WILD ARMS Advanced 3rd [ SCE/'02 ]

「WILD ARMS」シリーズ第3作目、シリーズ初のPS2タイトル。18歳の少女ヴァージニアは、故郷の村を襲った事件を切っ掛けに、荒野広がる世界へと一人旅立つのでした。

PS2へとハードを移した本作は女の子が主人公。基本的なシステムは初代&2からの流れを基本としMTC、マイグラントレベルなどの要素を追加。ゲームそのものの難易度は決して高くないと思うのですが、謎解きにしろ戦闘にしろノーヒントで切り抜けるのが厳しい箇所もあったので「ちょっと手強い」かな?
廉価版は発売されていますが、2014年6月現在、DL版は出ていない模様。


第1回〜第10回 | 第11回〜第20回 | 第21回〜第29回
第1回 プロローグ(ヴァージニア&ギャロウズ) 第2回 プロローグ(ジェット&クライヴ)
第3回 本編開始〜バスカー〜堕ちた聖域 第4回 ジョリーロジャー〜記憶の遺跡
第5回 ミドルアース〜錯綜する迷図 第6回 カ・ディンギル〜ティティーツイスター
第7回 不浄なる痕〜ルナティックガーデン 第8回 サンドキャナル〜リトルロック〜闇払う陽の標
第9回 レイライン観測所 第10回 ハンフリースピーク〜ジェムストーンケイブ
■ 第1回 プロローグ(ヴァージニア&ギャロウズ)

「WILD ARMS Advanced 3rd」プレイ日記の始まり始まり。既プレイの方がご覧になる場合、なんとも要領が悪く感じられる点も多々あるでしょうが、その辺はご容赦願います。

主人公は18歳の少女、「ヴァージニア・マックスウェル」。お下げ髪で、見るからに快活そうです。説明書によれば、彼女は幼少時に父親から二挺拳銃の手ほどきを受けているようです。
彼女の他にも、副主人公格の男性キャラが3名いるのですが、彼等については追って紹介致します。

□ ■ □

物語の始まりは、荒野を行く夜行列車から。その客車の個室にて、一人読書に耽るヴァージニア。
やがて彼女は微睡み始めてしまったものの、列車の減速に伴う大きな揺れで覚醒。更に、車掌達の慌ただしい雰囲気から何かが起こったらしい事を察知すると、若い車掌の制止を振り切り貨物車輌の方へと駆け出しました……って、好奇心強いのは良いけど車掌さんの立場も考えたって(´;ω;`)

機密貨物室へ向かったヴァージニアと、それを追ってきた若い車掌が見たものは、錠を外された貨物室の扉でした。困惑する車掌と共に貨物室内へと入ると、中には大きな木箱が一つ。どうやらこれが積荷のようです。
中身の確認のためでしょう、車掌が恐る恐る木箱の蓋を持ち上げると、中から幾つもの光の粒が立ち上り……次の瞬間、どこからともなく3人の男達が飛び出してきたではありませんか。び、びっくりした(゚ω゚;)!

さて、ここでシリーズ恒例のキャラ選択のお時間となります。
驚愕する少女、そしてお互いに銃を突き付け牽制し合っている3人の男達から1人を選ぶことになるのですが、その具体的には……

・一等客室の少女
・貨物室に隠れていた不審人物
・機密物警護の渡り鳥
・車窓を蹴破って現れた少年

……の4人。今回は攻略LVが一番低い「一等客室の少女」からいきましょう。主人公だしね。
名前はデフォルトの「ヴァージニア」で。

◆ 一等客室の少女 ◆

物語は遡ること2週間前。平和であった筈のヴァージニアの故郷が、突如、亜人種(ゴブリン)の襲撃を受けたところから始まります。
村から引き揚げていく亜人種達を尾行し、勇敢にも、アジトらしき館へと一人乗り込んで行くヴァージニア。何があっても退けないのだと自分に強く言い聞かせて……って、のっけから何か抱え込んでるっぽいですね、この子(´;ω;`)

ゴブズアジト

アジトに潜入後、操作可能になります。館内を探索し、まずは彼女の専用グッズ「ティンダークレスト」を入手。特定の場所に着火出来るこのアイテムを駆使し、仕掛けを解きつつ進んで行きます。
ちなみに、忍び歩きでないと床が抜ける部屋には怪しげなハシゴがあるのですが、現時点では上れない様です。

毎度お馴染みの魔法の鍵「デュプリケイター」を入手すると、その宝箱の下から破れた写真を発見。何やら研究者らしき白衣の人々が写ってますが、そのうちの一人はヴァージニアの父親でした。ほほぅ。
叔父さんの話では、父親は科学者だったとのことですが、ヴァージニアは父親の白衣姿を見た事が無いみたい。

ここで、ヴァージニアの過去回想。幼い頃の、父ウェルナーとの想い出です。
説明書にもあった通り、ウェルナーからアームの手ほどきを受けるヴァージニア。父親の事をとても慕っている様子が窺えます。
それにしても、ウェルナーさんは家の中でも帽子とコートを脱がない主義なのだろうか。

回想後に判明するのは、現在父親は行方不明であること、そして、母親は父が行方不明になった直後に亡くなっていること。
……こんな可愛い娘置いてどこ行った。

気を取り直し探索再開。書棚の手記などから、この館はもともと「ウェイトリー家」という資産家の邸宅だったことが解ります。ウェイトリー家が営んでいた「ウェイトリー商会」は日用雑貨やARMに始まり、美術品や工芸品にも手を伸ばした様子ですが、これが原因で没落したんかな。また「石の影狼」という石像の名前が出て来ましたが……このシリーズで狼って、なんか嫌な予感('A`)

ウェイトリー家のことはとりあえず置いておき、探索の続き。奥へと進んで行くと遂にボス戦となります。

VS ボスホブゴブ
ボス戦と言っても、やれる事といったら攻撃と回復ぐらいなので地道にいきます。
ある程度ダメージを与えるとイベント発生。感情を昂ぶらせたヴァージニアが、FP消費による「ガトリング」コマンドを発動させました。どうやら戦闘のチュートリアルも兼ねてるみたい。ただし、発動といってもコマンド選択はプレイヤーがやらなきゃだめですが(ΘωΘ)

「ガトリング」でボスをボコボコにしたら戦闘終了。自らを追い込んでるっぽいヴァージニアの不安定さが気になるところですが、未だゴブリンの残党がいたようで、追い詰められてしまうヴァージニア。
絶体絶命かと思われたその時、叔父さん含む村人達が駆け付けてくれて間一髪。ただし、叔父さんには頬をペシってされちゃったけども。愛のムチかな。

場面は変わりヴァージニア自室。叔父さん夫婦が部屋に入って来ました。会話の様子からすると夫妻との関係は良好のようで、実の娘のように愛されているみたい。
そんな二人に対し「『渡り鳥』になりたい」と率直に打ち明けるヴァージニア。思い上がりだとは解っていても誰かの力になりたいのだ、という姪っ子の強い決意を受け、夫妻は彼女の旅立ちを受け入れるのでした。

その後、母親の墓前に旅立ちの報告をしに行くと、墓前に花が一輪。母親が好きだった花らしく、時々そなえられている、とのこと。……あ、それってもしかして……と臭わせたところでヴァージニア編はおしまい。
次は「貨物室に隠れていた不審人物」にしてみるかな。「ギャロウズ」というのですか。ふんふん。

◆ 貨物室に隠れていた不審人物 ◆

ギャロウズの物語の発端は、5日前に在りました。24歳である彼は何やらワケ有りの血筋のようですが、今は「渡り鳥」を生業にしていました。

ある日、新聞に目を通していた彼は「大地の民バスカーの秘宝、搬送される」と書かれた文字に愕然としました。記事によると、「世界を支える力と交信可能」だとされる秘宝【アークセプター】が、大陸横断列車にてバスカーの集落へ搬送される事になった、というのです。更に「アークセプター」は「超自然の力に干渉するA-RANKの秘宝」であるため、それを狙っての列車強盗などに対する懸念もあるみたい。

秘宝中の秘宝が列車で搬送されるという事に驚いたのかと思いきや、ギャロウズが驚愕し、憤っていたのは、「列車でアークセプターが搬送されるというのならば、自身が所持しているアークセプターは一体何なのだ」という点においてでした。
もしかして偽物掴まされちゃってるの? それとも搬送されている方が本物ではない、とか?

話はそこから更に遡り、3ヶ月前。実は「バスカー」の神官の血筋であるギャロウズは、神官になることを拒み、自由を求め故郷を出て行く事にしました。それもバスカーの秘宝を持ち出した上で(ΘωΘ)
そんな彼には「シェーン」という弟が。大柄でごつい兄ちゃんとは違い線の細い美少年ですが、しっかり者で手厳しそうです。シェーンは兄の行動に呆れつつも、別段、止めるつもりも無い模様。

ギャロウズには弟の他に祖母がいるものの、「ババア」呼ばわりしている上、何やら確執があるようです。その祖母が、今から向かわんとしている「南の聖域」と呼ばれる場所に行っているらしい事を知り、タイミングの悪さにげんなりするギャロウズ。

そんな兄を見かねたのか、シェーンは自身の持つ『夢見』の力でギャロウズの未来を視てみることを提案してきたものの、ギャロウズはそれを断りました。未来は明るいのだから、それを今知ったら楽しみが無くなる、というのが理由。
シェーンの申し出を断り出て行こうとする兄に対し、シェーンは初めて慌てた様子を見せました。やっぱ心配は心配だよねぇ。

自宅を出て、集落内で収集した情報は以下の通り。

・世界のすべてを支えているのは、守護獣と称される意識体。
・バスカーの民は守護獣を奉じることで世界と共に在り、共に生きている。

その他、バスカーの成り立ちも聞く事が出来たのですが、メモをなくしたのでまた今度(´・ω:;.:...
ちなみにこの時点で自宅に戻りシェーンに話しかけると(帰って来るのが)「早ッ!!!」と言われます(笑)。

村内の北の洞内にある祭壇に行くと、「ババア」ことハルさんがいました。どうやら南の聖域には行っていなかったようです。
ハルさんによれば南の聖域は「堕ちた聖域」と呼ばれ、侵入者防止の仕掛けがあるそうな。

村内を調べ尽くしたら、いざフィールドへ。BGMが素敵(*´ω`*)
そう言えばフィールド画面は初めてです。ヴァージニア編ではフィールドには出なかったので。

バスカー集落から真っ直ぐ南に向かうと、仰ぎ見なければならないような断崖絶壁にぶちあたります。そこで、ダンジョンや施設等々を発見するためのサーチ使ってみたところ、看板が出現しました。
南の聖域は更に南にあり、山を一つ越えた向こう、霊峰ゼノムの山間に位置してるんだってさ。

堕ちた聖域

目的地である「南の聖域」に到着。ギャロウズは「ミーディアム」と呼ばれるものを最初から装備しており、まずはその説明がなされます。
「ミーディアム」を簡単に説明すると、「アルカナ」と呼ばれる魔法を使えるようにするための装備品です。後々ステータスに補正がかかるようになりますが、現時点ではまだ無いみたい。とりあえず初代や2ndと同様の役割だと考えて問題ないのかな?

さて、遺跡内には仕掛けが幾つかありますが、初歩的なものばかりなので考え込むほどではありませんでした。ただ、現時点では解けない仕掛けがあったので、またそのうち来る必要が有りそう。
最奥にて「アークセプター」の入手を試みたところ、それを守護している「ケサランパサラン」との戦闘に突入しました。

VS ケサランパサラン
可愛いんですが、流石にボスだけあって削ってきます。しかも倒してもすぐ復活するし、どうすればいいのか(´・ω・`)
あれこれ試した結果、フォースアビリティ「エクステンション」(アルカナの効果範囲を単体からグループに拡大)からの「プレッシャー」が正解だったようで、一撃で消滅してくれました。

「アークセプター」入手後、入口に向かって引き返していると、突如、光の障壁が出現。どうやら盗人阻止の仕掛けが起動してしまったようです。進退窮まり動揺するギャロウズの前に姿を見せたのは、シェーンでした。兄がどこかで絶対ポカをする、と確信していたそうな(ΘωΘ)
シェーン曰く、神官の試練にアークセプターを持ち帰るというものがあるらしいので、聖域の仕掛けにギャロウズ達が正式な神官であることを認識させればいいかも、だって。

ここでアークセプターを道具で使用してみると、何者かの声が。「己が力をもってして立ちはだかる壁を越えてみせよ」だって。壁は常に己が力を越える厚さと高さを備えているので、それを越えたいならまず己の限界を越えなさいね、って事みたい。
……あ、シェーンにずっと話し掛ければイベントが進んでいくんですね、これ。この状況で冷静に兄にツッコミ入れるシェーンが素敵。

ギャロウズが選んだ手段は、半人前である自分とシェーンの力を合わせるということでした。そしてそれを実行している最中、真剣に、自分が「渡り鳥」になる事を弟に伝えたギャロウズ。彼が、自分が里を離れることで弟に重荷を押し付けてしまうだろうことを気に病んでいた一方、シェーンも、自分の未熟さのせいで兄が自分の道を行けないのではないかと考えていたようです。
要するに、壁を取り払ったのは兄弟愛かぁ、などと考えていると、場面は再びギャロウズ編の冒頭へ。自分で「麗しの兄弟愛」とか言っちゃってました(。A 。 )

とにもかくにも、そこまでして入手した「アークセプター」は今こうしてギャロウズの手中にあるというのに、それが列車で搬送されるというのだから、疑問に思わないはずがありません。
どちらが本物なのかはさて置いて……とりあえず両方手に入れてしまえばいいじゃない、という結論に行き着いたギャロウズは、「アークセプター」の奪取を試みるのでした。

四人のうち二人のプロローグが終わったところで、続きは次回。

■ 第2回 プロローグ(ジェット&クライヴ)

前回に引き続き各キャラのプロローグ。今回は「車窓を蹴破って現れた少年」をいってみよう。

◆ 車窓を蹴破って現れた少年 ◆

少年の名前は「ジェット」。年齢は明かされませんが十代半ばぐらい? 斜に構えちゃうお年頃のようです。
ギャロウズ同様「渡り鳥」である彼の物語は、一週間前に幕を開けていました。

いつか朽ちゆくモノ

スタートはとあるピラミッド型の遺跡。入口の扉が開かないため周辺を探索した結果、頂上にて粗末なバリケードを発見しました。それを破壊し遺跡内部へ侵入すると、宝箱を発見。入手しようと近付いたまでは良かったのですが、突如床が抜け落ち下のフロアへ落下するハメに……。いきなりかい。
直後、緑の髪の少年が遺跡内へと入って来るシーンが挿入されたのですが……何者?

場面は再びジェットへ。仕掛けを解いたり罠にかかったりしつつ奥を目指すと、とある広間にて先客らしい人々と遭遇しました。性別も年齢もバラバラである彼等は「パイク」という人物を探している模様。そのパイクとやらは入口の鍵を外し遺跡内へと入ってしまったらしいのですが……あ、さっきの緑の髪の子がそうなのかな?

一方、他人と関わり合いになりたくないらしいジェットは、人々を見事にスルーし先を急ごうとするものの、向こうから話し掛けられちゃいました。普通そうなるよね。

ジェットが「渡り鳥」だと気付いた男性は、一人で遺跡の奥へ向かってしまった村の子供(たぶん前述のパイク)の救出を依頼してきました。仕掛けや魔獣のせいで、彼等ではこれ以上進めないようです。
ここで、ようやく口を開いたジェット。彼は自分の目的が「水晶の花」である事を告げると、人助けに興味は無いと切り捨ててしまいました。人々が提示した報酬額も話にならないんだってさ。

結局村人達は依頼を諦め、イベントは終わってしまうのですが、人々から話を聞くことは可能です。まとめると以下の通り。

・遺跡に潜った少年は村のため、もうすぐ出稼ぎに行ってしまう。そんな良い子を見殺しには出来ない。
・遺跡に魔獣が現れ始めたのは10年ほど前。それまでこの遺跡は子供達の遊び場だった。
・何より怖ろしいのは遺跡の老朽化。落盤はジェットの身にも降りかかる危険。
・この遺跡は以前から渡り鳥の手で発掘され続け、今ではめぼしい宝など残っていない。
・ここの魔獣はそこまで強くはないが、その魔獣を捕食する巨大な魔獣がいる。
・巨大な魔獣は受けた傷を回復させる再生能力がある。

これ、たぶん後から遺跡崩れるんでしょうね。加えて「再生能力のある巨大な魔獣」にボス臭を感じつつ奥へと進むと、件の少年と遭遇しました。「水晶の花」の事を知っているという彼にその在処を尋ねたところ、既に他の渡り鳥の手に渡ってしまっている、という返事が。入手したのは「ハデな渡り鳥のお姉さん」だそうな。更に、もうこの遺跡にはこれといった宝はなく、いつ崩壊してもおかしくない状態なので、用が無いのなら直ぐに戻った方が賢明、という忠告も頂きました−。
ちなみに、危険を承知の上でパイクが遺跡に入り込んだ理由は、以前に隠した宝を探すためだったようです。

結局、ジェットはパイクが宝を掘り返している間、側に居る展開となったのですが、案の定、不穏な気配を察知。パイクは作業の手を止めようとしないため、ジェットは魔獣に立ち向かう事となりました。敵の名は「タッツェルブルム」。

VS タッツェルブルム
なんか小さいドラゴンみたいでちょっとかっこいい。尻尾が長いのがなんかかわいい(ΘωΘ)
3回ほど攻撃したところ、聞いていた通り自己回復してしまいます。直後、イベントが発生し、ジェットのフォースアビリティ「アクセラレイター」の説明が挿入。つまりそれ使って倒せってことね。

戦闘終了後、パイクは回収した彼の宝を小脇に抱えてました。急いでここから脱出した方がよさげだ、ということで来た道を引き返そうとすると、激しい震動が:(;゙゚'ω゚'):
……お約束通り、落下してきた瓦礫によって退路を断たれてしまいました。そらみたことか。

この後、パイクが掘り起こした宝とは、彼が幼い頃に遊んだ玩具だった事が判明。一週間後、彼は遠くの土地へと出稼ぎに行かなければならないため、不安に押し潰されぬよう想い出を持って行きたかったそうな(´Д⊂
その一方、大事な想い出など無いと言い切るジェットは、パイクの気持ちを理解出来ないみたい。

それはともかく、金銭や財宝の代わりに、ここから脱出させる事でならジェットにお礼が出来るというパイク。伊達にここを遊び場にしていない彼は、隠し通路を知っていたのです。
その後、運良く震動は収まり、生き埋めを免れた少年二人。遺跡から脱出する最中、想い出とていつか朽ちゆくものなのに、それにこだわる理由がわからない、と心の内でボヤくジェットでありました。

妙に醒めたジェットの心の内など知る由もないパイクの話から、近々宝物が路線搬送される事を知ったジェット。脱出も目前というところでその話に食いついた彼は、救出の報酬として、更なる詳細を求めるのでした……って、なるほど、そう繋がるのね(ΘωΘ)このイベントの際、パイクが「今日のことは自分とジェットの想い出だ」と告げたのが印象的。
ともかくも、ジェットはパイクから聞き出した情報を元に、機密貨物のある列車に取り付き、隙を見て貨物車輌内に飛び込んでしまうのでした。強奪する気満々。

さて、遂に最後の一人。「機密物警護の渡り鳥」の出番となります。

◆ 機密物警護の渡り鳥 ◆

4人目の名前は「クライヴ」。眼鏡を掛けているせいか知的な雰囲気漂う30歳男性です。
今を遡ること9日前、彼は魔獣討伐に向かっていました。

「洞窟のヌシを倒し近隣住民の安全を取り戻す」という依頼を請け、案内役の村人と共に洞窟へ赴いたクライヴ。案内人はヌシの所まで案内するつもりだったようですが、彼は自分一人で行くと告げました。
案内役とはいえ彼も契約内容にある「近隣住民」であり、また、この洞窟はクライヴにとって初めての場所であるため、一般人の身の安全までは保証できないというのがその理由。

そういったワケで、クライヴは一人で洞窟の奥を目指す事になります。

瘴気の洞窟

青黒い靄が漂う、なんとも毒々しい洞窟を進みます。入口で待機している案内人のボーグナインさんに話しかけると、回復アイテム「ヒールベリー」をくれました。やったぁ(∩´∀`)∩
この洞窟ではクライヴの専用グッズ「セットボム」を駆使して先に進むことになりますが、他ゲームで身に付いたのか、爆弾をセットしたらすぐその場から退避する癖がついてました。今作では爆風に当たってもダメージは受けないのに。

奥へ奥へ進んで行くと、赤い球体の周りを青い輪が回転している謎のオブジェを発見。「積層型封術式」(ホログラムアーカイブファイル)というそうな。「禍々しくも強大なプレッシャー」ってことは、封印ボスなのかな。どう考えても今は手出しできないので、ひとまず先へ進みます。

ボスの気配が近付く中、慎重に奥を目指すと、プレイヤーの思惑とは裏腹に突然退路を断たれたクライヴ。臆することなく先に進むと……なんかでっかくて気持ち悪いドラゴンが:(;゙゚'ω゚'):
注意点は俊敏さと両翼ですって。飛んで逃げられちゃう可能性もあるそうですが……フラグ?

VS ゴルドレイク
思ったより小さいヌシと戦闘。ある程度ダメージを与えると、案の定、飛び始めました。
そして、ここで出ましたフォースアビリティ解説。クレイヴのアビリティ「ロックオンスナイプ」は、攻撃の命中率を100%&ダメージ2倍にしてくれます。
この時点では弾数ゼロだったのでまずリロードし、改めてフォースアビリティで「ロックオンスナイプ」。ゴルドレイクに命中させ、格好良く決め台詞を言おうとしていたところまではよかったのですが、毒ブレス喰らって失神しちゃいました。「詰めが甘かったか」って、ほんとだよヽ(`Д´)ノ!

どのぐらい時間が経ったのか、クライヴが目を覚ますとゴルドレイクは既に逃走済み。この後は一旦洞窟から脱出するため出口を目指すことになります。この時のクライヴは依然毒に冒された状態であるため、移動するごとにHPが減少してしまうのですが、ここで「この程度のダメージなら大したことないよね?」と甘く考えていたのがまずかった。エンカウントキャンセルをせずに戦闘突入した結果、ガリガリとHPが減り続け、気付けばGAME OVERの文字が。

…………あれ?
どうやら、戦闘中はHPの減りが大きいようです。

自分のアホさ加減を呪いつつも、「1ギルミコイン」を消費するのは勿体ないためデータロード。最後にセーブしたのがゴルドレイク戦直前だったため再戦し、撃破後に改めてセーブ。そこからは通路のショートカットを駆使しつつ出口へと戻ります。エンカウントはもちろんキャンセルで。
ボーグナインさんの待つフロアへと到達すると、脱出完了。無事に保護してもらえました(ΘωΘ)

再び気を失ってしまったクライヴが見た夢には、小柄な老人が登場。彼の過去なのかな?

目覚めれば、そこは民家のベッドの上でした。村人達から手厚い介抱を受けたようです。
洞窟を見に行った村の男達によれば、洞窟の奥に巣は残っていたものの、ゴルドレイクの姿は影も形も無かった、とのこと。そのため彼等はゴルドレイクが戻ってこないよう巣に火を放ったらしいのですが……どうやらそれはマズかったみたい。
クライヴいわく、魔獣は頃合いを見て巣に戻り休養しようとするはずなので、その時に巣を壊された事に気付いてしまうと、巣を焼き払った人間に報復しにくる怖れがあるそうな:(;゙゚'ω゚'):

ここで、仕事を完遂すべく民家を出ようとするクライヴ。ボーグナインさんがくれた「アンチドーテ」(毒消しアイテム)を受け取り外へ踏み出すと、予想通り、村の上空にゴルドレイクが姿を現しました。

VS ゴルドレイク
魔獣との2戦目。1ターン目にいきなり毒ブレスを吐いてきますが、直ぐにアンチドーテを使用しておきます。その後、フォースを溜めての「ロックオンスナイプ」2発で撃破できました。

戦闘後、人々の歓声に包まれたクライヴが照れたところで、彼のプロローグは終わり。
彼が次に請けた依頼が、機密物の護衛であることが示されます。

四人全員のプロローグの締めは、ヴァージニアの旅立ちの場面。
叔父夫婦に見送られる中、ヴァージニアの乗った列車は走り出すのでした。ここから彼女のプロローグに繋がっていくんですね。

この後はセーブを経て本編開始となるのですが、それはまた次回。

■ 第3回 本編開始〜バスカー〜堕ちた聖域

いよいよ物語は本編へ。まずはOPムービーが流れます。
ムービーでは、各々のプロローグ直後から列車で邂逅するまでが描かれていきます。そしてキャラ選択の場面へと行き着いた時点で、いったん止まっていた時の流れが再び動き始めました。

素性も目的も知らないまま、お互いを牽制しあう4人。するとその時、貨物車の天井に大きなが穴が空いちゃいました。
車輌の上に何者かが居るらしい、ということで一時休戦した4人が車輌の屋根に上がってみると、そこには列車強盗と思しき3人組の姿があるではありませんか。また人が増えた。

3人のリーダー格である青年「ジェイナス」は非常に好戦的で、典型的な悪党タイプ。どうやら何者かに依頼を請けているらしい3人と対峙したヴァージニア達は、即席チームを組み、列車上で戦闘開始と相成りました。
この際、クライヴの「腕に覚えは?」という問い掛けに対するヴァージニアの返事が可愛い(*´ω`*)

VS ジェイナス/ロメロ/ダリオ
強盗3人組との戦闘。ロメロ→ダリオ→ジェイナスの順で撃破。ヴァージニアが予想外にダメージを喰らうので、ちょっとヒヤヒヤの戦闘になりました。何故かジェットが集中的に狙われたんですが、どういう事だったのか。

戦闘後、3人組は擦れ違った列車に飛び移り逃亡。惜しくも取り逃す結果となってしまいました。
……どうせまた会いそうだけどね。

場面は変わり、青空の下、荒野の真ん中で列車から降りるヴァージニア達。捕り物をしている最中に降車予定の駅を通り過ぎてしまったため、こんな場所で降りるハメになったようです。
成り行き上、しばらく共に行動する事になった4人は、とりあえずクライヴが請け負っている秘宝護送を完了させるため、届け先である「バスカー集落」……そう、ギャロウズの故郷を目指すことになりましたとさ。

セーブが終わったら、久々にフィールド画面へ。
バスカー集落はここから北西って言ってたような。

バスカーコロニー

やってきましたギャロウズの故郷。到着後、クライヴの依頼主がハルさんだと判明したわけですが……うん、薄々そんな気はしてた。
ギャロウズがハルさんのもとへ案内することを嫌がっていると、シェーンが登場。なんでも、「ギャロウズがもうすぐ帰って来る」とハルさんが言ったそうなのですが、とにかく弟君たら大喜び。完全なお兄ちゃん子だな。

その後、ハルさんとのイベント。彼女はギャロウズが今回の件で戻ってくることを予見していた、と思いきや、孫を釣り上げるため、わざと秘宝運搬の情報を流した模様。狙われるのは承知の上だったというのだから怖れ入ります。
更に、2つ存在している「アークセプター」に関しては、「両方とも本物」が正解でした。「アークセプター」は複数存在するというのです。実際、ハルさんの指示でシェーンが2本運んで来たことにより、計4本になっちゃった(゚ω゚;)

「アークセプター」について更なる解説をまとめると、以下の通り。

・「アークセプター」は守護獣(ガーディアン)と交信するための秘宝。
・現存数は4つ。今日までバスカーを含めた各地の「守護獣」縁の地に安置・保管されていた。
・所有者は意識体となった守護獣の霊的な存在を感じ取ることが可能。それは守護獣の力をこの世界で具現化、行使することを意味する。
・所有者は守護獣の力の代行者としての資格、そして守護獣を殺す資格をも手に入れる。

ここでハルさんから新たな依頼が発生するのですが……その前に、シェーンに関しての話を。

・神官職につくため修行していたシェーンに、一年ほど前から「夢見」という能力が芽生えた。
・「夢見」は、これから起こりうる未来を夢の形で事前に感知する能力。
・シェーンは「夢見」の能力により、皆が住む星「ファルガイア」に古の亡者、蒼い影が蘇る、という啓示を受けた。
・蘇った蒼い影は研ぎ澄まされた冷たい輝きを放ち、ファルガイアの生命だけなくファルガイアそのものを蝕んでゆく。
・夢は蒼い影の脅威を伝えるだけでなく、蒼い影を吹き払う啓示も告げている。大地に鎖で縛られた守護獣たちが次々と解き放たれることで蒼い影は駆逐される。
・やがてファルガイアは再生され、一人の少女により以後の平穏を約束される。

シェーンが「夢見」を通じて受けた啓示の内容を踏まえた上で、ハルさんが依頼してきたのは「守護獣の解放」でした。
アークセプター所有者の「守護獣殺し」の資格とは、目に見えず触れることも出来ない存在と戦う事を許された証でもあり、戦って守護獣に己の力を示すことが出来れば、守護獣は解き放たれ、ミーディアムへとその姿をうつすそうです。

ギャロウズのプロローグの際にも少し触れましたが、「ミーディアム」とはギャロウズが最初から所持していた小さなプレートのようなもの。ただしギャロウズの持つそれはバスカーの技術で作った模造品であり、ハルさんが望んでいるのは、守護獣より作られた「本物のミーディアム」でした。
神官の血筋である孫の尻を叩くためか、ギャロウズのミーディアムを消滅させてしまうハルさん。より強力な純種(オリジン)のミーディアムを入手すれば問題ない、だって(ΘωΘ)

が、この展開に待ったをかけたのは、ギャロウズ……ではなく、クライヴでした。
自分達はチームというわけではないし、守護獣に力を示す理由も無い。それに依頼というのならば報酬を提示して欲しい、と言うのが彼の言い分。「渡り鳥」という立場上、ごもっともな意見です。
それに対しハルさんが示した報酬は、「ミーディアム化した守護獣」そのものでした。アークセプターはちょうど人数分あるし、入手したミーディアムをどうしようがバスカーは関知しない、と言うのです。

流石のギャロウズも、その報酬内容に抗議したものの、秘宝として祭壇に奉られたままになるぐらいならば、世界を行き交う「渡り鳥」に託してこそ守護獣の解放になるのでは、というのがハルさん考えでした。言い換えれば、そんな大博打に出なければならないほどの不安を、シェーンの夢に感じ取ったという事なのです。

結局、一行は依頼を請けることに。ギャロウズは消滅させられたミーディアムを取り戻す必要があり、クライヴは利益より己の好奇心を優先。ジェットは売り払って金に換えようと考え、ヴァージニアは心躍らせている自分に従った、といった具合。
かくして4人全員が依頼を請けると、ハルさんから以下の説明がありました。

・バスカーから最も近い守護獣封印の地は南の山麓に位置する。
・古来より霊峰と湛えられた「ゼノム」の麓には、万物の根幹とされた守護獣など、世界に大きな意味を持つ存在が封じられた。
・世界を世界として成り立たせるには様々な要素・要因が不可欠。中でも万物の根幹とされるのが地・水・火・風、4つのエレメント。
・4つのエレメントを司る4体のガーディアンは基礎にして根幹であるゆえ、四大守護獣として広く信仰されている。

続いては、イベント後にハルさん含む里の人々から得た情報。まずは守護獣の解放に関連すると思われるものから。

・アークセプターは形無きものと通じ合うことを可能にする先住民族の遺産であり、本来は正神官が手にするべく造られたもの。
・正式な神官は、守護獣の力の流れを読み取る訓練を幼い頃から重ねている。
・訓練を積んでいない者がアークセプターを通じて力を示す場合、相反する属性の流れを理解しなければならない。
・ハルも神官位を継ぐ際、里に伝わる詩に従い、順繰りにして守護獣に対し力を示した。
・詩は「日と同じく、東よりはじめよ」というもの。最初に地を司る守護獣、東に位置する「グルジエフ」の石碑に向かった。
・その次は、風、水、火の順にそれぞれの守護獣へと向かった。

とりあえずハルさんと同じ手順で試してみれば良いって事かな。
その他の情報は以下の通り。

・集落を出て南西に進むと細かな流砂の海「砂海(デューン)」が広がっている。
・砂海はかつて生命を育む水が湛えられていたという。
・ファルガイアの大部分では既に失われた知識が、バスカーでは未だに語り継がれている。
・守護獣にまつわる所ならば、バスカーに伝わる紋様文字にて何かが伝えられようとしている事もある。
・紋様文字とは、守護獣神殿の守人としてバスカーの民が代々伝えてきた符丁。エルゥの文字といわれている。
・「堕ちた聖域」の碑文はおそらくギャロウズでないと読めない。

情報を集めたら、いざ南の聖域へ。ギャロウズのプロローグで向かった遺跡です。

堕ちた聖域

ギャロウズの時とは異なり、今回は奥へは向かいません。入口から直進した先にある階段を登り、遺跡の屋上へ出ます。
屋上に出てみると、今登ってきた階段を中心に、複数の石段が放射状に伸びていました。その先にはそれぞれ祭壇があるようです。

聖域にしては荒涼としている様に戸惑ってみたり、世界の現状を反映しているのか、などと考えたりと、ヴァージニア達の反応は様々。そんな中、4本のアークセプターが輝き始めました。理由はギャロウズも解らないみたい。
直後、アークセプターから立ち上った光の粒がヴァージニア達に降り注いだかと思うと、秘宝は跡形もなく消滅。皆を所有者と認め、一体化してしまいました。

プレッシャーを与えてくる守護獣達の呼び掛けに応えるため、祭壇へと向かうことにした一行。現時点で行けるのは東西南北の4つのみなのですが、ハルさんから聞いた話を参考に、まずは東の祭壇から始め、後は風→水→火の順に行ってみます。
東の祭壇に祀られていたのは地の守護獣「グルジエフ」でした。

VS グルジエフ
緑の大きな怪獣さん。攻撃すると「メガスマッシュ」でカウンターを繰り出してきます。命中率は低めですが当たると痛い(;´ρ`) 全体攻撃で削られたHPはヴァージニアのミスティック→ヒールベリーで回復。ギャロウズがアルカナを使えないのが地味に辛い。
また、敵は「シールド」で防御力を上げてくるため、フォースを利用し効率良く攻撃を叩き込まないと戦闘が無駄に長引き面倒かも。

グルジエフ撃破後、ミーディアム「大地の唸り」入手。直後、ギャロウズがミーディアムについて説明してくれるのはいいんだけど、「メニューのインストールコマンドで」って、なんかメタい(笑)。
ミーディアムは1人3枚までインストール(装着)可能で、インストールすることによりアルカナ(魔法)が使用できるようになります。……で、グルジエフを誰に装備させるかなのですが、とりあえずヴァージニアでいいかな。

ここで一旦バスカーに戻り回復&セーブ。万全を期したいので一体倒すごとにバスカーに戻るチキン戦法でいきます(ΘωΘ)
お次は風の「フェンガロン」。西の祭壇がそれに該当しました。

VS フェンガロン
剣のような翼の生えた白虎。行動が早く、のっけから全体攻撃かましてきます。その上、物理攻撃したヴァージニアがカウンターで撃沈する始末:(;゙゚'ω゚'): 更に、先刻入手した「グルジエフ」の存在を完全に忘却し、クライブの「ロックオンスナイプ」頼みでヒィヒィ言いながら戦っていたという馬鹿さ加減。

戦闘終了後、ミーディアム「疾風の爪」を入手。ギャロウズに持たせておく事にします。彼は大柄な見た目に反し物理攻撃は期待出来ない感じなので……。神官だから仕方ないけど。

さて、3体目は水の守護獣「シトゥルダーク」。先刻のグルジエフ、フェンガロン同様、シリーズではお馴染みの名前ですね。
ここで気付いたのですが、推奨されている撃破順は各守護獣が持つ属性に関係してたのね。例えばフェンガロン(風)はグルジエフ(地)のもつアルカナに弱い、ってな具合に。なのでおそらくシトゥルダークも、フェンガロンのアルカナに弱い……はず。

VS シトゥルダーク
トゲ甲羅が格好良いカメさん。足はちょっと長めです。「ヒール」で回復するのが実にいやらしい('A`)魔法攻撃をうけるとやるっぽいのですが、フェンガロンの「インスパイア」が大きく削ってくれるので、気にせずアルカナ攻撃を仕掛けていきます。

勝利後「水のささやき」ゲット。よしよし。

最後のガーディアンは「ムア・ガルド」。火のガーディアンです。前の3体で苦戦気味だったので、気を引き締めてかかります。

VS ムア・ガルド
燃えてるドラゴン。かっこいい。とりあえず「フローズンジェム」で攻めたのは良かったのですが、カウンター→全体攻撃と喰らったジェットがいきなり撃沈、ヴァージニアも瀕死。
回復蘇生と慌てる中、ギャロウズのアルカナだけで削り続け、からくも撃破。危なかった……。

さて、ようやく揃ったミーディアム×4。バスカーに帰還する直前、ギャロウズによるミーディアム講座その2が始まりました。
ここで触れられたのは「マテリアル」について。マテリアルとは、ガーディアンそのものを具現化させる事なのですが、他のRPG風に解りやすく例えるなら、アルカナが魔法であるのに対し、マテリアルは召喚獣、とでも言えばいいのでしょうか。

何はともあれ、ハルさんに報告すべく帰路に就く4人。一方、その様子を高台から眺めている連中がいました。列車強盗のジェイナスと、その手下のダリオ、ロメロの3人です。
監視役がついているらしい彼等は、「アークセプター」の強奪に失敗している事もあり、あまり良い状況とは言い難い様子。

バスカー

バスカーへ帰還するなりイベント突入。村の祭壇前でハルさんが待っていました。ここで初めて、各ミーディアムに備わっているスキルやステータス補正効果が解禁に。また、集落内の情報が以下のように変化しました。

・大地を侵食し全てを砂にしてゆく緩慢な死のうねり、それが「砂海」。
・砂海の奥底には猛悪な巨大魔獣が潜むと伝えられ、行き来する船も希少。

ミーディアムの件が一段落ついたので、今度は砂海をどうにかするんでしょうか。とりあえず自宅に戻っていたハルさんと話すも、彼女は「後は好きにしろ」と言うだけで特に指示もアドバイスも無し。仕方が無いので集落を出ようとすると、次の目的地が決まっていない事を理由に外に出してもらえないでやんの(´・ω・`)

仕方が無いので再度情報収集した結果、行商人の「リュックマン」と会話することがフラグだったようです。ただのアイテム屋と思っていただけに思わぬ盲点。
彼は足に怪我を負っていたためにバスカーに逗留していたそうですが、怪我も治ったため、ここから一番近い「ジョリーロジャー」という港町に向かうつもりだそうな。ジョリーロジャーの場所は「遠くにかかっている橋を渡ってから南西にある、浅瀬のそば」とのこと。

その後、改めて集落から出ると、再びイベント発生。各自これといった用事も無いので、ひとまず皆で「ジョリーロジャー」を目指すことになりました。人の往来の盛んな町なら儲け話や交通手段も手に入れやすいのでは、というクライヴの提案を受け入れた形です。
そして港町に到着したら解散し、皆、これまでのように各々の旅を続けよう、というわけです。

ひとまずの方針が決まったところで、続きは次回。

■ 第4回 ジョリーロジャー〜記憶の遺跡

今回は港町「ジョリーロジャー」を目指します。まずは「遠くにかかっている橋」とやらを探すのね。
「堕ちた聖域」から更に東へ進み線路へ近付いて行くと、橋らしきものを発見。それを渡って南西へ……あ、あれ? 見付からないぞ(゚ω゚;)!?

───この時の私は完全に忘れていたのです。
サーチしなければ、街などの施設は出現しないのだということを。

お陰様で、気付くまで10分近く荒野を彷徨いましたとさ_(;ω; 」∠)_

ジョリーロジャー

要らぬ苦労までしてようやく到着した港町。港とはいえ、広がるのは砂の海なので乾いた雰囲気です。
解散する前に、情報収集がてら皆でご飯でも食べようや、という流れになった一行でしたが、ヴァージニアは何やら浮かぬ顔。
ともかくも、外にいる人々から得られた情報は大体以下の通り。

・砂の海が波打つたび少しずつ大地が削られていく。やがてこの港も沈没するだろう。
・「渡り鳥の誇り」(マイグラントバッジ)は自分の手で見付けるもの。行き詰まったら発破をかけて道を切り拓け。
・この街は機械(アーム)に関する設備が他の地域より進んでいる。

二つ目の情報について簡単に説明すると、「マイグラントバッジ」とは「マイグラントレベル」を上げるためのアイテム。マイグラントレベルはエンカウントキャンセルに関わる要素で、このレベルが高いと、エンカウントゲージを消費せずにエンカウントキャンセルが出来るようになります(ゲージがゼロになると強制戦闘)。
逆に言えば、マイグラントレベルが低いうちはキャンセルするたびにゲージが減っていくため、上手にやりくりしないと「戦闘したくない時に強制戦闘」といった事態に陥ることもあり、決して馬鹿に出来ない要素です。

話は戻りまして。宿泊と引き換えに宿屋の女将から入手した情報は、「常闇の輝き」という財宝にまつわる噂についてでした。
遙か昔、主人である魔族の騎士から「常闇の輝き」という秘宝を託された3体の妖魔は、自身を封印とし、いつか蘇る主人のため今でも秘宝を護り続けている……という伝承があるそうなのですが、その3つの封印のうち1つが、町の近くの遺跡に眠っているというのです。

その噂を皆で吟味した結果、ジェットは話に乗っかり、ギャロウズとクライヴは降りる事に。そしてヴァージニアはというと……ジェットが強調した「ひとり」に反応し、「ひとり」から「みんな」になろうと青年の主張を開始。
早い話が、お互いの不得手な部分を補いあって皆で頑張ろうと言いたいらしいのですが、これにはクライヴさんもびっくり。どことなく先生気質よね、この人。

とりあえず大人二人はヴァージニアの提案を了承してくれたものの、一人が良いと言い張るジェットはヴァージニアと口論開始。ノリは完全に男子女子の口喧嘩のそれだけど(ΘωΘ)そして、ギャロウズは自分に矛先が向くのを回避すべく二人を宥め、クライヴはさりげなくヴァージニアをリーダーにしてしまいましたとさ。大人ってずるい(笑)。

結局「ヴァージニアに口では勝てない」という理由から引き続き行動を共にすることとなった4人。そんなんでいいのかお前等。
当面の目標は「常闇の輝き」の入手です。

宿屋から出る、ジェイナス達が姿を現しました。儲け話にいっちょ噛ませろ、ってことみたい。
ヴァージニアは彼等を拒絶したものの、「渡り鳥」なのだから目的によっては敵対する事もあって当然、というのが彼等の言い分。まぁ確かにね。
それでも3人を心から信用出来ないでいるヴァージニアに、ジェイナスは「常闇の輝き」の手掛かりが「記憶の遺跡」と呼ばれる古代の宝物庫跡にあるらしい、という情報を与えました。詳細は以下。

・「記憶の遺跡」とは、この星の想い出が眠る場所とも言われる、上代の人間が築いた博物館。
・既に盗掘し尽くされたとも言われるが、遺跡はどこが深奥か解らない構造のため、未発見の遺産の存在が囁かれている。

この情報を信じるか否かはヴァージニア次第、というジェイナス。これが彼なりの誠意であり、どこかで出会ったらその時こそ力を貸して欲しい、だって。うん、罠くさい。

ちなみに、「記憶の遺跡」の場所は「スターリング」という博識な少年から聞く事が出来ます。彼によれば遺跡は町の南東にあるようです。また、ジェイナスから聞いた通り遺跡は先史の宝物庫で、過去の「記憶」を今に遺す貴重な場所とのこと。ただし、それらの遺産の殆どは持ち出され、件の封印があるとするならば仕掛けの向こう側に納められているだろう、というのですが……すげぇなこの子(゚Д゚;

また、ARMショップの「エミリア」と会話すると、彼女の研究のお手伝いが出来るようになります。彼女は「高速砂上艇」を開発中なのですが、完成させるためには「ドラゴンシフォル」というものが15個必要とのこと。そこで、ドラゴンシフォル15個を持って来れば、ドライブデータを録るという条件でこの砂上艇をくれるそうな。太っ腹。

記憶の遺跡

「常闇の輝き」を求め件の遺跡へ。しばらく進むとジェイナス達が再登場し、自分達に対する不信感を払拭してもらうためにも手伝わせて欲しい、申し出てきました。しばらく思案していたヴァージニアでしたが、結局は申し出を受けることに決定。一人の人間を一生嫌ったり疑ったりしていたくはないから、とか何とか。……まぁ、クライヴ達が警戒してくれてるっぽいので大丈夫かな?

ここでジェイナス達から「常闇の輝き」を封印したとされる魔族にまつわる話が。
この世界における「魔族」とは伝承に語られる存在なのですが、この遺跡には、古の時代に存在した魔族達の怨念が未だ残っているんだって((((;゙゚'ω゚'))))
つまり「常闇の輝き」は魔族と何らかの関係がある……って、そりゃ伝承通りに考えればそうでしょうな。

ジェイナス達は他にも何か知っている風なのですが、それは実際に財宝を見付けてからのお楽しみで、まずは遺跡の深奥まで連れて行って欲しいそうな。
…………あー、やっぱり罠だわこれ。間違いないわー。

その後、引き続き遺跡探索。相変わらず様々な仕掛けがありますが、全員のグッズを駆使して切り抜けられます。
ただ、ジェットの「ブーメラン」の軌道を変えられることに気付けず、かなり頭を悩ませた所があったり(+ω+)

また、遺跡内の本棚にあった本からの情報をまとめると以下の通り。

・ファルガイア各地から、遺跡や遺物といった形で、過去の技術の結晶が掘り起こされている。
・ここには各地より集められた希少品の他に、古の大戦期以前の地層より発掘された「巨人岩」など、様々な遺物が保存されている。
・圧倒的な技術の遺産は、1000年前、魔族との大戦があったと伝承に記されている暗黒時代とほぼ同時期にあたる地層より発掘される事が多い。
・亜人種は人間と近しい姿を持っていたとされ、自然界の持つ力に同調し、大いなる業を自在に引き出すことができた。
・魔族とは鉄の身体と水銀の血を持っていた。

どうもこの遺跡は博物館だったっぽいですね。その他、一冊だけデュプリケイターで封印された本もありました。

奥へと進むとイベント発生。ジェイナス曰く「常闇の輝き」は宝石や貴金属などではなく、手にした者に「遍く命を侵す槍」という物騒なものを約束することに真の価値があるそうな。
彼はあまりその話を信じていない様子ですが、それを欲している連中が存在しているみたい。ジェイナス達の依頼主のことかな。

奥に飾ってあった面らしきものを弄りつつ、そんな話をしていたジェイナスでしたが、ここで遂に本性を現しました。彼が手にした面のようなものは、魔族「ヒラエコ」の名を冠した「呪紋」と呼ばれる御守り的なものであり、このほか「アンドロ」「クリオ」という2つの呪紋と共に「常闇の輝き」を封印しているというのです。
また、3つの呪紋はジェイナスの手にある「ヒラエコ」のほか、現在調査中の遺跡に一つあり、最後の一つは他の渡り鳥が既に入手してしまっている、とのこと。

渡り鳥に正も悪も無いと言い切るジェイナスに、ブチ切れるヴァージニア。
そんな彼女の青臭さが昔の自分のようで苛立つというジェイナスとの戦闘に突入です。なんか「トリニティ」とかいう三位一体の攻撃でくるらしいですよ。

VS ジェイナス・ダリオ・ロメロ
「トリニティ」は説明通り三人同時に攻撃してくる技なのですが、大して脅威でも無かったような。
クライヴがクリティカルをブチ込んでくれた事もあり、ジェイナスは3ターンほどで一人撤退。残り2人は足留めに置いてけぼりです。が、この2人は特に強くもないのであっさり片付きました。戦闘後の台詞からしても、いいキャラしてます。

戦闘後、「呪紋」の収集の阻止を決意したヴァージニア。ジョリーロジャーに戻り、残りの呪紋の手掛かりを探す事に。

ジョリーロジャー

町で再度得た情報をまとめると以下の通り。結構色々と出て来ました。

・「常闇の輝き」を封じた呪紋が3つならば、それを納めた遺跡も3ヵ所あると考えるのが妥当。
・記憶の遺跡と同型の遺跡が西方にあるらしい。
・西の「ウェストウッド地方」に向かうには列車を使うのが一番の近道。
・ウェストウッドは乗用馬の生産が村の重要な財源。
・北西に「ミドルアース」という駅がある。魔獣が出現したり故障修理に手間取り、今は西に向かう路線しかない。
・昔のミドルアース駅はファルガイア中を結ぶ鉄道ネットワークの中心だった。

ここで宿屋の女将と会話すると、ジェイナスについての情報をくれます。彼は「キレイな顔」だそうですが……ごめん、立派な眉毛にしか目が行ってなかった。何にせよ、いい噂は聞かないそうです。「忘八のゴロツキ」って、散々な言われよう('A`)

とりあえず西を目指してみましょうか、という事で、今回はここまで。

■ 第5回 ミドルアース〜錯綜する迷図

残り1つの「呪紋」が眠るという遺跡の手掛かりを求め、鉄道で西を目指すことになった一行。
まずは「ミドルアース」駅に向かいます。

ミドルアース

車掌のトニー君発見。ヴァージニアのプロローグで登場した若い車掌さんです。そ、その節はヴァージニアがご迷惑を(´Д⊂
切符を購入し彼に話し掛けると行き先指定が可能。現時点では「ウェストウッド」だけみたいですが。

ウェストウッド

何事もなく駅に到着。駅員さんから、東にある「クレイボーン」という村の情報をゲットしました。線路がカーブしてるところにある馬の名産地だそうで、そこの馬は気立ても脚も申し分ないそうな。ついでに、酒場のおばさんの愛想がない、と(笑)。
ただ一つ気になるのは「今日は団体の乗客が多い」という情報。嫌な予感しかしない。

クレイボーン

こぢんまりとした田舎の村。ARM屋と酒場兼宿屋、厩舎などがあります。
厩舎では馬が買えるのですが、4頭で2000ギャラ。今、600ギャラしかない(´Д⊂ お馬さん欲しいので稼ぐかぁ。
また、厩舎の裏手にはジェットのプロローグで出会った少年「パイク」がいました。出稼ぎ先ってここだったのね。「北にある故郷」って言い方をしているって事は、ジェットのプロローグの舞台だった「いつか朽ちゆくモノ」はここから北にあるのかな。一応覚えておこう。

ちなみに、「愛想が無い」と言われていた宿の女将マイラさんは本当につっけんどん。姪のマルチナをコキ使っているようです。
そのマルチナから聞いた話と併せると、宿はもともとマルチナの両親が営んでいたものの、父親が博打で借金をこさえてしまったため、マイラがこの宿を担保に肩代わりしたそうな。借金を返し終えたらまた両親の手に戻る、という話になっているようで、マルチナの母親は借金を返すべく出稼ぎに出ているものの、最近音信不通になってしまっているみたい(´・ω・`)

さて、肝心の「常闇の輝き」の情報をくれたのは村娘でした。東に遺跡があるらしいのですが、他の渡り鳥達もその情報を探っていたとのこと。やっぱり。
また、村内の本棚から得た情報は以下の通り。

・自らの身を封印と変え、常闇の輝きを護りし魔族の三従者。叡智を司る「アンドロ」、俊敏を司る「ヒエラコ」、剛力を司る「クリオ」
・三従者は常に主である騎士に付き従い、彼等の周囲は常に闇に覆われていた。
・いつか世界が黒よりも昏き蒼の闇に閉ざされた時、三従者は主を追って蘇ると伝えられている。
・どんなに硬度を誇っている鋼でも、高熱で焼きを入れてから冷却すると、あっという間に劣化して脆くなる。たとえそれが噂に名高い甲殻魔獣(タラスク)の身体であってもだ。

最後のはあからさまにヒントっぽい。タラスクというのシリーズではお馴染みの敵なのでメモメモ。
情報収集後、村娘が言っていた東の方へと向かってみると、「錯綜する迷図」という遺跡を発見しました。

錯綜する迷図

入った直後イベント発生。ジェイナス達がここに来ている可能性もあるようです。
まずは馬の購入費用を確保するため、入口付近でせっせとお金稼ぎ。また、マテリアルの使用回数(MTC)を増やすためにはここで鍛えるのがいい、という攻略情報を得たので戦闘を繰り返し……気付いた。ここで主に出現する「ジェリーブロッブ」、少ししかお金持ってない_(;ω; 」∠)_

へこたれる事なく戦った結果、やっとこさ2000ギャラ貯まったので本格的に探索開始。
既に開けられている宝箱があり、何者かが先行してるっぽいなぁと思っていたら、案の定。「金髪の女渡り鳥」と、その仲間らしき少年と妙な猫、そして身なりの良いグラサンアフロが登場しました。
「静かに威圧するアフロ」を見て悪漢と判断するヴァージニアが地味にひどい。そして猫が喋ったΣ(゚Д゚;!

猫やアフロはさておき、女渡り鳥から「覚悟がない」と断じられ憤慨するヴァージニア。そんな彼女を尻目に、女渡り鳥は先に行ってしまいました。去り際に謝罪してきた少年は女渡り鳥の弟君のようです。
このイベント以降、彼女達は行く先々で妨害工作を仕掛けてきます。が、今のところはMTC稼ぎも並行してやっているのでエンカウント大歓迎。のんびりまったり進みます。

妨害をものともせず先へ進むと、女渡り鳥ご一行様と再びご対面。女渡り鳥は、どうにもヴァージニアが目障りのようです。
一方、自分の「一生懸命」を馬鹿にされて黙っていられるヴァージニアではなく、戦闘突入となりました。

VS 金髪の女渡り鳥・気弱げな少年・目つきの悪い猫・静かに威圧するアフロ
早いところ実名が解ってくれると有り難い4人組との戦闘。一番厄介なのは、攻撃力が高く、混乱を引き起こす攻撃を仕掛けてくるアフロなので、先ず彼を集中攻撃。残りの二人と一匹は大した事は無いため(LV上げすぎという説も)、猫→弟→女渡り鳥の順に撃破。大体こういうパターンってリーダー潰すと皆撤退しちゃう気がするので。
それにしても、動物や少年少女をいい大人(主にクライヴ)が蜂の巣にするのはちょっと嫌だな……。

戦闘後もイベント続行。メカ担当の弟により、他にも先行している連中がいるらしいとの報告がありました。たぶん奴等だな。
ここで女渡り鳥達はまたしても先に行ってしまうわけですが、ようやく名前が判明。「マヤ・シュレディンガー」ですって。なるほど「シュレディンガー一家」か。
マヤはどことなく初代WAのジェーンを彷彿とさせます。PS版のあの子を更に皮肉屋にした感じでしょうか。言い方はキツいけど、根は良い子とみた。

セーブ後、奥へと向かうと、「記憶の遺跡」で見たような仮面の部屋へ到着。「記憶の遺跡」のものは青でしたが、この遺跡のものは赤色です。
何にせよ、マヤ達よりも先にそれを入手すべく、ヴァージニアが必死に壁によじ登ろうとしていた(ギャロウズあたりが取ってやれよ、というのは言わない約束)その時、ジェイナスが姿を現しました。

ここでジェイナスの、人の心を顧みる事のない道を踏み外した考え方を知り、ヴァージニアの中での彼は悪漢から外道に昇格。戦闘突入です。

VS ジェイナス・ロメロ・ダリオ
面倒臭いジェイナスを先に倒したいのですが、他の二人が逃げたら勿体ないので、一番弱そうなロメロから撃破。
ジェイナスのマルチブラストも大した脅威では無くなっていました。

戦闘後、なおも睨み合いを続ける両者を尻目に、ちゃっかりと呪紋をゲットしてしまったのはマヤでした。そんな彼女は悪名高きジェイナス達の事を知っており、更には、残り一つとなる「クリオの呪紋」も所持しているというのです。

ここで何を思ったか、「常闇の輝き」について語り始めるジェイナス。
「クレイボーン」の村から南西にある半島の先に、古びた塔「カ・ディンギル」があり、その塔の残骸に「常闇の輝き」が封印されているらしいのですが……マヤはそれだけで何かを察した模様。

言うだけ言って去って行くジェイナスを、追い掛けようとするヴァージニア。その刹那、彼女の頭上で遺跡の一部が崩落したものの、ジェットが身を挺して庇ってくれたので事無きを得ました。が、ジェイナスを追う事しか頭に無いヴァージニアは、ジェットを顧みることもなく再び駆け出そうとし……マヤからどえらく怒られるハメに。
ジェイナスを悪い奴というのなら、後先考えないで仲間を危険に晒したあんたも同じじゃないのか、というわけです。

ヴァージニアを諫めた後、呪紋を抱え(けっこうでかい)立ち去ろうとするマヤを、今度はヴァージニアが制止しました。ジェイナスが罠を仕掛けているだろう事が明白だからです。
が、マヤがその事に気付いていない訳もなく、例え罠だとしても「常闇の輝き」が封じられている場所に「呪紋」が全て揃うことこそが、マヤの望むところだと言うのです。

強い意思と信念を持つマヤを目の当たりにし、自分が何をやりたいか解らなくなったと凹むヴァージニア。すると、マヤは抱えていた呪紋をヴァージニアに寄越してきました。それを持ってヴァージニアも「カ・ディンギル」に来い、というのです。そして、そこに存在する正義でも悪でもない「渡り鳥の現実」を自分の目で見て、自分で答えを出せ、ですって。

おぉ、マヤさんなんか姉御肌、と思いつつ攻略本で確認したら、21歳。成人なのか。ヴァージニアと同じぐらいだと思ってた。
ヴァージニアは渡り鳥の卵であることに加え、育った環境のお陰か、良くも悪くも世間知らずでスれてないんでしょうね。

場面は変わり「クレイボーン」の宿屋。ヴァージニアはショックから抜け出せないでいるみたい。
クライヴ曰く「自分で立ち直れなかったら彼女はここまで」。……うん、そうだよなぁ。
それでも、三人の今後はヴァージニアが決めてくれるだろうとクライヴは言うのですが……。

そのヴァージニアは、荒野での自分の在り方に苦悩していました。そんな中、ふと思い出したのは失踪した父親のこと。荒野に何かを見付けたからこそ、父親は渡り鳥になったのかもしれません。
今は答を見出せず、迷いも尽きませんが、だからといって凹んでる場合ではありません。「何か」を見付けるために荒野に飛び出すのだと腹を括ったヴァージニアは、3人に自らの甘さを謝罪し、決意を示しました。3人も彼等らしい言葉でヴァージニアと共に行く事を告げ、一行は「カ・ディンギル」を目指す事に。

ところで、マルチナが見当たらないのでマイラに聞いてみたら、置き手紙一つでいなくなったんだって。え、えええ、まさかお母さんの所に行ったのかな。心配(´・ω・`)

さて、イベントが一段落ついたわけですが、「カ・ディンギル」に行く前にMTC稼ぎ。
既にクリア済みの身内から「『錯綜する迷図』でジェリーブロッブ狩りまくって全員MTC10ぐらいにしとくといいよ」と教えられ、せっせと作業に勤しみます。お陰で数時間シナリオ進行止まりましたよ。ええ。

この時点でマイグラントLVは3でしたが、ジェリーブロッブが3体しか出現しない場合は緑色のエンカウントアイコンが出るため、少しでも撃破数を稼ぎたい今回としては出現数の目安になって便利。
とりあえず物理攻撃が主体となるクライヴとジェットを優先して鍛錬。通常の戦闘でも使う機会が多そうなヴァージニア&ギャロウズは、後回しです。
最終的にクライヴは10、残りの3人は9に。正直、作業に飽きが来てしまい、クライヴが10になった瞬間、もうゴールしてもいいよねって気分になりました(笑)。でもここまで上げておけば当分はいい……よね?

ついでに、お金が貯まったのでARM屋へ。「呪紋」についての情報も聞けました。

・「常闇の輝き」を護る呪紋にはそれぞれにいわくのある固有の名称が冠されている。
・アンドロは智慧、クリオは力、ヒラエコは速さの象徴であり、同時に守人の名でもある。

その守人とやらが実体化しちゃったりするのかしら、などと考えつつ続きは次回。

■ 第6回 カ・ディンギル〜ティティーツイスター

マヤから渡された呪紋を携え、ジェイナスが待ち構えているであろう古塔へ。

カ・ディンギル

懐かしい名を冠した古塔へ。仕掛けを解きつつ進むと、エンカウントアイコン無しに戦闘突入です。
襲ってきたのは「タラスク」という名の大きな魔獣……タラスク……タラスク? あ、以前に読んだ本に書かれてたやつだ。

VS タラスク
「タラスクの強固な外殻は、物理攻撃に対して、圧倒的な防御力を誇っているッ!」だそうです。確か、熱してから直ぐ冷やせばいいんじゃなかったかしら、ということで、火属性のアルカナ「クリメイト」を使用後、氷属性の「リフリジレイト」を使用してみることに。
ただ、クリメイトを使えるのは一番行動の遅いクライヴで、リフリジレイトは一番早いヴァージニア。ターンを跨いでも大丈夫なのかが気に掛かったものの、問題無かったようです。
クリメイトを喰らったタラスクは赤く鈍く輝き始め、次ターンの頭でリフリジレイトを撃ち込むと、外殻が割れるイベントが発生。あとはボコるのみ。

タラスク撃破後、「積層型封術式」が出現。クライヴのプロローグで見掛けたやつです。ここも後で来ることになりそう。

戦闘後は引き続き上を目指します。MTC稼ぎのついでにLVも18前後になっていたので攻略は楽々です。
しばらく進むと、塔が激しく震動するイベント発生。上で何か起こったっぽい。待って! 主人公チームの到着前にイベント進めちゃイヤ! ……などと焦りつつ、行き止まりの部屋の仕掛けをいじってリフト起動。上階へ。

ここで画面は最上階(屋上?)へ。なんとマヤ達がやられております。その眼前で謎のポーズをとっているのはジェイナス率いる「カスケード興産」。いや、謎ポーズはロメロとダリオだけか。
「アヴェンジャー・トリニティ」という「デタラメで名前ばかり凝った攻撃」(マヤ談)を食らったみたい。

妙なポーズのせいで騙されそうになりますが、実は緊迫した状況。ジェイナスはマヤ達の命と引き替えに、ヴァージニアが持つ「呪紋」を要求してきました。一方のマヤは「常闇の輝き」はただの財宝ではないとヴァージニアに忠告するものの、ジェイナスに制止され最後まで言わせて貰えず終い。

難しい選択を迫られる中、案の定というか当然と言うべきか、呪紋を差し出すヴァージニア。それにより、呪紋をすべて揃えるに至ったジェイナスは、伝承にある「遍く生命を侵す槍」とやらを見たいと言い出しました。が、それはジェイナスの依頼主との契約を反故にしてしまう事でもあるらしく、当然ながら戸惑う部下二人。

ここで、ジェイナスの野心が判明します。彼はただの「渡り鳥」では終わらず、誰かの想い出の中に在り続ける存在になる……つまりは、絶対の支配者となり記録に未来永劫名を遺す、というのです。死を怖れ永久の生命に執着しているというより、自分という存在が全ての意味で消えるのを怖れてるのかな?

完全に狂気に堕ちたジェイナスは、遂に封印を解除。祭壇が輝き強風が渦巻く最中、マヤから「何故呪紋を渡したのか」と問われたヴァージニアは、そうしないとマヤが殺されていたから、と答えました。
彼女はそうする事が正しいと信じ、自分の信じた事に背きたくはなかったのです。

直後、凄まじい強風でダリオとロメロが吹き飛んでしまうものの、ジェイナスはそれを一瞥するのみ。容易と仲間を見捨てたことにヴァージニアが激怒していると、何やら変なものが召喚されたと同時、凄まじいプレッシャーが一行を襲いました。

今ここに召喚されたものこそが、伝承の中で力の象徴とされている魔族の遺産、「常闇の輝き」こと「遍く生命を侵す槍」、「魔槍グラムザンバー」。
「常闇〜」の名は、常闇の中にあっても蒼い炎の輝きに彩られることに由来しているらしいのですが、その実体は「他者の生命を自らの内に吸い取って煌めく死の徴」。だからこそ「遍く生命を侵す槍」なのです。

マヤはここに正義も悪もない、と言っていましたが、今、目の前には「悪」があります。それを悟ったヴァージニアは立ち上がりました。正義の味方がまだいないのなら自分が正義の味方になる、と。
ジェイナスの手に届きかけていた魔槍を、己の弾丸で弾いたヴァージニア。彼女は荒野を征く「渡り鳥」たる理由と想いを見付けたのです。

ここで、ヴァージニアに対する尋常でない殺意を漲らせたジェイナスとの戦闘。ただし1対4(゚∀゚)

VS ジェイナス
ちょこまかとカウンターを仕掛けてきますが、せいぜいマルチブラストぐらいで、あとはほぼ通常攻撃レベル。

戦闘後、ジェイナスは力を手に入れ損ねたことに絶望するどころか、安易には掴めないことに歓喜し、祭壇と共に階下へと落下。直後場面は一転し、マヤとヴァージニアが向き合っていました。
ヴァージニアの答が頼り無いというマヤに対し、それでも自分の正義と「よろしくやっていきたい」と言うヴァージニア。無理に背伸びしたり気負ったりはせず、かといって自分を卑下する事もなく。身の丈にちょうど良い表現なのかもしれません。

それでもマヤにはヴァージニアが危なっかしいようで、去り際、未熟な身が「正義」を口にする事の危険さを案じているような台詞を残していきました。

そして更に場面は転じ、誰もいなくなった筈の塔内。瓦礫の中からジェイナスが出て来ました。
そこにダリオとロメロの姿はなく、独り吼える青年の前に、白いローブをまとった謎の3人組が登場。知り合いのようです。
ジェイナスが手に入れ損なった「グラムザンバー」はジェイナス達の監視役……すごい気持ち悪い生物? ……が回収してました。

ジェイナスの行動を把握していたらしい3人のうち、「長衣を纏った美女」と「嫌みに笑う青年」は彼を殺そうとするものの、リーダー格らしき「白面の男」がそれを制止。その代わり、グラムザンバーを欲した理由を問うてきました。魔槍、なにやら脈動するかの如く光ってるんですけど:(;゙゚'ω゚'):

得体の知れない恐怖に怯え、まともに答えることも出来ないジェイナスに、男は魔槍の「成体」を突き付け───。

「受け取れ」ってことは、そういう事だよね(´;ω;`)

ジェイナスの断末魔の如き絶叫と共にイベントは終わり。セーブ画面となります。

再開してまず現れたのは、以前も見たクライヴの夢。学者さんっぽい謎の男性が登場します。クライヴのモノローグを見る限り、彼の師匠なんかな?
ここで再び画面は変わり、クレイボーンの宿屋。先程の夢に思うところがあったのでしょう、珍しくもクライヴが自分の話を始めました。

クライヴはこの世界の失われた「想い出」……要するに「ファルガイアの歴史」を解明するため「渡り鳥」をしていました。伝承においては、ファルガイアの荒廃理由を「魔族との戦いで疲弊した」としているものの、歴史的には殆ど解明されていないのです。
そこでクライヴと彼の師はその原因を解き明かそうと世界各地を調査していましたが、師は調査中の事故で亡くなってしまったため、クライヴがその意志を継いでいる形だそうな。

クライヴの師が唱えていたのは、世界が荒廃するに至った原因が魔族以外にもあるのではないか、という説でした。
魔族が原因での荒廃はあくまで伝承中の出来事ではありますが、魔族の存在を示す遺産が世界各地で発掘されているのもまた事実。そこから考えるに、魔族は荒廃の直接的原因とは言えず、もっと別の原因が存在するのでは、というわけです。
……結局、その別の原因は特定出来ずじまいだったようですが。

「常闇の輝き」にしても、クライヴの言うファルガイアの「想い出」なのでは……と話が向かい始めたところで、「想い出はどうでもいいが金が無いとどうしようもない」と正論を吐くジェット。
彼の言う通りお金は必要であり、この片田舎で悠長に依頼を待っているわけにもいかないため、ギャロウズの提案で「ティティーツイスター」という村に行ってみることになりました。「治安のテキトーな村」であるためトラブルや儲け話には事欠かない、とのこと。
村娘によれば、村の場所はここからずーっと西で、浜辺の側だそうな。途中に大きな断層があるのでちょっと面倒、とのこと。馬で行くのかな?

ここでリュックマンが居たので、MTC稼ぎ時にたまってたジェム類を半分ほど売却。結構なお金になりましたようひひ(ΘωΘ)
更に彼と会話すると、ウエストウッド駅を出る時に小さな女の子と擦れ違ったとのこと。この村の子らしいのですが……マルチナか!
また、ARM屋さん曰く、村の西方には村人達を悩ませてきた断層があるものの、ティティーツイスターから犯罪者が流れてこないよう、あえて橋を架けていないそうな。

クレイボーンの村を出るとイベント発生。見知らぬ場所にて、先程の白ローブ3人組の登場です。
美女は生真面目、青年は軽いノリ。「障害」というのはヴァージニア達の事かな?
美女は「砦」を建造するという任務を担っているものの、完成が遅れている模様。人手不足か人材不足か、といったところ。

また、会話の最中、謎の人物が登場するのですが……う、腕がどう見ても人間のそれではないんだけど……服が、その、もしかしたら、ジェイナスさんじゃないですかね:(;゙゚'ω゚'):?

さて、ティティーツイスターに行く前に駅へ寄り道。リュックマンの話が気になったのです。
案の定、駅に居た少女はマルチナでした。母親を探す旅に出るそうですが……一緒に行ってやっちゃ駄目なの!? 保護者として!

涙目でマルチナに別れを告げたら、馬で断崖を飛び越え赤い荒野へ。ジャンプのタイミングがよくわからず3回ほどやり直したのは内緒。
そんなこんなで「ティティーツイスター」へ到着です。

ティティーツイスター

西部劇などで賞金首共の根城になっていそうな感じの街です。空き家も多い。
ある建物の中に意味深なハンドルがあったので回してみたら、半開きだった扉が完全に開き外へ出られるようになりました。
アイテムを回収しつつ探索すると、怪しげな下り階段を発見。降りた先にはドアがあるものの、カードキーが必要みたい。むぅ。

村での情報は以下の通り。

・酒場のクラウディアという女が行方不明になった。
・妙な布をまとっている、天女のように浮き世離れした美女がいたが、煙のように消えてしまった。
・その美女がきたのはクラウディアがいなくなる前の晩のこと。
・ジェイナス・カスケードはこの村の出身。

宿屋兼酒場ではボトルキープする事により情報を貰えます。ママさんしっかり者。
話によると、先日、手付かずの遺跡が発見されたようです。沢山の渡り鳥が向かったものの、何も手に入らなかったどころか誰一人戻って来なかったそうな:(;゙゚'ω゚'):

この話を聞いた後は、ミーティングのお時間。危険があるという事はそれだけ期待度も高いということであり、加えて、クライヴがいう「想い出」を探すいい機会でもある、と声を弾ませるヴァージニアに対し、想い出が無いから想い出の価値が理解出来ない、と吐き捨てたのはジェットでした。

ジェットが自ら語った身の上によれば、彼は「渡り鳥」として生きてきたここ数年より以前の記憶が無く、自分の出生も、年齢も、それ以前に何者であるのかすら解らない、ということでした。
ジェットという名も、荒野での生き方を教えてくれた男が彼のことをそう呼んでいただけ、というのです。

それならば普通は記憶喪失と考えるのでしょうが、あまりにも想い出が無さ過ぎて、最初から無いのか、どこかで無くしたのか、それすらも怪しい、というジェット。
しかし、生きていく事に不自由は無いため、彼にとって記憶の価値など大したものでは無いそうな。

この話を聞いたヴァージニアは、ジェットの想い出探しを決意。その宣言にジェットは呻きながら頭を抱え、「口では勝てないから諦めろ」とギャロウズに宥められる始末。
ジェットの想い出も、そしてファルガイアの想い出にもこれといった当てないものの、じっとしているだけでは見付かる筈がありません。こうなったら当てごと一緒に探そう、というのがヴァージニアの打ち出した方針でした。

例の遺跡については、とりあえず行ってみて、危ない感じだったら引き返す事に。
ママさんによれば、遺跡の場所はここから北東に向かった先、砂海を臨むところ。噂だと昔の魔族が遺した遺跡とのことですが、その探索はまた次回に。

■ 第7回 不浄なる痕〜ルナティックガーデン

探索に行った者が誰一人として戻らないという謎の遺跡へ向かいます。

不浄なる痕

入って間もなく、行方不明だったティティーツイスターの女性「クラウディア」と遭遇。どういう事情があるのか、古の遺産のもとへと連れて行ってくれと依頼してきました。
美女に弱いが故、二つ返事でOKしちゃったギャロウズを見たジェット曰く「理性が子供サイズ」。言い得て妙。
一方のクライヴは美女によろめく事もなく、ギヴ&テイクの精神で彼女の持つ情報を要求。頼りになる人が居て良かった!

・この遺跡の奥底には、古代の技術とも魔族の遺産とも噂される危険なものを秘めている。
・それらは決して不心得者の手に渡っていいものではない。ヴァージニア達のような力のある渡り鳥に処分を任せるのが最も適切。

別枠にする程でも無いですが、ともかくこの遺跡の遺産はヴァージニア達が貰えるってことみたい。
この依頼内容が解せないクライヴに対し、困っている人は放っておけないと、依頼を受ける事にしたヴァージニア。ここから帰って来ない人々がいる以上、何かが起こっている事は間違いのですから。

以降、道案内役のクラウディアを連れ探索開始。所々でクラウディアが勝手に仕掛けを弄り、先に進めるようになるのはいいのですが、同時にトラップが作動しヴァージニア達が酷い目に遭います。正直、狙ってやってるとしか思えん。
そんな面倒臭いトラップ&仕掛けを抜け到達した最深部にて、美しい宝石を発見。するとクラウディアは「全ては美しくなければ無意味」などと意味不明な事を口走りました。あ、やっぱこの人怪しい。

最後のイベント(というかトラップ?)を経て、クラウディアが一行を欺いていると看破したクライヴ。
ここで本性を現した美女は、自分の目論見が(クライヴの)「勘」という不確かなものに崩されたのが解せないと狼狽するのですが……いや、どっから見ても怪しかっただろっていう。

クラウディアの正体、いや、身体を乗っ取っていたのは、白ローブ3人組のうちの1人である美女でした。いい加減名前わかんないと不便。
依代にされたクラウディアは地に倒れ込んでしまうわけですが……美人率とかわけわかんない事言ってるギャロウズ君、ちょっと黙ろうか?

一方、クライヴは妻子持ちである事をさりげなく披露しつつ、美女の「美」は贋物だと否定。更には、人を誑かす事に慣れていない事から生来の悪人ではない、と断言したわけですが、自分の美を否定=自分の否定だと認識した彼女は、クライヴに激しい憎悪を燃やし襲い掛かってきました。いやん(+ω+)

VS長衣を纏った美女
クライヴだけを狙ってくる模様(笑)。ある程度ダメージを与えるとイベントが発生し、美女が地に膝を着いたところで戦闘終了です。

戦闘後、美女の心の内でのひとりごとタイム。「ファルガイア」に否定された身であるらしい彼女は、血液ともいえる「パナケイア」の澱みのせいでテレポートによる逃走が不可能になった模様。そこで、盾とすべく再度クラウディアに憑依した彼女は、そのまま奥へトンズラこいてしまいました。まだ回収したいものがあるっぽい。

直後、激しい震動に襲われる遺跡。1ギルミコインでのセーブが不可ってことは、まだ何かあるな:(;゙゚'ω゚'):
美女を追って奥の部屋に行くとイベント発生。ジェイナスが来ておりました。見た目は人型。

ヴァージニア達の始末は自分の役目だという彼は、美女に本来の目的である遺産の回収を促すと、ヴァージニア達の前で異形の姿を晒しました。
彼の身体は魔槍グラムザンバーの体組織に侵蝕され、食い散らかされた代わり、新たな身体が魔族の体組織により編み上げられたというのです。
そして、全てを征する力を手に入れたと歓びながら、2ndをプレイした人間にとっては衝撃の台詞を叫ぶのでした。
───「アクセス」、と。

なるほどよくわかりました、ああいう感じの仕組みなんですね!!!!!

VS ジェイナス
カウンターとしてグラムザンバーで殴ってきます。「ネガティヴレインボウ」を使った後、「連続で放つ事ができないようだ」とメッセージが入るんですが、後から使えるようになるってこと?

ある程度ダメージを与えるとイベント発生。ジェイナスはまだ身体が馴染んでいないみたい。
一方「ジェミニ回路」とやらの回収を済ませた美女はヴァージニア達を始末しようとするものの、ジェイナスはそれを制止。美女の仕事はあくまで回路の回収と砦の完成、だって。
それは、彼の心の内に隠された「自分の獲物」に対する執着心に拠るものなのですが、その代償として与えられたのは、ジェイナスを見下している美女からのビンタでした( ‘д‘⊂彡☆))Д´)

ジェイナスが美女と共に消えたところで場面は一転。一行は夜の荒野でキャンプしておりました。
話題は、クライヴが妻子持ちだった件について。内緒にしていたのではなく切り出すタイミングがわかんなかったそうな(ΘωΘ)
また、ジェイナスについてですが、皆の前で明るく振る舞ってはみたものの、ヴァージニアはやはりショックを受けていたみたい。死んだと思ってたら、あんなんになって再会だもんなぁ。

ジェイナスの変貌した姿を見た時、各々のミーディアムは彼に対し負の感情を発していました。それは守護獣達が魔槍を恐るべき存在として認識している証左となります。
そして、ファルガイアの力たる守護獣が怖れているということは、彼はこの星を脅かす存在であり、そんな存在はただ一つ「魔族」に他ならないのです。

魔族がこの世界に現れてしまった今、ギャロウズは悟りました。ハルさんが4人にミーディアムを託したのは魔族の復活を予見しての事であり、自由を求め里を出た自分も結局、ハルさんの描いたシナリオとバスカーの神官の血から逃れる事が適わなかったのだと。
星を護るガーディアン、そして、星を壊す魔族という両極の存在は、惹かれ合い邂逅するということから、4人がミーディアムを手にした時点で運命は定まっていたのかもしれません。

その時、4人のミーディアムから光が飛び立ち、南天を東に横切っていきました。おそらくその方向が次の目的地でしょう。
ギャロウズは自らの自由は紛い物であったのかと嘆き節ですが、ヴァージニアは運命に流されず絆を信じたい、と前向き。これはどこかの誰かの遠い戦いではなく、自分達の戦いなのですから。
かくして4人は、魔族に立ち向かっていくことを朧気ながら腹に決めたのでした……って、あ、クラウディアさん、ちゃんと保護してますよ。

さて、ミーディアムが次に行く方角を示してくれたとは言え、情報不足には違い無し。そこでティティーツイスターで更に情報収集する事に。

ティティーツイスター

村に入ると、早速酒場のママがクラウディアさんを連れ帰っちゃいました。
その後、改めて情報収集してみると、内容に変化が。

・この地にも守護獣を奉じた神殿があるらしい。今は寂れている。
・村の南東に大きな神殿跡地がある。何度も盗掘されていて遺跡としての旨みは乏しい上、住み着いた魔獣の脅威だけがある。

おぉ、新情報。早速、南東の神殿跡地とやらへGO(ΘωΘ)

ルナティックガーデン

入るなりイベント発生。何やらドゴーンドゴーンと響いてきます。ミーディアムが伝えてくる不快感のようですが、恐怖というより虚脱感や脱力感といった感じみたい。

真っ直ぐ進むとギャロウズ専用グッズ「ステディドール」を入手。人形を飛ばし、足を踏み入れることが出来ない場所にある仕掛けを解いたり、宝箱の中身を回収したりが可能です。
ここではこのグッズを駆使して進むわけですが、ほとんどが単純なものなのでそう悩む事も無い……とか言いつつ一つだけ詰まった場所がありました。開けた庭園のような場所で、木箱をスイッチに投げ付けて進むのですが、建物の陰にあるスイッチをしばらく見付けられなかったんだ(´Д⊂

庭園を抜け先へ進むと、大回転しているでっかい装置を発見。近付いても何も起こらないという事は、先に進まなきゃダメなのかな? ただのオブジェでは無さそうなんだけど……。

最奥の部屋にてイベント発生。例の3人組のうちの1人である「嫌みに笑う青年」が、女性らしき人物(?)に怪しげなことをしておりました。「人の形をした器に、生命を注ぎ込みたい」だって。
ここで、「不浄の痕」で出会った美女の名が「ミレディ」だと判明。彼女はアジトに帰った後、青年に八つ当たりした模様(笑)。更にクライヴとの一件を未だ根にもっているようです。

一方、青年はと言えば、守護獣の生命エネルギーを吸い取っている真っ最中。「守護獣の存在は消えるけれど僕の手で新しく美しい生命へと変わる」なんて事を口走っているところをみると、おそらくは別の何かにエネルギーを注入するつもりなんでしょう。
当然ヴァージニア達はそれを阻止ようとするわけですが、青年もそれを見越してジェイナスを召喚……したものの、柱の陰に潜んだまま姿を現さない用心棒。男の言う事は聞かないの?
予想外の事態に焦りつつ、青年は自ら挑み掛かってきました。

VS 嫌みに笑う青年
青年の動きは非常に素早く、こちらの攻撃が通りません。「ディセラレイト」でRESを下げてどうにか。
また、彼は状態異常攻撃を多用どころか、それしかしてこないので実に面倒。クライヴさんが混乱しちゃったりして大変でした。
特に「忘却」は経験値が入らなくなるので嫌だな、と思っていたら、お約束のようにクライヴさんがだな('A`)
ある程度ダメージを与えたら戦闘終了となります。

戦闘終了後、ようやく姿を見せたジェイナス。身体がまだ馴染んでいないので転移もうまくいかない、などと適当な言い訳を口にしやがりましたが、うそだー!
ここで、ジェイナスにアークセプター回収を依頼していたのも3人組だったらしい事が判明(今更ですが)。また、守護獣との接触は彼等の身体に大きな負担をかけるようです。

この遣り取りの後、ジェイナスと青年は、回収した生体エネルギーと共に逃走。それも歩いて(笑)。ヴァージニア達が後を追い掛ける一方、ギャロウズは一人足を止めると、今の今まで青年に囚われていた女性……守護獣を振り返りました。その刹那、守護獣はギャロウズへと手を差し伸べ……ミーディアム「月の幻惑」ゲットだぜ(ΘωΘ)!

青年達を追い、来た道を引き返す一行。どうにか追い付いたと思いきや、青年は足止めとしてとんでもないものを召喚しました。「時代遅れの魔王」……アンゴルモア!
なんか地位が低くなりましたね……ってか、時代遅れとか言うなよヽ(`Д´)ノ!

VS 魔王アンゴルモア
いきなり7th moon撃ってきたので負けバトルかと思いきや、威力低ッ。
真面目に戦おうとしていたら、身内から「さっきのガーディアン使うんだよ」と教えられ、割合ダメージの「グラッヴ」を使ってみました。なるほど。
グラッヴで削りつつ、ガスガス攻撃。基本は単体攻撃しか仕掛けてこなかったお陰で、特にピンチになる事もなく勝利。でもちょっと寂しい。

戦闘後、世界が大きく動き出している予感をヴァージニアが感じ取っている一方、アジトに戻ったジェイナスは3人組からお仕置きタイムされてました。青年の必要以上の消耗は、アークセプターを入手出来なかったジェイナスの怠慢に他ならないんですって。
また、この折檻イベントにて3人組の名前が判明。青年が「マリク」、美女は「ミレディ」、そしてリーダー格のおっちゃんが「リヒャルト」。チーム名は無いようなので、結局は「3人組」と呼びましょうか。
そんな3人組の秘密をちょっとだけ紹介しちゃうぞ!

・3人組の生命維持と魔力の源は「パナケイア流体」というもの。
・3人組の身体は「パナケイア流体」を分解しきれず毒性の高い老廃物を身体に残すため、身体を酷使する際は循環清浄を行わなければ生命の危険に陥る。
・それは「ファルガイア」が異分子を駆逐しようとしている自浄作用の一環とも言える。
・不完全な彼等を守護するのが今のジェイナスの使命。

要するにハードな活動すると瀕死になっちゃうって話ですかね。

さて、3人組の飼い犬状態のジェイナス君ですが、リヒャルト曰く、ジェイナスの魔槍は「真理の在処を示し、小生らを真理の庭へと導くもの」。そしてそんな彼のお仕事は、3人組が目論んでいる「理想郷化(テラフォーミング)計画」の邪魔となるものを排除し、3人を守護する事であったりします。
それ故に、彼は三人を凌駕する力を与えられている一方、刃向かわないよう身体に制御爆弾を埋め込まれちゃってました。爆弾はいつでも起動可能であるらしく、三人に斬りかかろうとしたジェイナスは、リヒャルトさんの謎パワーでビリビリ状態に。

さて、ここで3人組の役割を垣間見る事ができます。「砦」の完成を急ぐミレディに対し、マリクの仕事は「想い出」からの物質化。何の事やらわかりませんが、そのためには守護獣から生命エネルギーを採取する必要があるみたい。なんてこった、ギャロウズがブチ切れるぞ!
更に「親衛隊アヴェスタ」とやらを待機させるようですが……新情報多すぎるだろ。

この後はようやくヴァージニア達のイベントとなるのですが、長くなりそうなので今回はここまで。

■ 第8回 サンドキャナル〜リトルロック〜闇払う陽の標

前回に引き続きイベント中。ヴァージニア達はティティーツイスターの酒場に居ました。

守護獣の生体エネルギーが奪われる様を目の当たりにし、荒ぶるギャロウズ。が、月の守護獣「セレスドゥ」が具体的に何をされていたのかまでは不明。
一方、クライヴはマリクとミレディが同一組織だと看破。根拠はあの白いローブで、制服ではないかと考えた模様。

何せよ3人組に先行する必要があると判断した一行は、他の守護獣の神殿を探すことに。その場所については、ギャロウズが一ヶ所分だけ「詩」の形で記憶していて、クライヴがそれを解釈してくれました。
クライヴによれば、詩にあった「高き地」という言葉は、ここより北西にある、砂の海峡を渡った先の高山地帯を指しているとのこと。そこではかつて光が結晶化して石となった鉱石「輝石」が採掘されていたそうな。

そうは言っても、海峡を渡るための船はそう簡単に調達出来ないし……と一同が思案していた最中、急に店の外へ飛び出すクライヴ。すわ食い逃げか、と思いきや、何者かが監視しているような気配がしたそうな。
見上げれば、一羽の鳥が夕焼けの中で羽ばたいていましたが……あれってまさか。

ここでようやくイベント終了。以降、村人達の情報が変化してます。

・村周辺には廃墟となった灯台が遺されていて、その地下には古代の水道跡が眠っているらしい。
・水道跡を通れば大陸を越えた高山地帯に達することができる。
・犯罪者を追い詰めても、北西の遺跡を通り抜けて向こうの土地に逃げられるとお手上げ。
・ここからずっと北西の山の中には「リトルロック」という輝石の村がある。
・昔は「リトルロック」への定期船があったが、航路はもう廃止され、北の岬の下にある魔獣だらけのトンネルを抜けなければならない。

まとめると、北西にある地下水道跡を通って「リトルロック」の村を目指せばいいのね。

サンドキャナル

水道跡とは言っても、名前が示す通り、流れているのは水ではなく砂。更には何者かがコソコソしてる模様。一体何なのやら。

少し進むと赤白青のロボット騎士みたいなのが登場。赤がヤスナ、青がウィスラブト、白がヴェンディダート。
「御大将」とやらの命令で、ヴァージニア達の進軍を阻止すべく登場した彼等こそが自称騎士「親衛隊アヴェスタ」ってことは、御大将というのはリヒャルト達のことか。センスちょっと疑っちゃうわぁ。
親衛隊アヴェスタとは、大義へ尽くす四人の好漢……って三人しかいないようですが、そういうのはどうでもいいのか。おもろいなこいつら(笑)。

VS 親衛隊アヴェスタ
戦闘開始後に表示された説明によれば、彼等はこちらの行動に対応した行動をとる模様。例えば、攻撃を受けたら回復し、補助魔法で強化すればそれを解除してくる、という具合。ずるい。「組織として訓練された動きだッ」とか言われても(´゚ω゚`)
とりあえず回復役らしいヤスナ(赤)を先に撃破。後は青→白の順で倒しました。

戦闘後、一時撤退する好漢達。互いに「殿」付けで呼んでるのが素敵。一方、唖然とするヴァージニア一行はノーコメント(笑)。
気を取り直し、砂の川を尻目に仕掛けを解きつつ進んで行くと、アヴェスタ再登場。再度戦闘になりましたが、前回となんら変わらなかったので省略。

ヴァージニア達に2度も負けた3人が肩を落としていると、突如、緑色のやつが登場。ヤシュトーという名の彼は、赤白青を兄者と呼びました。そういや四人の好漢って言ってたな……って、やっぱり戦闘になるのね。

VS 親衛隊アヴェスタ
新入りが怪しいので様子見も兼ねてヤシュトー集中攻撃。やっぱ威力高めの全体攻撃使ってきやがりました。
緑を倒した後は、例の如く赤、青、白の順で撃破。今回は完全撃破してしまったようです(´゚ω゚`)気に入ってたのに。

今回の襲撃から察するに、例の三人組withジェイナスがヴァージニア達の守護獣神殿参りを妨害しようと動いているようです。おそらくはこの先で待ち構えていることでしょう。

イベント後、探索再開。途中、浮き沈みする足場を伝いつつ砂の川を渡っていくという、アクション要素(パズルも少々?)のあるエリアが二箇所あります。一つ目はどうにか自力で抜けたものの、二つ目のものは目がチカチカしてきたので降参。攻略本を参照しました(+ω+)

二つ目の浮き沈み床の部屋を抜けると、3人組とご対面。ついでに「カ・ディンギル」で魔槍を確保した気持ちの悪い生物も居ます。
リヒャルトは自称「カミのコトバを預かりし者」。カミのコトバとは遙か彼方に失われし智慧であり、それこそが彼等の力であり真理だそうな。そいでもってマリクは智慧をもって生命を操りし者で、ミレディは智慧という土より、魂魄持つ機神を造りし人形遣い。……あー、そういう団体の方ですか。

自らをカミのコトバを預かりし「預言者」と呼ぶ彼等の目的は、ファルガイアの「進化」でした。
ファルガイアという星を一個の生命体として見た場合、彼等が手にした「智慧」とやらを用い、更に進化させる必要があるそうな。
早い話が、失われた古代の知識と技術をもって、ファルガイアを人工的に進化させちゃうよ、ってワケです。

ここで、彼らの言う「カミ」とは魔族のことであり、「進化」とは生命体としてのファルガイアを魔族化させる事なのだと理解した一行。そしてそれを肯定したリヒャルトが言うに、魔族が築いた情報ライブラリィ「ヒアデス」には、想像を絶する「教え」が納められているそうな。
「ヒアデス」とは魔族のいた伝承の時代のデータバンクの事らしいのですが……早速クライヴが食い付いた(笑)。

とにもかくにも、「ヒアデス」に遺された魔族の「秘学」(ロストテクノロジー)を用い、ファルガイアを更なる次元へ進化させる気満々のリヒャルト達。ヴァージニア達としては「星が魔族化だなんてとんでもねぇ!」ってなもんですが、このままではファルガイアは死の星になってしまうし、ましてやヴァージニアに事の正誤を判断する事など出来ない、と3人組に反論されちゃいました。挙げ句、ヴァージニアに正義があるというのは傲慢な考え方、とまで言われちゃうのですが、正論と言えば正論なので腹立つ。

が、ヴァージニアはそう簡単には屈しません。確かに正義が何なのかは解らないけれど、少なくとも守護獣を傷付けた3人組の行動に正義は無い、と断じたところ、リヒャルトはジェイナスを召喚し、ヴァージニア達の足止めを命じました。しかも全力を出さないよう指示されてるわけですが……嫌な予感。
リヒャルトはヴァージニア達を仲間に取り込もうと目論んでいたようですが、それが出来そうに無いと踏んだみたい。

VSジェイナス
戦闘開始後の会話イベントにて、3ターン後に何かやらかすらしい事を宣言。とりあえずガードして何が起こるか確認してみましたが、3ターン目に撃ってきたのは「極大ネガティヴレインボウ」という全体技。ガードの意味もなく、がっつり斬られた:(;゙゚'ω゚'):! やっぱりイベントバトルだったか。

ジェイナスは「俺がこれからやる事を目に焼き付けるまでは絶対に死ぬな」と言い放ち、撤退。
一行は満身創痍でサンドキャナルを抜け、鉱山の村を目指すのでした……。

リトルロック

命からがら辿り着いた鉱山の村。人はあまりおらず、鉱山跡も倉庫になってました。
宿屋ではマルチナ発見! 母親と再会出来たのかと思いきや、母親は既に他の村へ移ってしまっていた模様。それでも生きてると解ったから嬉しい、って健気だなぁ。ちなみにお母さんはミレイユさんというそうな。

ちなみにこの村、ジェットのプロローグで出会ったパイク少年や、彼を捜索していた人々の住む村だったりします……ってことは、この近くに「いつか朽ちゆくモノ」があるって事よね? あそこ取り逃した宝箱があるんだよ。

・この村はさびれているが、北の神殿も負けず劣らずさびれている。
・昔このあたりで採れていた輝石は、地脈を通る光の守護獣のエネルギーが結晶化して生まれた鉱石。

情報い従い「北の神殿」とやらに向かってみることに。ついでに「いつか朽ちゆくモノ」もあればいいなぁ。

闇払う陽の標

遺跡に入った直後にイベント。特に何も感じないことから、3人組に先行出来たのではないか……と思いきや、ギャロウズに否定されちゃいました。本来ならば守護獣の生命エネルギーを感じ取れる筈の場所で何も感じないという事は、既に奪い尽くされた後である可能性があるんだそうな。
何にせよ、調査してみることに。

光の射し込んでいるフロアにて文字盤を発見。「穢れ払われし時 水晶は輝きを取り戻し、閉ざされし門を開く」だって。また、付近には茶色の水晶が2つ置いてあり、これが輝くようにすればいいって事は解るのですが、その方法が思い付かず小一時間悩むハメに。結局、ダメもとと思ってやったことが正解だったっていう('A`)

こんな感じで幾つかの仕掛けを解きつつ進むのですが、基本的に、対称の形にしていく仕掛けが多かったです。頭がゴチゴチに硬いので苦戦しまくり(+ω+)

最奥に到着すると、ギャロウズの嫌な予感は的中。守護獣の祭壇は荒れ果てていたました。
それでもまだ打つ手はある筈だというギャロウズが手を翳すと、ミーディアム「閃光の一撃」を入手。守護獣は、喰らい尽くされようとしている我が身を省みず、最後の力をミーディアムとして遺してくれていたのです。

直後、祭壇の部屋が妖しく輝き始め、戦闘突入。緑で一つ目のよくわかんないものが浮いてます。なんだこれ。

VSモノアイティターン
LV.20前後。そう威力のない単体攻撃ばかり仕掛けてきたので苦戦することなく撃破。LVのせいかも。

戦闘後、「閃光の一撃」をヴァージニアにインストールし、更に奥へ。そこで一行が見たものは、ルナティックガーデンでも見掛けた巨大なぐるぐる装置でした。ギャロウズ曰く、ファルガイアに穿たれた「聖痕」とのことですが、クライヴはそれで勘付いたようで、「楔」と呼ばれる制御装置の名を口に出しました。その詳細をまとめるとこんな感じ。

・遙か昔、世界の荒廃を止めるため、人間は守護獣の力を利用した。
・失われた先史文明は、守護獣を生きたバイオプラントに見立て疲弊しきった世界の各地に封じた。
・故に世界は守護獣の命を食いつぶしながら生き存えている状態であり、現在における守護獣神殿こそが、そのバイオプラントと呼ぶべきもの。
・バスカーの民は、プラントの守人の末裔。
・守護獣の力をもってしても荒廃は止まらず、守護獣は世界の形を為す力であると同時、「柱」となり、ファルガイアを維持しているのが現状。

人の原罪ともいえる装置を見上げ、守護獣を護るという決意を深めるヴァージニアとギャロウズ。
イベント終了後、装置の部屋を出たその時、またさっきの一つ目が襲ってきました。今度は色が真っ白だ。

VS ヘクトアイティターン
さっきの一つ目の強化版。モノアイからヘクトアイって事は……ちょっと嫌な予感がしていたら、やはり全体攻撃を使用してきました。しかもカウンターまで。
ただ、威力が高いわけでも無かったので、プロテクトをかけた上で地道に攻撃して撃破。

戦闘後、抱えたものの大きさにギャロウズが自信をなくしかけたところで場面は一転。ミレディの登場です。
以前回収した「ジェミニ回路」を利用した計画は進んでいたようで、コード名「神々の砦」とやらが出撃可能になった模様。
神々の創造せし「砦」って、兵器のことだったのかしら。古の遺産のようですが、なんか聞き覚えがあるコードネームだと思っていたら……あ、「アースガルズ」て:(;゙゚'ω゚'):!

3人組の計画を邪魔する者全てを駆逐するために造られた存在であり、「ヒアデスの遺せし智慧が創造した、ゴーレム・アースガルズ」。
まさかこの名前をここで聞くとは。初代WA好きなのでちょっと嬉しい。

姿を現したアースガルズは巨大という程ではなく、人間より一回り大きいサイズ。そしてやっぱり「対消滅バリア」搭載済です。
起動したばかりのせいか未だ挙動が不安定らしく、いきなりジェイナスに攻撃を仕掛てしまったため、反りが合わないと判断したジェイナスはその場から立ち去っちゃいました……が。
実のところ、アースガルズは3人組にあるレベル以上の害意を抱く者に対し、自己判断で攻撃を行うよう設定されていたのです。と、いうことは……。

それにしても、リヒャルトさんの笑い方「シュシュシュ」ってなんか新しい。楽しそうで何よりです。

リトルロック

戻ると情報が変化してました。

・輝石と呼ばれる鉱石の成り立ちには「地脈」(レイライン)と呼ばれる星の命の通り路が大きく関係している。
・10年以上前、北西の研究所で学者先生達が地脈を調べていた。
・学者達は「世界をよりよく造り換えるため」と言っていた。
・かつて北西の研究所ではこの星の環境をよりよいものに、緑豊かだった頃のファルガイアに戻す研究が行われていた。

……三つ目、なんか嫌な予感(´・ω・`)
とにかくその研究所へ行ってみる事に決めたところで続きは次回。

■ 第9回 レイライン観測所

レイライン観測所

入った直後、ジェットの脳裏に何かがフラッシュバックするイベント発生。皆には話さないものの、この施設を知っているかもしれない自分に戸惑うジェット。
その後、ロッカーからジェット専用グッズ「ディテクター」入手。マップ上のアイテムに反応します。

本棚にて何かのヒントらしき紙を発見。「3番目の宿直当番へ」だって。

・今月の宿直当番は4人。
・当番はパスワードとして氏名を入力し、エレベーターを起動してから任務につくこと。
・ブライアンはインカピリアにきちんと引き継ぎして下さい。
・最後のベンディックはゴミの始末を願います。
・不明な点はブライアンの前の当番、ヴァレンティに尋ねて下さい。

よし。ヴァレンティを見つけて詳細を尋ねればいいのか。違うな。
とりあえずヴァレンティ→ブライアン→インカピリア→ベンディックの順であることを念頭に置いて先へ進むと、パスワードを入力するコンソール発見。これでエレベーターを起動するのかな? 3番目の当番「インカピリア」の名前を入力すると……お、正解。

エレベーターで上のフロアへ。ホワイトボードに「ディテクターを持ち出した人は、使い終わったら元の場所に返してください」とのメッセージ。「IDカードをなくしたので使いたい」とのこと。ここから先に進むとIDカードリーダーがあるので、「ディテクター」を使ってカードを探してくればいいのね。

ところで、研究所というだけあって施設内には本が充実。それらをまとめると以下の通り。

【レイライン観測所について】
・レイライン観測所は星を形成するエネルギーネットワーク「レイライン」を研究・観測する施設。
・特務機関によって運営され、地脈を解析することで、星を形成するエネルギーの精製を主目的とする。
・星の形成エネルギーの人工精製の成功は、人力による荒野化の抑止、惑星環境の再生の可能性を示唆する。

【エルゥについて】
・亜人種「エルゥ」は、魔族のファルガイア侵攻の際、守護獣を率いて抵抗を繰り返した。
・彼等は元来争いを好まないが、刀鍛冶にして剣士である「バシム」を筆頭に立ち上がった。
・当時の碑文に名を遺すエルゥもいるが、熾烈を極めた戦いの後、彼等の行方を知る者はいない。
・一説によると、星の衰退に伴いその力を失い、やがて絶えたとされる。

【バスカーについて】
・自然原理主義バスカーは大戦末期に興った。
・守護獣の力を行使する秘儀のもと、宗教的集団、そして劣化した惑星環境の最初の修復者という二つの側面を持つ。
・戦後バスカーは守護獣の力によるファルガイアの再生を試みた。世界を支える力と喩えられる守護獣にて文字通りファルガイアを支えていこうとした。
・彼等は地脈の上にある霊穴に、守護獣を奉じた建造物「楔」を建立したという。
・これ以上の荒野化を抑制するため、楔はガーディアンの力を増幅しつつ世界に力を供給していくこととなったが、予想以上に荒野化は著しく、楔を持ってしても疲弊を停滞させるだけで環境の再生までは至らなかった。
・その後楔は守護獣神殿と呼称を改め、現在に至るにつれその役割を儀礼的なものへと変えた。

バスカー、想像以上に重いものを背負ってるのね……。

複数の端末がある部屋に入るとイベント発生。キャラ達が室内で自由行動を始めるので、ヴァージニアを操作し皆に話し掛けたところ、機械がまだ生きているらしい事が判明。更に、断片的に残っている実験記録を閲覧する事が出来るというのでモニターに表示しようとしたら……破損しとるんかい。

かろうじて拾えた単語から察するに、この施設ではレイラインから生命のカタチに至る研究を行い、星のデータサンプルを実験的に構成していたようですが、その詳細はわからずじまい。更に隣のコンソールも調べてみると……おお、こっちは生きてました。どうやら研究者の誰かが息子さんに呼び掛けているようです。
「お前に緑豊かな世界を見せてやれなかったのが私の心残り」だって。そして、ここに生まれようとしている「セカイのカタチ」にお前の姿を重ねよう、とか何とか。「セカイの雛形」(アダム-カドモン)って何?

ところで、やはりこの場所を知っているらしいジェットは、その事に一人困惑しているわけですが…………あー、そうか。なんか漠然とですが解ってきた。

その他「アダム-カドモン」に関する内容のコンソールも発見。背徳だとか神性の冒涜だとか、記録者が自ら書き残しているようです。さては人工生命に手を出しちゃったか?
この端末を調べた後でジェットに話し掛けると、イベント発生。突如壁を探り始めた彼は隠し扉を発見しました。が、ジェット自身にも自分の行動の意味がよく解っていない様子。

ここでようやく、ジェットは自分がこの研究所を知っているらしいことを打ち明けてきました。身体がこの隠し扉を記憶していたというのです。
彼の脳裏に蘇ったのは、水の揺らめきと光の反射、何人かの人間に、白衣。そして彼はその時一人ではありませんでした。
……と、ここまで話したところで床に膝をつくジェット。クライヴによれば、全てを一息に取り戻そうとすると、意志と身体が負荷に耐えられなくなる、だって。うんうん無理すんな。

そんなこんなで探索再開。隠し扉の向こうの部屋には何基かの培養ポッドと本棚が。
本に書かれていた【ファルガイア仮説】を大雑把にまとめると、ファルガイアには生命体が存続していくための調節作用があり、全種の生命体が一致団結して星の環境を制御している模様。で、異物が混入した場合はそれらを駆逐するため自浄作用が働くようですが、それらのことから、宇宙規模から見たファルガイアは一つの生命体とみなす事が可能であり、それに基づき環境の再生を行う計画もあるそうな。
大雑把過ぎて胡散臭いですが、私の頭で理解するにはこのレベルが限界。

この後、通路にあるセンサー解除のパスワードが分からず長らく苦悩。
「ファルガイア仮説」の隣にも本があった事に気付いたのは、十数分も後のことでございました……。

そんなこんなで最奥の部屋へ到着。「ヒアデス」について具体的な情報が出てきました。

・情報ライブラリィ「ヒアデス」に収められた秘儀の数々は新たな生命を創造する術を人にもたらした。
・「胎児」を意味する名を持つ「ゴーレム」は、与えられた命令を基本となる三つの行動原則にのっとって精緻・正確に遂行する鋼鉄の機械。
・ゴーレムが与えられた命令を実行するだけでなく、過去の記録と照合し自己判断を行うなら、それは己が意志を持つ存在、人格を備えた生命と定義するに値する。
・最初の委員会を結成することになるその研究者グループは、遺跡の奥底で「智慧」に接触したという。
・遺跡は「ミーミルズウェル」と名付けられ、そこを拠点に「智慧」の解析が始まった。
・智慧は遙かな時代、大戦期まで遡る叡智の結晶と判明。圧倒的な水準と危険性から、伝承の存在とされた魔族の遺した技術と結論付けられた。
・魔族の遺産である智慧は人の記憶領域を模した擬似空間に集積され、多くの謎と一緒に保存されていた。
・研究者グループは記録されていた情報から擬似空間に存在する情報ライブラリィを「ヒアデス」と命名・呼称。そこに遺された智慧は、その後も長きにわたり研究グループによって解析される事となる。

ここで室内の机を調べると、半分になった写真を発見。あれ、こいつら例の三人組じゃね? あと一人愉快そうなおっさんもいるけど。
その写真にはヴァージニアが知っている人物は写っていないものの、どうにも惹かれてしまうみたい。

ここでアイテムから「破れた手紙」を使ってみると、破れた写真同士をくっつけるイベントが発生。それによりヴァージニアの父親がこの研究所に関わっていたらしい事が判明しました。数少ない父親の手掛かりが見付かったのです。
この事を切っ掛けとし、失踪した父親について語り始めたヴァージニア。病弱な妻と一人娘を遺したまま荒野に旅立ち、そのまま消息を絶った父親……って、え? ジェット、ヴァージニアのお父ちゃん知ってるの? 知っているどころかジェットの父親のような人だった?

予想外の事実に、ジェットは父親が他所で作った子供ではないかと邪推するヴァージニア。BGMに悲壮感がないので笑うところ……だよね? エロ親父とか言ってるしね?

焦ったジェットが弁解するには、彼はヴァージニアの父親に育てられ、荒野での生き方を教わった、という話のようですが、ヴァージニアも本当のところそれは解っていました。ただ生きていてくれている事が嬉しいみたい。

するとここで、空気を読まないミレディ登場。アースガルズもいるよ。
アースガルズは状況に合わせて適切な行動を取る機械……あれ、いつぞやの親衛隊もそうじゃなかったっけ?
なんやかんやで「アースガルズ」との戦闘に突入です。

VS アースガルズ
「高出力バリア展開」を使われると、しばらくこちらの攻撃が通らなくなるので、その間FP上げたり態勢を立て直したりすればよさげ。
一定のダメージを与えると戦闘終了。結局、一行は凄まじい一撃で蹴散らされることになります。

上々の結果にご満悦のミレディが、トドメを刺すべくクライヴに歩み寄ったその時……マヤ達が登場。ミレディ達との睨み合いの末、煙幕を張って逃走の手引きをしてくれました。

そこで場面は暗転。立ち去る父親の背を追う幼いヴァージニアの姿が。転んでも振り向いてくれない背中に呼び掛けた次の瞬間、ヴァージニアは意識を取り戻しました。どうやらマヤ達が無事に連れ出してくれたようです。
ヴァージニアに怪我が無いことを確認したマヤは、荒野を去るよう忠告してきました。渡り鳥には二つの壁があり、一つは現在を遙かに凌駕する先史文明の技術遺産。そして二つ目は、世界の荒廃原因。この二つに首を突っ込み過ぎると後には退けなくなるのだというのです。それどころか死にかねない、とも。

それでも、父親が危険の向こうにいると解った以上、ヴァージニアは退くつもりはありません。一方のマヤも、厳しい態度を崩さぬまま去って行きました。やっぱいい子や。

更に時間が進み、夕暮れの中でキャンプする一行。ヴァージニアは父親の事でいっぱいいっぱいになっていた自分の言を反省し、チームの解散を口にしかけたものの、結局は皆で旅を続ける事に。
主にクライヴとギャロウズが諭してくれたわけですが……うん、大人が2人が予想以上に大人でよかった(笑)。

さて、今握っている手掛かりは、ヴァージニアの写真に、研究施設で見た研究の断片。そして「惑星環境の操作」というキーワード。
クライヴがこれまで収集してきた資料の中にも何かあるかもしれないということで、お次はクライヴの自宅のある「ハンフリースピーク」という村に向かう事になりました。ここから南だって。

……が、イベントはまだまだ続く。夜も更け皆が寝静まった頃、皆のもとから立ち去ろうとするジェットの前に、ヴァージニアの父「ウェルナー」が姿を見せました。当然ジェットはヴァージニアとの事に言及するものの、ウェルナーは何も答えず。黙秘権発動か。
その一方、「星の事に興味など無い」という理由によりチームからの離脱を告げるジェット。

ここで、ジェットの武器「銀の左腕」(アガートラーム)は、ウェルナーにより与えられたことが判明しました。ジェットが一人でも生きていけるように、と。
ジェットは他の人間の扱う銃は扱えないものの、「アガートラーム」はジェットにしか扱えないみたい。そして「世界に一人ぼっちでも、ジェットにはこの星で生きる意味がある」って、なにそれ。なんでジェットそんなに寂しいの(´;ω;`)

庇護心は実の娘に向けたらどうだと指摘するジェットに、自分が「呪われた父親」だと告げるウェルナー。今更ヴァージニアの前に現れてはいけない、現れる事で彼女を哀しませてしまうというのです。そして今の彼は、世界を覆う見えざる思惑を追い詰める事……贖罪だけが許された身だってさ。

実はジェットもウェルナーの正体までは知らず、自分が想い出を持たない理由もウェルナーが知っているのでは、と勘付くのですが、ウェルナーは肝心なところでまたしても黙秘権発動。
そこでジェットは考え直し、ヴァージニア達と旅を続ける事にしました。そうすることで、ウェルナーの後を追う事になりそうだと踏んだのです。

そんな遣り取りがあったとは露知らず、翌朝、出発の準備をする一行。「ハンフリースピーク」はここから南、橋を渡って浜辺の側だそうな。
クライヴの説明の最中、ヴァージニアはジェットの置き手紙を発見。回収し忘れていたそれを慌ててそれを破り捨てるジェットの態度に、ヴァージニアは彼が離脱を図った事を看破。皆の絆をゴリ押し……というか、強調するのでありました。なんのかんのいってヴァージニアに弱いのね、ジェット。姉弟みたいでいいわぁ、とほのぼのしたところで今回はここまで。

■ 第10回 ハンフリースピーク〜ジェムストーンケイブ

ハンフリースピーク

クライヴの指示通りにフィールドを征き、彼のホームタウン「ハンフリースピーク」に到着。美しく整然とした街並みに驚く一行。青い屋根の家がクライヴの自宅みたい。

ひとまずセーブするため、町の中央にあるメモリーフィギュアへ。その傍らに立っている人物に話し掛けると、イベントが発生。「アルバート」と名乗る青年がメモリーフィギュアのメンテナンスをしてました。
彼によれば、今作のセーブポイントである「メモリーフィギュア」は遺跡より掘り起こされた遺産の一つであり、「運命の箱船(ディスティニーアーク)教団」が無償管理しているそうな。ほほう。

教団と聞くと身構えちゃいますが、「運命の箱庭教団」は神を信仰してはおらず「教主ラミアム」の提唱する「目に見えない何かに縋るより、一日一日を大切に生きることがこの星を理想郷に近付ける」という理念に基づき活動しているみたい。ただ、教主ラミアムは夢の中で聖女の声に導かれることがあるそうですが……あれ、やっぱマズいやつ(゚ω゚;)?

ともかく、彼等の活動理念は「現世をよりよく生きるために、日々の精進と努力を惜しまない」というもの。なんかスローガンみたいだなと思ってたら、宗教というよりボランティア団体に近い、ってアルバート自身が言っちゃってるし。

結局、別に勧誘されるでもなくアルバートとのイベントは終了。その後、町で得た情報は大体以下の通りでした。なかなか重要そうなのが揃ってます。

・守護獣神殿にて「幸運の祝福」を望む者は、西の駅よりデューンキャニオンを目指した。
・祝福は、二人の行く手に横たわる障害を幸運の力で助けるという。しかし守護獣の助けは自らの足で歩くもののみに与えられる、という言い伝えがある。
・村の北西には大地に大きな断層がある。星に斬り付けたようにザックリと遺っている。
・バスカーコロニーから東方には豊かな森がある。世界地図の北西エリア周辺にも森が存在している。

さて、聞くこと聞いたらクライヴの自宅へ。娘のケイトリン、かわええ! 嫁さんもかわええ!
そんな奥様ですが、クライヴに「父様にようにはなれないわ」と言っているところから察するに、クライヴの先生の娘さんなのかな?

それはともかく、リビングにてクライヴの資料を読み込む作業に入ったわけですが、まとめるとこんな感じ。

・星の環境に手を加えようとする試みは古来より幾度も繰り返されてきた。それは預言者達の言った「進化」ではなく、あくまで「再生」。
・大規模な計画としては「世界樹計画」(ユグドラシルプロジェクト)がある。相当量の予算、技術、そして時間がユグドラシルというシステムにつぎ込まれたらしい。
・推進メンバーは科学者や魔導士など、様々なジャンルのエキスパートから七人選りすぐって結成された機関。
・メンバーは一定でなく、その時の用途により必要に応じた入れ替えをしていたらしい。常に七人だったので「七人委員会」と称されていた。

ここで、七人という人数に引っ掛かりを感じたヴァージニア。直後から自由に探索可能となるのですが、クライヴの自宅外に出る事は出来ません。おそらくアイテムの写真だな、ってことで使ってみたら大当たり。ヴァージニアの父親が七人委員会のメンバーである可能性が浮上しました。
一方、大人二人は現実的。ギャロウズはそんな大規模な計画は聞いた事がないと言い、クライヴも、いくら七人で写っている写真があるからといって彼等をそれだと決めてかかるのは性急だと慎重な意見。まったくもって仰る通り。

ちなみに、写真に写っている7人のうち1人が3人組の一人「マリク」によく似ていることが判明するものの、写真は少なくとも10年以上前に撮影されたものである事から、今と姿形が同じなのは変だろう、という話に。他人の空似か、はたまたそこに大きな秘密があるのか……たぶん後者かな。

ここで場面は変わり、話題のマリクさん登場。培養ポッド的なものの中にいる女性に話し掛けています。見知っている女性のようですが、女性は瞬きはすれども何の反応も見せません。誰かのクローン?
在るべき「想い出」の欠落した肉の器、とか言ってるところをみると、恋人あたりでしょうか。

その後、場面は翌朝へ。謎が余計に深まった感がある中、いきなり核心に挑むのではなく、自分達の見聞きした情報から纏めていこうと言うギャロウズ。外堀から埋めていく戦法ですか。

・預言者と名乗った連中は遺産をもって星の生命の進化を促そうとしている。守護獣の生命エネルギーを抽出していたのもおそらく無関係ではない
・七人委員会の目的は星の生命の再生。預言者と彼等には何らかの繋がりがあるだろう。
・その繋がりはヴァージニアの父親が家を出た理由にもリンクしている可能性がある。

大体こんな感じに考えがまとまったところで、クライヴから一つの提案が。村の近くにある、大きな宝石の鉱脈に行ってみようと言うのです。
遺跡や洞窟で目にする宝石(ジェム)は、星の生命の欠片とも言えるものなので、手掛かりにしては頼り無いものの、そこに縋ってみるのも一つの手段ではないかって事みたい。現状、これといった取っ掛かりも見付からないもんなぁ。

更に、クライヴの妻「キャスリン」が、クライヴとの結婚の儀の際についての事に言及。この地方では結婚する二人の幸運を願い、幸運のガーディアンに誓いを立てる風習があるそうなのですが、それはつまり近くに守護獣神殿があるという事であり、預言者達が目を付ける可能性も十二分に考えられます。

宝石の鉱脈、そして守護獣神殿という二つの手掛かりが浮上し、早速準備にかかるヴァージニア達。直後、クライヴと妻子だけのイベントが始まりました。
普段なら旦那様が危険な目に遭うかもしれないような事は口にしないキャスリンなのですが、今回は何故か口に出してしまったんですって。ケイトリン曰く「きっとお父さんが楽しそうだったから」。
真実を探しているときのクライヴは、まるで昔の彼を見ているかの様だったらしいのですが……クライヴはキャスリンの父親、おそらくは先生の死に責任を感じているみたい。その辺はまだ詳しくは語られないのね。

ところで。奥さんが結婚の儀云々言ってた時にサラっと出て来たんですが……結婚の儀の際、ケイトリンが既にお腹の中にいた模様。やるなクライヴ(ΘωΘ)
この会話イベント後、奥さんと娘さんから改めて情報収集。

・ジェムの鉱脈は村から北西。地に刻まれた傷痕が訪れる人を拒むといわれている。
・クライヴはいつも汽車で仕事にいく。なので西の駅まで見送りに行く。

この時クライヴでケイトリンに話し掛けると「空色の冒険01」という本を貰えます。番号がある事からもわかるように続きものらしく、続きが読みたいので見付けたら買って来て欲しいそうな。かわええ。
試しに読んでみたら、おぉ、マリアベルの話か!

話は本筋に戻り、目的地二つのうちどちらからこなすか考えます。とりあえず村の近くにあるジェム鉱脈に行こうかな。

ジェムストーンケイブ

美しい結晶がたくさんありますが、「死」の持つ独特の冷たさがある、とギャロウズ。
しばらく進むとマヤ達と遭遇。彼女は、自分の行く先々に現れるヴァージニアを牽制してきました。理由はどうであれ、狙っているものが同じならば敵と見なすそうな。

それはさておき、ここでクライヴ簡単ジェム講座。ジェムは星の生命エネルギーによって構成されており、この生命エネルギーとは一般生物で言うところの血液に相当する、とのこと。つまりは、血が少しずつ染み出て凝固したものがジェムというわけです。

その後先へ進むと、案の定マヤ達による進路妨害が。岩をティンダークレストで熱した後、フリーザードールで冷やすところまでは解ったんですが、セットボムのやり方がよくわからず無駄に時間くっちゃいました。同じ箇所に置かなきゃダメなのね(+ω+)

その後、ジェム講座の続き。血が染み出るということは、ここが傷付けられた地であるとも言えるわけです。
つまり「傷」とは星の疲弊、大地の荒廃を指し、遺跡内や建造物にジェムが多く見られるのはそういった理由からでした。
そして、この洞窟が死の気配をさせているのも同じところに原因があるのです。

クライヴが心の内で考えたのは、ここのジェムは大量にあるにも関わらず、サイズは他の地域と変わらない、というもの。その事実は「先生」が唱えていた説の裏付けになる様ですが……さてはて。

そんなこんなで探索再開。落とし穴地帯ではマヤに蹴り飛ばされるものの、どのみち先に進むには正解の穴に落ちる必要があります。正解ルートを抜け先に行こうとすると、まだ正解に行き着けないらしいマヤが一人で大騒ぎしてました。元気よのぅ。
その後、やっと追い付いたマヤ達との戦闘に……って何その格好! 別人じゃんか(゚д゚)!
いきなり魔女っこみたいな姿になっているマヤ。服はともかく髪はどうやったの。

VS シュレティンガー一家
戦闘突入後、トッドさんから解説が。マヤは取り込んだ情報を自分の能力に転換できる異能力者……って、そんなんありか!
実現不可能な情報でも、本という媒体から取り込む事が出来れば無限に威力を発揮出来るらしいのですが、要するに究極の「なりきり」って感じですか。そして猫からメガネ君呼ばわりされるクライヴ。そしてギャロウズにしても、「バカの瞬発力は侮れないッ」って酷い言い様ですな。

さて本題。まずは回復してくるトッドから撃破。経験値を稼ぎたいので、マヤは最後に倒すのが妥当かな。彼女はこちらの補助魔法を消してくるので、わざとそっちに誘導しておくと少し楽が出来ました。トッド→猫→アルフレッド→マヤの順で撃破。

最後、マヤは苛立ち紛れに何やら大魔法を唱えようとするのですが、弟君達が二人と一匹がかりで制止。洞窟内だから生き埋めになっちゃう。
そんなマヤ達に、クライヴは自分達は既にそれなりの成果を得た事を告げました。そして、マヤの求めているような宝石もここには無いだろう、とも。本来、目的は鉱石そのものじゃないしね。

マヤ達と共に最深部に向かったヴァージニアが見たものは、ごく普通のジェムでした。マヤは何故宝石が無いと解ったのだとクライヴに問うものの、彼が口にしたのは「星の住人すべてが大きな思い違いをしていた」という、何やら漠然とした答。ただし内心では、先生の説が正しいという確信をより深めた様子。

ちなみに、マヤが危険に身を投じる理由は「紛い物でない本物の輝き」を探すため。口では宝石って言ってるけど、彼女の宝石ってのは言葉通りじゃないんだろうな、たぶん。
立ち直りの早いマヤ達はとっとと撤退し、ヴァージニア達もハンフリーピークへと戻ることに。

さて、次の目的地は守護獣の神殿。途中までは列車で行く必要があるみたい。
イーストハイランド駅からデューンキャニオン駅へ向かうと、デューンキャニオン駅の駅員さんから情報が。

・最近この辺りに「グラボイド」と呼ばれる大型魔獣が出現している。
・高速で移動する物体に反応するらしく、列車もずいぶんとやられている。
・馬で疾走していると襲って下さいと言っているようなもの。
・クラボイドは列車に伴走してきて襲ってきて、車体を喰う。
・列車一両作るのに、多量のドラゴンフォシルが必要。
・グラボイドの腹の中はきっとドラゴンフォシルがぎっしり。

これ、グラボイドと戦うコースですな。試しに馬に乗ってウロウロしていると、いつもと違うBGMと共に戦闘突入。グラボイド登場です。
グラボイドを撃破すると「ドラゴンフォシル」を15個もゲット! あ、これ持って「ジョリーロジャー」のARM屋さんに行くと、砂上艇貰えるんじゃなかったけか。よし、一旦帰ろう(`・ω・´)

デューンキャニオン駅にて、駅員さんに撃破報告のつもりで話し掛けてみたところ、グラボイドの話はまったく無かった代わりに彼の自作パズルの話を聞けました。パズル……なんか嫌な予感。
それはさておき、列車でミドルアースに行き、徒歩でジョリーロジャーへ帰還。早速、ARM屋のエミリアさんから砂上艇を譲って貰いました! やったぁ!

思いっきり寄り道をしてしまいましたが、今回はここまで。次回こそ守護獣の神殿へと向かいます。

>> 第11回〜第20回
当サイトは私的個人的なものであり、あらゆる企業・団体・個人等とは一切関係ありません。