FINAL FANTASY 8 [ SQUARE/'99 ]

「FINAL FANTASY」シリーズ第8作目。
兵士養成学校である「バラムガーデン」に所属する17歳の主人公の運命は、傭兵としての初任務に赴いた日を境に、大きく動き始める事になる。

前作より更に進化し美しくなったグラフィックが注目を集めたものの、システムが今までのFFと大きく様変わりした事と人を選ぶシナリオが原因か、FFの中でもとりわけイレギュラー扱いされがち。
ゲーム部分よりもイベントやシナリオに重心がある作品なので、シナリオによる極端な行動制限などが苦手な方はご注意。


第1回〜第10回 | 第11回〜第20回 | 第21回〜第30回 | 第31回〜最終回
第1回 ゲーム開始〜炎の洞窟〜バラムガーデン 第2回 バラムガーデン〜ドール電波塔前 第3回 ドール電波塔〜バラムガーデン
第4回 パーティ会場〜VSディアボロス 第5回 バラム〜大統領専用列車 第6回 ティンバー〜「森のキツネ」首領宅
第7回 ドール〜ガルバディアガーデン 第8回 ガルバディアガーデン〜名も無き王の墓 第9回 カーウェイ邸〜地下水路
第10回 仕掛け時計の部屋〜ラグナ編
■第1回 ゲーム開始〜炎の洞窟〜バラムガーデン

「FINAL FANTASY 8」プレイ開始。実は2回目のプレイなのだが、前回プレイ時は殆どやり込まなかったので、今回は以下を目標に頑張ろうかと。

1:G.Fを全部取る(前回は某Eだけ取ってなかった)
2:Ωなヒトを倒す(隠しボスを倒すまでがRPGです←暇人)
3:おでかけチョコボ(前回プレイ時はポケステ持ってなかったの)

予想では、2は途中で挫折すると思うね。きっとね。

電源投入後は先ずメーカーロゴから続くデモを鑑賞。改めて音楽を聴くとやはり「FFっぽさ」が濃厚……というか、植松氏が作った曲=FFっぽいと脳が勝手に変換してる部分も有るので「FFっぽい曲とは何ぞや」と言われると、答えるのは難しいかもしんない。

そうこうしている間にも、モノクロの画面では各キャラクターが一枚絵で映し出される。意図的に顔を出しておらず、全員の性格を端的に表しているっぽい。
個人的には雷神&風神のが好き。背中合わせって良いよなぁ。

デモを見終わったら「あー面白かった」と電源を切……るんじゃありません。いよいよゲーム開始。
「NEW GAME」「つづきから」の選択画面で指カーソルを動かし三三七拍子を鳴らしちゃったりして、気が済んだらゲーム始めろ。さっさと。

□ ■ □

開始直後に流れるのはオープニングムービー。未来を暗示するかの様なイメージと、どっかの岩場で兄ちゃん2人が闘っているという現実が入り混じっている。
この兄ちゃん2人のうち、黒い方が主人公の「スコール」で、白い方がライバルの「サイファー」。互角に闘っている2人だが、サイファーの挑発→いきなり魔法のコンボ(という程ではないが)を喰らい、額に斜め傷を入れられるスコール。血、血ーッ!

だが、そう簡単に負けてはいられないのが主人公。血ィダラダラ流しながらもサイファーに斬り付けたところで、画面は再びイメージに融け込むのでありました。

バラムガーデン 保健室

目が覚めればそこはベッドの上。どうやら保健室らしい。
養護教諭の「カドワキ先生」に具合を尋ねられ選択肢が出現したが、今回のテーマである「素直なスコール」に基づき(今決めた)「ひたいが痛む」を選択。
すると「……ひたいが痛みます」って、なかなか可愛い返答じゃございませんか。そりゃ、あんだけズバっと斬られたら痛かろうて。
あんまり可愛いから、直後の名前入力画面で「ヒタイガイタミマス」って入れてやろうかと思ったわ。勢いで。

その後、担当教官が来るまで横になってると、向いの個室に謎の女性が登場。「また会えたね」と囁き掛けてくる。志村ー! 横! 横ーっ!
が、スコールは志村では無いので解るワケもなく、そうこうしている内に担当教官「キスティス=トゥリープ」登場。教官だけど18歳。登場シーンはムービーなのだが……せ、先生、可愛いッ。やべっ、なんかドキドキするッ(*´ω`*)

その後、先生におちょくられつつ教室へ。スコール、何か変だと思ってたら頭に包帯巻いてたのかぁ。何針ぐらい縫ったんだろ。

バラムガーデン 教室

ミニスカ天国状態の教室に入ると、キスティス先生によるHR開始。その際、先生からサイファーへスコールとの『訓練』に関するツッコミが入るのだが、サイファーのリアクションがまるで「ちょっとヤンチャな中学生」。お前は何処の思春期小僧だ。更にHR終了後、真っ先に教室を出ようとしている辺り。
一方、スコールは先生からお呼びが掛かったものの、無視して机の端末を弄ってみる。先ずは「G.F」をゲット。

「G.F」は、今までのFFシリーズ的に言うと召喚獣の様なものなのだが、今作はこれを任意のキャラに「ジャンクション」(憑依みたなもの)する事により、キャラの能力値を引き上げるシステムになっている。
ジャンクションする事により、キャラはモンスター達と交戦可能になるのだが、裏を返せばジャンクションしない事にはロクに敵と闘えないということでもあり、謂わば、バトルの根幹を成すシステムなのです。

そんな「G.F」だが、ここで入手したのは「ケツァクウァトル」「シヴァ」の2体。名前を変更する事も出来るので、前者の名前が上手く言えない方は変えてみるのもいいだろう(てきとう)。
私も「全G.Fの名前をキノコ名にしてやろうか」と素で思った。ちなみに「ケツ(略)」は「アミガサタケ」。

キノコはどーでもいいとして、引き続き端末で校訓やら「風紀委員会」からのお知らせ(私情まみれ)やらを一通りチェックしたら、ようやくキスティスの元へ。
スコールは「SeeD」試験を受けるために必要な「G.F」を未だ入手していないので(今朝行こうとしたらサイファーに喧嘩売られた模様)、キスティスの引率で取りに行く事になった。おいおい、本試験は夕方からだってのに。

先生と正門前で待ち合わせる事になった後は、教室を出てエレベーターホールへと向か……おうとしたところで、全速力で突っ込んできた女子生徒と衝突するイベントが。
一昔どころか二昔前ぐらいの少女漫画の如き出会いのシーンを経て、転校生である彼女を連れ、ガーデン案内をするハメになった。成り行きよ、成り行き。予定調和とか言わない!

転校生と別れた後は、先生との待ち合わせ場所へ行く前に、ちょっとだけガーデン内を散策。
保健室を覗いたり学食で風紀委員の面々とちょっとしたやり取りをしたり。

バラムガーデン

キスティスせんせは放ったらかしのままガーデン探索は続く。
図書室入口でムカつく物言いの先公に無言で体当たりを繰り返し、気が済んだところで室内へ。三つ編みの女子の話を勢い余って3回も聞いた後(敗因:○ボタン連打)、エスナをドロー&「オカルトファン1」をゲットした。

今作では、魔法は覚えるものではなく、その辺から湧いてるのを吸収したり、戦闘中にモンスターから吸収したりする。これらの動作は「ドロー」と呼ばれる。
また、今作ではMPという概念が無く、魔法は個数(=使用回数)で管理されている。FF第1作目の魔法も回数で管理されていた事を考えると、今作のシステムはその発展系と言えなくもない。無理矢理?

バラムガーデン 正門前

さて、いい加減にシナリオ進行。正門前で待っているキスティスの元へと急ぎ、正門の影に潜んで暫くその姿を凝視する。ハァハァ。

先生と合流後は、試験を受けるためにガーデン東にある「炎の洞窟」へと行くことになるのだが、その前に「バラム」の街へ。回収しておきたい魔法があるのだ。

バラム

海沿いにある「バラム」へは、ご丁寧に道路が続いているので、迷う事は無い。外観は結構広そうなのだが、実際はこぢんまりとした街だ。

ここでドロー出来る魔法はサンダーとケアルの2種類。サンダーは街をウロついていれば直ぐに解るが、ケアルは海から立ち昇って来ているので、一見解り辛い。ってか、どっから湧いてんのアレ。

余談だが、この街は後々仲間になる「ゼル」の出身地で、街の人々から彼に関する情報を得る事が出来る。情報と言っても「暴れん坊」だったとか、SeeD試験に受かる確率は50%だとか、あんまり良いものではないが、悪意は感じられずむしろ可愛がられてるってカンジ。

また、彼の実家に乱入すると「ディンさん」ことゼルの母親と会う事も出来るので、余裕があれば行ってみるのも面白い。この時点ではイベント等は無いが、母親自らがゼルを「暴れん坊」と呼ぶのを聞ける。

その他、バラムで得られる情報は……

・「ティンバー」は「ガルバディア」に占領されている。
・最近ガルバディアからの観光客が減った。そのうち良くない事がありそう。
・ガルバディアでパレードをやるらしい。

こんな感じ。更にはこの世界の創世神話らしき物語を断片的に聞ける家もあって、小さいながらもなかなか情報に富んだ街だったりする。

バラムで一通りドロー&情報収集をし、ホテルの部屋で先生に「ごらんキスティス、海が見えるよ」などとヌかしてみたりしたら、今度こそ「炎の洞窟」へ。
スコールは「シヴァ」を、キスティスは「ケツァクウァトル」をがっちりジャンクションし、いざ突撃。

炎の洞窟

ここでの目的は、時間内にローレベルG.F(今回はイフリート)を入手すること。
この試験には受験者の他にサポート役としてSeeD1名が必須で、先生はそのために同行した模様。
試験では己の力量を把握出来ているかも試されるので、制限時間も選択する必要有り。選択肢は10、20、30、40分で、今回は20分にしてみたよ。
もちろん、この時限イベントはSeeD試験の結果にも反映するが、ここでは割愛。

洞窟内部はその名の通り一面が火の海であるものの、HPを削られたりはせず、マップ数自体も少ない。
ボムやバエルをドカドカ叩き落とし、団体様が相手の場合はシヴァで凍らせたりしつつサクサク進むと、直ぐに洞窟の最奥に到着、初のボス戦となる。相手は「イフリート」。

VS イフリート
流石ローレベルと言われただけあって、難易度は低い。時間と回復にさえ気を付ければ、苦労する事無くすんなり倒せる……が、うっかりキスティスのアビリティに「まほう」を付け忘れ、イフリートからドローしたケアルを直接「はなつ」で使っていたのは私です。この先が思いやられるよ……。

イフリートを倒した後は、残り時間と相談しながら入口へ帰還。
この試験で得られる点数は、後にSeeDになった際のSeeDレベルに関係していて、終了した時点での残り時間が少なければ少ないほど、その評価は上がる仕組みになっている(時間切れは勿論NG)。

例えば、制限時間10分を選択して攻略し、残り時間を3分以上残してクリア出来たとしても、制限時間40分で入り、残り時間数秒という結果の方が、点数が良かったりするのだ。

ここで活きてくるのが、試験前に教官が言っていた「無理せず怠けず」といった類の言葉。重要なのは自分の力量を把握した上で必要時間を設定しているか否か、ということらしい。

……とか言いつつ、今回は残り5分ちょっとで洞窟から出た。なんかネ、攻略本見てたらネ、「出口を塞いでる右の方の教官に話かけたら残り時間に関係なく100点満点」って書いてあったの。
……やっぱりこれってデバック作業でも見落としてたんだよなぁ? 仕様じゃないよね?

バラムガーデン

「イフリート」を入手しガーデンに戻ると、キスティスが離脱。制服に着替え1Fロビーに集合との事。
が、イベントとイベントの谷間にネタ(?)は埋もれているものなので、例の如くガーデン内を散策開始。

手始めに図書室に行ってみると、予算を減らされたと図書委員の娘共がボヤいていた。しかも「風紀委員並の予算しかもらえない」って……風紀委員の立場弱ッ。おそらくアレだな、任命されたんじゃなくって勝手に風紀委員を起ち上げやがったんだな。きっとそうだ。

その後は教室に行ってサイファーの席の端末に悪戯したり(できません)、学園祭実行委員のページを見たり。更には訓練施設で「ブリザド」を幾つかドローしつつ、帰りに「アルケオダイノス」(つよい)とエンカウントしちゃって半狂乱になりながら逃亡したり。
ごく普通の学園生活をエンジョイ中です。

無事に生き延びた後は部屋で制服にお着替えし、言われた通りに1Fロビーへ向うことになるのだが、続きはまた次回。

■第2回 バラムガーデン〜ドール電波塔前

バラムガーデン 1Fロビー

指示された1Fロビーへ向うとイベント発生。ふとももが眩しいSeeD服姿のキスティスに呼ばれたスコールだが、実地試験で一緒の班になる3人の内1人がゼル=ディンと知り、速やかにメンバー変更を要求。却下されたけど。オマエ、ヒドイヤツダナ。

このやり取りの直後、ゼルの登場ムービーが挿入されるが、これがまた微妙。
その最後の決めポーズさえ無ければ耐えられたかもしれないが。
……いや、スコール。だからって折角の握手を拒否するなっちゅーの。

ゼルの対サイファーに関するアドバイスを無視していると、キスティスの口から「サイファーが班長です」と悪夢の様な言葉が。直後、噂の御大が風神雷神を引き連れて登場した。
早速先生にナメきった口をきいたサイファーだが、逆にやり込められてしまった挙句「先生をリストに加えろ」と謎の発言まで。
このリストの正体は後に明らかになるのだけれど、とにもかくにも彼の言動が非常に子供じみているのはよく解った(ΘωΘ)

先生の説明によると、スコールの班はB班で、担当教官はキスティス。チームワークという言葉を受け「チームワークってのはな、俺に迷惑をかけないってことだ」と言い放つサイファー。寝言は寝て言え。

そうこうしている最中、今作の「シド」である「シド学園長」が登場。有り難いんだか物騒なんだか解らないお言葉も頂戴した後、ようやく試験に向けて出発となった。
ところで、学園長の言う事にゃ、ガンブレード使いはサイファーとスコールだけなんだってさ。そりゃそうだよね、常人こんな不可思議な武器は使わな(以下略)。

バラム〜バラム港

イベントの流れのままガーデンからバラムの街へと車で移動。車内ではサイファーとゼルの性格、もしくは関係を端的に表すやり取りや、スコールがゲーム冒頭に保健室で見掛けた女の子の事についてキスティスに尋ねるシーンが。……なんだ、あの時気付いてたのか、スコール。

一連の車内イベント終了後、ようやく車の運転がプレイヤーに委ねられる事になるのだが、ここはひとまず道に沿ってバラムの街へと突っ込めばOK。
フィールドを走り回る事は可能だが、降りようとすると「降りちゃマズイだろ……」セルフ突っ込みが入って降りる事は不可。要するに、しばらくフィールドを歩き回れないって事だ。折角3人パーティになったのになぁ。

街に入ると、車はそのまま自動で港へ。そこには試験地まで向う揚陸艦(たぶん)が準備されていた。
とっとと船に乗れと急かされるものの、先に船に乗ったサイファーや立ち止まってこちらを見ているキスティス&ゼルを尻目に、街の方へと駆け出すスコール。すみません、セーブさせて下さい。

余談だが、船に乗り込む前に街を散策出来はするものの、流石に街から外には出られない。出ようとしたら、外から車が突っ込んで来て、街の入口を塞いでしまうのだ。ホラーゲームみたい:(;゙゚'ω゚'):

セーブ及び魔法のドローを行ったら(港にあるケアルは船が上に乗っかって取れない)、今度こそ揚陸艦に乗り込み出航。と同時、海原を行く艦内にて女性SeeD「シュウ」による、試験の説明が始まった。シュウはキスティスの友人でもあり……ってサイファー、テーブルから足下ろせ、足!

・「実戦」において実施されるSeeD試験の今回の試験地は「ドール公国」。
・ドール公国は現在「ガルバディア軍」に侵攻されていて、市街地は既に占領済。
・公国軍は山への一時撤退を余儀なくされている。
・公国はバラムガーデンにSeeD派遣を要請し、ガーデンはSeeDをドールへと向わせる事になった。
・今回SeeD試験を受けるスコール達SeeD候補生の役割(=試験内容)は、市街地を占拠しているガルバディア兵を速やかに殲滅させる事。
・それが終了次第、SeeD達が残りのガルバディア軍を掃討する、という作戦の流れ。

一通り説明を受けた後は、ドール到着までのんびり船の旅……とはいかない様だ。
誰に話しかけるか選択肢が出たので、取り敢えずゼルを選んだら、結局はサイファーと喧嘩始めちゃうし。その上「おまえ、外の様子を見てこい」などという班長命令で外の様子を見なきゃならないし。何だよ、その「おまえ、コンビニでパン買って来い」みたいな命令は。

不満を胸に抱きつつも、サイファーの言う事を聞いておく事にしたスコールが船室を出ると、早速ムービー開始。
SeeD候補生達を乗せた幾艘もの揚陸艦がドール公国に上陸すべく海上を走る中、揚陸艦の上部ハッチを開け、ひょっこり顔を出すスコール。前方には既にドール公国が見え、上陸の時も近い。
スコールが中に戻った直後、揚陸艦は防波堤を突き破る様にしてドールの砂浜へと到着。そして瞬く間にSeeD候補生達も上陸、任務遂行のため速やかに散開するのでありました。

ドール SeeD試験

ここからが本番。まずは市街地入口にあるセーブポイントでセーブ。
いくらSeeD候補とは言え、ヒヨっ子の傭兵送り込まれちゃったドール公国は、心中穏やかじゃあ無いんじゃなかろうか。

さて、スコール達B班の役割は、市街中央部の掃討。ガルバディア兵相手に、サイファーとゼルとの3人でバトルをこなしていく。
市街地でエンカウントするガルバディア兵達は雑魚なのだが、「ファイア」「サンダー」「ブリザド」「ケアル」という基本魔法4点セットを持っているので、何はなくともドロー。

攻撃はスコールに任せ、サイファーとゼルにはがっつりドローさせ続ける。どうせなら敵が弱い内に稼げば後が楽だと思うのネ。
……が、延々ドローさせるのも次第に飽きてくるので、キリの良い所で戦闘を終わらせ中央広場へ。そんな中サイファーがふいに立ち止まったので、何事かと思いうっかり話しかけてしまった。

肝心な事だが、この戦闘は実戦であると同時にSeeD試験でもある。速やかに任務を遂行するため無駄な行動は慎まないといけない。相手が誰であれ話し掛けるのは減点対象になってしまうのだが……やっぱりこれも減点なのかしら。
まぁ、減点と言ってもSeeDランクに影響するだけで、どんなにテキトーやっててもシナリオ進行上SeeDにはちゃんとな(以下略)。
そういやこの時「楽しんでるかスコール?」とか言ってましたよ、サイファー。ハハハハ(゚∀゚)

ドール 市街中央広場

雑魚を難無く蹴散らし、中央広場に到着した3人。一通り排除できたのか、ガルバディア兵の姿は見えず、そこに居るのは犬一匹。何とも拍子抜けだ。
それでも作戦では命令が絶対。次の指示があるまでひたすら待っ……ていたら、ゼルが何やら退屈し始めた模様。ゼルはお世辞にも気が長いとは言えなさそうだが、サイファーよりはマシだろう。だが、そのゼルが退屈し始めたという事は……。

「これは犬の訓練か!?」

うわッ、サイファーがキレやがった! やっぱりだ!

サイファーが吼えた直後、何を思ったか唐突に遠吠えを始める犬。その様子に何かの気配を感じ取ったスコールとゼルが物陰に潜み様子を窺うと、ガルバディア兵達が中央広場を通り抜け、何処かへと走り去って行くではないか。
兵達が走り去った方向を見上げれば、山の頂に妙な建物があるのを発見。どうやらガルバディア兵達はそこを目指している様だ。

ここで、またしてもサイファー節炸裂。今からあの建物まで向かうと言い出した。
その命令違反っぷりに、流石のスコールもこればかりはとツッコミをかましたものの、返って来たのは「何が命令だ、お前だって本当は暴れたいクセに」といった趣旨の台詞。しかも、それが当たらずも遠からず、いや、ほぼ図星っぽいからタチが悪い。ゼルにも「同類だぜ」と呆れられる始末。

結局、唯一の良心だったゼルの反対もサイファーの挑発で易々と封じ込められてしまい、B班は建物目指して疾走する事になってしまったのだった。

余談だが、中央広場でウロウロしてサイファーにウザがられていた犬について。このコってサイファーの味方だったのだろうか。
ゼルがサイファーに蔑ろにされて怒った際、ゼルに向けて思いっきり威嚇してた様なので。

ドール 山道

我儘大将の命令により、ガルバディア兵を蹴散らしつつ山頂へと向かう一行。山道を登っている途中、負傷したドール兵を発見した。
その兵の話によれば、山頂の建物は電波塔であり、ガルバディア軍はそれが狙いらしい。だが、その電波塔も今はモンスターの巣に……という話に及んだところで突如茂みの中にガザガザと引きずり込まれるドール兵。ヒ、ヒィ!
何事!? と驚愕するのも束の間、茂みから現れた「ヘッジヴァイパー」との戦闘に突入。コイツがドール兵を襲ったらしい。
それにしても、戦闘中のサイファーの台詞「経験値を俺に回せ」って何言ってんだコラ。

ドール 山頂

そこそこ強かった「ヘッジヴァイパー」をガンブレード×2本で滅多斬りにし、先を急ぐ。山頂に到着すると、ちょっとした崖の下に電波塔が見えたので、ひとまずその場に伏せて電波塔の様子を窺ってみる。サイファー何気に内股っぽい。

ガニ股内股はともかく、暫くするとガルバディア兵の会話が聞こえて来たのだが、それによるとどうも連中は電波塔を修理しているらしい。何のためになのかは解らないが、何はともあれガルバディアの動向が掴めたし帰還するのかと思いきや……何故か始まるサイファーの自分語り(゚д゚)
自分の『夢』について言及するサイファーに対し、「は!? 夢?」というスコールのストレートなリアクションが素晴らしい。『何言ってんだコイツ!?』みたいな。

そして、呆れるやら腹が立つやらのスコール&ゼルを尻目に、崖下へと続く坂道を降り始めるサイファー。それを哀れみの目で見つめていると(私が)、今度は背後で人の気配がした。
すわ!? 敵襲!? と振り返ると……ムービ開始。「セルフィ=ティルミット」嬢の登場だ。

パンツが見えるか見えないかの瀬戸際で、一点の曇りも無い転びっぷりを見せてくれたセルフィは、以前スコールがガーデン内を案内したあの女子生徒。スコール達同様SeeD試験を受けていた彼女は、伝令役を仰せつかってスコール達を探していたらしい……って、こんな所まで一人で来たの?

さて、伝令と言うからには伝えなければならない事がある。セルフィがB班班長の所在を尋ねたところ……

「いつか聞かせてやるさ! 俺のロ〜〜〜マンティックな夢をな!」

……という、FF8で最も有名な台詞を口走りつつ電波塔へと入っていくサイファーの姿があった。
何が凄いって、「〜」が3つもある事だ。まさしく電波塔に入っていく電波(以下略)。

この直後、セルフィはサイファーを追いかけようと崖を飛び降りてしまうのだが、それに倣ってスコールに飛び降りさせると減点対象になるのだから細かい。っていうか、誰が見てんだよ、誰が。

そんなワケで減点を避けるため、サイファーが通ったらしい右回りのルートでセルフィの元へ。ルートと言ってもマップ1枚分なのだが、何故かエンカウント率が高かった。あの距離で3回もあるってどういう事だ。

電波塔前

どうにか電波塔前のセルフィの元へと到着すると、崖を飛び降りたセルフィを非難するゼル。『暴れん坊』とか言われてる割にコンサバな彼は、スコールにも「普通は飛び降りないよな?」といった同意を求めてくるのだが、選択肢によっては「チキン野郎以外なら誰でもできるんじゃないのか」なんて事をスコールが言い出す。
ゼルは当然この発言に怒るが、セルフィが駄目押しの様にチキンだのポークだのと散々ゼルを煽った挙句……スコールのこの一言で終了。

「いちいち気にするなよ、ゼル」

言 い 出 し た の は お 前 だ 。

そんなバカバカしい話を繰り広げていると、突然電波塔内から悲鳴と共に飛び出して来たガルバディア兵。咄嗟に身構えたところ、「この臆病者どもめ!」などと吼えながら出て来たのはサイファーだった。しかも、スコール達には目もくれず、直ぐに塔内に引っ込んじゃう始末。
その様はまるで「家の窓ガラスを割った野球少年を怒鳴り散らすカミナリ親父」そのものであった……。

結局、折角追いついたかと思ったサイファーはセルフィの話を聞かないまま電波塔を登ってしまい、スコール達は引き続きそれを追うハメになったところで、続きは次回。やれやれ。

ところで、セルフィ登場からサイファーが電波塔に入って行くまでの流れって、なんかシュールなものを感じる。
FF6みたく、2Dで再現してくれたら面白いのになぁ。ドット絵サイファーとか見たいです。

■第3回 ドール電波塔〜バラムガーデン

ドール 電波塔

一人先に電波塔を登ってしまったサイファーを追ってスコール達もリフトで上昇。すると画面が電波塔上部へと切り替わり、サイファーの行動でも追うのかと思いきや、登場したのは赤い(朱色?)服来たガルバディア兵だった。

このガルバディア兵の名はビックス少佐。FFシリーズでは既にお馴染みの名前であるが、ビックスが居るのだから当然ウェッジもいる。こちらは一般兵。
電波塔の修理を何故か一人でやっている少佐の元に来たウェッジの報告によれば「電波塔上層部に影が見えた」との事。が、修理に忙しい少佐はそれどころではなく、気を利かせたというか八つ当たりされるのを回避したというか、とにかくウェッジは引き続き見回りに行ってしまった。
そして、再び少佐が一人になってしまったところで下からのリフトが到着、サイファーかしらと思いきや……スコールだ。

スコール達が姿を表した直後、電波塔起動のムービー挿入。でっかいアンテナの傘が開き、何かを発信し始めた。
あからさまに怪しい状況に「何をしている!」とスコールが叫ぶと、何かを手にジリジリとリフト方面へ後退するビックス少佐。が、まるでタイミングを狙ったかの様にリフトからサイファーが登場。……何なのよ、そのスムーズな登場は(笑)。

VS ビックス
さて、このイベントの後は逆上したビックスとの戦闘。サイファーは復帰せず、引き続きセルフィを加えてのバトルだ。どうせ後からウェッジが助太刀に登場するので、それまではドローで魔法を溜め込んでおき、ウェッジが登場したら彼を集中的にボコりつつ、真のボス(笑)「エルヴィオレ」の登場を待つ。
ちょっと前にウェッジが報告した「上層部に影が」云々は、この「エルヴィオレ」の伏線だった様だ。

VS エルヴィオレ
そして迎えた「エルヴィオレ」戦。こやつはG.Fの「セイレーン」を持っているので忘れずにドローし、且つ余裕があったら「ダブル」あたりも欲しい。が、「ストームブレス」の攻撃力がちと厄介なので欲張らず、今後の展開を見越して「サンダー」を幾つか確保するに止めておいた方が無難か。

「エルヴィオレ」を退けると、手伝いもせずそっぽを向いていたサイファーに、セルフィが伝令としての任務を果たす。

「19:00に撤収。海岸に集合せよ」

……との事。この指令に、未だ暴れ足りないサイファーは不満そうだが「船に乗り遅れたくない」というスコールの説得(?)に時計を見てみれば、なんとあと30分しかないではないか。その事に気付いた途端、「走れ!!」などと叫びつつ自分だけ先にリフトで降りてしまうサイファーなのであった。「自分だけズル〜い!」とはセルフィの弁。ごもっとも。

残り30分という状況提示の通り、ここからはタイムアタック。30分以内に上陸した海岸に到着しなければならない。
ただ単に海岸に戻るだけなら楽勝な時間だが、そうは問屋が下ろすワケも無い。面倒な追跡者が用意されているのだ。

カウントダウンが始まるのは、スコール達が操作出来る様になったと同時。取り敢えずはリフトで下降し、電波塔から脱出しなければならないが、その前に「セイレーン」をジャンクションしたり念の為にセーブもしておいた方が良いだろう。

VS X-ATM092
電波塔を出た直後、上層から「X-ATM092」という自走式兵器が飛び降りて来て(ビックス少佐が起動させた)、バトル突入。「機械系には雷系」というセオリー通りに「サンダー」を連発し、上部メッセージでゼルが逃亡を提案してきたら(笑)即逃げる。
この「X-ATM092」からは「プロテス」がドロー出来るので確保しておきたい気もするが、今回はちょっと諦めよう。

その後は「X-ATM092」からモーレツに追跡されつつ海岸を目指すという展開なのだけれど、上手くやれば捕まらず=戦闘せずにゴールまで行けるらしい。が、私がそう上手く出来る筈が無い。
攻略本に記載されているトラップ的なポイント2つともに見事引っかかりましたさ。
それどころか、中央広場なんて犬に気を取られる余りダッシュするの忘れて、広場に入った途端に捕まりましたさ。
そういや、犬、ちゃんと逃がす事が出来たのかな。ピューってどっかに走って行ったから大丈夫だよね? ちゅーか、逃がしとけよサイファー!(←やつあたり)

中央広場を抜けたら後は楽々。道なりにひたすら走って行けば良い……のだが、わざわざ途中で止まっちゃったり、ムービーだと思ってたら実は操作しなきゃいけなかったりと最後まで気が抜けない。
そして気付けばスコールが一人遅れ、砂浜へと吹っ飛ばされる始末。が、この辺は既にムービーなので、コントローラ放ってスコールのピンチを鑑賞しましょう(笑)。ムービー中、スコールに迫り来る「X-ATM092」にキスティスがマシンガンを撃ち込む(揚陸艦付属のヤツね)シーンがあるのだが、実にかっちょいい。
ところで、スコール未だ乗ってねぇのに揚陸艦発進させた奴ァ誰だ! サイファーか! シュウなら許す(笑)!

それにしても。こんな感じでどうにか間に合ったから良かったけど、ビックスが「X-ATM092」を起動させるシーンの間は時計止めてて欲しかったなぁ(´・ω・`)

バラム港

さて、命からがらドールを離れたスコール達は、無事にバラム港へと帰還。すると、雷神と風神がサイファーを迎えに来ていた。あら、お迎え良かったでちゅねー、サイファーたん!
その後、キスティスから「夕方までは自由時間」と聞いてふと思ったのだが、ドールからバラムまでって結構時間かかってんのね。

バラム

サイファーが勝手に車で帰ってしまった為、スコール達は歩きでガーデンまで戻るハメになるのだが、折角だからとバラムの町を散策。ひとまずホテルに泊まった後、アイテムを買い込む。そして、バラムの街を拠点にパーティーの強化に入った。
取り敢えずは「炎の洞窟」に行って「ブエル」相手に基本攻撃魔法3種を全員100になるまでドローし、その後はバラム周辺で「ライブラ」と「ケアル」を収集。これで随分とステータスが底上げ出来た。

正直なところ、前回プレイ時にシステムを上手く理解出来ていなかった所為もあり苦手意識があったのだけれど、今回プレイしてみて、今更ながら面白味が解って来た。やり込めばやり込む程面白くなるシステムなのね。その辺については機会があったら触れたいな。

バラムガーデン

パーティ強化もほどほどにバラムガーデンヘ帰還。正門前でゼル&セルフィが離脱した。

1FロビーではC班生徒やら学園長達からガルバディア軍の行動についての情報を得る事が出来るのだが、それらによるとガルバディア軍の目的は電波塔だけだったらしい。更に『電波塔を整備し使用可能にしておく』という条件でガルバディア軍はドールから撤退してしたとのこと。

これでドール公国侵攻の件は一応の決着を見たようだが、今度は「何故今更電波塔を?」という疑問が。何故なら、この世界では17年前に世界規模の電波障害が起こって以来、電波による通信が出来ない状態だからだ。
ちなみに、通信に使用するのはオンライン、伝令、伝書チョコボ……って、伝書チョコボーっ!? それ寄越せ!(←?)

もとい。ガルバディア軍の目的を一介の学生が考えても仕方が無いので図書館がある右方面へとフラフラ向かうと、何故かサイファーが一人ポツンと立っている。何だか嫌な予感がしたので無視して通り過ぎようとしたら、「スコール!」と激しく呼び止められてしまった('A`)

未だにドールでの作戦に不満があるらしいサイファーが撤収命令にケチをつけていると、即座にキスティスから「暴れたかっただけのくせに」とツッコミ。だが、その位では負けない大将がキスティスを半人前呼ばわりした瞬間、「いい気になるんじゃないよ」と、今度はシュウによる援護射撃が炸裂した。

サイファーの態度にマジギレしたのだろう、シュウによるサイファー糾弾の手は緩まない。命令違反の責任はサイファーにあると断言し、それに対し皮肉気に反論したサイファーへ「万年SeeD候補生のサイファーくん」とトドメの一撃を放ったのだ。女の子って、こあい(笑)。

シュウの一撃が効いたのか、俯いたかと思うと小刻みに震え出すサイファー。そんな彼に学園長は懲罰確定を告げながらも「命令に従うだけの兵士にはなってほしくない」と理解を示し、更に言葉を続けようとしたものの、ガーデン教師の連絡を受け学園長室に戻ってしまった。
結局、その場に残されたのはスコール、サイファー、学園長を呼びに来たガーデン教師の3人。サイファーは無言のまま仁王立ちしていて怖いのでガーデン教師に話し掛けると「SeeDは与えられた命令以外の行動をしてはいけない」と言う。更には「ドールにも教訓になっただろう」と続き、挙句「SeeDを雇うなら金を惜しんではいけない」などとヌかしたのだ。
……なるほど、要するに「タダ働きなんてしてやらんでいい」って事か。ケッ。

バラムガーデン 教室前廊下

その後、SeeD試験参加者は教室前廊下に集合との校内放送が入ったのですっ飛んで行くと、ゼルや風神、雷神達が集まっていた。が、風神が何故か御立腹なので今度は雷神に話し掛けたら「サイファーがSeeDになれなかったらスコールのせいだ」と言っているとの通訳が。……な、何でッ!?

結局、今回SeeDになれたのはスコール、ゼル、セルフィと男子生徒一名。学園長室へと呼び出された4人に祝辞を述べる学園長だったが、話の核心に入る寸前に教官から遮られた上、勝手に話を続けられてしまった。SeeDは「商品」なんだから価値を落とす様なマネをするな云々と。ワザと邪魔しただろ、先公よぅ。

その後、SeeDの認定書を貰い学園長に耳元で囁かれたら(笑)授与式は終了、解散。再度学園長に話し掛け「バトル計」を貰う。一応教師にも話を聞いてみたら「G.F批判は無視するように!」だってさ。

SeeDになっちゃったYO! とデレデレしながら(自分が)スキップするゼルとセルフィを引き連れ教室前廊下に戻ると、いつの間にサイファーが来ていた。うわ、気まずい。ゼルも身構えてるし。
どう出るのかとサイファーを凝視していたら……あらビックリ。サイファー君たら拍手を始めたじゃあありませんか。続けて風神、雷神、そして試験に落ちた皆まで。
いや〜、ありがとありがと! と素直に喜びつつも……『何かある! 絶対何かある!』とサイファーを警戒するのでありました。

バラムガーデン スコールの部屋

ここで画面は変わり、スコールの部屋。そこにはSeeD服姿のセルフィが居た。うん、似合ってるけどスカート丈はもうちょい短い方が。ちゅーか、個人的にはSeeD服より学生服のが好きだなぁ。

で、この後パーティがあるのでスコールもSeeD服にお着替え。ちなみに、着替えた後セルフィの元に戻ると自動的にイベント進んでしまうので、セーブは着替えの前に。

■第4回 パーティ会場〜VSディアボロス

バラムガーデン パーティ会場

SeeD服に着替えたらパーティ会場へ。会場の隅でお姉さんから飲み物を貰い一人佇んでみる。ゼルやらセルフィやらが声を掛けてくれるものの、いつもの調子で無視。ゼル、また握手拒否されちったね。

すると、ここでいきなりムービー突入。ホールの天窓から流れ星が見えたので口半開きで見た後視線を戻すと、白いドレス姿の黒髪の少女と目が合った。そして、同じく流れ星を見ていたらしい少女は小さく天を指差すと、スコールの方へと近寄って来た。

ここでムービーは一旦終わり、少女とスコールの会話イベント。誰かを探しているらしい少女に逆ナンされたスコールは、強引にダンスに付き合わされるハメになり、再度ムービー突入。少女とスコールのぎこちないダンスが始まるものの、ダンスが終わって花火が打ち上がった直後、探していた誰かを見付けたらしい少女は、あっさりスコールの元から立ち去ってしまったのでありました。

本当はこの後もちょっとイベントがあってからセーブ可能になるのだが、あまりに長いので今回はここまで。なんかイベント説明だけの回になっちゃった。反省。

そうそう、書き忘れていたが、SeeDランクは7だった。内訳は「行動力:50」「判断力:100」「攻撃力:50」「心力:50」「態度:80」。態度については、途中サイファーと喋ったのがやっぱマイナスになってる模様。ちぇ。

パーティはまだまだ続く。謎の少女とのダンスイベント終了後、テラスに出てぐったりするスコール。するとキスティスせんせが登場。何故か私服。
えー、ドレスとか着ないの? ……なーんて不満を抱きつつ成り行きを見守っていると、相変わらず無愛想なスコールに、先生は「『秘密の場所』に行くから私服に着替えて訓練施設前に集合」との命令を出してきた。「秘密の場所」とは消灯時間後に生徒がこっそり会って話をする場所らしく、しかもこれは先生の「最後の命令」だって。よくわかんないけど、ラジャ。

バラムガーデン 訓練施設

私服に着替えて寮を出るとガーデン内は静まり返っていて、訓練施設以外の場所は「夜間の訓練施設以外の出入りは禁止」とか言って教師が通せんぼしている。訓練施設だけはOKというのもよくわからんけど。
で、言われた通りに訓練施設の通路に向かうと、先生と合流。そのまま施設内にある「秘密の場所」へ行く事に。

訓練施設内では、当然の様に敵とエンカウントする。イベントの流れの中でいきなり素に戻される感じなので、キスティスにG.Fを付け忘れ無いよう注意したいところ。ゼルとセルフィがドローしていた魔法も移しておく。
また、お約束の様に「アルケオダイノス」と遭遇。キスティスが「気を付けて! 手強いモンスターよ!」と叫ぶが、言われるまでもなくL2R2同時押し。こんなモン、施設に放つなよなー。

バラムガーデン 秘密の場所

命からがら「秘密の場所」に到着してみると、周囲は何だかカップルだらけ。何だよ、要するにデートスポットかよ。まぁ、傭兵養成学校ならではの場所に有りはするよね。
それにしても、ガーデンの本棟を遠くに見る事が出来るとは……訓練施設ってどんだけデカいのか。マップは狭いのに。

このイベントでは、キスティスが指導力不足で教官の資格を剥奪されたのだと告げてくる。先刻の「最後の命令」とはそういう事だったらしい。
が、他人の想いを重荷に感じるスコールはキスティスの些細な愚痴すらも聞く事を拒み、挙句「壁にでも話してろよ」などと。……君の主張も解らんでもないが、もうちょい歯に衣を着せなさいね、君は。
一方のキスティスは、あまりにもスコールらしい態度に怒る事もなく、逆に己の評価に納得すら見せる。いやいや、サイファーとスコールの担任だったってのが運の尽きだっただけですよ。お疲れさん(笑)。

「秘密の場所」でのイベントを終え、再び訓練施設を戻る。と、出入口近くまでやって来た所で、女性の悲鳴……というよりは「キシャー!」という奇声にも聞こえるのだが、キスティスが悲鳴って言ってんだから悲鳴でしょう。行くぞスコール! とばかりに悲鳴の元に掛け付けてみると、どっかで見た様な女性がでっかい蜂型モンスターに襲われているではないか。

正しく「あ〜〜れ〜〜」って感じの女性は、スコールとキスティスを見るなり「スコール! キスティ?」と叫ぶ。ん? 何で名前知ってんの? と不思議に思いつつ、スコールがガンブレードを構えたところで、戦闘開始。

VS グラナルド&ラルド
敵は「グラナルド」と「ラルド」3体。飛行型の「グラナルド」が「ラルド」を足で掴んでスコール達にぶつけてくる、というのが基本の攻撃パターンなので、余裕が無いなら「グラナルド」を先ず落とすのが楽。一方、大してダメージを食らわないのならば「ラルド」2体を先に倒し、「グラナルド」から「シェル」を、「ラルド」から「プロテス」をドローしまくるのも良し。どのみちそこまで強くない。

戦闘に勝利すると、何処からともなく現れた白い服を着た兵士の様な風貌の青年2人が登場。「ここは危険です」と言いつつスコール達に小さく一礼し、女性を連れて行ってしまった。キスティスも女性の事は知らないみたいだし……何だったんだ、一体。

バラムガーデン 通路

施設前通路でキスティスと別れ学生寮に戻ろうとすると、寮棟へと続く連結通路でゼルが待っていた。未だSeeD服のままスコールを散々探していたらしい彼が言うに、SeeDになったので、部屋が相部屋から個室に変更になったとの事。
それを教えるためにわざわざ待っててくれたのか。すまんねぇ……って、礼ぐらい言えよスコール……。

バラムガーデン スコールの部屋

ゼルが教えてくれた通り、部屋は広めの個室に変更になっていた。何はともあれセーブし、本日は就寝。朝が来ればSeeDとしての生活が始まるのです。
……そういや、ゲーム内の時間だと、ここまででも未だ2日しか経過してなくないか(笑)?

翌朝になると、いきなりセルフィがドアの向こうで声を掛けてきた。どうやら早速初任務らしく「ティンバー」へと向かうので私服でカードリーダー前に集合だってさ。
……私服って、スコール、今の服とSeeD服と学生服しか持ってないんですよ。

バラムガーデン カードリーダー前

さて、初任務の内容はと言うと「ティンバー」に赴き、ある組織の手伝いをする事。先ずはティンバー駅で組織のメンバーと接触しなければならない。その際の合言葉も教えて貰った。
メンバーはスコール、ゼル、セルフィの3人だけで、その事に不安を感じたらしいゼルが説明役である教師に問うと、「この任務は極めて低料金で引き受けている」だって。ケッ、この拝金主義が。

ちなみにこの時、学園長が「魔法のランプ」をくれる。呪われたアイテムだが力のある者が使えば大きな助けになるんだって。何でそんな物騒なものを、しかも唐突に。

初任務の詳細を聞いたら、いざ行かんバラムの街へ。バラムの駅から鉄道でティンバーへと向かうのだ……が。
実際はまだまだガーデンでやりたい事があるので、初任務そっちのけでガーデン内へと引き返す事にする(笑)。

真っ先に向かったのは訓練施設。ここで恒例の「グラット」狩りを行いG.FのAPを稼ぎつつ「スリプル」と「サイレス」を全員+キスティス分稼ぐ。
結果、G.F「ケツ(略)」の「HPJ」のお陰でセルフィのHPが野郎2人より高くなってしまった。ケアル×100って凄いなぁ。

訓練施設での作業が終わったら、お次はカード収集。今のうち、ガーデンで入手出来るレアカードを全て取っておく。
取り敢えずその辺の生徒を襲って枚数を増やしたら、丁度通りかかったランニング小僧を捕まえ、運良く一回で「コモーグリ」ゲット。続けてカドワキ先生と連戦し、目ぼしいカードを気が済むまで奪う。それが済んだら適当な「トゥリープ教官FC」のメンバーを捕まえてキスティスのカードをゲットし、ガーデン3Fの学園長室に行ってサイファーのカードを入手。

個人的に大変だったのはサイファーのカードだった。学園長が強いわけではなくて、全然サイファーのカード使ってこないでやんの。10回目程で漸く出て来た記憶がある。まぁ、その分他のカードを稼げたので良しとはするが。

ガーデンでのカード回収が終わったら、今度は「炎の洞窟」に向い「ブエル」相手に魔法三種を全員分ドロー。その後は漸くバラム入りし、またしてもカード三昧。今度はゼルの母ちゃんからゼルのカードをゲットなのです。

これで現在取れるレアカードは一通り揃えた筈。現時点での愛用カードは「キスティス」「イフリート」「モルボル」「エルノーイル」「ウェンディゴ」の5枚。この5枚で大抵の勝負は切り抜けられる。もし負けたらソフトリセットすればいいし。

カードも散々遊び尽くし、いい加減シナリオを先に進めないとマズいって事で、今度こそバラム駅に……行く前に! 肝心な事思い出した!
もう1回だけ待って! 学園長から貰った「魔法のランプ」、今の内に使っとくから!

VS ディアボロス
「魔法のランプ」をアイテムで使用してみたところ(擦ったのだろうか)、出現したのは「ディアボロス」。一瞬にして素敵暗黒空間に拉致られてのバトルになる。
コイツの攻撃パターンは殴りに加え「グラビデ」「グラビジャ」(「ケアルガ」もあるが使用に条件があるので今回は無視)。単体攻撃である「グラビデ」や殴りは大して問題無いのだが、脅威なのは「グラビジャ」で全員HPがっつり削られた上での殴り攻撃。私の場合必ずそのコンボでゼルが戦闘不能になった。回復が追いつかないの。

実はそれが気に入らなくて1回やり直したのだけれど、2回目はもう面倒になって戦闘不能のゼル放置の上、スコールの特殊技で削りまくってたらどうにか勝てた。なんだぁ、どのみち経験値入らないんなら1回目やり直さなきゃ良かったなぁ。

そんなワケで「ディアボロス」を力でねじ伏せた結果、新たにG.Fの仲間入り。
次回はちゃんとティンバー行くからね! ……などと予告したところで今回はおしまいおしまいー。

■第5回 バラム〜大統領専用列車

バラム

ティンバーへ向かうためバラムへ。以前も書いたがここはゼルのホームタウンなので、ゼル絡みのサブイベントがちょこちょこある。
中でも笑えるのが「熱血けんすい伝説」(看板にぶら下って100回懸垂をやった)。バラムで知らない人はいないらしい『偉大な伝説』(整備工の新弟子・談)に対するセルフィの「あたし、キミのことやっぱりわかんないや!」という台詞が印象深い。お前が言うな(笑)。

一方、ちょっと気になる発言も。ゼルは母親との会話の際、任務の事は口にせず「野外授業」と言っている。バラムに住んでいる以上SeeDがどんなものであるかを知らないという事は無いだろうから、ゼルなりに心配を掛けまいとしているのか。でも、ゼルがSeeDになった事を母親が知らないとは思えないんだけどなぁ。街のオバちゃん達まで知ってたんだから。

大陸横断鉄道

さて、バラムでやる事をやり終えたら3000ギル払ってティンバー行きの大陸横断鉄道に乗り込む。バラムは島国なので途中は海底トンネルを通るのがスゲー。

列車の中では、各々(スコール以外)がくつろぎタイム。乗り物好きだというセルフィはずっと窓の外を眺めてるし、ゼルは客室のソファでボヨンボヨンしている。一方、スコールが相変わらずの俯き加減でソファに腰掛けたところ、ゼルが目的地である「ティンバー」についての説明をしてくれた……というより、聞いてくれと懇願されたので聞いてあげた(笑)。

ゼル情報によると、森林に囲まれた街「ティンバー」はもともとは国家だったが、18年前に「ガルバディア」から占領され、現在では「ガルバディア領」になっているらしい。で、そういった事情から国内には大小様々なレジスタンス組織が存在しているんだそうです。

ゼルの薀蓄披露が終わると、今まで通路の窓から外を眺めていたセルフィがスタスタと客室へと入って来た。眠い、と訴えてくる様は子供の様で可愛い……とか思ってたら、セルフィに続きゼルまでもが睡魔に襲われ、最終的にはスコールも毒電波を受信し(笑)、思い切り床に倒れ込んでしまった。セルフィとゼルはちゃんとソファなのに。

実は、ここで一旦スコール編は中断し、「ラグナ」編へと移行する。
そういやFF8発売以前、スコールとラグナを挙げて「FF8は主人公が2人!」と触れ込んでいるのを見た記憶があるが……違うだろ、やっぱり。

ラグナ編

ラグナ編では、スコール→ラグナ、セルフィ→ウォード、ゼル→キロスと、それぞれがそれぞれの意識の中に潜り込んだ状態になっている(G.Fと魔法もそのまま移行)。何故そんな状況に陥ったのかさっぱり解らないので画面には時折「(?)」が飛び交うが、暫くすると、様子を見る事にしたのか傍観の姿勢に。流石SeeD(笑)。

ラグナ編でも当然戦闘があるが、やけにインパクトがある演出。ラグナは比較的普通だが、キロスは兵士(この時の3人はガルバディア兵)というよりはアサシンの構えだし、ウォードに至っては鯨でも捕るんですかっちゅーぐらいデカい銛をブン投げ、しかも拾いに行ってしまう。……好きです、こういうの。
あと、BGMが何だかヘンテコユーロビートで妙に時代を感じた。

デリングシティ

そんなこんなでティンバーの森を脱出した3人が到着したのは「ガルバディア」の首都「デリングシティ」。乗ってた車を道のド真ん中で駐車するラグナ→「こんな所で止めるのかよ!」というウォードのツッコミ→案の定、車後方はダンゴ状態……と、こういった流れも大好きだ。多分、移動可能なマップの制限が目的だと思うのだが、確認してないからわかんないや(なら書くな)。

この後は成り行きに従いホテルへ。ホテルのバーにて、でラグナが惚れ込んでいるピアニスト、「ジュリア」とのイベントに突入する訳だが、ラグナの言動にいちいち突っ込んでいるスコールが律儀だ。
ちなみに、ラグナ達も一応は『違和感』としてスコール達の存在を感じ取ってはいるらしい。特にラグナなんてスコールの突っ込みに「だまれ黙れダマレ!」なんて電波スレスレのリアクションを返す(笑)。

結局、このラグナ編ではジュリアとラグナが超短時間で急接近した直後、ラグナに召集命令がかかってしまう……という展開を見せただけで終了。イベントだけをずっと見せ続けられる感じで些か拍子抜けなカンジなのだが、取り敢えずはここでスコール編に戻る事になる。

スコール編

「目覚めれば セルフィのぱんつ 見える位置」

……と一句詠みたくなる様な場所に横たわった状態で、スコ編再開。
セルフィもゼルも目覚めてるんなら、ソファにぐらい上げておあげなさいな。

ぱんつはともかく、不思議な夢を見たものだと思ってたら、何とセルフィやゼルもまったく同じ夢を見たらしい。……が、解らないものを考えていてもしょーがない、という事で、一行はいよいよティンバーの地に降り立つ事となったのでした。

ティンバー

ティンバー到着。駅でクライアントと接触し、合言葉を言うのだが、ここは合言葉を間違えた方が笑える展開になる。が、今回はちょっと手早くいきたかったので正解を。

森のフクロウ アジト

クライアントの正体は「森のフクロウ」というレジスタンス組織。列車をアジトにしていて、なかなか本格的……に見えたが、メンバーがどうにも頼りない。その上、早速言い付けられた仕事は、アジトの奥で寝ている女性メンバーを起こす事ときたもんだ。

でも、クライアントはクライアント。取り敢えず組織のリーダーである「ゾーン」を威圧しつつ、言われた通りに女性の部屋へと向かうと、そこに居たのはSeeD就任パーティの際にダンスの相手をさせられた少女だった。

SeeDの来訪に喜びまくりの彼女の名は「リノア」。組織の紅一点っぽい。
スコール達が来た事に対し、大袈裟と思える程に彼女が喜んだのには訳があった。ずっとSeeD派遣をガーデンに依頼していたのだが、全く相手にされていなかったらしいのだ。
が、幸か不幸か(笑)サイファーと知り合いだったため、パーティの日に直接ガーデンを訪れ、彼の伝手でシド学園長を紹介して貰ったのだという。
ところでスコール、さっきゾーンとの握手は無視したクセに、何でリノアとはスムーズに握手してんだよ(´・ω・`)

リノアと彼女の愛犬「アンジェロ」(かわいい)の紹介が終わったら、早速スコール達を交えての作戦会議。内容を要約すると、独裁者として悪名高いガルバディア大統領が列車でティンバー入りするというので、大掛かりな小細工をやって大統領を拉致る、というものだった。

その作戦においてスコール達がやるべき事は、先ず大統領専用列車(の屋根)に飛び移り、護衛車輌のセンサーに気を付けながら屋根伝いに移動。そして、車輌の切り離し作業を行うこと2回。
以上の作業を5分以内に完了させなければならない。早い話がタイムアタック式のミニゲームイベントって事だ。

それらの作業の結果何が起こるのかと言うと、先に書いた通り「ガルバディア大統領を車輌ごと拉致」出来てしまう。
そしてその後は、改めて大統領にティンバーの解放を要求するというワケだ。

大統領専用列車

会議が終わったら、しっかりセーブしていざ作戦開始。かなりの速さで走る列車の屋根に平然と乗っているリノアの指示に従い、先ずは1つ目の護衛車輌の上を通過する。

実はここ、会議の際は「2種類のセンサーに気を付けて進め」という事になっていたのだが、本番ではセンサーが壊れてしまい平然と通り抜ける事が出来てしまう。この点は車中から漏れてくる兵士2人の心の声(笑)を読まないと気付き難いのだが、会議では念入りに説明していたトラップだっただけに「足止めのためのフェイクだったのか」と思う一方、「省いたの? ねぇ、省いたの?」と作り手側の事情まで想いを馳せたりなんかしちゃったりして。

結局、こなす作業は車輌の切り離しのみになったが、これはそこまで難しくない。落ち着いてやれば結構余裕を持って作業出来るし、失敗したところで選択肢次第では再びやり直せるので(度が過ぎるとSeeDランク落ちるけど)、胸を借りるつもりでGO。誰の胸だよ。

5分以内に作業を終えたら無事に大統領の拉致成功。一旦アジト車輌に戻ってセーブし、いよいよ大統領との面会。
準備はOKかな? とメニュー画面開けて確認たら、なんとセルフィとゼルのG.Fが外れちゃってるよオイ。良かった、確認しといてホントに良かった……。

余談だが、この辺りで「森のフクロウ」メンバーの一人からゾーンとワッツの父親に関する話を聞く事が出来るのだが……いくら志が高くても、肝心な時にSeeD任せの及び腰っちゅーのはどうかと思うよ。正直。

さて、リノアに付き従う様にして大統領専用車輌に入ると、当然大統領が座っていた。が、言動があからさまにおかしいというか愉快というか。
それもその筈、リノア達が拉致したこの大統領は影武者だったのだ。つまり「森のフクロウ」の計画はバレバレもいいトコだった、という話。

そんなワケで突入した偽大統領戦。最初は人型だが、ある程度ダメージを与えると正体を表す。
「ナムタル・ウトク」という何処からどう見てもアンデッドなモンスターなので、取り敢えず「禁・蘇生アイテム使用」をルール設定し(笑)、戦闘開始。

VS ナムタル・ウトク
このアンデッドからドロー可能な魔法は「ゾンビー」「エスナ」「ダブル」「バーサク」。この時点では「エスナ」は結構な貴重品なので、全員目の色を変えてドローする。敵は「酸」や「バーサク」を使ってステータス異常を狙って来るが、そんなモン「エスナ」を解放すりゃあ問題無しなので、攻撃そっちのけで「エスナ」三昧。
が、全員50前後貯めたところで飽きて来たので、攻撃orファイアに切り替え、最後の最後にゃゼルに「イフリート」を使わせて焼き殺しましたとさ。むごい。

偽大統領を撃破したところで、続きはまた次回。

■第6回 ティンバー〜「森のキツネ」首領宅

ティンバー

はて、本物の大統領は一体何処へ……と参っていたら、本物はティンバーの放送局へ向かったという情報Get。そこで組織は新たな作戦を練るべくSeeDそっちのけで会議を始めるが、良く言えば臨機応変、悪く言えば行き当たりばったりの彼等に一抹の不安を感じたスコールは、ガーデンとの契約書を見せるよう要求した。

リノアから奪い取るように見た契約書は、甲だの乙だのと解り難く、リノア達もよく理解出来ていない模様。が、シド学園長はそれを見越していたようで、非常に解り易い手紙も用意してあった。
それによると、スコール達の任務期間はなんとティンバーが独立するまで。更にはSeeD3人の身に何かがあっても補充のSeeDは派遣出来ないとなっているではないか。お、おのれ学園長! 優しい顔してアンタは鬼だ! 鬼野郎だッ!

あまりの内容に苦悩するSeeDを尻目に、リノアは放送局潜入メンバーを選べと迫る。ええと、後の事を考えると極力リノアを育てといた方が良いから、ここはゼルとリノアを連れて行くとすっか。

余談だが、会議室のホワイトボードにはガルバディア大統領こと「デリング」についての記事が。彼は第2次魔女戦争終結後に大統領に就任し、国民の支持を得るためティンバーを制圧、占領した(ワッツ達の父親が死んだのはこの時?)。その後、莫大な税金を注ぎ込み反政府者収容施設「D地区収容所」を建設したせいで国民の支持率が低下するも、反政府者の収容所連行をチラつかせる事により回復させてしまった。要するに、恐怖政治ってヤツだね。

さて、メンバーを決めたらガルバディア兵で溢れる(=エンカウントする)ティンバーの街に出て放送局を目指す。が、色々と面白いモノを見る事が出来るので、暫くはリノアのLV上げ&魔法のストックを兼ねて街を徘徊。
個人的に好きだったのは「ティンバーマニアックス」編集長の長話に対するスコールの(心の声での)ツッコミ。この少年は実に後ろ向きな思春期絶好調なのだなぁ、と再確認させられる。

そしてもう1つは、2階建ての民家の子供達。窓から裏路地を覗くと子供の一人から見物料を請求されそうになるのだが、その辺のやり取りが可愛いでやんの。結局請求は母親に阻止されるのだが10Gぐらいなら払ってやってもイイのになぁ、と思いましたよ。まる。

一通り街を探索したら、パブから裏路地に出て放送局へと続く長い階段を登る。途中にある街頭TVは黒画面に赤い文字(アルファベット)が羅列していて実に気味が悪いのだが、スコールによればこれが電波障害の症状らしい。が、そんなモノ今はどうでもいいので先を急ごうとすると、「大統領がスタジオ入りし警備が半端でなくなったので突入は無理になった」とワッツからの情報が。

この報告に「突入が無理ならば作戦変更しよう」と言い出すリノアに対し、「どんなに無茶であろうが、命令ならばそれに従うので自分達の事は気にするな」と返事をするスコール&ゼル。それはSeeDである2人がとうの昔に腹を括っているが故の言葉だったが、それが理解出来なかったリノアは、よりにもよって「格好悪い」だの「命令に従うだけなんて楽な人生」だの言ってしまったからさぁ大変(笑)。スコールが静かにブチ切れてしまい(そりゃ、怒るよな)、今まで腹に溜め込んでいた鬱憤を吐き出しちゃった。

スコールによってレジンスタンス活動に対する真剣さを疑われたリノアは、意気消沈しつつも作戦中止を決定。そして活動は本気でやっているのだと切々と訴えていると、突然街頭TVのノイズが消え、スタジオ内らしき映像が映し出された。

画面の中で始まったのはガルバディア『終身』大統領、デリングの演説。彼曰く「各国指導者の皆さん、世界中の紛争を終わらせるためにガルバディアとお話しましょう。但し、相手は私ではなく我が国の大使です。今、その大使を紹介しますネ」(超意訳)、とのこと。
そして、大統領が「大使は魔女」という言葉口にしたその時。
何者かがスタジオ内に乱入したかと思うと、大暴れしつつ大統領を羽交い絞め…………って、うわ! あれってサイファーじゃん!

一体何がどうなっておるのだと口を半開きにしてTVに見入っていると、キスティス先生まで登場。おいおい2人でコンビでも組んだのかよ、と思ってたらどうも様子がおかしい。大統領を助けようと群がってくる兵士を制止した先生が「むやみに近付くな」だの「彼を刺激するだけなのがわからないの」などと叫んでいる。まるで脱走したイノシシの捕獲だ(笑)。

そのうち「彼は山に食べ物が無くって人里に降りて来たの」とか言わないかなぁ、な〜んて思いつつTVを鑑賞していたら、狼狽&困惑しきったゼルから「どうする?」との問いが。……どうするも何も、自分達の雇い主は「森のフクロウ」だから、と無関係を決め込……もうとすると。

まるでスコールの考えなどお見通しだと言わんばかりに「ティンバー班! 許可は得てるからこのバカをどーにかするの手伝え!」(意訳再び)と画面の中のキスティスが呼び掛けてきたのでありました。……チッ。

ティンバー TV局

キスティスからの応援要請を受け、TV局のスタジオへ駆け込むスコール達。その中では、街頭TVで見たものと同じ光景が広がっていた。
「なにしてるんだ、あんた」というプレイヤーの心情を代弁してくれたようなスコールの問いに「見りゃわかるだろうが!」と答えるサイファー。……わからんから聞いてんだ!

「こいつ(大統領)をどうする計画なんだ」という台詞から察するに、どうやらサイファーはリノア達の計画の内容を知っているらしい。その上で、本来ならば大統領を拉致した後どうするつもりだったのかを聞いているのだろう。……って事は、拉致計画が失敗に終わっていた事を知っていたか、もしくはリノア達が拉致しようとしているのが偽者だと見抜いてたのね、この小僧。

キスティスが言うに、サイファーは一暴れしてガーデンの懲罰室から脱走したのだという。リノアの計画を手助けするためなのだろう。
だがそれはスコール達の仕事であり、サイファーの脱走は決して許されるものではない。だからキスティスはサイファーを拘束するために追って来たのだが……勢い余ったゼルが、サイファーや自分達の所属を特定出来てしまうような事を口走ってしまった。しかも公共電波に乗った状態でだ。

ゼルのポカで退くに退けない状態に陥ったサイファーは、スコール達に皮肉を投げてジリジリと後退、奥の部屋へ。それを追ったスコール達が見たものは、サイファーの側へと静かに歩み寄って来る謎の女性の姿だった。

何だか妖しい色の光が満ちる中、大統領を解放したサイファーは(大統領は逃亡)、女性の言葉に誘われるまま、何かに操られているかのような足取りでスコール達の前から姿を消してしまう。
その直前、スコール達に向けてガンブレードを掲げた手をぶんぶん振っているように見えたのは見間違いだろうか。バイバイ、って感じで。

その後、リノアの手引きでTV局を脱出し「森のフクロウ」のアジトがガルバディア軍に発見された事を知らされる。そして、リノアはクライアントの命令として「自分を安全な場所まで連れ出せ」と言うのだが……内容はともかくとして、物言いがなんか腹立つ。「命令で〜す」「依頼で〜す」って、少しは空気読めッ。

ティンバー 「森のキツネ」首領宅

取り敢えず匿って貰ったのはレジスタンス組織「森のキツネ」の首領宅。実はこの家、10G請求する子供が居た家で、しかも首領というのはその子供を叱りつけていたあのお母さんだった。
それはさておき、匿って貰っている最中にサイファーの話になったが、それをまとめるとこんな感じ。

リノア、以前からサイファーに計画の事を相談する

(サイファーSeeD試験不合格&懲罰室行き)

スコール達ティンバー派遣

それを知ったサイファー、派遣人数が少なすぎる&新人SeeDかよ!と激怒

サイファー大暴れ&懲罰室脱走&大統領襲撃

現在に至る

サイファーが死んだ可能性をあっさりと告げるスコールと、サイファーの身を案じている(同情してるだけ?)のリノアの間でまたもやすれ違いが発生していると、「常駐軍以外のガルバディア兵が引き上げたのでティンバーを脱出するなら今」との情報が。そこでガーデンの関係者心得(校則みたいなモノか)に従い、ティンバーから一番近い「ガルバディアガーデン」を目指す事になった。

さて、シナリオの流れでは、ティンバーからは列車で脱出するのが自然なのだが、実は徒歩でも脱出可能。と、いう事で、パーティの強化を兼ねて徒歩で出る事に。
別に天邪鬼なワケじゃないの。「森のキツネ」の首領が「まさか……ないとは思うけど……もし、歩いて行くなら」とか言ったからね。じゃあ歩いてやろうじゃねぇか、って事で。確かFF2プレイした時も似たような事やった気がする。

そんなワケで、ゾーンからパスを貰った後、徒歩で街を脱出。ぶっちゃけこれだとゾーンが自分のパスを先生に譲ってくれた意味が無くなってしまうので、彼には相当申し訳無いのだが……。
出発する列車の汽笛をBGMに街を出た一行、首領の言う通りに歩いていたら線路が終わってしまった。ん、じゃあここから西の方の森へ……って、行き止まりじゃねぇか! 畜生、罠か!

おのれ首領、謀りおったな! と、ティンバーへ報復の旅に出ようと踵を返し線路方面へ戻ったところ、前方に建物のようなもの発見。おお! ガーデンはあっちだったのか! と喜び勇んで飛び込んだスコール達の目に入って来たのは……「ドール」の街並なのでありました。あれ?

ここまでやっといてナンですが、ティンバーから徒歩で「学園東駅」目指すのは正直おススメしない。前述の「ゾーンに対する罪悪感」もさる事ながら(笑)、実際歩いてみれば解るが、ティンバーから東駅までは大した距離でもないし、徒歩を選んでしまうと列車内で見る事が出来るイベントがまるまるカットされてしまうからだ。
徒歩だけならば列車を降りた後でも存分に堪能する事が出来るので、ここで歩くのは勿体無い。
それでも歩く場合、場所によっては「コカトリス」がたまーに出るので注意。

■第7回 ドール〜ガルバディアガーデン

ドール

ガルバディアガーデンに行くはずが、着いた所はドール。まちがえちった(∀`*)ゞ
何故こんな事に……と思いつつも(歩いたからだ)足はしっかりとパブへ。ここの2階に居るオーナーが「セイレーン」のカードを所持しているのだ。

ティンバーで「セイム」ルールを吸収(?)していたせいで、ここでのルールは「ランダムハンド+セイム+エレメンタル」。しかも所持カードを未整理だったせいで「レッドマウス」のカードが2枚も出てしまい一時は敗北を覚悟したのだが、オーナーの思考ルーチンがおバカちゃんだったのかどうにか勝利。但し「セイレーン」出してきやがりませんでしたが。

その後オーナーのプライベートルームに招かれたので遠慮なくその辺のモノを弄っていたら、オーナーの奥さん(カードの猛者だった)は5年前、溺れた一人娘を助けた際に死んじゃったらしい。……そうなんですか。それはさぞ辛かったでしょうね。でも勝負は勝負ですから……って事で「セイレーン」出すまで執拗にゲームを仕掛け続けたスコールは鬼畜生です。

鬼になった甲斐有り「セイレーン」をゲット。その後ドール〜ティンバー間を彷徨いつつキャラやG.Fを鍛錬しつつ、飽きてきたら「オーベール湖」でハミングしたり石を投げたり、サルに石を投げて「ラントル」とか書いてある謎の石拾ったり。また、スコールに「しのせんこく」付けてエンカウントするモンスターに片っ端から死を宣告したり、「ハウリザード」狩り過ぎてネジが100個になっていたので少し売ったり。
おそらくドールでは「最近頻繁にネジを20〜30個売りにくる若者がいる」と噂になっている事でしょう。

学園東駅の西方の森

買取拒否される程にネジを売ったら(ありえません)、いよいよ本題に戻る。「ガルバディアガーデン」に向かうべく、「学園東駅」の西にある森に入ると、イベント発生。

自分の失言が原因でバラムガーデンが窮地に陥ってしまったと責任を感じるゼルに対し、スコールは相変わらず冷淡……というか超現実的。そして、そんなスコールの態度にリノアが抗議していると、突然、スコール、キスティス、セルフィがその場に倒れ込んでしまった。また「ラグナ達の世界」に行ってしまったのだ。
で、ここでちょっと思ったのだが、スコール、キスティスはタイミング的に仕方無いとして、セルフィが倒れるのはギリギリ受け止める事が出来たのではないでしょうか。ゼル君よ(笑)。

ラグナ編

さて、ラグナ編。今回は山道の様な所からスタート。会話を進めつつつ先に進むと、何やら工事現場っぽい場所に出た。ラグナ達は偵察のためにここに来たらしいが、現場には何故か「エスタ」の兵士が出現。バトルを繰り返しながら奥へ奥へと進む。

ここでは「エスタ兵」から「ファイラ」を、そして「ゲスパー」から「シェル」「プロテス」をひたすらドロー。勿論3人分だ。
また、武器改造の原料となる「鉄パイプ」を入手するため、「インビシブル」を襲撃。カード化させる。……大体「インビシブル」って棒状の足が4本あるんだから「鉄パイプ」もカード1枚につき4本とかにしてくれりゃあいいのに。

心ゆくまでドローしまくり、トラップを(結果的に)作動させつつセーブポイントのある奥へと進む。
そして、あと数歩でセーブポイントに到達……というところで、いきなり家のブレーカーが落ちやがりまして、ドローに費やした時間が泡となって消えましたさ。
…………かーちゃんのアホーっ!

そんなアクシデントにもめげず「学園東駅」西の森に入るところからやり直し、今度は無事セーブポイント到達。
勿論、前回の通りドローしまくったし「インビシブル」も狩った。小一時間要したが屁でも無いわ!(←やせがまん)

ちなみに「インビシブル」のカードだけなら、バラムガーデン内でのカード勝負で入手出来た気がする(初任務でティンバーに向かうまで)。学園長あたりがカモかな。……まぁ、私はレアカードだけ回収してとっととティンバー行っちゃったもんだから、今こうしてせんでもいい苦労を。

さて、謎の遺跡の奥に向かうとそこは断崖絶壁。エスタ兵から逃げ延びたと思ったら実は追い詰められていたのだ。
オマケに、エスタ兵との戦闘は楽勝である筈が、奴等が死に際にキロス&ウォードのHPを1にする小賢しい技使用。強引に『瀕死』に持ち込みやがりました。

結局、逃げ場を失ったラグナは、イチかバチかで断崖の遥か下に広がる海へとダイヴする事を決意。重傷を負って息も絶え絶えのキロスとウォードを海に放り込(んだ様に見えた)み、自らも身を躍らせるのでありました。

まとめとしては、このラグナ編もそう長くはないので、ドローやカード変化など、やれそうな事はやっといた方があとあと便利かも。「ゲスパー」のカードはキスティスの青魔法の材料(?)となる「ブラックホール」に変化するし「インビシブル」のカードは「鉄(以下略)。

スコール編

スコール編へと戻ったら、気を取り直して森を抜ける。と、すぐ近くに「ガルバディアガーデン」を発見した。へー、こんな荒野のど真ん中にお作りですか。

が、そう簡単にシナリオを進めるのもつまらんので、何も見なかったかの様にドールに帰還。「着いたら皆の武器を改造するんだ〜♪」と足取り軽く向かっていたら、途中エンカウントした「ウェンディゴ」から鉄パイプ2本入手。
……ええと、ラグナ編で、必死に「インビシブル」にエンカウントするのを待ち続けたあの時間は無駄って事か。無駄って事なのかッ!

ドール

鉄パイプに翻弄される人生を送りつつ、ドールに帰還。ジャンク屋で「キアストレート」「マーベリック」に改造。これで当分鉄パイプの呪縛から解放されるぞー。
ところで、なんでスコールだけ命中率が素で最高値なのだ。現時点で「命中J」を持っているG.Fは「ディアボロス」だけなので、奴をスコールに憑かせたのは失敗だったか。攻略本を見る限りでは「命中J」を覚えさせるアイテムは無いらしいので、現時点では全員に「命中J」を付けるのは無理っぽい。ううむ。

ガルバディアガーデン

武器改造してスッキリしたら、いよいよガルバディアガーデンへ。ムービーからも解るが、軍事色の強いガーデンらしく規律も厳しそうだ。その静けさに「……いいところだ」と言い切ったスコールは何だかジジむさい。

このガーデンの事をある程度知っているというキスティスに手続きを任せ、スコール達は校内を徘徊。この時パーティに入れていなかったゼルは1Fロビーを走り回っていた。楽しそうで何より。

暫くすると「2F応接室で待て」と放送が入るのでそれに従うと、キスティスが戻って来た。彼女が言うに、ティンバーでの大統領襲撃は犯人……即ちサイファーの単独行動と判断され「バラムガーデンの責任は問わない」とガルバディア政府からの通達があったらしい。更に、サイファーは即裁判にかけられ、既に刑も執行されたとの事。

一口に「刑」と言っても尻百叩きとか罰金とか色々あると思うのだが、何故か皆ナチュラルに死刑認定。まぁ、キスティスが否定しない所を見ると彼女は「死刑」とはっきり聞いたのだろう。……ああ、おかしい人を亡くしてしまったなぁ、と場は一気にお通夜ムードに突入。各々が故人について語り始めるあたりが本当に通夜だ。特にキスティスのは生々しいと思うの(゚ω゚;)

更に、リノアがサイファーとの甘酸っぱく切ない一夏の想い出を呟いたりしている一方、スコールは心の内でモーレツにお喋り。早くも過去形で語られ始めたサイファーと自分を置き換え、「死後、こんな風に過去形で語られるのなんて御免だ」という結論に到達。そればかりか、突如「俺はイヤだからな!」「俺は過去形にされるのはごめんだからな!」と叫び応接室を飛び出してしまった。ここは笑うところなのか。
最初の叫びの直後「な、なんだよ」とビビったゼルの気持ちがよく解る。今まで黙ってたかと思ったらいきなり怒り出すんだもん。どこの情緒不安定君なんだよ。

■第8回 ガルバディアガーデン〜名も無き王の墓

ガルバディアガーデン

青春ドラマさながらに応接室を飛び出してはみたものの、どうなるものでもない。頭を冷やすためにガーデン内をウロウロしていると、1F階段を降りたところで腕立伏せをしている学生達を発見した。
おやご苦労な事で……って、あれ? 一番奥にいるのってゼルじゃん。「うぉぉぉぉおおおおお」と咆哮しながら頑張っておられました。熱血腕立て伝説かよ。いつの間にここに来たのか、なんて事は言わないように。

体育会系は放っておく事にしてホールの方へと向かおうとすると、またしても何処かで見た姿が。今度は雷神&風神に遭遇した。
学園長の指示でスコール達に新しい命令を持って来たのだという二人。ティンバー行きの列車が止まっていたため取り敢えずここを訪れ「このガーデンの偉い人」(雷神・談)に命令を渡したらしい。相変わらず普段通りの彼等だったが、サイファーが処刑されたと聞くや否や「サイファーが死んでる訳ないからガルバディアに探しに行く」ってな感じの無茶苦茶な理由を告げ、あっと言う間に姿を消してしまった。

その後、校内放送に従いゲート前で残りのメンバーと合流し、正門前で「ガルバディアガーデン」のマスターから新たな命令を聞く事に。
ガ(略)ガーデンのマスターの説明は大体以下の様なものであった。

魔女を「平和使節」としているガルバディア政府だが、その実、魔女の力を盾に各国を脅迫し、最終的に世界の覇権を握ろうと目論んでいる事は見え見え。事実、ガ(略)ガーデンはガーデンを魔女の本拠地にするという通達を受けてしまっている。
だがしかし、そんな事態はガーデンの、そして世界の皆々様方の平和を守るためには絶対にあってはならない事なので、今ここでガ(略)ガーデンが以前から計画していた、そして今回シド学園長が命令してきたという作戦を実行に移すからね! 移しちゃうからね! ……というワケだ。

一通りの説明の後、お約束の如く「質問は?」と言うマスター。いや、質問も何も具体的に何すんのさ……と思ってたら、プレイヤーを差し置いて(笑)命令書を確認したスコールが、「命令書には『狙撃』って書いてあるとばってん、おぃ達の中にそがん事出来るとはおらんとばってんが……」と質問。するとマスターは「そいは心配せんちゃよか。おぃ達ンところから良か狙撃手ば出すけん」と告げ、一人の少年を呼んだ。

ここでムービーが挿入され、登場したのは「アーヴァイン=キニアス」。テンガロンハット(たぶん)を小粋に被った長身のガンマンだ。言動共に優男なのだが、取り敢えず「BANG!」ってのさえ止めてくれれば文句は言いません。はい。

アーヴァインが仲間になったところで、スコールから改めて命令の発表。その内容はなんと「魔女の暗殺」というものだった。
その手段は、遠距離からの狙撃。狙撃自体はアーヴァインの仕事でスコール達はそのサポート役となる。んで、もし狙撃に失敗したらそのまま魔女とガチンコ勝負、という流れ。
とにかく「確実に魔女を倒せ」ってのがメインのお題らしいのだ。

そんなワケで、スコール達はこの重大な作戦の打ち合わせを「カーウェイ大佐」なる人物と行うため、ガルバディアの首都「デリング・シティ」に向かう事になったのでありました。

さて、イベントからの流れで突入するパーティ分けだが、今回の隠れテーマは「アーヴァインを使う」だったりするので(前のプレイの時殆ど使って無かった)、スコ&アー&ゼルという野郎チームにしてみた。ゼルはただ単にLV上げたかっただけ。
だがしかし、フィールドでの戦闘の事を考慮する意味が無かったという事に、直ぐに気付くハメになった。だって、イベント見るために「デリング・シティ」へは列車で行かなきゃならんのだもん。トホホ。

デリング・シティ

遠路はるばる「デリング・シティ」にやって来たスコール一行。珍しく買い物そっちのけで「カーウェイ大佐」の家に向かう。

カーウェイ大佐はガルバディア軍のNO.1らしいが、そんな人物が魔女の暗殺に関わるとなると軍部のクーデターを連想させる。が、大統領を排したい訳ではないらしいので、クーデターとも違うような……とかアレコレ考えていたら、カーウェイ邸の前に到着した。

すみませ〜ん、ガルバディアガーデンから傭兵6人+民間人1人+犬一匹お届け者で〜す、と門の前に立つ兵士に挨拶したところ、「簡単にここを通すわけにはいきません」との返事。文字通り門前払いときたもんだ。
簡単に通せないんなら難しく通して下さい、複雑怪奇に通して下さい、ってかそれ以前に連絡済みの筈だろうがこの三等兵が! と媚びへつらいつつ高圧的に出てみたところ、自分(この警備兵)に実力を見せてみろ、というのだ。何でもそれが大佐からの指示らしい。

じゃあ、実力を示すにはどうすれば良い? 貴様の腕でも叩き斬ればイイのか? ん? とガンブレードをチラつかせながらにじり寄ると、兵士はケロっとした顔で言うのであった。「街の北東にある『名もなき王の墓』に行って、暗号を持ち帰って来い」と。

何でも、大佐の家には毎日スコール達の様なガーデン生がやって来るらしい。で、昨日もガ(略)ガーデンの学生が一人やって来たのだが、試練から戻って来ないのだという。ふんふん、ならその学生を探して連れ帰ればいいのか? ……と思ってたら全然違った。その学生の「痕跡」を捜し出し、「出席番号」を覚えて帰って来い、というのだ。
……えッ? その学生の生死確認はどうだっていいのッ?

名もなき王の墓

カーウェイ大佐ん家の門番の言い付けで、やって来ました「名もなき王の墓」。なんか内部で地図を見る事が出来るとか言ってたが、そんなモン必要無いわい。攻略本あるし。

遺跡入口付近までやってきたところ、ガ(略)ガーデンの生徒らしき女子2名が中から飛び出して来たかと思うと、スコール達には脇目も振らず駆け抜けて行ってしまった。何か「レビテト」を連呼しつつ。
遺跡は何だかヤバ気な雰囲気だが、学生の出席番号が解る「何か」を探さなければならない以上ここで立ち往生している場合ではない。意を決して中に入ると、2画面分程真っ直ぐに進んだだけでそれらしきものを発見してしまった。あっさり過ぎ。

石床に放置してあったのは青い柄の剣。そこには「出席番号30」と書いてある。この番号をカーウェイ邸の門番に告げればいいのね。
……それにしても、この剣の持ち主は一体どうなったのだろう。単に逃げ帰っていれば良いのだが、もしかすると既に……。

その時スコールは思った。「もし自分がここで死んでしまったなら、また次の挑戦者が自分の痕跡を探しに来るのだろうか」と。そして、ガンブレードに刻まれた「NO.41269」という自分の生徒番号を覚えて帰るのだろうかと。
「俺はイヤだからな! 俺は生徒番号覚えられ(強制終了)
すみません、このネタ(?)気に入りました。

目的の物を発見したのだから帰るのもイイけれど、遺跡は更に奥へと広がっている。門番は「間違っても初心者はその奥に進んではいけません」と言ってたが、彼が何をして初心者と呼んでいるのか謎なので、奥も探索してみる事に決定した。

さて、この遺跡を探索するにあたり、例の門番が「SELECTを押せばマップが開ける」とか「マップ表示中に×ボタンを押せば遺跡を脱出出来る(但しSeeDランクが下がる)」とかアドバイスしてくれている訳だが、そんなヘルプ機能が必要な程厄介な構造になっているのか……と思いきや、全然そうでは無い。遺跡の構造そのものは実に単純明快なのだ。
ならば何が厄介かと言うと、カメラ視点だったりする。通常のダンジョンはカメラは固定なのだが、このダンジョンに限ってはマップ移動する毎に切り替えられるのだ。具体的に言うと、切り替え直後は常にスコールの後ろ姿を写しているワケだ。

感覚的には3Dダンジョンに近く、マップ切替が一画面毎に行われるので、気を抜くと進行方向を見失ってしまいがちなのは確か。基本マップが4パターンしか無いっていうのも一因かな。
隠しセーブポイントが幾つかあるので、「セイレーン」の「隠しポイント発見」を付けとくと便利。

門番の忠告を無視し遺跡の奥を進んで行くと、ちょっと広い部屋に出た。でっかい牛の像が置いてある……って、うわ、牛が喋った! 白々しいけど!

VS セクレト(&ミノタウロス)
と、いう訳で「セクレト」戦。先ずは全員「プロテス」を「ドロー→はなつ」にしたら、後は気が済むまで「レイズ」をドローする。あと、足りてないなら「シェル」「プロテス」を取りまくるのも素敵。その作業が一段落ついたらサクっと敵に「レビテト」をかけ、あとは逃亡するまで全員でタコ殴り。

その後、各所の仕掛けを解いた後に玄室で発生する「セクレト&ミノタウロス」戦でも先ず「プロテス」をかけ、その後は「必要な魔法をドロー→レビテトで浮かせる→タコ殴り」と、パターンは「セクレト」単体の時とほぼ同じ。攻撃力の高い「ミノタウロス」から先に倒すと後が楽だったりする。

新たなG.F「ブラザーズ」(ミノタウロス&セクレト)を入手したら、もうこの遺跡に用は無し。途中エンカウントする敵に注意しつつ、さっさと帰りましょう。
余談だが、ひっくり返った「エサンスーシ」を倒すのは何だかイジメみたいだ(笑)。

■第9回 カーウェイ邸〜地下水路

カーウェイ邸

言われた通りに出席番号を覚え、舞い戻って参りましたカーウェイ邸前。「30番30番30番」と連呼しながらにじり寄ったら、約束通りに道を空けてくれた。ちなみに、主席番号の数字はランダムで決定される模様。

「お邪魔します」も何も無しに入ったカーウェイ邸は、入ったら直ぐリビング……なのか書斎なのかよく解らない部屋。そこで長い事待たされイライラしていると、リノアが「文句を言ってくる」と言い出した。なんとこの家はリノアの家だというのだ。生粋のティンバーっ娘だと思ってたのに(何を根拠に)。

リノアが部屋を出て暫くすると、今度は軍服姿のナイスミドル(たぶん)、カーウェイ大佐が一人で入場。直後の会話でリノアと大佐が父娘である事と、その親子仲が上手く行っていない事が判明する。
この時、「リノアは作戦に関わらせない方針&家庭の問題に口出しすな」モードの大佐に対し、急に噛み付き出すスコールが謎。言ってる事は理解出来るが、何も今ここで頑なにならんでも。

で、肝心要の作戦内容はというと、ガルバディア政府と魔女の協定を記念したセレモニーが開かれるので、スコール達はそれに乗じ魔女暗殺を遂行する、というもの。
具体的には、チームを2つに分け、一方(凱旋門班)は凱旋門内、そしてもう一方(狙撃班)はセレモニー会場である大統領官邸正門前で待機する所から作戦がスタートする。後の手順は後述の通り。

[狙撃班]
セレモニー終了後、官邸の正門が開き魔女のパレードが始まるので、その隙に大統領官邸内に潜入し、屋上にある仕掛け時計部屋で20:00まで待機。

[凱旋門班]
凱旋門内で20:00まで待機。20:00ジャストにパレードが凱旋門の真下を通過するので、それに合わせて凱旋門の鉄格子を下ろし、魔女をパレードカーごと門内に閉じ込める。

[狙撃班]
20:00になると仕掛け時計がせり上がり、凱旋門内に閉じ込められている魔女との間に障害物が無い状態が出来るので、速やかに魔女を狙撃する。

こんなカンジ。どう見ても狙撃班の方が作業量が多い気がするが。

余談だが、上記の説明は外に出た上で、大佐の口述&身振り手振り(笑)により説明されるワケですが、その際に街を走り回る大佐が非常に健気に見えた。この計画を知ってるのは軍でもこの人だけだろうから仕方無いけども。

説明が一通り終わると、セレモニー開始までは自由時間。正確に言えば再びカーウェイ邸を訪れるまでシナリオ進行がストップする、という事。すぐさまセレモニーを開始させても良いのだが、それ以降は当分不自由な状態が続くので、気が済むまで準備を整えておく事にする。
入手したばかりの「ブラザーズ」やアーヴァインを鍛えたりと、やる事は結構あるのです。

半ばスパルタ教育でアーヴァインを一端の男にした後は(LVを上げたとも言う)、いよいよ作戦開始。カーウェイ邸で狙撃班=スコ&アー、凱旋門班=キス&セル&ゼルと分けた後(必ずこのチーム分けになる)、皆でカーウェイ邸を出る事になるのだが……大佐とスコール、アーヴァインが出て行った後、何処かに閉じ込められていたらしい(勿論大佐の仕業)リノアが登場。魔女の力を抑制するという腕輪を大佐の部屋から持ち出し張り切り始めたのは良かったが、キスティスの怒りを買ってしまった。キスティスの目には、リノアの行動が父親への反抗の一環として映ったのだろう。

このシーンで、キスティスを激昂させてしまったリノアに感じたのは……ああ、君はちょっと頭がおヨロシクないのね、って事。凄く必死で一生懸命なのは好感が持てるのだが、発想が稚拙というか、なんちゅーか。確実なのは、以前プレイした時ほどはムカつかなかったって事か(ΘωΘ)

カーウェイ邸にリノアを一人残し、スコール達は持ち場へ移動開始。実はこの時スコール&アーヴァインでカーウェイ邸に戻る事が出来るのだが、床に座り込んだリノアは何のリアクションも返してくれないのでありました。寂。

大統領官邸正門前

カーウェイ大佐の指示に従い、各々の待機場所まで移動。スコール達狙撃班が最初の待機場所である大統領官邸正門前に到着したところでセレモニーが開始、大佐はスコール達に後を任せると、そそくさと家に帰ってしまった。

一方、凱旋門班の様子はどうかというと、リノアにキツく言い過ぎた事を後悔したキスティスが「まだ20:00時までには時間があるのでリノアに謝って来る」と言い出した。一応キスティスは一人で行こうとするのだが、「そう言われたって」などと言いつつ結局は付いて行ってしまうゼル&セルが些か不自然って言えば不自然?

カーウェイ邸

何はともあれ凱旋門班は一時持ち場を離れてカーウェイ邸を目指す事になるのだが、そのカーウェイ邸ではリノアが大佐を絶賛ないがしろ中。だが、大佐は娘の事をよ〜く解っていらっしゃる様で、時限式ロックを作動させリノアを部屋に閉じ込めてしまおうとした。が、微かに聞こえた電子音に気付いたリノアは即座に部屋を脱出。難を逃れた……のは良かったが、その代わり、リノアと入れ違いで部屋に入って来た凱旋門班が閉じ込められる事となってしまった。トホホ。

大統領官邸 裏手

さて、キスティス達を身代わりにして(ちがいます)に自宅を出たリノアは、なんと一人で大統領官邸の裏手へ。「遊びじゃないもん」と言いつつ、官邸内の魔女の部屋を目指し、いとも簡単に到着してしまった。警備してねーのかこの官邸は。

自分の父の身分を口にしつつ、贈り物と称した例の腕輪を手に魔女へと接近するリノアだったが、魔女は何でも知っている。腕輪はあっさりと破壊され、精神に干渉でもされたのだろう、リノア自身も夢遊病者の如くフラフラ横揺れを開始した(笑)。

それにしても、面白いのは魔女イデアが被ってる髪飾りだかヘルメットだか(後者は違うだろ)。
すんごく長い髪がね、ビューッと収納されちゃうんですよ。ほら、掃除機のコードが本体に収納されちゃう時みたいな感じで。この便利なヘルメットを、通常一台のところを本日は特別にもう一台お付けしてお値段据え置きの(以下略)

TVショッピングごっこはさておき、フラフラしたリノアを従えた(?)魔女イデアは、そのまま官邸のテラスにある演説台へ。そこには大統領も居たが、リノアにツッコミを入れないのは何故だ。
一方、妙な場所に出現したリノアの姿に気付いたアーヴァインとスコールが「?」を飛ばす中、魔女は演説を開始。豪速&直球で聴衆を蔑みつつ「そんなに魔女を恐怖の対象にしたいんなら、ホントに恐怖をもたらしてやるもんねー」という意味合いの事を言い出した。ついでに、その演説の途中で大統領もあっさり殺害する始末。

その後、依然歓喜に満ちている(魔女の『魅了』に掛かってるっぽい)聴衆の声を背にした魔女は、凱旋門の壁に施されていた彫刻(爬虫類系モンスター)を実体化させ『生贄』であるリノアに嗾けたからさぁ大変。助けに行かないとマズいだろ、と慌てるアーヴァインに対し「や、まだ正門開いてないし」とか言っちゃってるスコールは倍々で大変。

カーウェイ邸

ここで視点は一旦凱旋門組へ。未だカーウェイ邸に閉じ込められている彼等は必死こいて脱出法を模索中。「あのクソインテリオヤジめが」というゼルの悪態を聞きつつアレコレいじっていたら、部屋の隅にある女性像にグラスを持たせる事で隠し通路が出現した。

地下水路

隠し通路の先は地下水路。何処に繋がっているか解らないが、今は行くしかないって事で敵を蹴散らし進んでいくと、突如衝撃が。どうやらパレード開始の様だ。
ここからはちょろっとパレードのムービーになるのだが、この時のBGMが実に植松節炸裂でいっそ清清しい。やっぱサントラ買おうかなぁ。

さて、パレードが開始したという事で狙撃班は行動開始。ダンサーがズンドコズンドコ踊り、サイファーが魔女の側に立……ちょっと待て。何でサイファーがここに居る? 化けて出た? オバQ?(←犬嫌いで白い服)

サイファーのニヤけ面を尻目に、スコール達はパレードカーのモロに真横を擦り抜け大統領官邸へ。いや、いくら姿勢を低くしてるからって、そんなルート通ったら普通は見つかりそうなモノですが。観衆がトランス状態で良かったね。

大統領官邸裏手まで到達したら、あとはリノアの時と同じルートを通って官邸内に入るだけ。

大統領官邸

リノアの危険が危ないってコトで、大統領官邸へと潜入した狙撃班二人。リノアの所へ向かう前に、演説台に行って愚かな民衆相手に「お前等みんな俺の奴隷だ!」とか叫んで独裁者ごっこしたり、放置してある大統領の亡骸をガンブレードの先でつついたり。そんな事してる場合じゃない。
ひとしきり遊んだ後、慌てた振りをしつつ魔女の部屋の方へ駆け付けてみると、リノアが今まさにトカゲ型モンスター2体に襲われんとしている。……って事で、対「シュメルケ」戦に突入。

VS シュメルケ
「シュメルケ」戦で特筆すべきは、G.F「カーバンクル」がドロー可能という点。何でこんな奴等がカー君(その言い方だと違うゲームだ)持ってるのかが謎なので「シュメルケ」の出典調べてみたのが、見付からず。無念。

それはさておき、こいつらからは「エスナ」「ケアル」「ブレイク」もドロー可なので、不足しているようならここで調達しておくのも良い。但し2匹いると面倒なので1匹片付けてからの方が良い塩梅。

トカゲ2匹を葬ったら、リノアと合流。「こわかったの」と繰り返しつつスコールに縋り付く様は素で怯えているとしたら可愛気もあるが、計算の上だったらどうだろう。なんのかんの言って、スコール達が来るまで立派に持ち堪えてたし(笑)。……が、リノアを嫌いになるとシナリオ的に後が辛いってなモンじゃないので、ここは一つ良い方に受け止めてあげたい。

仕掛け時計の部屋

リノアを救出したら、そのまま次の待機場所である仕掛け時計の部屋へ。カーウェイ大佐の言った通りごっつい狙撃用ライフルが用意されていたのでアーヴァインに渡すと、彼のテンションが急に下がってしまった。集中力を高めるためかしらん?
アーヴァインの態度を少々不可解に感じつつ、スコールはリノアに、サイファーが生きていた上にパレードで勘違い野郎になっていた事を告げる(一部嘘)。更に、サイファーが魔女側に付いたのなら彼と闘う可能性もあるので、「俺の手でサイファーを死なせることになるかもしれない」、とも。

スコールもサイファーもそういう事態を覚悟の上で生きているという事を理解しつつも「避けられたらなって思うよ」と言うリノア。彼女が望む展開になるかどうかは狙撃手の腕にかかっているって事でさっきから黙ってるアーヴァインの方を見てみたら……ビビってるー! ギャー!「や、やっぱり、だめみたいだ」って今頃言うなーッ。

地下水路

スコールが予想外の事態に頭を抱える一方、どうにかカーウェイ邸を抜け出した凱旋門班は地下水路を疾走していた。何としてでも20:00までに凱旋門に戻らなければならないのだ。
だが、あくまでそれはシナリオ上の話。タイムアタックでも何でもないので、寧ろここはじっくり凱旋門班を育てたいところ。
早解きをしている場合は別として、じっくりプレイしているのならば、各キャラのLV差を縮める機会かもしれない。特にスコールとはLV差が開きがちなので、奴がいない今の内に(笑)ある程度育てておくと後々便利。

また、地下水路に出現する「グランデアーロ」からは「ウォーター」を、「クリープス」からは「レイズ」をドローする事をおススメ。前者に比べて後者の方が出現頻度は高い模様。
但し「グランデ〜」はHPや攻撃力が高いので、LV上げやドローに励む場合はセーブポイント付近でやるのが吉。

何やら長くなったので、今回はここまで。

■第10回 仕掛け時計の部屋〜ラグナ編

凱旋門班が無事凱旋門内に到達したら、いよいよ狙撃の時。打ち合わせ通りに鉄格子を下ろすと、パレードカーが鉄格子に行く手&退路を阻まれ、魔女イデアがちょっとだけオロオロするムービーが挿入される。
それでは、狙撃班にお返ししま〜すっ。

仕掛け時計の部屋

はいこちら仕掛け時計上の狙撃班です。時計が大統領官邸からせり上がり、凱旋門も綺麗に見えてます、が、肝心の狙撃手がビビって使いモンになってません!

今頃になってのアーヴァインの激白によると、彼がチャラチャラしてたのは緊張感を誤魔化す為だったらしい。この作戦が、そして自分の放った銃弾が世界を変えてしまうというプレッシャーに呑み込まれてしまったアーヴァインは「撃てない」と訴えるが、スコールは「外してもいいから、合図だと思って撃て」と説得。
それで幾分気が逸れたのか、アーヴァインは狙撃用ライフルを構えると凱旋門内で立ち往生している魔女イデアへと照準を合わせ、発射。その狙いは極めて正確なものであったが、魔女が張ったバリアにより銃弾は塵と化してしまった。
早い話が、狙撃は失敗に終わったのである。

失敗したとなると、速やかに次の作戦に移行しなければならない。スコールはアーヴァインを軽く労うと、そのまま一人仕掛け時計から演説台のあるテラスへと飛び降り、そこから更に人々の集まる広場へと飛び降りた(こっからムービー)。

ガルアバディア兵をドツキ倒しつつ、側にあった車を奪うスコール。そのまま凱旋門へ向けてアクセル全開、降りている鉄格子に車ごとアタックをかまし凱旋門内へ。そこに待っていたのは魔女イデアと……ガンブレードを手にしたサイファーだった。

スコールと再会したサイファーの第一声は、「こういうことになった、よろしくな」。
なんと彼は「魔女の騎士」になったというのだ。しかも、それこそが彼の「夢」だった事も判明。夢ってアレか、SeeD試験の時に電波塔で言ってたヤツか。

VS サイファー
サイファーとの一騎打ちに突入。ぶっちゃけ弱いので問題無し(←ひどい)。ただ、LVによっては「ファイラ」「ケアルラ」を持っているので必要があるならドローし、それが済んだらとっとと片付けましょう。一切ガンブレードを使ってやらず、ひたすら「ファイラ」を「ドロー→はなつ」で浴びせて勝利した私は鬼。

ちなみに、バトル開始直後サイファーは「俺が死んだと思っていたようだな。俺は死なねぇよ、夢をかなえるまではな!」などと言うのだが、「魔女の騎士になる」って夢はもうかなったんだから、ここで死んでも悔いは無いという解釈でOK?(笑)

さて、前座であるサイファー戦が終わったら、今度はイデア戦。SeeDを「腐った庭にまかれた種」と呼ぶ彼女とのバトルではアーヴァインとリノアも参戦する事になる。

VS イデア
この戦いはイベントバトルの様なものなので全滅してもゲームオーバーにはならないが、勝つに越した事はない。また、イデアはLVに関係無く「ケアルラ」を持っているので、先のサイファー戦に参加していないリノア&アーはここでドローしておくと便利。サイファーからドロー出来なかった場合も同様。
その他には「レイズ」「デスペル」なんかも入手しておきたいところ。

流石魔女だけあり、イデアの魔法攻撃では結構HPを削られてしまうのだが、「ケアルラ」を「ドロー→はなつ」にすれば何も問題は無い。気の済むまで魔法をドローし尽くしたら、総攻撃をかけて差し上げましょう。

イデアが「こしゃくなSeeDめ!」という台詞を発したら、イデア戦は無事終了。そのままムービーが始まる。
ドローしまくるわ殴りまくるわ(笑)というスコール達の無礼千万に怒り心頭のイデアは、スコール達目掛けてでっかい氷柱を飛ばし始める。危ッ、あぶなッ……などと言いつつ身を捩ったものの、うち一本がスコールの胸のど真ん中に命中。吹っ飛ばされたスコールは、そのままパレードカーから落下してしまうのでありました。

……とまぁ、ここまでがDISC1。当然次はDISC2へと入れ替える事になる。
魔女イデアの暗殺に失敗したスコール達がその後どうなったかは気になるところだが、DISC2はラグナ編からスタートする。

ラグナ編

ラグナが居るのはとある美しい村で、服装も軍服でなく私服。「レイン」という女性と「エルオーネ」(愛称エル)という少女の世話になっている。エルの両親は既に他界している様子(ラグナが居る民家は元来エルの家だったっぽい。1Fの壁に残る弾痕が生々しい)。

そんなラグナをキロスが訪ねて来るのだが、その時の会話をまとめると以下の様になる。

・一年ほど前(前回のラグナ編)「セントラ」の海に断崖絶壁からダイヴした際、三人組は散り散りになった。
・ラグナは重症を負い、この街で半年近くレインに看病して貰っていた。
・キロスは一ヶ月程度で怪我が癒えたものの、軍は辞め、「ラグナという娯楽がないと人生が退屈」という理由から彼を探して各地を放浪していた。
・ウォードも軍を辞め「D地区収容所」という場所で清掃の仕事をしている。
・ウォードは先の大怪我で声を失ってしまったが、キロス曰く「顔を見れば何が言いたいか解る」。
・ジュリアは歌手になったらしい。デビュー曲は「アイズ・オン・ミー」。
・ジュリアは最近結婚してしまった。相手はガルバディア軍の「カーウェイ少佐」という人物。

カーウェイ少佐……カーウェイ……どっかで…………って、あのクソインテリオヤジ(byゼル)か!
なれ初めとしては「好きだった男が戦地に赴いたきり行方不明になったため落ち込んでいたところを少佐が励ましてくれた」というベタベタのベタな話。
「男の帰りを待たないのか」とキロスは疑問を抱くが、ラグナは「ジュリアが幸せならそれで良いじゃないか」と強く訴えた。ジュリアとの事は良い「思い出」であり、今のラグナはレインとイイ感じ、らしいよ(笑)。

この会話イベントの後はキロスと共に村をパトロールする事になるのだが、今回のラグナ編は話自体に大きな動きが無い代わりテキストで情報を捩じ込まれるので、些細な情報も頭にいれておいた方がシナリオ理解の助けになる。要約していくと……

・戦争で男手を取られたこの村には弱者しか残っていない上、モンスターまでもが入り込んでいる(要するに街中でエンカウントする)。
・村に世話になったラグナは恩返しのつもりで村の見回りやモンスター退治をしている。
・しかし、その割には村人からは慇懃無礼だったりあからさまに突き放されてたりと、あんまり歓迎されてないっぽい。
・「魔女アデル」が支配している大国「エスタ」は魔女の後継者を探すために少女を誘拐しているらしく、この村ならばエルが狙われる確率が高い。
・エスタ兵は2年前にもこの街に来ているらしい(もしかするとエルの両親が亡くなったのもその時かもしんない)。

ここで、ラグナが昔からジャーナリスト志望である事を知っているキロスは、「ティンバー・マニアックス」という雑誌の編集長を紹介すると言うが、どことなくラグナは及び腰。まるでレイン達との穏やかな生活を護りたがっている様なその態度に、キロスはラグナが以前の彼とは何かが変わってしまった事を悟る。
その一方、レインはラグナが一所に根を下ろせるタイプではないという事を見抜いていたのだった。

村で発生するバトルに関しては、出現するのは「バイトバグ」「ケダチク」の2種。どちらも実にパッとしないモンスターだが、LVによってはケダチクから「サンダガ」「ケアルガ」とドロー出来るのが嬉しい。
また、アイテム補充については、一応村の入口付近の店で買い物が出来るものの、ラグナは余りお金を持っていないので(所持金はスコールとは別)、本当に必要なものをよく考えて買いましょう(笑)。

余談だが、カーウェイについて。彼と結婚したのがジュリアであるなら、リノアの母親はジュリアって事……はまぁ問題無いとしても(違ってたらそれはそれで別な問題が発生するが)、ラグナの存在を絡めた辺りの「大人の男女の事情」にはなんかモヤモヤして実に悔しいので、少佐時代のカーウェイは奴って事にしよう。
ほら、前のラグナ編の時にホテルのバーにいたじゃあないですか。自称「ジュリアの私設ボディガード」の変なエリート兵。SeeD試験の際に登場した「ビックス」も、見た目エリート兵で階級は少佐だったから、カーウェイはきっと奴。絶対に奴。違ってても奴。

そんなこんなで、今回はラグナ編まで。またシナリオ解説に終始した様な気が。……だ、だって、ゲーム部分に対してシナリオの比重が重すぎるんだよこのゲーム!(←本音を吐露)

>> 第11回〜第23回
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