下層区街。そして、ガスボンベの側に立ちガスマスクで顔を隠した2NDレンジャー3人組でした。
功を焦ったその3人が、リュウを捕まえようとして独断で神経ガスを散布したのです。

大気異常を察知したため下層区街は閉鎖され、街の人々は逃げる場所もなく苦しむしかないのですが、3人組はそんな人々の事などお構いなし、といった様相。

VS 2NDレンジャー×3
ここでボス戦突入。相手は勿論2NDレンジャー3人組。ふん、お前らみたいなヘッポコに負けるか! ……と思ってたら、初めての全滅を味わってしまった。あ、あれ?

セーブして間もなくの戦闘という事もあり、ここではSOLを利用せず「終焉を迎える」を選択。
これだと一切のデータ引き継ぎがなくタイトル画面に戻り、またセーブポイントから仕切り直せるからです。

このバトルで面倒なのは、毎ターン喰らう毒のダメージ。回復しても次のターンでまた喰らうので、よほどの事が無い限り回復するだけ無駄。
また、敵の攻撃力が高い上に、特殊攻撃でこちらを1ターン行動不能にする奴もいたりして、手こずった手こずった。

某E社の攻略本では魔法陣を使ったやり方を書いてあったのですが、不器用な私は上手いこと敵を誘い込めなかったので、ヤケになって直接ドカドカ攻撃。結果的にはその方が楽に勝てました。

戦闘後は引き続きイベント。ニーナをリンに任せたリュウは、自らガスを止めようとするも、結局気絶。それを目の当たりしたニーナはリュウの元へと駆け下りると、意を決した様に空を見上げ……次の場面では、ガスは大気から消え去り、ニーナはリュウの上へと倒れ込んでいました。

リュウが目覚めると、そこはまだ下層区街。側にはリンとニーナの姿がありました。
先刻の異変でシャッターは閉ざされたままなので、どのみち公社に行くしか道はないようです。
公社入口近くに落ちていた「IDカード」を入手し、再度公社へGO。

■第6回 バイオ公社

遂にバイオ公社内へと突入です。なんかドキドキする。

バイオ公社

公社エントランスを進むとSOLイベント。突然ニーナが激しく咳き込み、その場に座り込んでしまいました。
ひとまず彼女を休ませている間、リュウが気を失っている時に起こったことの一部始終をリンが説明してくれたのですが……驚くべき事に、ニーナが大気中の神経ガスを吸い込み、中和させたというのです。そしてその行為がニーナの身体に負担をかけている模様。
それを証明するかの様に、彼女の背中の赤い羽根からは煤のようなものが出ているのですが……彼女の正体は一体何なのでしょう?

イベントを終え先に進むと、テレコーダーと鑑定屋、道具屋、武器屋を発見。消費アイテムを補充しセーブを……するかどうか小一時間苦悩。前回セーブしたのは2NDレンジャー戦前で、その後の戦闘はと言えば2NDレンジャー戦のみ。その程度でセーブするのはなんか勿体ない気がします。
でも、この先の敵に負けちゃったらまた2NDレンジャー戦からやり直しだし……とグダグダ悩んだ結果、セーブする事に。この事が、後々の後々にキツい結果を生み出す事など露知らず(´;ω;`)

エントランスからラボに入ったらイベント発生。ニーナ達を休ませ偵察に行っていたリンが戻って来るも、何か様子が変。思い詰めたような表情でニーナを見つめています。
リュウが声を掛けると、リンは研究棟の上階に「研究主任」の部屋がある事を報告。一行はニーナを救う手がかりを探すため、先ずはそこを目指す事にしました。
ちなみに、この時斥候に出ていたリンに何があったのかは……かなり後で解る事になります。

公社ラボ2F

エントランスを抜け「公社ラボ2F」に到達。リュウのスキル「ラウンドセイバー」を入手し、予想以上に楽かもねー、などと余裕ぶっこいて進んじゃう。
途中「パトロール」というまんま警備員と遭遇するも、簡単に撃退し、意気揚々と先に進んでいたら……思わぬ落とし穴が。
前述の「パトロール」を倒した部屋の先に、複数の「バウンサー」という敵が湧いていたのです。

実はこの「パトロール」、倒してしまうと「バウンサー」を呼んでしまうみたい。そう言えば倒した後に何かトランシーバーがどうのこうのとメッセージが出ていた様な気がする。

いくらなんでもこんな大量の連中と戦ったら全滅必至なので、二、三体ずつ誘き出しつつ戦闘。何しろ「バル」系を使うわ攻撃力もほどほどにあるわ、という連中なので、ようやく全員片付いた頃にはアイテムが底を尽きかけている始末。
このまま先に進んでも先は見えているので、一旦エントランスへと引き返し、アイテム補充をしておきました。

公社ラボ3F

先程「バウンサー」に襲われた通路の先にあるエレベーターへ。先に進むと、そこはデンジャールーム。「グミプラズマ」「グミルビー」がうじゃうじゃ。
が、こいつらは弱点さえ間違えなければそう苦労する事も無いさ、とか余裕ぶっかましてエンカウントしたものの、読みを誤り全部のグミ(計8匹)を一斉に相手にするハメになりました。

先ずは突出していたリュウが「ババル」と「パダム」の集中攻撃を受け撃沈、次いで逃げ遅れたリンも撃沈。そしてニーナが一人残ったところで迷わず「エスケープ」を使い、エンカウント前の状態に戻ったのでした……って、笑い事じゃなくてね。

体勢を立て直して挑んだ再戦は、リンのフィールド固有アクション(R2)を駆使し、3体→2体→2体→1体の順でエンカウント。これをやっちゃうとパーティー経験値が少なくなるという欠点があるものの、全滅するよりマシじゃ!

デンジャールームを抜けたら、その先にあるトレジャーBOXからスキル「ストール」を入手し、元来た道を戻ります。
一旦「公社ラボ2F」に戻り、別ルートから「公社ラボ3F」へ進入。更に3F南側に入ると、SOLイベント発生。
手術室を見たニーナは、この施設で自分が施術された時の事を想い出し、ひどく怯えるのでした。

このSOLイベント後、更に通常イベントが発生。研究主任と遭遇しました。主任の姿を見た途端、更に怯えを深めるニーナ。

ここで、ニーナの正体が明らかに。ニーナを「試作品」呼ばわりする主任が言うに、ニーナの背中から生えている赤い羽根のようなものは「換気肺」というようです。それは「肺細胞をクローニングして培養」されたもので、「汚染大気を浄化する機能を最大に強化」したもの。
……要するに、ニーナは大気清浄機となるべく改造を施された少女だったのです。

肺の交換は不可能だの、回復も無理だのと、ニーナを道具の様に語る主任に対し、さっきから赤い光が出始めていたリュウは、遂にリミットブレイク(ゲームちがうよ)。
主任を殴打した上に、抜刀してしまいます。

一方、冷静に(たぶん)話を聞いていたリンがニーナの今後について問うと、試作品なので耐久性はない、との答が。汚れた空気を取り込み、処理しきれなくなれば終わり、だと言うのです。
ここでリュウが「空気の汚れていない場所なら?」と問うも、地下の空気は汚染され続けているため清浄な空気のある場所などない、という回答が。
……つまり、この世界にニーナが生きていける場所など最早存在しないということでした。

その苛酷な現実を前に、リュウはニーナに対し、彼女が生きていける場所へと連れて行く事を約束しました。
「君を空へ連れて行く」、と。

イベントを終え、上を目指す旅に出発。が、いきなり空は無理なので、先ずは公社ラボを出る所から始めたい。

公社ラボ4F〜公社ラボ5F

「公社ラボ4F」ではあの「パトロール」→「バウンサー」の流れ再び。が、学習能力が無い私はまたしても「パトロール」を倒してしまい「バウンサー」の団体様を出現させてしまいました……。
本当は戦った方が経験値も上がるんだけど、アイテムが心許ない上に「バル」系地獄を切り抜けられる自信が無かったため、ここはひとつ禁断(でもないが)の「D-ダッシュ」を使う事に。

「D-ダッシュ」は以前説明したようにフィールド上で使うリュウの固有アクションで、これを使うと敵シンボルを吹っ飛ばす事が出来る上、エンカウントも無し。
ただ、当然D-カウンターがその間上昇していくので、やたらめったら使うのも問題。

実はこの「D-ダッシュ」を使うのは今回が初めてではなく、過去3回ほど何もない場所でボタン押し間違ってやった事があります。その時の上昇は微々たるものでしたが、塵も積もれば山となるので要注意。
ちなみに、この時点でのD-カウンターは12%ちょっと。この時点にしては上がり過ぎてる気も。

「バウンサー」をなかった事にした後は「公社ラボ5F」にてセーブ。もうね、確実にね、楔打つつもりでセーブしないとね(泣)。
泣き言はここまでにして以下次回。

■第7回 氷結廃道〜集積庫〜第2工業区1F

本格的に空を目指す旅が始まり、先ず踏み入ったのは「氷結廃道」。

氷結廃道

その名の通り、凍り付いた洞窟。ここをニーナで歩かせると見た目が大変寒いです。ノースリーブの薄手のワンピースに、裸足。空に連れて行くより先にまず服を着せてやれ。

これまでに比べ、出現する敵が一段と強くなっていますが、慎重に進めば案外楽。パーティ経験値はちと惜しいけれど、基本に則り少しずつエンカウント。また、今までリュウでフィールド移動していたのですが、リンでエンカウントする方が自分には合っている気がしてきたので、思い切って変更してみました。

ところで「氷結廃道2F」に出現する「大ジャックBOX」。
よくわからないまま倒したら2万ゼニーもゲットしてしまいました。わぉ!

トレジャーBOXを着実に回収しつつ「氷結廃道3F」に到達。奥にいる「セミリーダー」と「アナセミ」は、一番手前にいる「アナセミ」を狙ってリンでエンカウントすれば(やや遠距離で)、「アナセミ」だけの群れと戦う事が可能に。が、流石に群れの全部で来られるとキツそう。

その後、4Fへのエレベーター直前にあるデンジャールームを抜けるとSOLイベント。
ニーナの身体を気遣い休息する中で、リュウは空へ行く決意を強固なものにしました。
空というものが本当にあるものなのかは解らないが、少なくとも、ニーナを「もの」として扱うこの世界は、彼女を救いはしない、と。
あと、このイベントの時のリンの様子から察するに、どうやら彼女はニーナについて大凡の事は知っていたのかも。

イベントを終えたら「氷結廃道4F」へ。「ジャックBOX」が結構居るので金を荒稼ぎしようと試みるも、どうも上手くいかず。やっぱ邪念が入ると駄目ですね。
実際に懸賞とか応募する際「当たりますように!」って念を入れた場合は絶対当たらないのよ、私。「知らない間に抽選対象になってた」とか、そういうパターンの方が当たる確率高いの。なんでだろ。この間もそれで商品券当たってね(以下略)。

4Fの奥にあった道具屋や鑑定屋でアイテムを補充&整理したら、テレコーダーでセーブ。
この時は気付かなかったのですが、実はこの後、前半最大の正念場が待ち受けていたのでした……。

集積庫

「氷結廃道」を抜け「集積庫」に差し掛かるとイベント発生。レンジャーらしき一団の待ち伏せに遭い、あっという間に取り囲まれてしまいました。
更に厄介な事に、ボッシュが奥の扉から登場。「まだ死んでないの、お前」だの「頭も大丈夫か?」だの相変わらずムカつく物言いをしてくれやがります。
が、そんなボッシュを制するように登場したのは……ゼノ隊長!

ゼノの言う事にゃ、どうやらリュウは「ニーナとの接触による精神異常」扱いになっている様です。ニーナやリンと行動しているのは精神錯乱状態であるためなので、我々の保護を受けろ、というのがゼノの言い分。が、リュウの心は既に決まっています。空に行かせてはもらえないか、とゼノに持ち掛けるものの……元上官が出した答は、リュウ達をここで処分する事でした。

と、いう事でここからはレンジャー達との戦闘。今回の戦闘は何と3連戦で、1戦目は1stレンジャー複数人、2戦目は何かの(笑)メカ、そして3戦目はゼノ&1stレンジャー2人組という構成。
当然気合いを入れて挑んだのですが……半端無く辛かった('A`)

VS 1stレンジャー数名
のっけから苦戦。攻撃力も防御力もある1stレンジャーが取り囲む様にして複数人でボコってくるので、HP残量に注意していても、集中攻撃を受けたら撃沈必至。それでも1体ずつ撃破しギリギリで勝利したものの、多めに用意してきた筈の回復アイテムが思いっきり三分の一を切っちゃう始末。

VS なんかのメカ
更に地獄の2戦目。「アネックス」&「アシモフ」には氷属性の攻撃が効く、という事でニーナに「レイガ」を唱えさせるも、その攻撃力は微々たるもの。なのでリュウとリンで少しずつでもアシストしつつ削っていたのですが、「アシモフ」3体の集中攻撃を受けたリュウが気絶。しかも1戦目で使いきったため「きつけ薬」が既に無く、主戦力が蘇生不可状態の大ピンチ。

あまりもの不利っぷりに、横たわるリュウの身体を眺めつつ諦観モード発動。「もういいや、どうせセーブしたのって今さっきだし、出来るところまでやってみよう」と、開き直ったところ、それが功を奏したのかリンとニーナでテキパキと敵に対処し、時間はかなり要したものの「アネックス」の撃破に成功してしまいました。……てっきりここで全滅すると思ってたのに。

やった! リュウ抜きでもどうにかなった! と万歳三唱するのも束の間、イベント発生。
1stレンジャー数人ばかりか兵器までも破壊したリュウをボッシュが「バケモノ」呼ばわりする一方、ゼノは冷静さを失っていませんでした。
リュウが先に進もうとする「意志」はリュウのものではなく「リュウにリンクした実験体の意志」だと諭しつつも、自らの手でリュウに引導を渡そうと戦いを挑んできたのです。
……先に言っておくと、もうこっちはボロボロ(´Д⊂

VS ゼノ・1stレンジャー×2
間にイベントを挟んだお陰でリュウは復帰したものの、回復アイテムが底をつき、手負い状態。勿論、ニーナとリンもHPフルではありません。
一方のゼノ隊長は殺る気マンマンですが、ここまで来たら全滅よりは勝ち残りたい。本音を言えば、またこの3連戦やらされるなんて御免だー! わーん!
と、いう事で、この苦境を乗り越える方法は最早1つ。「D-ダイヴ」をやっちゃいますよ!

3戦目ではゼノの他に2人1stレンジャーがいるのですが、彼等は一切無視しリュウのターンになったら迷わず「D-ダイヴ」。チャージかまして殴り続けたところ(ひどい)、どうにかゼノを撃破。
隊長、消える際に「手遅れに……なったな……」って言ってるよねー!? うわーん。・゚・(ノД`)・゚・。! 酷い倒し方しちゃってごめんー!

ゼノさえも退けてしまったリュウの力を目の当たりにし、ボッシュは怯えて敵前逃亡。
内心ザマーミロ、とか思っちゃった。スマン、ボッシュよ。

戦闘後、その場に蹲ってしまうリュウにまたあの声が。リュウが選ばれた、って言うのはまぁ解るけど「死すべき時を見つけに行くがよい」ってのは、一体?

さて、ゼノを倒した事により本格的に政府と敵対してしまったリュウは、リンの勧めもあり、彼女が所属している反政府組織「トリニティ」のアジトを目指す事に。
ここでふとD-カウンターを見ると……に、22%に上がっちゃった。仕方ないよね、思いっきり「D-ダイヴ」した上に、うっかりして竜型のまま戦闘終わっちゃったし(これもD-カウンターが上昇する)。

ちなみにゼノとの戦闘後、フィールドに落ちているゼノの「紫音剣」を入手する事が可能。この剣のLV3固有スキル「紫音絶命剣」はなかなか強力。
装備画面でチェックすると「ゼノの形見」とか書いてあったりして、罪悪感が募るというか涙ちょちょぎれるというか。゚(つω`)゚。 好きだったんだもの、ゼノ隊長。

何はともあれ近くの部屋で運良く「セーブトークン」を発見。
すかさず「氷結廃道4F」に戻りアイテム補充&セーブするのでありました。
……いかん、セーブやり過ぎてる。

集積庫〜第2工業区1F

「集積庫」を経てハシゴを昇ったところでSOLイベント。およそ普通の人間とは思えない異様な風貌の3人組が、怪しげなカードを受け取るシーンから始まります。どうやらそのカードは「最高統治者(オリジン)」の勅命を意味している模様。
一方、3人組にその勅命を伝えている人物は……ん? この子供、前に見たイベントでも見掛けたような……って、確か統治者の一人じゃ無かったけか。

それはともかく「あなたたちは、あなたたちに見合ったことをして頂きます」などと3人組を見下し(高飛車ではなくて嫌悪してる感じ)モードに入っている子供に対し、3人組のリーダーらしき1人はこう答えるのでした。

「くくく……結構……とても、良いですよ……」

……たぶん、へんたいだー! でもかっちょいいー! わざわざ改行して台詞書くぐらい!

イベント後は進軍再開。「トリニティ」を目指し工業区を征く。
このエリアはアイテム泥棒はいるわ高速で突っ込んでくる平べったい虫がいるわと手強い敵だらけです。しかもマップがやや入り組んでいる上に、段差も多いので、死角から敵にドツかれる事もしばしば。
そのため、こまめに「氷結廃道4F」の道具屋に戻りつつ攻略しているのですが……その往復のせいでD-カウンターが無駄に上がっている悪寒。

「第1工業区2F 東側」でリンのスキル「乱れ舞え!」を入手し、3Fにあるデンジャールームを抜けたら再びSOLイベント発生。リンが休息を提案した直後、画面が切り替わり、額にゴーグルをした中年男性が登場しました。…………誰?

男性は通信機に向けて会話中。「いずれにしてもその子は……この空気の中では長くもたない」などと言っているところをみると、ニーナについて話しているようです。
「我々が保護するほかあるまい」と言う男性に、通信機の相手が「もし、空へ連れ出せる可能性があるとしたら」と告げるも、男性は「くだらん」と一蹴。「一人の人間にそんな事が出来る筈がないから、我々のような組織が必要」というのが彼の主張の様です。
……ところで、この通信機の相手ってリンなのかしら。ニーナの身体の事とか、空へ連れ出す、とか言ってるし。

第2工業区1F

「第2工業区1F」に到着した一行が見たものは、上級レンジャー数名の遺体(たぶん)でした。
広めの空間に2体、そして部屋の奥にある制御室の様な場所に2体。
部屋にはドアが2つあるのですが、ロックされていて先に進めず、頭を捻りながらあれこれ探っていたところ……最初に調べた場所あたりに誰かが立っている事に気付きました。ひ、ひぃ! さっきまでは誰もいなかったのに!
攻略本によると、遺体を調べると出現するそうです。

姿を現したのはさっきの3人組のうちの1人。彼はリュウに向かい挨拶すると、レンジャー達は邪魔なので自分が片付けた、と告げました。
そして、困惑するリュウ達に「それでは始めましょうか」と戦いを挑んできたのです((((;゙゚'ω゚'))))

VS タントラ
異形の者「タントラ」との戦闘。攻撃を当てると「ひどひー」だか「痛ひー」だか妙な悲鳴を上げるので笑ってしまうのですが、上級レンジャーを始末しただけあってかなりの強敵。
ニーナやリンにコンボかまされるとキツいので、ヒットバック効果のある攻撃で奥の隙間に追いやった後、リュウを盾(というか蓋)にして移動を封じ、後はリュウのHPに気を配りつつコンボで攻撃、という具合で倒したら割と上手くいきました。
コツを言うなら、回復アイテム多めに用意しておく事かしら。別にコツでもなんでもないじゃん。

戦闘後、タントラの死体の側に落ちていた「IDカード」を入手すると、イベント発生。
リンは、政府の戦闘員と思われるタントラが何故上級レンジャーを始末したのかが解せない模様。更に、非合法活動を専門とする部隊『ネガティヴ』の存在を思い起こした彼女は、もしこのタントラがその部隊のメンバーであるとしたら、リュウとニーナは政府にとって「あってはならない」ものになったのだと告げるのでした。

次回はこのIDカードを使って先に進みます。結構しんどいです、工業区。

■第8回 第2工業区1F〜中層区街

タントラ戦後にIDカードを入手し、先を急ぎます。

第2工業区1F〜第2工業区 北側

IDカードを入手したのはいいのですが、通路は南北にそれぞれ1つずつあります。はて、どちらを進めばよいものか。
神のお告げ(攻略本ともいう)によると、この先の進み方によっては面倒な事になるっぽいので、今回は北の通路オンリーで行くことに決定。

IDカードでロックを解除しようとしたところ、イベント発生。画面が変わり、そこに映ったのはタントラの死体でした。
カメラが徐々に彼へと近付き、その顔がどアップになったと思ったら……ギャー! 生きてたーーッ!

死んでいたかと思いきや、ぐりん、とカメラの方に顔を向けたタントラ。「フハハ……強い、強いですねぇ……」と、実に嬉しそう。こ、こわい……:(;゙゚'ω゚'):

場面は更に変わり、またまたお偉いさん方の会議風景。リュウがゼノ隊長を倒した件が報告されたようです。
「人の手に余る」「その時が来たかということか」などと彼等が口にする中、例の全身模様の人物が「ネガティブを使う」と告げると「他ならぬ、人の暗部ではありませんか!」と反対の声が上がりました。
……あれ? これって回想シーンなのかしら。

その後、引き続きSOLイベント。全身模様の人と華奢な子供が会話しています。
二人だけであるところを見ると会議後なのかしら。
それにしてもこの子可愛いなー。ニーナとどっこいどっこいかなー……などとニヤニヤしつつ名前を知ろうと攻略本を開いて驚愕。「クピト」(子供の名前)、女の子と思ってたら男か! 個人的に「女の子みたいな男の子」は好きくないのに! そんな個人の好みまで考慮出来ませんよね普通は!

それはともかくイベントに注目。おそらくネガティブの事を言っているのでしょう、クピトは何故「彼等」を使うのかと模様の人に訴えました。
実はここで初めて模様の人の全身を確認出来るのですが、きっとSOLイベントだからでしょう。もしギブアップ無しにここまで来ていたら、依然解らなかったままの筈。

クピトの問いに模様の人「エリュオン」が返した答を要約すると「人のあがく姿が好きだから」。
……いや、この表現だとただの超ド級S野郎に終わるので、一応フォロー。彼の間を置いた言い方から推測すると「懸命に足掻いて生命を全うしようとする人間の姿が好きだ」って事ではないでしょうか。例えそれが醜いとされる生き様でえあっても。
……でも、本当に単なるSな人だったらどうしよう。

さて、ここでようやくリュウ達の操作へ。タントラ戦後、北のルートに進んだリュウ達ですが、その先にあったデンジャールームで待っていたのはタントラと一緒にいた3人組の一人「ディゴン」でした。
しかもうっかりEXターン(先制攻撃)取られちゃってアイタタタ。

VS ディゴン
「ディゴン」はその姿から解るように殴り攻撃が滅法痛いので、近付かれない様に細心の注意を払いつつ戦闘。1ターン毎に回復しつつ、リュウを盾に戦闘。

少々時間はかかりましたが無事に撃破すると、直後にイベント挿入。
「ディゴン」の魂らしきものがフワフワとどこかへ飛び去って行きました。
……先刻復活したタントラといい、嫌な予感がアリアリだったので、一旦「氷結廃道」の道具屋まで戻り道具を補充。
勿論「ディゴン」の居た部屋でリンのスキル「遅い!」を取るのを忘れずに。

第2工業区3F〜中層区街

前回は「ディゴン」を倒しただけで終わりましたが、今回はちゃんと先に進もうと思いますです。
ディゴンが出現した場所の先にある「第二工業区3F」へ進入。
先を急いでいると……イベント発生。再び、レンジャー達の死体が転がっているではありませんか。

予想通り、姿を現したのはタントラ。「ありがとうリュウさん……よくぞ、私の仲間を倒して下さいました」などと、理解不能な事を口走る彼の横を凝視すると、先刻倒した筈の「ディゴン」の姿が幻影のように浮かび上がってます(゚д゚)
一体どういう事なのだとリュウ達が警戒する最中、タントラは恍惚とした様子でこう告げました。
「これで……ふふ……また強くなれますねぃ」
そして、横に浮かび上がっていたディゴンを、そのまま吸収してしまったのです('A`)

VS タントラ
と、いう事でタントラとの2戦目開始。今回はディゴンを取り込んでいるため前回戦闘時よりも能力値が上がり、攻撃方法も変化しています。とにかく移動範囲が広い上にコンボがキッついのですが、場所的に、前回同様隅っこに閉じ込めて、という戦法が効かないので、HPの低いニーナが狙い打ちされないように注意しつつ戦闘。
また、確実に反撃してくるのでパーティを密集させない&ニーナとリンは距離を取る、という事を念頭に踏ん張っていたところ、どうにか勝利。ふぅ。

ちなみに、この2回戦目のタントラは、彼の2人の仲間「ディゴン」と「ギーガギス」のどちらを倒したかによって能力が変化するそうな。うっかり2人とも倒しちゃうと当然2人分吸収しちゃうので、おっそろしく強くなってしまう様です。
今回「ディゴン」しか倒さなかったのはそのため。

必死こいてタントラを倒したところでイベント発生。ボッシュがバイオ公社を訪れ、研究主任と会話しているシーンに切り替わります。
主任の台詞から、ボッシュは「D検体(オールドタイプ)」とのリンクを望んでいるらしい事が判明。
もっと簡単に言うなら、「自分も改造手術してドラゴンの力を身に付けたい!」ってカンジ。

しかし、主任が出した結論は「無理!」でした。過去に3つほど例があるものの、うち2例は初期段階で暴走。更に、最もD値の高い適格者だった最初のリンク例でも、制御しきれず強制終了してしまったようです。

結局、ボッシュがどう結論を下したのかは解らないままリュウ達のターン。
到着したのは「中層区街」でした。

中層区街

ここは商業解放区、いわゆる闇市で、政府の配給品だけでは暮らしていけない人々の生活の要みたい。
また、中層区の居住エリアは下半分が地下水に沈んでしまっているそうな。地中でも洪水ってあるのかぁ……。
更に、ここではニーナの状態を悪化させてしまった下層区街のガス事件についての話も耳にするのですが、あろうことかトリニティの仕業になってしまっていました。おのれ政府め!

セーブ&アイテム補充を済ませたら、先を急ぎます。そうそう、書きそびれていましたが、アリ(と妖精)の共同体は順調に進んでおります。現在はとにかく穴堀優先。

中層区街を出て水没した商業区へと続く階段を昇ったところで、SOLイベント発生。
水に阻まれた通路の先を見据え、そこから先がトリニティのエリアだと告げるリン。
施設まではまだちょっとかかるみたい。

身体が思わしくないでしょうに、頑張って付いて来ているニーナをリュウが励ましていると、画面が突如切り替わり、カメラが捉えたのはリンの後ろ姿。
直後、リンは悲鳴を押さえ込んだような呻き声を上げると、素早く背後を振りました。
突然の事にリュウ達が驚く中、「……な…何かが……何かが、私の……ッ」と、リンは彼女にしては珍しく狼狽した様子。
が、振り返った先に何の姿も無い事を確認すると、直ぐに落ち着きを取り戻し、再び先を急ぐのでした。

何やかんやでリュウ達が立ち去った後、先刻リンが振り返り凝視した階段に、何者かの姿が。さ、さっきまでは誰もいなかったのに!
完全に姿を現したその男は、壁に寄りかかりながら、リュウ達を指して「ドラゴン様とその御一行」と呟きました。更に「ま、しりは悪かないね」……って、リンがビビってたのって、アンタが尻触ったからだったのかー! この痴漢!

とんでもない痴漢野郎が登場したところで、また次回。

■第9回 放棄商業区A区〜トリニティピット〜ライフライン下層

痴漢に遭いながらも、トリニティ目指しての旅は続く。今回は「放棄商業区」に進入です。

放棄商業区A区〜放棄商業区B区

このエリアからは敵の顔ぶれが一新。より面倒臭い連中を相手にしなければならなくなります。
先ず厄介なのはやたら徘徊している「ゾンビ」。そこそこ強い上に、倒してもフィールド上のシンボルが消滅しないという困り者。
こいつらを完全に消滅させるには本体とも言える「ブレイクハート」というモンスターを倒す必要があります。
ただ、動きがすんごくトロいので、フィールド上での回避は非常に簡単。そこが唯一の利点かしら。

さて、ゾンビ本体である「ブレイクハート」は、クリオネみたくふよふよしながら飛び回っています。身体は緑色でちょっと透けていて、身体の中に赤いハートらしいものが。
一見可愛らしいこのモンスターもまた厄介な奴で、第一に、ゾンビ本体の近くに居るとは限りません。第二に、フィールド上で近付くとすぐ逃げるので、楽にやりたいならリンでエンカウントする必要があります。
そして第三は、通常の状態では非常に物理攻撃回避能力が高いので、弱点であるレイガ系の魔法で一旦凍らせなければなりません。

ほか、アンデッドらしく「レクタ」でこちらのHPを吸収してくるので、集団戦は結構辛め。また、物理攻撃のみでは長期戦になりかねないので、もしニーナがレイガ系のスキルを付け忘れていたら一旦逃亡してセットし直した方が良いかも。

こんなカンジでゾンビだけでも大変なのに、「ワームマン」という連中も実に面倒。
どういう目的で使役していたのでしょう、縦にひょろんと長いこのディクは攻撃力が高め。そのためニーナやリンが狙われないようにと距離を置くと、今度は長い手を使って「円舞陣」という広範囲攻撃をかましてくる始末。
結局、確実にEXターンを取り集中攻撃するのが一番効果があるようです。

厄介な連中に苦戦しつつ、エリア中を歩き回り漏れなく宝箱回収。
要所要所にゾンビを配置しているのが憎らしいのですが、そいつらの本体(ブレイクハート)はマップの隅っこあたりに隠れているのが更に忌々しい。
苦戦しつつも「バックパック」とリュウのスキル「円舞陣」を入手したところで、待望の「トリニティピット」に到着するのでありました。つかれたー。

トリニティピット

実にギリギリの状態で到着したトリニティピット。放棄商業区があと1フロア長かったら一旦中層区街に戻ってたかもしんない、というぐらい。

……が、ギリギリなのは何もプレイヤーだけではありませんでした。
到着直後に発生したイベントでニーナが倒れてしまったのです。

場面は変わり、治療用ベットに横たわるニーナ。その周囲には医療機器が並び、見るだけで痛々しいです。
医師から容体を聞いて来たリンによると『今のところ』命に別状はない、とのこと。そして「ニーナは自分が看ているから街を見学して来い」と、リュウに気分転換を促すのでした。

そういうワケでトリニティ内をお散歩。放棄商業施設を利用しているこのエリアには、鑑定屋と道具屋があり、アイテム補充が容易。オマケにテレコーダーが2台もあって素晴らしい……のですが、肝心のセーブトークンが無いのでセーブ出来ないんですけど! なにげにピンチじゃないですか!?

失意のままフラフラ彷徨っていると、ある一室でトリニティのボスと遭遇。
あ、この人、前に出てきた額ゴーグルのおっちゃんだ!

何故かリュウの事を知っていたこの男性こそ、トリニティの統率者である「メベト=1/4」
反政府組織のリーダーという事で元3rdレンジャーのリュウですら知っている人物なワケですが……それにしても1/4って。
ボッシュの1/64が「メンバー」の座を狙えるエリートクラスというのなら、この人の高さなんてどういうランクになっちゃうのだ。

リュウと対面したメベトは、ニーナについて「ここなら薬もあるし大丈夫」と告げつつ、あるかどうかも解らない空を目指すというリュウに対し「そんなあやふやなものに、あの子の命をかけるのか?」と指摘。
今のニーナを連れ回すのは「裸足でガラスの破片の上を歩かせるようなもの」と言うのです。
……ええと、流石にガラスの破片の上は歩いてませんが、氷の洞窟とか工業区の床とか、裸足で歩かせてます。ごめんなさい。ニーナの足の裏、それはもう角質が硬化している事でしょう。うう。

それはともかく、「同志になってニーナを守りたいというのなら歓迎する」というメベトの言葉に戸惑いつつ、リュウはメベト部屋を後にするのでした……。

放棄商業区第二搬入路〜放棄商業区D区

メベトに軽く説教され意気消沈しつつニーナの元へ戻ると、リンが「2人で薬を取りに行こう」と誘って来ました。薬は「放棄商業区第二搬入路」から先にあるみたい。
ニーナがダウンしているため、薬探索は当然リュウとリンの2人旅。実はこの薬取りの冒険(勝手に命名)はやらずともシナリオを進められるらしいのですが、トレジャーBOXを回収したいしイベントだって見たいので頑張って挑戦。

薬探索で駆け回る事になるエリアは結構広範囲。敵は見慣れた連中ばかりではあるものの、ニーナがいないのは結構辛いので、極力少数相手にエンカウントする様に心がけてみます。

取り敢えずはマップ各地を行ったり来たりしてアイテムを回収。途中、面倒臭いゾンビの群れに追い掛けられホラー映画気分をを満喫しつつ、スキル「ディスチャージ」入手。
続いて「放棄商業区D区」のデンジャールームをクリアしたところでSOLイベントが。

どうやらデンジャールームだった部屋が薬の置き場所(というか薬屋?)だったらしく、屈み込んで薬の瓶を手に取るリュウに「ニーナに与えているのと同じ薬だね……」と呟くリン。その薬でニーナの身体が弱るのを抑えている様です。
しかし、それは逆にニーナを治せる薬ではないという事でもありました。

リュウは解っていました。この世界にニーナを治せる場所など何処にもない事を。
そして、リン達トリニティが、ニーナのような「哀しい現実」を相手に戦っているという事も。

イベント後、探索再開。本当ならこのままニーナの元に戻ってもOKなのですが、未踏破部分があるので放置しておきたくありません。
途中「セーブトークン」を拾い狂喜乱舞しつつ、辿り着いたのはニーナのスキル「プーカ」が入ったトレジャーBOXのある部屋。よし、これ取ったら帰れる! ……といきたいところですが、この無茶苦茶狭い部屋の中にはワームマンが3体(4体だっけ?)もいる上、こいつらを倒さなければトレジャーBOXの鍵が出ないという地獄仕様。たすけて。

なにしろ部屋が狭いので、何処に居ても「円舞陣」の餌食になる確率が高め。なので標的を決めたらとっとと集中攻撃するのが一番。勿論、毎ターン回復しつつ。
リュウはAPを溜めてからコンボで攻撃した方が案外早く倒せるかもです。

無事に「プーカ」を入手しトリニティピットへ帰還したら、アイテムを補充し待望のセーブ。

トリニティピット

薬探索から戻ったリュウ達でしたが、ニーナは依然目を覚ましておらず状況は好転せず。とりあえずは自分達も休息しておこうと、二人は医務室へ。ここには以前からリュウに休息を勧めてくれていた医師がいて、彼に話し掛けて休む選択をすればOK。
ちなみに、この医師はリュウ達がトリニティピットに来た直後から休息を勧めてくるので、薬を取りに行かない場合はそのまま彼に話し掛けて後述のイベントを起こす事も可能みたい。

医務室での休息を選ぶと、イベント開始。ベッドに腰掛けぼんやりしていたリュウは、傍らに居たリンに『力』を使うたびに命が削れていく感覚を得ている事を語りました。
何故自分に力が与えられたのか、命を削り何を為せというのか、……そして、「何かを……壊す?」と、問う先も解らない問いを続けるリュウ。

ニーナの悲鳴が聞こえたのは、リュウが何かの結論を出しかけていた時でした。
即座にニーナの元へと駆け付けたリュウとリンが見たものは、彼女を保護している筈のトリニティメンバー2人に追い詰められているニーナの姿。
てめぇらウチのお嬢に何してくれてんだ! もしかして変質者か! とD-ダイヴも厭わない勢いで(やらんけど)戦闘開始。

VS トリニティメンバーたくさん(笑)
このバトルではニーナが復帰するものの、彼女が気絶するとゲームオーバーという特殊条件付き。また、ニーナは初期状態で状態異常を起こしているので、戦闘開始直後に万能薬を使用するのはお約束。たしかバインドもかかってたので移動不可になってる筈。

最初襲撃してきた敵は2名ですが、その後新たに2名登場。しかもうち一人はメベトの側に居た男です。ギョロっとした目付きに見覚えが。
敵は基本的にニーナを狙い撃ちにしてくるので、毎ターンの回復は必須。あと側近男(勝手に命名)の「パダム」は多少の距離などものともしないので要注意。危うくニーナ倒されそうになった私が言うんだから間違い無い(へたくそー)。

戦闘終了後、イベント発生。仲間に襲撃されたリンがショックを隠せないでいる中、メベト登場。
絶命した(たぶん)側近を見下ろす彼に、ニーナを襲った理由を問うリュウ。
更に、リンも背後から銃を構えメベトの……自らのリーダーの背に狙いを定めつつ、こう問いかけました。
政府がニーナを攫ったように見せ掛ければ、リュウを仲間に引き込めるとでも考えたのか、と。

しかしメベトは否定も肯定もせず、その代わりに「我々にとって正義であれば私はそれを行う」と、自らの意志を告げるだけでした。

リンがリーダーに対する信頼が揺らがせる一方、リュウは冷静さを保ったまま、メベトの言う「正義」に理解を示しながらも、賛同は出来ないと柔らかく拒絶。そして、改めて空へ行く事を宣言。
もちろんニーナも、そしてリンも。

そんな3人の意志を見届けたメベトは、リュウに謎の「鍵」を投げて寄越しました。空に行くには同じ物があと3つ必要みたい。
そして、「残りの鍵も自然と君のものとなる」などと意味深な事を告げたメベトは、最後に「ニーナには時間がないことを忘れるな」と忠告するのでした。

ここでメベトから得たのは「Mのカギ」。何やら重要なものの様ですが、何でこんなモノを彼が持っているかは不明。
ただ、彼のD値が1/4という事と併せて考慮すると、たぶん元は政府側の人間だったんじゃないかと推測したくなっちゃうお年頃。

ライフライン下層

メベトとのイベントを終えると、「ライフライン」へ繋がるエレベーター室へと進入可能に。
メベトが見送る中「ライフライン」へと向かう事になるのですが、この時初めてキャラによって会話内容が変わる、という事に気付きました(遅いよ……)。

ニーナでメベトと話した場合は「どんな理由が目的があったにせよ、我々がした事は許されるものではない」と、一応は己の非を認め、また、リンの場合は「君が道を違え組織を離れても、かつての同志として助力させてもらうよ。無論、君がそう望めば……の話だが」とか言っちゃってます。
……でもなぁ、たぶんリンってば「アンタには失望した」モードのような気もするなぁ。

■第10回 ライフライン下層〜電力供給ビル4F

リンがトリニティと、そしてメベトと決別し、「ライフライン下層」に到達した一行。

ライフライン下層

そんなこんなでライフライン下層。ここは厄介な「トライリザード」が登場します。
こいつはその名の通り三つの頭を持っているリザード……というよりは何か亀っぽい奴なのですが、毎ターン属性が変わる上に、魔法で3コンボかましてくる強敵。HP次第ではあっと言う間に撃沈する上、群れで来られたら余裕で全滅の危険が発生します。しかも、リンが間近で射撃した場合のみコンボで反撃してくるんですけど……Why? これで相当ピンチになりかけちゃったよ(´;ω;`)

また、マップ右下にある小部屋は、入るなり目の前にギガンテスとドヴォーグが横一列に並んでいてビビってしまうのですが、慌てず動かず一番右(もしくは左)のドヴォーグとリンの銃撃でエンカウントすると、全部一度に相手せずに済む模様。
この部屋の敵を一掃したら、トレジャーBOXのキーが出現。マップ中央にあるトレジャーBOXからリンのスキル「これで」を入手したら、一旦トリニティピットに戻りアイテム補充。

ライフライン中層東側〜上層区街

空を目指してライフラインを征く。中層東側ではトライリザードとドヴォークゥの群れに苦戦。やっぱりトライリザードと集団戦やるとキッツいわ。苦手だ。

次に進んだ中層西側では、壁に素敵に収納されているギガンテス3体が突如として突っ込んでくるし、更にその先の上層東側では、細道の角を曲がったところにこれまたギガンテスが仁王立ちしてて、びっくりして引き返そうとしたらその背後にもギガちゃんが! という、ギガンテスのワンダーゾーン状態。
……まぁ、個人的にはトライリザードよりはマシなんですけどね(´;ω;`)

上層東側でリンのスキル「これはどう?」を入手したら、面倒臭いですが、またトリニティピットへ戻りアイテム補充。
改めて「ライフライン上層西側」へ進入すると、イベント開始です。

エレベーター室のドアを開けたリュウ達の目の前に現れたのは、ボッシュでした。
リュウに笑い掛けてきたその様子はまるで以前の彼を見るようでしたが、現実は違います。
振り返った彼の左目と左手は、既に人間のものではなくなっていたのです。

VS ボッシュ
リュウを殺すために強くしてもらった、というボッシュとのボス戦。
大変なのは彼が毎ターン回復するという事と、自分のターン直前に攻撃してきた相手に攻撃するという点。何か「リュウとの対決を邪魔されて怒っている」とか表示が出ちゃって。
最初これを知らなかったもんだから、リュウにAP溜めさせてる間にニーナで攻撃してしまい焦った焦った。

とりあえず調整前の行動順がニーナ→リュウ→ボッシュ→リンとなっていたので、リュウが攻撃出来るターンは「ニーナ魔法→リュウ攻撃→ボッシュ行動→リン待機」、リュウがAPを溜めるターンは「ニーナ待機→リュウ待機→ボッシュ行動→リン攻撃」というパターンで少しずつ削っていきます。
ボッシュの攻撃はキツいので、勿論こまめな回復は欠かせません。

が、その攻撃手順も無意味になる時が来ました。ある程度のダメージを与えたところ、ボッシュは突然バーサーカー状態になり、今までのプロセス無視でニーナとリンをボコり始め、瞬く間に二人が撃沈してしまったのです。
その上、「きつけ薬」使おうとして焦ってしまい間違えてD-ダイヴしたりともう散々。
そんなポカをしでかしつつも勝利出来たのは、回復アイテムを買い込んで来てたお陰です。ホントに。

戦闘後、やはり身体に負担を強いていたのでしょう、猛烈に苦しみ出すボッシュ。
が、リュウに負けるわけにはいかないと再び勝負を挑む素振りを見せました。
「さぁこいよリュウ! 殺してやるよ」と叫ぶボッシュに「ま、まさか、集積庫3連戦の悪夢再び!?」と戦慄していると、事態は急展開。暴走を抑えきれないボッシュの身体がバランスを失い大きく揺らいだかと思うと、そのまま足場の縁から落下してしまったのです。

リュウは即座に駆け寄りボッシュへと手を伸ばすものの、その手は宙を掴むだけでした。リュウを見上げたまま、ボッシュは遙か下層へと飲み込まれて行くこととなりました。

自分に対し殺意を抱いていたとはいえ、かつての仲間を救う事が出来なかったリュウ。
しかし、もう立ち止まる事など出来ません。
ニーナやリンに励まされながら、彼は再び歩き出すのでした。

……一方、ボッシュは目を見開いたまま、上層を見上げるようにして横たわっていました。その床にはじわじわと血が滲み、彼の命が最早終わろうとしている事を告げています。
その時、ボッシュに『憎めるか?』と問いを投げる謎の声がしました。
その声は、微動だにしない筈のボッシュから答を受け取ったのか、『いいだろう 選んでやる』と続けます。直後、既に自分のものではなくなっていたボッシュの左腕がゆっくりと伸び上がったかと思うと……ボッシュの喉を潰し、彼を絶命させたのでした。

さて、イベント終了後にちょっと進めば憧れの(?)「上層区街」に到達。
街に入ってすぐ右手にいる警備員の「この層に住んでるのは政府施設で働くような高いD値をもった人達」という説明からも解るように、薄暗い空間ではあるものの、人の身なりも町並みも清潔感があります。
ちなみに警備員が立っている後ろには「電力供給ビル」の入口が。この施設は地熱で電力を作っていて、上層区で一番高い建物の様です。そして更にその上には統治者(メンバー)達がいる「中央省庁区」があるそうな。

電力供給ビル1F〜電力供給ビル4F

アイテムを買い込み電力供給ビルへGO。これまで以上に面倒臭い敵が多いので気合いを入れて進みます。ぶっちゃけ、最後にセーブ出来たのってボッシュ戦前なのでスリル満点。怖い。

ビルに入るなり出迎えてくれたのは、もの凄い勢いで突っ込んでくる「スケルトン」でした。カシャカシャと身体を鳴らしながら突撃してくるこいつらは、放棄商業区で出現したゾンビと同様、本体を倒さないとフィールド上のシンボルが消滅しません。しかもゾンビと違い動きが素早いので、下手をすると避け損なってしまいます。
幸い走り始めは遅い&急な方向転換が出来ないので、慣れてくると避け易くなるのですが、集団で来られるともう大変。右や左にスケルトンが行き交う状態に。

そんな暴走骨野郎共の本体は「カロン」。パッと見スケルトンのようにも見えますが、一回り以上小さくノロノロ歩いています。スケルトンの中に紛れるようにして居ると結構解り難いです。
こいつを倒せばフィールド上のスケルトンは消滅するのですが、小さい見た目に反してなかなか強いので油断出来ません。闇の力が云々言って周囲のスケルトン強化しちゃうし、「ワース」(即死魔法)とか普通に使ってくるからびっくりだ。

骨共を倒し先にあったトレジャーBOXからバックパックを入手したら、近くで一家団欒している「ナゲット」共を襲撃(ひどい)し、南北に1つずつあるデンジャールームもクリアします。
敵の出現数が多いので慎重に先に進むことになりますが、ここの出現モンスターは雷属性で回復するタイプが多いので(電力ビルだから?)、魔法は火属性と氷属性を付けたところ割と楽でした。
機械系の連中は氷属性に弱いし、アンデッドは火属性に弱いし。

4Fにてリンのスキル「砕け散るがいい!」を入手したらアイテム回収完了。敵も殲滅し、残るはボスバトルのみ。
とりあえずはいつもの様に上層区街に戻ってアイテム補充とセーブを……と思ったところで気付いた事がひとつ。
……そういや、このビル、セーブトークンが置いてなかったな(´;ω;`)

ここで私は考えた。
「ギブアップしてボッシュ戦前に戻るか」、それとも「玉砕覚悟でボス戦行くか」と。

ここでギブアップすればお金もパーティ経験値も減らないし、大事なアイテムは倉庫に預けておけば問題無し。
しかし、ボス戦に負けると決まったワケではないし、ここを踏ん張って勝ち進めば次のエリアにセーブトークンがあるかもしれません。
……何よりまたボッシュ戦からやり直すのは面倒だ! D-カウンターも33.93%ってビミョーな数字だし!

……以上の事を転げ回りながら思い悩んだ結果、玉砕上等で突っ込んでみる事にしました。
ただし、また次回にね。

>> 第11回〜第14回(最終回)
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