〜 第6章 〜
さて、ある意味ここからがDQ4の本番。その存在は賛否両論あれども、私の肌には合うかしら、どうかしら。
……いや、こういう「隠し」とか「クリア後のオマケ」は無条件に好きな単純人間なので嬉しいです。はい。
オマケ要素として最も有名なものの一つに、「デスピサロが仲間になる」というものがありますが、それには色々条件がありします。
まずはED後、ゴッドサイドの町の祭壇に出現するダンジョンを探索し、その最奥というか、頂上というか、とにかく行き着いた場所にいるボスキャラコンビを倒さなければならないのです。それをやらなきゃ始まらない。
ゴットサイド
新たに出現したダンジョンは、フロア毎に雰囲気が違うので、ちょっと説明が困難。
例えば溶岩地帯を抜けたと思ったら、いきなり塔の外壁を登っていったり、という感じ。
宝箱の中身も充実してますが(一部中身が「パンドラボックス」だったりして危険が危ない事もある)、敵もその分強力。
とりあえずは、ダンジョン中盤にある教会まで行くのが第一目標。
この教会ではセーブが可能で、ルーラにも「なぞの教会」という名で加わってくれるので、宝箱の取り残しはその後じっくり探す方が良いでしょう。
特に海中神殿みたいなエリアの敵が苛烈なのですが、そこを抜けると教会なので、耐え抜くべし。
ちなみに、このデタラメな構造のダンジョンは、一部がDQ7のクリア後の隠しダンジョンと同じだそうな。……そーいや、そんなのがあった様な、無かった様な(忘却)。
死にもの狂いで行き着いた場所は、山の天辺、断崖絶壁の上に広がるささやかな草原。
周囲には何故か卵が転がり、鶏がチョロチョロし、やたら背の低いハンプティダンプティの様なオッサンと、モヒカンパンクなオッサンが口論中。
「卵が先か鶏が先か」を議論しているようですが、一向に決着がつかない模様。
更に、勇者達の存在に気付いた二人は、気分転換と称して勇者達に戦いを挑んで来るのでした。まるでスポーツするかの如く。
戦闘に入る理由がワケわからんし、BGMがのほほんとしているので騙されがちですが(そうか?)、この二人は強敵。隠しボスという事で、このゲームでは最強でしょう。
HPはデスピサロよりは低いものの、その分攻撃がやらしい('A`)
とりあえずチキーラ(モヒカンパンク)の直接攻撃が強烈なので、スクルト2回がけは必須。そして、エッグラの炎や冷気のブレスにはかなりHPを削られるので、フバーハも欲しい。更に状況にもよるが、毎ターン回復は基本だと思います。
以上を考慮し、私の場合は勇者、ミネア、クリフト、マーニャで戦闘開始。1ターン目はミネアでフバーハ、クリフトでスクルト、マーニャはルカナン、そして勇者で回復。運が悪いとエッグラがいきなり「いてつくはどう」を出してきて補強が水の泡になるけれど、そんな場合は気を取り直してやり直し。
2ターン目にはメンバー入れ替え。まずはミネアとアリーナ、マーニャとブライを入れ替え、アリーナにバイキルトとスカラをかけ、勇者は回復。
3ターン目は勇者とアリーナに攻撃をさせ、クリフトが回復役、ブライはバイキルトを勇者に。で、4ターン目でマーニャとブライを入れ替え、地道に戦闘開始……というワケです。ゼェゼェ。
しかし、実際、前述の様にすんなりそれぞれがそれぞれの役割を果たせない事が多いです。なんせ攻撃が強烈なので、下手をするとミネアやブライあたりが1ターンの内に撃沈する可能性もあります。なので、戦闘前のLV上げと装備品チェックは念入りに。
また、勇者が回復役に徹するのであれば、クリフトの代わりにライアンを入れても良いかも。そこはお好みで。
ちなみに、厄介なのは断然エッグラの方なので、奴から集中して倒すのが良いです。チキーラ一人にならば力押しでどうにかなります。
エッグラとチキーラを無事に倒すと、スッキリさせてくれたご褒美として世界樹に花を咲かせてくれます。その後、エッグラとチキーラの背後にある火山の噴火口に飛び込み、ダンジョンから脱出すれば、ゴッドサイドの町へと帰還可能。
ただし、エッグラとチキーラを倒せば必ずご褒美が貰える……というワケではなく、規定ターン数があるようです。つまり「●ターン以内に二人を倒す」という条件付き。
そして、戦闘の回を重ねる毎に規定ターン数も少なくなっていく仕様。
残念ながら細かい数字は解りませんが、1回目なら20ターン以内とか、その辺だと思います。
世界樹
さて、世界樹の花が咲いたらしいという事で、早速世界樹へ。すると本当に咲いてました。天辺にデカい花が。
勇者一行は、一体これをどうやって持って降りるのだろう。
なんか、アリーナが紐で結わえて背中に背負っているイメージがするよ……。
で、その巨大花をどうするかと言うと、ロザリーヒルまで運びロザリーちゃんのお墓(ED後に出現します)の前で使用。するとロザリーちゃん復活! しかも今生き返ったばかりなのに「ピサロ様が暴走してるから止めにゃあ!」と勇者達を小突いてくれちゃうのでした。
意外とキビキビしてるのね。
という訳で、次回は遂に「あの方」を仲間にしちゃうぞ〜。
ロザリーヒル〜デスパレス
ロザリーちゃんを連れてロザリーヒルを出た瞬間、急にロザリーちゃん電波受信……と思いきや、ドランと会話している模様。
……ドラン、そういや居たなぁ。
ドランの話によれば、この事をマスタードラゴンに報告しに行きたいとのことで、そそくさとパーティを離脱しちゃいました。
ぶっちゃけ、ピサロを迎えるにあたっての人員削減以外の何物でも無いと思う(゜∀。)
気を取り直し、ピサロへアタック。この辺の手順はED前と同じで、闇の世界のデスキャッスルを抜け、彼の居る場所へと向かえばOK。で、ピサロの前にロザリーちゃんを連れて来れば後は自動的にイベントが進むよ。ぷるぷる(゚∀゚)
相変わらずモーロクした様な事を呟いているピサロに対し、自分の事を忘れたのかと訴えるロザリーちゃん。
「ロザリー」という名前は、「ロザリーヒル」にちなんでピサロが付けたお名前だそうな。二人の出会いのシーンまで回想で入ってますので、それは見てのお楽しみ。
で、ピサロはロザリーちゃんの愛であっさり正気に戻り、何故か進化までもがキャンセルされ元の銀髪黒服に。
進化後の姿のまま、ズガーンズゴーンとパーティに加わっても良かったんだけどな。無茶か。
ちなみに、他のキャラ同様ピサロとも会話を楽しむ事が出来ます。他キャラに比べるとバリエーションが少ないのですが、それでも結構面白い。
「喋らないで真っ直ぐ前を見て歩け」とか「私に何を期待している」とか厳しい事を言うかと思えば、「私の力を見せてやる」とか殺る気マンマンだったり、エッグラとチキーラのいるフロア付近では(旅の扉のあるフロア)、その聴力を披露してくれたりと、結構面白い人です。
また、個人的な……あくまで個人的な彼に対する感想はというと「なんか爺さんっぽい」。
銀髪の、黒服の、クール(一応)の、とありがちなキャラなんですが、どうも爺さん臭さがしてならない。融通利かなそうっちゅーか、常に説教してそうです。「ダラダラするな」とか「何だその戦い方は」とか「寒いと膝が痛い」とか。
さて、晴れてピサロが仲間になった後は、黒幕である某キャラへの報復が目的になるのですが、その前にDQ4世界を骨の髄まで堪能しておきます。
移民の町
まずは移民の町。クリア前に「キングキャッスル」にして、買うものを買ったきり放置していたのですが、まずこれの人員整理を行い「グランドスラム」へと変化させました。
ホフマン的には「プレミアムバザー」が良いのでしょうが、そんなヤワな事でこの時代を乗り越えられるか!(←?)
「グランドスラム」が出来たら、ひとまずそれは置いておき、次は「モンスター図鑑」の完成をば。
モンスター図鑑コンプ
モンスター図鑑は改造ツールでも使わない限り、ED後にしか完成出来ない様になっています。何故なら、ED後のおまけダンジョンにしか出現しない魔物がいるからです。
と、いう訳で、世界中の魔物出現地帯及びおまけダンジョンでひたすらモンスター狩りを行ったのですが、全然出現してくれないで手こずったのが「シーライオン」。
別に出現率が低い訳でもないらしいんですが、何故か出てきてくれませんでした。しかもようやく出現したと思ったら、絵は「トドマン」系。てめーどこがライオンだコラ! と瞬時にして極刑に処してやりましたさ。
もう一匹苦労したのは「プラチナキング」。苦労したと言っても前述の「シーライオン」に比べたら足下にも及ばなかったのですが、それでも随分と粘った記憶があります。が、初めて遭遇したプラチナキングにアリーナが会心の一撃を叩き込んでくれた時は嬉しゅうございました、姫様。
それにしても、プラチナキングってのはアレですね。行き先を見失ったスライム、という感じがしていいです。
おそらく、メタルスライム→はぐれメタル→メタルキング→プラチナキングという流れで出来たと思うんですが、プラチナキングは既にスライムを逸脱した形状をしてます。それとも、プラチナキングはスライム系では無いのか……否、あの顔はスライム系の筈だっ。
スライムはさておき、モンスター図鑑を完成させ、ご褒美のカジノコイン30万枚もバッチリ頂いた後は、ピサロの専用装備を充実させる為にエッグラ&チキーラにひたすら挑む、挑みまくる。
エッグラ&チキーラの居る後ろには巨大な絵があり、二人は勝利後のご褒美としてこの絵の中から色々出してくれるんですが、アイテムをゲットする度に絵の中の戦士風の男が裸にひん剥かれていくのが哀しくも笑えます。
また、最後のご褒美はアイテムではなく移民が登場するらしいんですが、もしかしてその移民って、このひん剥かれた人なんでしょうか? 一応アイテムは一通り貰い、移民をかけて最終戦に挑んだ(戦闘自体はその後何回でも出来る模様)んですが、13ターン撃破では流石に駄目だったらしく、移民出現ならず。
もう一度やり直せばもっとターン数を縮められそうでしたが、いい加減しんどくなったのでそれ以上は諦めてしまいました。
結局移民の正体は未確認ではありますが、個人的にはやる事やり尽くしちゃった感があるので、次回は遂に最後の最後「ピサロ、怒りの鉄槌!」の巻でございます。
さて、今回は本当に最後。DQ4の真の黒幕は、「進化の秘法」が未だ不完全と知りながら、ピサロが暴走進化の果てに自滅する事を狙い、その為に人間をそそのかしてロザリーを殺させた奴……要するに、ピサロの片腕の筈だった「エビルプリースト」。
ラストダンジョンの結界を守っている奴の一人で、倒す前にベラベラ喋っていた悪代官みたいな奴が居ましたね。
あろう事か、こいつはデスピサロを既に死んだものとして扱い、自分はちゃっかりデスパレスの主になっていやがります。
いつの間に生き返ったよ。
(以下ネタバレにつき部分反転)
エビルプリーストの姿形は、いわばデスピサロの色違い。なのであんまり新鮮味はありません。更に、個人的にはエッグラとチキーラの方が強かったような。
ただ、ピサロのLVを上げてやりたいが為にひたすら戦闘を繰り返してたので、ただ単にLV上げてたから楽だっただけなのかもしれぬ。多分そう、絶対そう。
攻略法としては、フバーハをがっちりかけて回復を怠らなければ何とか。運が悪いと「いてつく波動」を連発してくるため、補助魔法を掛け直すのに手間を取られ、その間攻撃がおろそかになってしまいがちに。なので、補助魔法は最低フバーハだけで良いかも。
後は誰かに「賢者の石」で毎回ひたすら回復をさせて、余裕があればバイキルトがけしたアリーナや勇者、ライアンでひたすら削る、など。
エンディング
エビルプリーストを撃破した後は、今度こそ真のED。画面が暗転したかと思うと、意識の中にデスピサロの声が響いてきました。ピサロは魔族なので、仮にも敵対しているマスタードラゴンのお膝元に行くわけにはいかないそうな。
で、ハッと気付けばそこはマスタードラゴンの御前。ピサロに関するお言葉がちょっと追加されている以外は、基本的に通常EDと同じお言葉を頂戴し、後も概ね通常EDと同じ流れ。なんだぁ。
ただ一つ違うのは、ロザリーヒル付近を通過した時の村の様子。通常EDの時はロザリーヒルの住民がロザリーのお墓を取り囲んでいたのですが、真EDの場合、お墓があった花畑から、ロザリーとピサロが二人仲睦まじく寄り添って上空を飛ぶ気球を見上げている、という具合。なかなか良い図でした。
真EDについては、もうちょっと変更を入れてくれても良かった気もするんですが、オマケダンジョンがあって、エッグラとチキーラがあって、ロザリー蘇生関連のイベントがあって……となると、流石にそれは贅沢かな。
オマケ要素のメインはやはり「ロザリーが生き返って」、「ピサロが仲間に出来る」で、それを踏まえたEDそのものはそこまで重要じゃ無いのかも。
さて、そんなこんなで通算23回にもなってしまったDQ4のプレイ日記でありますが、今回で本当の本当に終わり。
ちょっとだけ総括すると、リアルタイムでFC版をプレイした経験があっただけに、最初はどんな感じか不安が多少あったのだけれども、結局はFC版の細かい部分など忘れていたし(笑)、今回のプレイで「あー、そういやそういう話だったなー」などと色々思い出したりして、かなりプレイが楽しかったです。
また、基本的にDQの様な「LV上げればその分強くなります! 戦闘が楽になります!」というタイプのゲームは好きなので、メタル系の敵を狩ったりだとか、いかにして楽に倒すかを模索する作業だとかが、異様に面白かったです。
それでは、DQ4のプレイ日記はここまで。これまで長々お付き合い下さった皆様、ありがとうございました。