そんなこんなで始まりました、2回目。
当然メインのシナリオは1回目と同じなので省ける事は省いていき、前回見落としていた事や、異なる展開を見せた事などについて触れていく予定。
開始直後はとにかくすっ飛ばし……気が付けばドーンと共にロニキスが艦長を務める戦艦の中。やはりシステムに慣れている上でのプレイだと進行もスムーズだ。
そう言えばこのゲーム、最初の方ではラティが平和な日々に退屈を覚えているっぽい演出がある。そしてその後、ドーンが石化した際に「今の日常が退屈だなんて思ったからこうなったんだ」と自分を責めるシーンがあるのだが、そこで面白いのはラティに対するミリーの切り返し。「何言ってんの?」という歯に衣着せない返答が、叱咤激励というよりは「ハァ?」というニュアンスを持っている様に思えてならないのだ。
その後も更にすっ飛ばし、シウスと共に「ホット」の道具屋に頼まれたお遣い終了。
今回は念願のシウスを仲間にしちゃいますからね! やりますからね! とハァハァしながら誘ったら(笑)「えっ!?」と返された。不満なのかワレ。
が、結局「お前等が探してる仲間に会ってみたい」などという些か強引な理由から仲間になってくれたシウス兄さん。相変わらずステータス画面のキャラCGは愛せないけど、共に頑張ろう(笑)!
シウスを仲間にしたら、今度は蛮族「ヴェルカント」退治。前はある程度LV上げが必要だったが、今回はシウスも一緒なのでかなり楽。
……そして、前回プレイでは解らなかった針山の謎についてなのだが……むやみやたらに着火→爆破しちゃ駄目だったのね。爆破しなければ道が塞がる事も無いので、針山での苦行無しに宝箱を回収出来た模様。ちぇー。
ヴェルカントの親玉を倒した後にペリシーを救出すると、前回では見る事が出来なかったシウスのコメント追加。「こいつらはこういう無愛想な種族なんだ」、との事。
……えー、何かその言い方冷たくなーい? シウスー(誰だよ)。
「ヴェルカント」を倒し「ポートミス」の港に戻ると、アストラル大陸の町「オタニム」行きの船が出る様になっているので、いざ出発。一瞬にして「オタニム」に到着すると、シウスがちょっとした観光案内をしてくれた。そこで、アストラル王が居る「アストラル城」についてイリアが質問すると……「ギク」だってさ。
そりゃそうだよね、アストラルには親父が居るわフィアが居るわだもんねぇ。
というワケで、次回はアストラル城下町へ。ここはシウスの故郷という事で、否が応にも展開が楽しみだったりするのです。
結局「アストラル城下町」に来てはみたものの、素敵にアンニュイなシウス。……と、そこへ通りかかったのはフィアだった。
前回、アシュレイを仲間にしている時も同じ状況で声を掛けられたが、今回は前回では見られなかったフィアの一面を垣間見る事が出来る。「ウォーレン様(シウスの父ちゃんね)に頭を下げに戻ってきたのか?」と、シウスに対しやたら高圧的なのだ。
前回プレイではアシュレイ視点からウォーレン家の問題……つまりシウスが家を出るに至った事の真相を知る事が出来たので、フィアがこんな発言をしてしまう理由も解る。……が、逆にその裏事情を知らなかったら、ただ単にヤな女じゃん(笑)。
結局、今のシウスが実家であるウォーレン邸に戻ろうとする筈も無く(それ以前にウォーレン邸に行ってみても鍵が閉まっていて中には入れないのだが)、買い物を済ませた後は宿屋で一泊。すると画面が切り替わり、ウォーレンがフィアに化けた刺客に襲撃されるイベントが発生した。
この襲撃イベント、アシュレイが仲間に居る場合はウォーレン邸で起こったが、シウスが仲間に居る場合はアストラル城内で起こる様だ。争う音に気付いた兵士がウォーレンの詰めている部屋を覗くと、フィアが立っていた、という段取り。
フィアが逃走した後、場面は変わり宿のラティ達の部屋。突如城下町に鳴り響く警鐘を聞き、それがアストラル騎士団の暗号である事を教えてくれたシウスだったのだが、その暗号が何を意味していたというのか、一人宿屋を飛び出してしまった。
一方、フィアの偽物は「アストラル城下町」と「タトローイ」の町を繋ぐ洞窟へと急いでいたが、先回りしていたシウスに行く手を遮られた。アストラルは断崖絶壁にあるので、運河を下る船が出る港を封鎖されてしまえば、残るはこの洞窟を抜けるしか逃げ道が無いらしい。へぇ〜へぇ〜へぇ〜(へぇボタン連打)。
さて、シウスに通せんぼをされ、更にはシウスを追い掛けてきたラティ達に退路を断たれたフィアの偽物は、未だバレていないと思ったのかフィアの振りをしたままシウスに見逃す様頼み込んできた。……が、伊達にフィアと幼馴染みでは無いシウスはあっさりとフィアが偽物である事を看破する。シウスに言わせれば、フィアは「小さい頃から汚ぇ男言葉しか使わねぇ!」との事(笑)。そして遂には「お互い様だ」と本物のフィアが登場。
……それにしても、シウスの言う事もあながち間違っていないと思ったのは、この直後。
遂に変身を解いたモンスターに向け、未だ変身を解かない方が良いと言うフィア。……その心は。
「そんなブサイクな顔は隠していたいだろ?」
うわッ、いくら魔物相手でもキツッ!
一方、フィアの言葉責め(笑)に耐えられなくなったモンスターは、己の影に沈み込む様にして地に潜ると、そのまま洞窟の中へと逃げ込んだ……って、ちょっと待て。そんな芸当が出来るんならアストラルが断崖絶壁でもノープロブレムじゃないのか?
さて、一時的にではあるがフィアが仲間になったという事で、恒例のステータース画面拝見。おお、シウスとは違って肌の色がやや褐色……なのは良いが、髪はピンクだったの!? ドット絵はどう見ても金髪なのに!? まぁ良いけども。
洞窟内を攻略し、フィアの偽物との戦闘に勝利すると、ラティ達に礼を言ったフィアは、ラティ達に「王から褒美が出るだろうから宿屋で待っている様に」という内容の事を言うと魔物の首を持って一人で城へ戻ろうとする。
え? 褒美は嬉しいけど、前回プレイのアシュレイ同様、何故に一緒に戻ろうとしないのだハイランダーという奴は! ……と憤っていたらば、親御さんが心配らしいシウスがフィアに「俺も行く」(城にね)と言い出したので、幸運な事に一行は自動的にアストラル城下町へと移動するのでありました。
城下町に戻った後も、シウスとフィアを中心にオートイベントは続く。
幸いシウスの父ちゃんの容体は良好、そして更にはフィアとも和解出来たシウス。何よりです。
ちなみに、シウスもアシュレイも仲間にしていない状態でアストラルに入ると、この一連のイベントでウォーレンは死亡し、フィアは濡れ衣を着せられて投獄される展開になるそうな。この場合、フィアを脱獄させ仲間にするという選択肢もあるらしいが、そうなるとフィアは二度とアストラルに戻れなくなってしまう身になるワケで……ラティ達が未来に帰った後はどうすんだよ(汗)。
それにしても、このイベントを最後まで見て思ったのだが……フィアが可愛いこと可愛いこと。
先を見届けたい奴(ラティの事)がいる、という事で未だアストラルには戻らないと告げて立ち去ってしまったシウスに対し「馬鹿……。鈍感!!」とか言っちゃってんの。ごめん、おばちゃんこういう娘さんに弱かったりするんだよ。
その後、場面は宿にいるラティ達に移りご褒美の宝箱ゲット。……いや、だから、どうやって箱の中にSPを入れているのかと。
前回、フィアからの伝言でパージ神殿の存在を聞き、神殿行きを決定した一行。
早速パージ神殿付近で隠し扉探索イベントを発生させると、前回プレイ同様ヨシュアが登場した。
このヨシュアとの遭遇イベントは前回もあったが、今回はその時とは異なる展開を見せる。些細な意志疎通の失敗から(笑)、シウスとヨシュアが一触即発ムードに陥ってしまうのだ。
とは言え、ギスギスしたやり取りの中、各種族の特徴を知る事が出来たりする。有翼人である「フェザーフォルク」は一生を山岳地帯で過ごすので同種族の冒険者など滅多にいない。また、シウスやアシュレイなどの「ハイランダー」は高地民族で、アストラル王国から下る事は都落ちと見なされがち、らしい。
……ええと、前回プレイ時「ハイランダーは強い戦士の血を持つ人じゃないかしら」(第8回参照)などと推測(妄想とも言う)していたが、激しく訂正。字のまんまの意味だった。
それにしても、アストラル城下町が断崖絶壁の上にあるという事を考えると、ハイランダーという呼び名も納得がいくというものです。
それはさておき、自分の旅の理由を詮索されたく無いヨシュアと「都落ち」と言われたのが気に食わなかったシウス間に漂う険悪ムードに、止めるか見守るかという選択肢が出現。ひとまず無難に「止める」を選んだところ、シウスはズカズカと一人で中に入って行ってしまった(入ってすぐの場所で待っててくれてます)。
その後、ヨシュアはイリアとラティに過去話をするのだが、この時は話の導入部でブラックアウトし、本格的に話し出すのは神殿に入ってシウスと向き合ってから。
やっと神殿内に入って来たかと思いきや、開口一番「妹を探してるんです」などと言うヨシュアに面喰らったであろうシウスは、ヨシュアの身の上話に登場した「真紅の楯」に反応。「真紅の楯」ことアーガスィはエダール剣術の使い手の中でも最も名高い人物で、人間的にも立派な人だったそうな。
さて、入口でヨシュアを仲間に加え、例の信号機娘が出てくる場所へ。娘共の力を利用しロニキスとミリーを探索して貰ったところ、ヴァン王国に居る事が判明。マーヴェルと3人で仲良く連れ立って歩いているではないか。
その後、神殿を出た直後にヨシュアと別れ(今回は他に仲間にしたいキャラが居るので)、信号機娘が示してくれた通りにヴァン王国へ向かう事に。が、シウスによると「ヴァン王国はモンスターの強さが凄い」らしい。……と言う事はロニキスやミリーの危険が危ないじゃん! と焦るイリアに「連れの方が強くなってたりして」と言うシウス。それを受け「ミリーが俺より強くなるなんてシャレにならない」と怯えるラティ。三者三様。
そんなこんなでパージ神殿から「トロップ」の町へと向かい、星の船の墜落イベントを見る。その後トロップから一旦ムーア大陸に戻って墜落現場を見たら、再びヴァン大陸にある「エグダート」の町を目指すのだ。
本当なら、前回プレイ時にそうした様に、ムーア大陸に行ったついでにメトークス廃坑を攻略しても良かったのだが、どうせなら仲間を集めてから籠もりたいので今回は保留する事に決定し、続きは次回。
遙かムーア大陸から漸く行き着いた(戻り着いたという方が正確かも)エグダートの町へ入ってみると、のっけからミリー発見。ラティ達の前を思いっきり横切り宿屋へと駆け込んで行くではないか。
……ミリーが宿屋に入る様を見ているのは一体誰の目線なんですか?
それはさておき、ミリーを追って宿屋に入ると、拍子抜けする程無事に再会した。何だか前回の「シルヴァランド」での再会に比べると演出の盛り上がりに欠ける。あっさり会っちゃった、って感じ。
一方、艦長の姿が見当たらないのでイリアがミリーに尋ねると「私が朝起きたら二人ともいなかったんです」という返事。多分、マーヴェルに付き添って「イオニス」に行ってしまったのだろうと言うのだ。
何でも、昨日「イオニス」という町に「真紅の楯」と名乗る剣士がやって来たという噂を聞いた時からマーヴェルの様子が違っていた、との事で、要するに仇討ちに向かってしまった模様。
ところで、マーヴェルがすんごい美人だとベタ誉めし始めるミリーの傍らで、イリアは完全におかんむり。その後、イリアの様子に気付いたミリーがロニキスに対するフォローを入れると「あの人にそんな甲斐性あるわけないもの」と一刀両断。いや、確かに。甲斐性無いのは息子も同じっぽかったが。
ミリーと合流後、修羅場を拝みに「イオニス」の町に向かうとイベント発生。マーヴェルとロニキスが真紅の楯と対峙している。
この後の展開は前回プレイと大体同じだが、異なるのは酒場でイリア達が酔い潰れてから。
前回は一人酒場を出たマーヴェルをロニキスとヨシュアが探したのだが、今回はヨシュアがいないのでロニキス一人で探す事に。この「ヨシュアがいない」というのが大ポイントなのだ。
ロニキスに声を掛けられたマーヴェルは、ロニキスに、ここからは一人で旅を続けたいと告げる。ロニキス達と楽しく旅を続けていると、復讐を忘れそうになってしまうというのだ。
そしてここからは、ロニキスにだけ真相を……という事で、前回プレイでは謎のままだったマーヴェルの正体が判明する。一応、一部反転。
マーヴェルは家族を殺された後、「真紅の楯」の仲間である紋章使いに洗脳され、つい最近まで罪無き人への殺戮を繰り返していたのだという。その後どうやって洗脳を解いたのかは解らないが、復讐を果たすため彼女は自分の身体と引き換えにして「旧異種族」の力と(身体)を手に入れる事となったらしい。
そして更に彼女が言ったのは、いつかどこかで彼女の「本当の体」を見付けても、決して触れてはいけない、という台詞だった。
正直、この話には色々と疑問が湧くのだけれど、「これ以上のことは語ることを許されていないので言えない」とマーヴェルが言うので、深く突っ込むのはタブーっぽい。
それより前回プレイ時のイベントと重ね合わせるに、シルヴァランド遺跡にあった氷漬けの女性こそがマーヴェルの本体……つまりヨシュアの妹「エリス」である事は疑い様が無い。だからこそ前回プレイ時に氷塊を破壊しようとしたヨシュア達を懸命に止めようとしたのだ。
だが、ならばその事を皆……特にヨシュアに言えば良かったんじゃ、と思えるのだが、ヨシュアが居る場合にはこの真相すら語られないところをみると、ヨシュアに知られてはいけない、という制約でもあるのかもしれない。どちらにしても哀しい話ではある。
結局、マーヴェルはロニキスとの間に何やら大人の悲恋めいた空気を残したまま、一人去ってしまった。彼女はヨシュアorアシュレイが仲間にいないと仲間にならないというのは解っていたので、まぁ仕方が無いだろう。
その後は、ヴァン国王に完全コネ無し飛び込み謁見を果たし(しかも成功/笑)、立て続けにシルヴァランド国王とも謁見。シルヴァランド港を自由に使える様になったらアストラルへと向かい、フィアをシウスの嫁に貰……じゃなかった、フィアを仲間に加えるためにアストラル城下町へと殴り込んだところでまた次回。
アストラル城門まで行くとフィアが出迎えてくれるのだが、そこでいきなりフィアを仲間に誘うラティ。落ち着け。
その後アストラル国王からエンブレムを貰い、フィアを連れて行く許可を正式に得た後は、タトローイに戻り闘技場へ。ラティとシウスの「七星奥義」を入手するついでにティニークを仲間に入れてみた。
ティニークは「リカントロープ」と呼ばれる武術に秀でた狼男さんな種族で、ある程度シナリオを進めてからラティで闘技場に挑むと、最後に乱入してきて戦闘となる。それに勝利すると、後のイベントで仲間にするかどうか選択出来るのだ。
個人的に衝撃を受けたのは、ズバリ彼の顔。ドット絵での彼は眼鏡を掛けて眉が太いチャイナチックな服装の青年なのだが、ステータス画面を見てみると……何かショタ属性入ってる眼鏡っ子じゃ無い!?
一応私はショタ属性は無いので別にハァハァしたりはしないが、ペリシーと比べると……あまりにも。何でペリシーをこんな感じで描いてやらんかったのだ。
ちなみに、戦闘時のティニークは獣化の状態で戦ってくれる。でも眼鏡着用。
その後はムーア王国でエンブレムを貰うだけだが、アストラルに来たついでにオタニムでPA。宿屋に行くとフィアが居て、自分とシウスの過去話を少しだけしてくれる。
孤児だったフィアは幼い頃にライアスに引き取られ、シウスとは兄妹の様に育てられたらしい。そしてシウスとライアスの間に何があったのかを問うラティに、真相を教えてくれるかと思いきや、「あいつにも聞かないでやってくれ」と笑いながらはぐらかされてしまった。
結局、シウスが騎士団を辞めアストラルを出るに至った真相を知るには、アシュレイを仲間にした上でライアスとアシュレイの会話を盗み聞き(笑)しなきゃならないらしい。一応、フィアとシウスの会話で断片的な事は解りはするが、結局「何があったか」は解らないままなのだ。
オタニムでのPAを終わらせたら、そのまま港からポートミスへ。ムーア王城での魔物退治を終えエンブレムを貰った後は、ムーア大陸の各町でPAを消化しておく。
先ずはホットでのPA。ミリーを仲間にする前(普通は序盤頃かな)にこの町でPAを起こすと、道具屋にてイリアにイヤリングをプレゼントするかどうかを選択出来るのだが、その時プレゼントしていると、今回のPAでミリーが妬いちゃうのだ。更に、仲間の修羅場を覗いていたシウスがフィアに見つかり、こちらでも一騒動……といった感じ。
ホットでのPAが終わったら、次はクラート村に向かいペリシーを仲間に。初めこそは「前回仲間にしたので今回はいいかな」などと思っていたが、何しろ「バニーホイッスル」が便利で堪らなかったので今回もお世話になる事に。
ちなみに「バニーホイッスル」を入手するための条件としてペリシーと共にムーア城の宝物庫に挑まねばならない訳だが……どうやら、いちいち最奥の部屋まで行ったりしなくても良かったみたい。入ってから二つ目の部屋に入り、入口目の前の階段をしっかり登り切ればきちんとイベントが起こってしまった。……前回プレイ時の苦労は一体。
さて、次回はいよいよヴァン王国へ。
最後のエンブレムを貰うためにヴァン王国へ……行く前に、すっかりうっかり忘れていたメトークス廃坑へ潜りアイテム収集。流石にエンブレム集めの段階で来てしまうと難易度もぐっと下がってしまうので、ペリシーやティニークのLV上げを兼ねるつもりでいくと丁度良いカンジ。
その後、港とバーニィを駆使してヴァン王城へと戻り最後のエンブレムを受け取ったら、パージ神殿へは未だ向かわず、シルヴァランドの遺跡でアイテムを回収、且つ、マーヴェル絡みのイベントへ。
前回はマーヴェルもヨシュアも居たものの、今回は逆に二人共いない。となると、一体どういう展開を見せるのかと期待していたのだが……結果は、選択次第では前回プレイ時に見た時と同じく後味の悪いものになってしまう様だ。
[以下一部反転]
隠し通路を抜けた先に女性が閉じこめられた氷塊があるところまでは前回プレイ時と同じだが、今回は止める側であるマーヴェルも、破壊しようとする側であるヨシュアもいないため、裁量はラティに委ねられる事となり、氷を破壊するか破壊しないかの選択肢が出現する。
だが、この氷塊の中の女性の正体はマーヴェルの本体(=ヨシュアの妹であるエリス)なので、破壊しない方が精神衛生には大変よろしい。……が、一方で破壊してしまった場合はどうなるかと言うと、わざわざマーヴェルの消滅イベントが挿入されてしまう。
何処かの町に居たマーヴェルだが、氷塊が破壊されてしまった事を感じ取った瞬間、哀しげな台詞を口にしながらその場で消滅してしまうのだ。
シビアな言い方をすると、このパーティ構成の場合マーヴェルが消滅しようがするまいがプレイヤーに何ら影響は無いので、一つでも数多くのイベントを見ておきたい人は氷塊を破壊するのも良いだろうが、それではマーヴェルがあまりにも可哀想なので、セーブしてからやってみるのが良いかと思われます。
ところで、ここで気になったのがロニキスの動向。……アンタ、マーヴェルと別れる直前のイベントで、彼女に「本体見付けても絶対触るなよコラ」と言われていた筈なのに、止めもしないとはどういう了見ですか。まさかこれがそれだとは思わなかったとでも言いますか。その上、破壊してはみたものの、女性が消滅してしまった事に狼狽するラティに対し「どちらにせよ仕方がない。もう戻ろう」って、気付けよそこは! 流石に! そんなんだから次回作で息子(以下略)!
ちなみに、ここでのマーヴェルの正体絡みのイベントはもう1パターンあって、ヨシュアはいないがマーヴェルがいる(=アシュレイがいる)場合、今回と同じ様に壊すか壊さないか選択肢が出るらしい。要するに、マーヴェルとヨシュアの両方が居る場合のみ、強制的にマーヴェル消滅という展開になるという事だ。
さて、シルヴァランドの遺跡でのアイテム回収が終了したら、お次はパージ神殿の最深部に向かい「真実の瞳」をゲット。とにかく面倒臭い構造なので、全ダンジョンの中でここが一番嫌いかも。
次回はいよいよ魔界へ突入。駆け足駆け足。
「真実の瞳」を入手した後は、シルヴァランドに戻り無人島→魔界へ。
魔界では、前回プレイ同様「真紅の楯」が待ち構えているが、今回はアシュレイの爺様もマーヴェルもいないので、いまいち盛り上がりに欠ける。ただロニキスが「マーヴェルの仇か」などと反応する程度。一応彼はライアス(シウスの父ちゃん)の友人なのだからシウスが反応しても良さそうだが、特にそれも無かった。
前回プレイ同様「呪いから解放してくれたこと、感謝するぞ」とアーガスィは戦闘後に事切れてしまうのだが、やっぱり皆の話題は「刃無き剣」でもちきり。ただ、ロニキスだけが「どうして忠告なんか」と珍しく疑問を抱くワケだが、この人の反応を見せる基準がさっぱり解らん。
その後、アストラル城下町にワープしてアーガスィの影を倒し、そのままウォーレン邸にて「刃無き剣」に関するイベントが起こるのだが、あれだけ家に帰らないと言いながら、平然とその場に居るシウスが笑える。そりゃ非常事態だったんだから仕方が無いだろうが、かと言って親子の会話イベントがある訳でもなく、ただそこにキャラのドット絵が配置されてますって感じだったのが寂しい。
ちなみに、ここでライアスから2本貰える「刃無き剣」こと「フォースソード」なのだが、1本をフィアに装備させたら飛躍的に攻撃力が上がってウハウハ。フィアの剣は攻撃力が低めのものが多いので、とてもイイ感じ。その上彼女はある程度技が揃ってくると激しく広範囲へと攻撃してくれるので、最近は専らラティ+シウス+フィア+ミリーでロニキス要らずなパーティだったりする。
そんな調子で魔界→時空研究所へと進むのだが、時空研究所を抜けてしまうと後はラストダンジョンまで一直線なので、ここで一旦シナリオ進行を止め、スキルを上げたりアイテムを精製したりしてみる。
下準備としては、取り敢えず「文才」を持つキャラの「執筆」LVを10まで上げておく。
「文才」はラティやイリアが持っている場合が多いようなので、その場合はゲーム序盤、SPを振り分けられる段階になったら他のスキルを上げる傍らLV5あたりまで上げておいてやると吉。
「ぶんぴつ」のスキルLVを1にし「執筆」で「ぶんぽうろん」を書かせ……要するに自分の書いた本で自分の「ぶんぴつ」LVを上げてやる、という手も有りはするが、低レベルだと失敗もそれだけ多くなるし、何しろ「リサーチペン」が大量に必要となってしまうので、コストと要する時間の事を考えると、素直にSPを注ぎ込んでいた方が楽。「ぶんぴつ」はそんなにSP要らないし。
ここで「執筆」のLVが10になったら、イオニスの町にある道具屋へと引き籠もり、カウンター前で文筆活動開始。あらかじめキャラの初期タレント(才能)を考慮しつつ何の特技を担当させるか決めておき、本で上げられるスキルは本で上げさせ、自前のSPは「はやくち」などの戦闘スキルや、本では上げられないスキル(「びてきかんかく」など)、LVに合わせてステータス補正がかかるスキル、LV7以上になっているスキルなどに注ぎ込むと効率が良さげ。
私の場合、前述の方法で「練金」LVを10にしたロニキスが鉱物を作りまくり、それを「刀鍛冶」LV10のシウスが加工しまくり、最終的にラティとシウスは「カスタマイズ」で各々の武器を作成。そして更に「アート」で「レインボーダイヤ」をたらふく複製し、「ドリームクラウン」を「細工」で量産した(笑)。
一方、戦闘の事を考えると戦闘系スキルもある程度は上げておいた方が良いとは思うが、早めの方が良いのは「はやくち」と各戦士系キャラの流派スキルぐらいであり、極端な話、他のスキルはラストダンジョンの入口付近のセーブポイント&回復ポイントを利用してのLV上げで調整してやっても遅くは無いと思う。
そんなこんなで準備が整ったら、そのままノンストップでラストボスまで突っ走る心意気で(?)魔王アスモデウスに挑戦。ラティとシウスの「七星双破斬」でよってたかってタコ殴りにした結果、数秒で魔王を沈めてしまった。
その後の展開は、当然前回と変わらず。真の敵の正体が判明し、ロニキスはラティ達どころか過去組の力を借りる事になる運びなのだが……その再会時のリアクションが何ともビミョー。
シウスは「よう!」と言うだけだし、フィアとティニークは「……。」、ペリシーに至っては台詞無し。
まぁ、フィアもティニークも隠しキャラ的な位置付けっぽいので仕方無いか。
で、その後はイベントを経て「リヴォースタワー」、もといラストダンジョンに挑むが、ラスボスであるジエを倒すまでの流れは前回プレイとほぼ同じなので割愛。ちょっと違う点は、マーヴェルがパーティにいないため彼女に対するジエのコメントが聞けない事ぐらい。
ちなみに前回プレイでのラスボス戦で「何故かジエにダメージを与えられない」と書いたが、やはり属性武器を装備していたのがマズかったらしい。無属性武器で無属性攻撃をしまくっていたらあっさりとダメージを喰らわせまくる事が出来ましたよ、と一応ご報告をば。
さて、思い切り端折るに端折りまくっての2回目クリアと相成ったが、EDは予想以上に前回プレイ時のそれと異なってしまったので正直驚いた。
具体的に言うと、1回目の方が明らかに内容が濃かったのだ。
[以下一部反転]
今回の過去組の組み合わせは、「旅立つシウスを見送るフィア」「タトローイの闘技場に挑むティニーク」「シルヴァランドの岬に無言で立つペリシー」そして何故か「シルヴァランド遺跡にいる氷塊の女性(エリス)」。それらのシーンが流れた後スタッフロールに入り、最後にメトークス山の頂上でロニキス&イリアとのお別れのシーン……だが、ここも前回とは違った。
前回は二人が帰ってしまった後にドーンやミリーの父親がやって来たのだが、今回はイリアとロニキスが帰るシーンは無く、取り敢えずは四人揃った状態のまま画面がブラックアウトしてしまうのだ。
今回は駆け足でクリアしてしまったし、感情値を上げるためフィアとシウスはほぼ固定でパーティに居たので、他のキャラとの感情値が十分に上げられなかった。そのため、前回プレイ時のEDと比べると異様にあっさりとしたものになってしまったのだろう。
一応、大まかな違いを挙げれば次の様になった。
■ 前回ED
こうして比較するとよく解るが、明らかに前回プレイ時の方がEDらしいEDになっている。特に、イリアのラティに対する感情が有るのと無いのとでは大違い。
イリアは2ndの主人公、クロードのお母さんらしいので(ロニキスの奥さんはこの時点で既に病死している)、このEDを踏まえて2ndへの流れを考えるのも楽しいかもしれない。果たしてクロードはロニキスの本当の(以下自主規制)
何はともあれ、良いEDは良い感情値から、って事の様です。あと、パーティメンバーの構成も勿論の事。
そんなこんなで2回もプレイしてしまった「STAR OCEAN」だが、今回でそれも終了。
2回目のプレイ時間は25時間強。そこそこやり込んだつもりだったのだが案外サクサクとプレイ出来ていたらしい。
簡単に総括すると、スキルやPAといった独自のシステムはやはり面白い。SOシリーズも2nd、3rdと続く現在でこそ目新しさは無いが、この作品が出た当時は新鮮なシステムだった事は間違い無いだろう。
一方、ひたすらに惜しいのはシナリオ。
これは多くのプレイヤーの方が触れている様なのだが、少々展開が安直&唐突であったり、大風呂敷とまでは言わないが、広げた風呂敷を畳み切れていなかったり適当に畳んでいる部分があるのが何とも勿体無い。また、唐突に地の文が稚拙になったりするのも気になる部分だった。
その他に気になったのは、戦闘時、敵味方共に完全に行動を止めてしまう場合がある事。
特に味方がそうなっている場合が殆どで、操作しているキャラと敵とが一対一で戦っている際、他のキャラはボ〜ッとしている事がやたら多かった。
これがザコ敵の場合なら問題無いが、操作キャラが押されているにも関わらず無反応でいられると実に困る。
その他、フリーズや所持アイテム変化といった不具合情報を事前に聞いてはいたものの、運が良かったのか、私の場合はそれらに遭遇する事は無かった。ただ単に気付かなかっただけかもしれないけどね。
あと、キャラ絵に関しては、日記中で散々突っ込んだからもういいや(笑)。
それにしても、TOP(SFC版)をプレイした時も感じた事だが、よくもまぁSFCでこれだけのゲームを作ってしまったものだと思う。SOとしてのシステム面はこの作品で既に完成している様に感じられるだけに、シナリオが十分に完成していて、且つもう少しボリュームがあったならば、今以上の評価を得られていたに違い無い。
さて、最後に、本編やシステムとは一切関係無い事だが不満な事をもう一点だけ(ちょっと愚痴っぽくなるので以下部分反転)。
クリア後、「オラクル」で行く事が出来る「オラクルルーム」についてなのだが、オラクルルームLV10内にいる開発スタッフの方が「シナリオ失敗したかも」といった内容の事を言っているのが「何だかなぁ」と思うのだ。
勿論、反省の意を込めてのコメントだという事は解っているのだが、プレイしていてあまり良い気分はしない。ましてや、発売直後に定価近い値段で購入した人はどう思うのか……。
こういう点は、もうちょっと言葉を選んで欲しかったと思うのが正直なところ。
それでは、長く続けてしまった「STAR OCEAN」プレイ日記もいよいよお開き。
ここまでお付き合い下さった方々、ありがとうございました!