ルナサイドベース 管制室
非人間的な状態に陥ってしまったリノアを追い管制室へと向かったスコールが見たものは、ことごとく吹っ飛ばされているピエット氏、そして管制室のスタッフ達だった。一方、リノアはエルオーネの制止もお構い無しに端末を弄っているワケだが……え? アデルの封印解除してんの!? 何で!?
リノアの豹変振りにオロオロするスコール、オロオロついでにエルオーネにカードバトルをふっ掛けてみた。「ラグナ」寄越せ! ……ってなモンである。
正直な話、先刻勝負したピエットに比べエルオーネは強い。持っているカードこそは大した事が無いものの、「セイム」「セイムプラス」ルールを巧みに利用してくる。更にこの時のトレードルールは相変わらず「ダイレクト」で、厄介さも2倍3倍。イベントの真っ只中で挑んだバトルはあっさりと負けてしまう結果に。しかも「イフリート」の取られた・゚・(つД`)・゚・
シナリオの都合上エルオーネとカードが出来るのは「ルナサイドベース」にいる時だけなので(たぶん)、カードを持ち逃げされるワケにはいかない。かと言って取り返すのも至難の業なのでここはリセットを……と思ったものの、最後にセーブしたのはリノア発狂直後の医務室。そこからまた管制室まで戻りイベントを経てカードをするのは大変だ。
そういうワケで、急遽エルオーネの部屋で彼女と会話する直前のデータからやり直す事にした。この場合もセーブは医務室になるので移動距離は寧ろ長いのだが、「ラグナ」以外の良いカードをゲットした場合に戻り易いのが利点。
部屋でベッドに腰掛けているエルオーネに□ボタンで話しかけると「え? こんな時にカードするの?」と的確なコメントを頂戴出来る。そりゃそうね。久々の再会なのに、いきなりカードバトルを挑まれちゃうと引くよね、普通ね。
……さて、前述した様にエルオーネはセイムルールを駆使し、隙あらばコンボを狙って来る。その時点で相当辛いのに、トレードルールがダイレクト、しかも「ラグナ」を取らなきゃいけないとなると難易度は急上昇。最早ピエット戦でランダムハンドが廃れて良かったのかすら解からない。
そんな状況下を「せめてトレードルールさえどうにかなったら」の一心で戦い続け、またはバトル直前でキャンセルする事を延々と繰り返していた結果、トレードルールが「ワン」(勝った方が相手のカードを1枚ゲット)に変化! こうなりゃこっちのモンよと狂喜乱舞したのは良いが、今度はラグナを出さなくなるエルオーネ。思わず、口には出せない様な言葉で罵倒してしまった。勿論心の中で。
そんな苦労の甲斐あって、どうにかこうにか「ラグナ」のカードをゲット。
これで漸くシナリオを先に進められるってモンです。
物話は、リノアが制御室にてアデルの封印を解除してしまうシーンへ。LV2までしかない封印のLV1を解除してしまったリノアは、フラフラと制御室を後にしてしまう。更に、アーヴァインに促されて管制室のモニターで月面を見てみると、モンスターが一点に集まって来ていて思わず「ニューヨークに行きたいかーっ!?」とか叫びたい。古いネタ。
さて、ピエット氏から封印LV2の解除装置が「アデル・セメタリー」本体にある事を聞いたスコール。リノアの目的がそれにあると判断し大急ぎで後を追っていると、通路の途中でムービーが発生。「月の涙」が始まってしまったのだ。
「月の涙」との異名は伊達ではない。月そのものを眼球とするならば、モンスターの異常集中により変化した月の表面は黒目の様だ。飽和状態になったモンスター達はそこからどろ〜んと青い星へと向かって溢れ出し「ティアーズ・ポイント」に向かうらしい。それはつまり「ルナパン」が「ティアーズ・ポイント」に来ている事を示すため、クルーは驚愕するのだが……止められなかったの。ごめんね。
この一連のイベントで思ったのだが、「ルナパン」が「ティアーズ・ポイント」に来たから「月の涙」が起こっただろうか。それとも、どのみち「月の涙」は発生する予定だったのが「ティアーズ・ポイント」へと誘導されたのか。まぁ、どちらにしても「ルナパン」の中にあるでっかい物体が、「モンスターたくさんおいでおいで物質」を垂れ流しているらしい、って事でここはひとつ。
ルナサイドベース ロッカールーム
「月の涙」発生を見届けたスコールは、引き続きリノアを追ってロッカールームへ。そこにはちゃっかり宇宙服を着込んだ彼女が居て、スコールを尻目にドックへ移動してしまった。この展開に慌てたスコール、数秒で宇宙服を装着した後自らもドックに向かったものの、リノアが宇宙空間に出た直後ハッチが閉ざされてしまい、追跡の道が断たれてしまった。
この時、宇宙空間から引き上げてきた大統領一行と擦れ違うのだが、その時に聞いた情報によるとモンスターの群れは「アデル・セメタリー」に接近していて、このままではアデルもろともエスタへと落下してしまうらしい。……なるほど、それが狙いか!
為す術もなく宇宙服のまま制御室に戻って来たスコールをあざ笑うかの様に、リノアは「アデル・セメタリー」に到着、手際良く封印解除。直後、アデルは「月の涙」に巻き込まれ、再び動かなくなったリノアの運命やいかに!
ところで、リノアが封印を解除した後の皆のリアクションは様々。スコールは「リノアーー!」と絶叫するし、ピエット氏はテキパキと避難準備を始めるし、アーヴァインはリノアの事を案じつつエルオーネより先に脱出ポッドに行っちゃうし、エルオーネは何か不思議少女かポエマーか、みたいな事言うし。
この後はスコールもリノアを放って「ルナサイドベース」を脱出するハメになるのだが(他のクルーは既に脱出してるらしい)、セーブしようと思って医務室前に戻ったところ……リノアが最初吹っ飛ばした警備員さんがまだ失神してるじゃないですか! だ、誰か! 誰かこの人を助けてあげてーっ!
ちなみに、セーブポイントは管制室から脱出ポッドへと向かう途中のマップにあったらしい。くそぅ。
一方、アデルの封印解いちゃったリノアは再度意識を手放し宇宙空間をふ〜よふよ。スコールはと言うと、「ルナサイドベース」からの避難準備で大忙しの中エルオーネに「俺をとっとと過去のリノアの中に送らんかい」と宇宙服を着たままにじり寄るものの、「や、ちゃんと送れる自信が無いし」とか何とか、至極ごもっともな返事で一蹴される始末。哀れ(´;ω;`)
脱出ポッド
その後、「月の涙」が「ティアーズポイント」に到達してしまうムービーを挟み、場面は再びスコールへ。結局、脱出ポッドに乗ってしまっているスコールに「残念だが運命と思うしかないだろう」というピエット氏のお言葉が。宇宙服の生命維持装置は予備装置を含めても25分程度しかもたないんだってさ。
そっかぁ、運命なら仕方ないよね……とスゴスゴ引き下がってる場合じゃない。「俺がここまで自分で考えて何かをしたいと思った事があるだろうか、いやない!」と古典のまんま訳みたいな事は別に言ってないんだけど、それなりの熱意を持ってそういった意味の事をエルオーネに訴えたところ(わけわからん)、自信無さ気ではあるものの、どうにか了承してくれた。
脱出ポッドが発射された直後、「ルナサイドベース」は爆発。一方、エルオーネがうまくやってくれたのか、スコールは過去のリノアの中へのダイブに成功していた。これにより、カーウェイ大佐の命令で「D地区収容所」から連れ出された後、スコール達を助けに引き返すまでのアーヴァインとの遣り取りや、ゼルがスコールと同じ指輪を作ってくれる事になった(だからゼルはスコールから指輪を借りたのね)経緯を垣間見る事が出来る。
だが、スコールが見たいのはこんな過去では無い。イデアと闘った直後にぶっ倒れたリノアの中に送って欲しいのッ! と駄々をこねたところ、今度はピンポイントで希望の場所に送ってくれた。
ガルバディアガーデンの大講堂……スコール達にボコられて冷凍マグロ状態だったサイファーに歩み寄り、抱き起こすリノア。ここまでは実際にスコールも見た光景だったのだが、この時既にリノアはリノアでなくなっていた。リノアの中に入っていたのは未来の魔女「アルティミシア」で、この時は魔女の名においてサイファーに「ルナティック・パンドラ」の引き上げを命じていたのだ。
結局、スコールの意識はアルティミシアに叩き出されてしまい、場面は再び脱出ポッド内へ。やっぱり過去変えるのは無理だわ、って事で助言を求めるスコールに、エルオーネは「スコール、子供の頃と同じ目をしたね。子犬みたいな……すがるような……目」などと。何だその電波じみた発言は。って言うか、今現在緊急事態って言うのが解かってんのか君達('A`)
さて、過去は無理でも「今」ならどーにかなるって事を(今頃)再確認したこの二人。今度は「今」のリノアの中へとスコールを送り込む事に。
直後、画面は「月の涙」すら消え失せた宇宙空間へと切り替わり、そこには一人宇宙を漂うリノアの姿が。ここから気合の入ったムービー(混じりのシーン)が始まります。
どうにか意識は戻ったものの、生命維持装置が切れるのを目の当たりにしてしまうという最悪の状況に陥ったリノア。一旦意識を手放しそうになるものの、脳内で必死に叫んでるスコールの声と、彼から借りていた指輪(ネックレスにアレンジしてます)を目にし、どうにか意識を取り戻し、生命維持予備装置のスイッチをポチっとやったのでした。
これはアレね。『妖精さん』が入ったラグナ達が不思議な力を得るのと同じ原理だな、多分。一時的にパワフルになるってーの?
リノアが取り敢えず生きる望みを抱いたところで、スコールは本体復帰。「じゃ、俺リノアの所に行ってくっから」と脱出ポッドから宇宙空間へと飛び出し……ここからはFF8名物「宇宙空間を漂うリノアをキャッチしようゲ〜ム」の始まりです。ドンドンパフパフ。
内容は簡単、一分三十秒以内にリノアをとっ捕まえればOK。
ちなみに、このイベントでプレイを放り出してしまった人ってのが結構いるらしく、実際私の知人友人にも5人ほどいたりして(ΘωΘ)
確かに、リノアが苦手な人にとっては「何でこんな事しなきゃいけないんだ」って感じのイベントなのだが、恐ろしい事にこのリノア絡みのイベントはまだまだ続いてしまうのだった。
無事にリノアを捕まえたら、早速二人のイチャイチャシーン。私としては二人のイチャイチャより、宇宙服に男モノと女モノがあるという事実が驚きでしたがね。爪先と踵の色がね、違うんですよ。ええ、そんなこたぁどーでもいいって解かってんですけどね。
さて、スコールが来たところで宇宙漂流が終わるワケでもなく、当然不安を抱くリノア。そんな彼女に「俺が助ける」と根拠の無い自信に満ちた発言をするスコール君ですが、心の内では絶望的状況にハラハラしてたりします。やっぱり君はそうでなくちゃな。
が、ぶっちゃけ主人公とヒロインがこんな所で死ぬワケはない。ここでの焦点は「いかにして助かるか」なのだが……本作では、超ご都合主義全開な助け舟が現れてしまう。いや、正確に言うと助け飛空艇と言うべきか。
宇宙空間を漂う二人の前にに突如現れたのは、紅い機体の「そらののりもの」らしきもの。スコールはそれを目にするなり、リノアを連れて上手に宇宙遊泳。バラムガーデンってそんなのも教えるんかい。
運良すぎにも程がある! ……なんて大人気ない事を考えるプレイヤーを尻目に、スコール達はこれまた上手い具合に内部へと侵入。更に好都合な事に、内部には空気がある始末。だから運良すぎにも程が(以下略)
そんなこんなでリノアも元気を取り戻し、長々としたイベントは取り敢えず一段落付いたワケなのだが、この辺でそろそろセーブをしておかない事には落ち着かない。「いい加減セーブポイントを出してくれ」と思ってしまうのだが、事態はそんなプレイヤー達を嘲笑うかの様な方向に向かって行く。
宇宙を漂流している間に入り込んだのか、はたまた入り込まれたのが原因で宇宙に棄てられてしまったのかは謎だが……機体内部には謎の宇宙生物が巣食っていたのだ……!
セーブ出来てないけど、長くなり過ぎたので続きは次回。
一か八かの宇宙遊泳の末、スコールとリノアが辿り着いたのは漂流中の飛空艇。中には空気もあり、安堵したのも束の間、とんでもないものが二人を待ち受けているのだった。
飛空挺内
……と、いうワケで、機内に計8体出現する宇宙怪獣(?)の名は「プロパゲーター」。マップ上を歩き回っている彼等は赤、紫、黄、緑と各色2体ずついて、ある法則に従って倒さなければ復活してしまうという困ったちゃん。その法則とは「同じ色を続けて2体倒す」というもので、それだけ聞けば簡単そうだが実際はちと面倒。何故なら奴等は出現するマップ(部屋)が決まっているので、同じ色のものを連続して倒すために他の色がいるマップをダッシュで駆け抜けなければならないのだ。
このプロパゲーターに関してはシンボルエンカウントの上、奴等はスコールの姿を見つけた瞬間突っ込んで来るので、上手いこと避けなければならない。
ただ、「プロパゲーター」はそこまで強くはない。リノアと2人での戦闘になるのでやや戦力不足が気にはなるものの、敵はステータス変化に弱いのでS攻撃に「ペイン」や「デス」を付けておくと楽に勝てる。
が、何が起こるか解かったもんじゃないのがこの世の中。いきなり停電になっちゃって「ルナサイドベース」のセーブデータからやり直し、とかなった日にゃあ地獄ってなモンである。
そこで、やっぱりセーブポイントを激しくギヴミーしてしまうのだが、一応、機内に有るには有る。ただ、そこに行くまでに最低2回(上手くいけば1回?)「プロパゲーター」と闘わねばならない。しかもこの2体は色が違うので、復活しちゃう事を覚悟の上でだ。
そんなワケで臨んだ1体目(紫)との戦闘。セーブポイントがあるマップの手前マップにいて、階段を降りてきたスコールを見つけるなり突進してくる。それを倒したら、次はセーブポイントのあるマップへ移動。このマップにいる2体目(緑)を倒せば、晴れてセーブ可能。
しっかりがっちりセーブをし、完全に「リノア宇宙キャッチゲーム」を繰り返す可能性が消滅したところで、本格的な宇宙怪物駆逐作戦に移る事に。
さて、ここからは「プロパゲーター」が復活しないように戦っていく。セーブポイントに居たのは緑色だったので、今度も緑色を倒さなければ折角倒したものが再び復活してしまう。
そのため、もう一体の緑を倒しに行きたいのだが、そいつが居るのは現在位置から4マップ分も先の上、各マップには他の色が待ち構えている。ここは根性で駆け抜けるしかない。
そうは言うものの、実際やってみると解かるのだが、面倒なのは最初に待ち構えている紫だけ。こいつの居るマップさえ切り抜ければ、あとはダッシュの繰り返しでもう一体の緑の元へと楽に到達出来る。セーブさえ出来ていればやり直す事も可能なので、そのうち成功するだろう(ΘωΘ)
もう一体の緑を倒す事に成功したら、お次は一方通行のドアロックを外し、その向こうにいる赤と戦闘。で、再び緑(2体目)がいたマップに戻り、紫の居るマップを駆け抜けその次のマップにいる赤(2体目)と戦闘。
その後は前のマップにいた紫を倒し、続けてもう1体(階段を降りた先のマップにいるヤツ)の紫もボコる。
そこまで出来れば、残りは黄の2体のみとなるので、そいつらを倒しリフトで登った先にあるコクピットへと向かえば(連中を全滅させないとロックが解除されない)イベントが始まる。
一つ断っておくが、以上の倒し方はあくまで私がやった方法を追って書いただけであり、別に「効率の良いやり方」とかそんなのじゃあ無いです(ΘωΘ)
ちなみに、「プロパゲーター」共は「オーラストーン」「アルテマストーン」等の素敵ストーンを落とすので、余裕があるならば、わざと順番滅茶苦茶に倒してストーン稼ぎするのもいいかもしんない。効率悪い様な気もするが。
ラグナロク コクピット
宇宙怪物を殲滅してコクピットに入った後は、恐怖のイチャこきイベント第二弾。
コクピットに入ったところ、エスタのエアステーションから電波による通信が入り、この飛空艇の名が「ラグナロク」だと判明。そのまま通信での指示に従いあれこれ弄った結果、スコール達はラグナロクと共に地上へと戻れる事になった。
で、少しでも燃費を抑える為に機内の重力発生装置を切る事になるのだが……こっからもうリノアとスコールがベタベタしちゃって見てらんない。BGMは「Eyes on me」だし、ポリゴン荒くてなんか怖いし(それは無関係では)。
そういう訳で、ここからは二人の会話の端々から推測出来る事について触れてみます。
未だに謎が解決していないのは、エルオーネがどのタイミングでイデアの孤児院に入ったのか、という事。
エルオーネが孤児院を出たのは「白いSeeDの船」(当時はそういう呼称では無かっただろうけど)に身を隠すため、という事は判明したが、ではいつ入ったのかというのは依然謎。
ラグナ編から推測するに、少なくとも、エスタに連れ去られた後の話である事は間違い無さそうだが、と、いう事は孤児院に入れたのはラグナである可能性が出てくる。しかしあの御仁に限ってそんないい加減な事をするとは思えないので、謎は深まるばかり。大体、エルオーネはレインの養女であるワケだしなぁ。
さて、盛り上がりも終盤に来たようなので現状復帰。実のところ、イチャイチャといっても、スコールは未だ素直になりきれずクールを気取っちゃってる部分があるんだけど。
しまった、セルフィあたりに頼んで「リノアリノアリノア」状態の奴を撮らせておけば良かった。
それはともかく、帰還中のラグナロクに再度通信が入ったので応答すると、リノアが既に魔女と位置付けられている事が判明。地上に帰還した暁には封印されてしまうと知り、怯えるリノア。そして、スコールがリノアを抱き締めたところで画面が暗転していくワケなのだが、この辺のリノアはなんか可哀想だ。そうだよなぁ、自分のせいじゃあ無いのになぁ。
一時はイデア戦の時に(パーティに入れてないのに)大講堂に来ちゃったのが悪いんじゃ、とも思ったが、どのみちアルティミシアはリノアを乗っ取ってたと思う。魔力の器だったワケだから。
ところでスコール。暗転直前、「前に誰かが言ってた通り」云々言ってましたが、それを言ったのは「誰か」じゃなくて「アーヴァイン」だったでしょうが。トラビアガーデンの時に(´・ω・`)
二人にとっては絶望的な状況の中、遂に地上へと降り立ってしまった「ラグナロク」。着陸地点ではエスタの人間が待ち構えていて、魔女の力をリノアごと封印する、とか何とか言いやがる。普通ならそんな目に遭うのはゴメンなのだが、魔女アルティミシアの真の目的を知っている(中に入られてる時に知ったらしい)リノアは、敢えてエスタの要求を飲んでしまった。
リノアが言う事にゃ、魔女の真の目的とは「時間圧縮」らしい。具体的な事は解からないが、それをやられると、アルティミシア以外のものは存在出来なくなってしまうのだという。でもって、アルティミシアはリノアの身体を使ってそれをやろうとしているらしく、そんな事に身体を使われるぐらいだったら封印された方がマシ、って考えみたい。
そうなると、アルティミシアはアデルの封印を解く為だけにリノアの身体を使い捨ててたワケじゃあ無いって事になるなぁ。
ちなみに、リノアがこの決意を告げた後、エスタの人間が「ステキなプレゼントがありますよ。美しいバングルです」なんて事を言うのだが、テメェ、それってアレだろ、「オダインバングル」!
ところで、一方のスコールはと言うと、リノアがいよいよ連れて行かれる段になってようやく「リノア、行くな!」と。
だが、リノアはそんなスコールに「遅いわ!」と突っ込みを入れる事はなく、「恐れられたり嫌われたりする前にいなくなりたい」と、エスタの人間達と共に去ってしまうのでありました。
宇宙くんだりまで行って二人の世界を作り上げておきながら、この展開は無いだろうとお思いでしょうが、ご安心下さい。実は、この二人のイチャイチャイベントは未だ終わっちゃあいないのです。続きはまた次回に。
ラグナロク
もうプレイ日記なんだかシナリオ紹介なんだか解からなくなってきた今日この頃。
リノアがエスタの人間に連れて行かれてしまい、スコールが一人ラグナロク内でいじけ虫になっていると、突然「ただいま〜」と登場したのはアーヴァイン。おお、無事だったのね。
スコールが脱出ポッドから脱出するという離れ業をやった後、ポッドは無事に地上へと戻れたらしい。が、アーヴァインは不時着のショックで失神してしまい、意識が戻った時にはエルオーネの姿は無かったのだという。現場には争った後があったので何者かに連れ去られた可能性が高いそうだ。
で、駆け付けたエスタの救助隊からスコール達の話を聞き、ラグナロクの所まで連れて来て貰ったらしいのだが……よく、スコールがラグナロクの何処にいるか解ったね? この船だだっ広いのに。
「スコールが宇宙にとびだした時、僕は考えたさ〜」と切り出したアーヴァインは、スコールの事を「ヒーローの様だった」と告げ、更にはヒロイン(リノア)の所在を尋ねてきたのだが、直後、ゼル達がどやどやと到着。「無事で良かったぜ〜〜!」の一言で再会の挨拶を済ませたゼルは、テキパキと報告を開始した。
ゼルの報告をまとめると、地上での動きはこんな感じだったらしい。
・「ルナパン」騒ぎの所為でイデアが目的を果たせなくなったと思いきや、イデアは知らない間に誰かに(実はリノア)魔女の力を継承してしまい、魔女ではなくなった。
・「ルナパン」を動かしているのはガルバディア軍。17年前エスタが海に投棄したのを引っ張り上げた(←アルティミシアがサイファーに命令した内容)。
・「ルナパン」の中身は『だいせきちゅう』(大石柱)。それがモンスターを誘引しているようだ。
・「月の涙」に混じってアデルが封印装置ごと地上に落下。それを「ルナパン」が回収してしまった。
・オダインによるとガ軍の目的はそこにあったらしい。
これだけの内容をゼルが喋ったのはよかったが、「あとにしてくれ」と言い出すスコール。リノアの事で頭が一杯で、他の事まで頭が回らないのだ。
で、リノアがイデアの力を受け継ぎ魔女になってしまい、既にエスタに連行されてしまった事を仲間達に告げると、セルフィは迷う事なく「追いかけなくちゃ」と客席を飛び出し(アーヴァインも後にそれを追う)、残ったキスティスとゼルは「リノアが望んだこと」だとか何とか言っちゃってみすみす彼女を行かせてしまったスコールに対し、思いっきりお説教。
「宇宙にまで行ってリノアを助けたのは、なんのためだったの?」
これはプレイヤーが問いただしたい事でございます。
キスティスに「バカ」と言われたスコールは、それで漸く目が覚めたのか、「なんとかパンドラ」(笑)やエルオーネの事はよくわからんので、リノアを取り返しに行ったる! と宣言。直後、ラグナロクが飛行している事に気付いた3人が慌ててコクピットへ向かうと……セルフィが操縦してた(゚д゚)
適当にやったら飛んだ、と言うセルフィに、スコールはリノアを奪還すべく「魔女記念館」へと向かうよう頼むでありました。
魔女記念館
そんなこんなで無事にリノアを取り戻したスコールは……って、え? 省き過ぎ? だって、イチャこき最高潮でプレイヤー置いてけぼりだよ?
……もとい。「魔女記念館」に向かうと、仲間の見送りという事で特別に通して貰える事になった一行。中に入ってしまえばこっちのもの。エリート傭兵の面目躍如たる手際の良さ(?)で制御室を占拠してしまった。
ちなみにこの時ゼルとアーヴァインを連れて行ったのだが、ゼルはともかく、アーヴァイン、銃を抜くのはマズいだろ(笑)。
この後は、アデルと同じ様に封印装置に閉じ込められた(パッキングは未だ)リノアと再会。思いっきり装置をぶっ壊したところでムービー開始。スコールとリノアの抱擁シーンですわ。たぶん、この時の二人がロゴに描かれているイラストの二人でしょうな。さ、次行こ、次。
リノアと共に記念館から脱出しようとすると、案の定兵士に取り囲まれた一行。こうなったらバトルしてでも、と身構えたところ、どっかで見た事のある無言の大男が兵士達を制止し、スコール達を行かせてくれた。「無言の大男」って時点で誰だか解かるよね……とか言いつつ、最初プレイした時は全然気付かなかった私は彼のファン失格。
ちなみに、この大男はスコールの居る方へと身体を向けてくるのだが、試しにスコールで男の周りをグルグル回ってみると、男もその場でグルグル回転してくれる。うわー、楽しーい。……次行こう。
ラグナロク コクピット
リノア奪還後、場面はラグナロクのコクピットへ。これで漸くメンバーが再び揃ったワケなのだが、ここで「嬉し過ぎて恥ずかしい」、と言うリノアに対するセルフィの「うれしいのはいいよね〜」という台詞が何かお気に入り。うん、嬉しいのはいいよなぁ。
それはさておき、これからどうするかを考えるワケですが、何はともあれガ軍……いや、アルティミシアの言いなりになっているサイファーが動かしている「ルナパン」をどーにかしなきゃ、という話に。この時「魔女をブッ倒すのが仕事だぜ!」と意気込むゼルをスコールが一喝すると(リノアも魔女なので)、ナーバスになっているリノアは、イデアの孤児院に行きたいと言い出した。魔女が自分の中に来るかもしれないから、人が多い所は嫌なんだって。
そんなリノアの気持ちを汲み、スコールは孤児院に行ってくれるよう頼むのだが、サイファーがアルティミシアの言いなりならスコールはリノアの以下省略。
さて。これで漸く、メンバー全員で世界を探索出来る状態になる。早くここまで持って行きたくて、頑張ってシナリオを進めてみたワケなのです。
エスタ
未着手のイベント類は色々あるのだが、先ずはエスタの街に戻ってみる事に。目的はオダインから「ウォード」のカードを奪い取る事なのだが、以前とは違いエスタ市街でもエンカウントする様になっているのが非常に面倒。しかも比較的強い部類のモンスターが出ちゃうし。
余談だが、このエスタ市街での戦闘でスコールのLVが見事カンスト(LV100)しましたー。わーヽ(´ー`)ノ
オダインからサクっと「ウォード」を奪ったら、今度は大統領官邸に向い、放置していたカードクィーンと勝負。実は以前に取られていた(移動させるために取らせたとも言う)「イデア」のカードを奪い返し、ドールへと移動するのを確認後、スコール達もドールへ行く……前に、ちょっとシュミ族の集落にでも寄ってみるかぁ。
シュミ族の集落
ラグナロク入手後にシュミ族の所へ行くと、遂にラグナ像の完成イベントが。「F.H.」の釣り爺さんも再び登場し、彼がお祝いと称して送った曲は……おい、これって前に仲間達が「F.H.」で演奏した曲じゃんかよ(笑)。「『F.H.』で演奏したんだから『F.H.』にも使用権ありぢゃろが」だってさ。
更に、チビ弟子に対する爺さんなりの想いを聞かせてくれた後、去ろうとする爺さんに「『F.H.』の本当の意味を教えてくれないのか?」とスコールが問うと、「まぁ、そのうちな」との返事。え? あの時教えてくれたテキトーな理由って本当じゃ無かったの? しかも、スコールそれを見抜いてたの?
その後、お付きと二人だけにして欲しいという長老の希望を汲み、工房を出て行くと、長老とお付きの過去を交えた会話イベント発生。17年前にラグナが集落へやって来た時の想い出を語り始めるのだが、お付きってホントにラグナを尊敬してるみたい。早く変身して彼の役に立ちたかったらしいのだが、結局、長老になる気配を感じてしまったのでそれも適わない様だ。長老になっちゃたらもう集落から出られないのでね。
また、お付きがラグナ像作成を渋っていたのは造る事によって心の整理が出来ちゃうからだったらしい。本当は腹を括ってるんだけど、それを認めたくなかったのね。
この後は、画面がセピア色になり17年前のラグナ登場。怪我が完治した彼が集落を発つ日のエピソードを見る事が出来る。で、再び現代に戻り付き人の「今のシュミ族を見てほしいし、今のラグナ殿を見みたい……」という台詞を小型ムンバがRECするところでシュミ族関連のイベントは完結。なにげに良いイベントでございました。
…………この一連イベントで後悔した事と言えば…………お付きを説得し、ラグナ像作成に参加させた後、長老からお礼として「ステータスガード」(G.Fがアビリティ「ST防御J×4」を覚える)が貰える筈だったのだが、それを見事に貰い損ねちゃってた事が発覚。しまったーッ、大 失 態!
逃がした魚はなにげにデカい、って事で、失意のままシュミ族の集落を後にしたのだった(´;ω;`)
石の家
シュミ族のイベントも終わり、次は何に取り掛かろうかとアレコレ考えた結果、リノアを孤児院に連れて行く事に。シナリオ進めるだけだし。
孤児院の庭に入ると、そこにはリノアの愛犬アンジェロの姿が。リノアと一緒に歩き回っている設定なのに、この子が絡むイベントの時じゃないと姿を見せてくれないのが寂しい。せめてラグナロク内を自由にトテトテお散歩してたりしてくれれば良かったのになぁ。思いっきり自分の都合だが。
それはともかく、何処かへ歩き出してしまったアンジェロをなんとなく追うと、裏手の花畑へ出た。その時のパーティはゼル&アーヴァインだったのだが、気を利かせた二人はリノアを呼びに行ってしまいその場に残ったのはスコールとアンジェロのみ。
リノアをエスタへ連れて行こうとするイベントで露呈した事だが、スコールは人目が無いとやたら素直な少年になる。アンジェロの側で屈み込み「気にしてるから、魔女の話はしない方がいいよな」とか「魔女でもいいのにな。お前も気にしないだろ?」などと妙に可愛い事を言う。犬相手に相談すな。唯一の救いはそれを声に出してない事かしら。
アンジェロと心でお話していると(アンジェロは聞いて無さげだが)リノア登場。おいおい、いくら人払いしたいからって自分の愛犬まで追い払うなよリノア。
リノアの目下の不安は、アルティミシアが入って来た場合のこと。世界を敵に回すかもしれないと怯える彼女に、スコールは自分がリノアの「魔女の騎士」になる事を決意する。その志は大変立派ですが、そういう事はちゃんと口に出して言ってあげようね、スコール。「(俺は……そう、魔女の騎士)」って、何か遠い目をして言ってるイメージ。
それにしても皮肉なのは、サイファーに関して。彼が心から望んでいたものは歪な形でしか成す事が出来ず、一方、彼にとって魔女を脅かす存在であるスコールこそが、真の魔女の騎士なのだから。一方的な想いだけじゃあ魔女の騎士にはなれないんだろうね。
さて、話の続き。大雑把に言うと、スコール君曰く「俺の側にいろ」って話なのだが、リノアはこの「俺のそばからはなれるな」という台詞が「はじまりだったの」と言う。言った本人はすっかり忘れてるのだが、最初にこれを言ったのは魔女暗殺作戦の時。「シュメルケ」に襲われたリノアを救出後、怖がって縋り付くリノアに対して言ったんですね……って、今調べたの。「メモリアルアルバム」で。ついでに言うと、この「はじまり〜」云々はちょっとした伏線になってる様です。
リノアの夢の話を真に受けた聞いたスコールが孤児院を二人の「待ち合わせ場所」に決めた直後、緊急報告のためゼル登場。エスタの大統領官邸からラグナロクに無線が入り、魔女アルティミシアを倒す作戦の実行部隊としてSeeDを雇いたいと言ってきたらしい。
一時はリノアを奪い返すための罠かもと警戒したスコールだったが、通信相手の名前が「キロス」だという事を知ると、取り敢えずエスタへと向かう事にするのだった……が、その前に。
折角孤児院来たんだからママ先生にご挨拶して行こう。よく考えたら、月に行く直前に別れたっきりだったんだもん。
魔女の力を失ったイデアの言う事にゃ、魔女は「魔女の騎士」と共にある事で心が安定するんだそうな。で、「魔女の騎士」を得られなかった魔女は高確率で「悪しき魔女」になっちゃうらしい。やさぐれるって事か(ちがう)。
ちなみに、明言こそはされないが、イデアの魔女の騎士はシド学園長である事が窺える。この事から推測するに「騎士」ってのはあくまで「魔女を守る者」の象徴であり、別にスコールみたく戦闘に長けてたりしなくてもいいって事なのね。精神的な支えであれば良いワケだ。恋愛感情は必須なのだろうか……家族とかじゃ成り得ないモンなのかしら。
SeeDと魔女の騎士の両立は大変だけど、まぁ頑張れ、ってな励ましを受けつつ孤児院から出ようとすると、フィールドに出る直前ママ先生に呼び止められた。なんか話しておきたい事があるみたい。
ママ先生が口にしたのは、彼女が魔女になった顛末。子供の頃から魔女だったという話は聞いていたのだが、13年前、もう一度魔女になったのだという。
それって、子供の頃魔女だったのが何かの拍子で魔女でなくなり、そしてまた魔女になっちゃったて事なのか、それとも魔女の力を上書きされちゃったって事なのか。よくわからん。
それはともかく、13年前にこの場所(孤児院)で瀕死の魔女に遭遇してしまったイデアは、子供達を魔女から守るため(=スコール達を魔女にさせないため?)、自ら魔女の力を継承し、そこからは皆の知っている様な展開になった。が、その時から始まったイデアの苦しみも今はもう終息を迎え、「どんなつらい物語にも終わりがある」ことを知った彼女は、スコールに「それが誰かの悲劇の幕開けだったとしても」、「あなたの戦いの物語を終わらせなさい」と告げるのだった。
このイデアの台詞、最初聞いた時は何だかチンプンカンプンというか繋がりがイマイチ解からんかったりするのだが、そのうち「ああ、なるほどな」と激しく頷く事でしょう……ってか、察しの良い人は初回プレイでも気付いちゃうと思う。
さて、今回は大統領の召喚に応じるためエスタへと向かうのだが、その前に「ドール」に行ってカードクイーンに「コチョコボ」を取らせ、直後、クイーンの息子から「セクレト」&「コチョコボ」を奪取。
私個人の意見でございますが、老絵描きの息子……即ちクイーンの息子がちょっと寂しそうなのは、爺ちゃんに構って貰えないというのに加え、母ちゃんにも相当な問題があるからだと思うのよ(´・ω・`)
エスタ 大統領官邸
「カードクイーン」親子の問題はさて置いて、エスタの大統領官邸に赴いたスコール達。許可が降りているというので大統領の部屋に入ると、そこに居たのはエスタの衣服に身を包んだキロスとウォード、そして、一人だけラフな格好をしているラグナだった。
この対面により、ラグナがエスタ大統領であるという事が判明。スコール達が過去を追体験していたという事も彼は知っていた(エルオーネを通して)。
更に、このイベントでは今までミッシング・リンク状態(大袈裟)だった事柄が一気に解明(というか説明)される事になるのだが、簡単にまとめるとこんなカンジ。毎度毎度で恐縮ですが。
・エルオーネ
エスタから救出された後、ウィンヒルのレインの元へと一人送り返されたものの(ラグナは一緒ではなかった)、間もなくレインが死んでしまったため孤児院に送られてしまった。おそらくレインの「赤ちゃん」も一緒。その後暫くは孤児院で育ったが、彼女を探し始めたオダイン博士の手から逃れるため船(白いSeeDの船)に移され、そこを拠点とし10年以上を過ごす。で、ガ軍と交戦した際に遭遇したエスタの船に飛び移り(「白いSeeDの船」でリーダーから聞いた話がこの件)そのままエスタ入り。月に行っていたラグナを追って「ルナサイドベース」に向かったまでは良かったが、リノア騒動に巻き込まれた挙句ガ軍に拉致され現在は「ルナパン」にいる模様。
ちなみに、彼女がスコール達をラグナの中に送っていた理由は、レインの死に際に側に居るようラグナに伝えるためだったらしい。
・ラグナ
エルオーネを助けた後、反アデル派と共闘。オダイン博士に協力させ(彼は別にアデルに忠誠を誓ってたワケではない)、先ずは破壊兵器である「ルナパン」をエスタ西方の沖に投棄。更にはアデルの封印にも成功し、ラグナロク3機で封印装置ごと宇宙へ飛ばした(ムービーあり。かっちょいい)。
その後、英雄認定された挙句大統領になってしまった彼はとりあえずエルオーネを先にレインの元へと送り返したものの、大統領の激務に追われる間にレインは死に、エルオーネも孤児院送り(当時は行方不明だと思っていた?)。そして気がつきゃ10数年。
以上、エルオーネとラグナについてまとめたのだが、ちょっとばかりラグナさんの行動に引っかかるモノがある。何故、十数年もエルオーネを行方不明状態にしていたのだろうか。
孤児院に入ったらしい事は知っていたとしても、彼女は途中から船上生活になってしまったし、孤児院もスコール達が出た後は無人になっていたのだろうから「行方不明」というのは間違ってはいないと思う。が、危険を顧みずアデル支配下のエスタに潜入してしまう程にエルオーネを大事にしていた筈の彼が、大統領の仕事が多忙という理由だけで、彼女の事をあそこまで放っておけるモンなんだろうか。
それこそリノアをエルオーネに会わせるために宇宙まで行っておきながら、「リノアが望んだから」という理由であっさり行かせてしまった時のスコールの様に。
ただ、スコールは「リノア>世界」という結論を出した様だが、ラグナの場合は私情よりも「不安定な大国」を放り投げる事は出来なかったのだろうから、一概に責められない部分もある。たぶん再会したエルオーネに聞くまで自分に子供が居たって事も知らなかっただろうし、難しいところだ。
しかし、これでエルオーネが言ってた「私がどんなに愛されていたかわかった」という台詞が腑に落ちた気がする。自分を一人ウィンヒルに送ったっきり音信不通になったラグナおじちゃんに、彼女も不安を抱いてたんだろうなぁ。愛を疑った……と言えば大袈裟だけど。
ついでにもう一つ引っかかったところを言うと、封印したアデルを宇宙に打ち上げる件でラグナが「クサいものにはフタを」「イヤなものは遠くへ」とか言ってるが、これって誰かから聞いたエスタの理念と矛盾してる気がするんですが……。確か「敢えて目の届く所に置いておく」とか、誰か言ってた様な。
まぁ、どんなに矛盾があっても「ラグナだし」の一言で片付きそうですが、このあたり。
ちなみに、ここでのラグナとの会話は選択肢で聞きたい事を選ぶ形式なのだが、作戦について尋ねるとシナリオが進む事になるので、ここでちょっと一休み。画面の端で会話を見守っているキロスに声を掛けてみると、選択肢が出現。「変な服だ」を選ぶと「ふふふ……うらやましいか」との返事が。ヘ、ヘンな人!
話は本筋に戻り、魔女アルティミシアをどーにかするための作戦会議。作戦についての説明を求めるとオダイン博士が登場。具体的な説明に入る前に、アルティミシアの話になった。長いので、まとめると以下の通り。
・アルティミシアは未来の魔女。肉体は自分の時代に置き精神だけを過去の世界に送り込んでいる。
・アルティミシアのその能力がエルオーネの力に非常に酷似しているのは当然で、アルティミシアの時代にはエルオーネの能力を機械化したものが存在しているらしい。
・過去、エルオーネに興味津々だったオダインは、彼女の能力を分析し「ジャンクション・マシーン・エルオーネ」なるものを発明していた。
・その機械は改良を重ねられ、アルティミシアの時代にはかなり本格的な装置になってしまっている。
・機械のネーミングのせいでアルティミシアがエルオーネの存在を知ってしまい、エルオーねは悪しき魔女に狙われるハメになった。
これらを踏まえた上で考えられたのが、アルティミシア打倒作戦。アルティミシアを倒すには当然未来に行く必要があるのだが、エスタの技術といえども人類は時を猛スピードで駆け上がる事は出来ない。だから諦めるしかないね! 解散! ……といきたいところだが(いきたいのか)、少し前にリノアが教えてくれた魔女アルティミシアの目的に解決の糸口があった。
魔女アルティミシアの目的は、「時間圧縮」。それを行う事により何をするつもりなのかは解からないが、これまでの行動から推測するに、アルティミシアはエルオーネを使ってスコール達の時代から更に過去に行きたいらしい(だから今の時代は未だ圧縮されていない)。
そこで、アルティミシアの行動を逆に利用する……つまり、わざと時間圧縮を発生させ未来へ殴り込んでみよう、というのが今回の作戦のテーマなのだ。
作戦の具体的内容を説明すると、こんな感じ。
スコール達がルナパンに乗り込み、エルオーネを奪還。
↓
覚醒真っ最中のアデルをどさくさに紛れて倒し、この時代の魔女をリノアだけにしてしまう。
↓
アルティミシアは当然リノアにしか入れなくなるので(魔女の器じゃないと力が使えない?)、アルティミシアがリノアの中に入って来たのを見計らい、エルオーネはリノアの意識ごとアルティミシアを過去の魔女(アデルorイデア)に送り込む。
↓
アルティミシアが過去で「時間圧縮」を使ったら、リノアとアルティミシアの意識をそれぞれの身体(時代)に戻す。
……ってな具合。
リノアが無事に戻って来たら、あとはスコール達の出番。時間圧縮された世界を未来方面へと進み、アルティミシアのいる世界へ到達すればいいのだ。
以上が作戦の大まかな流れなのだが、正直、疑問点が多すぎる。アルティミシアが時間圧縮する理由は置いておくとして、何故、スコール達の時代よりも更に過去に行く必要があるのだろうか。アルティミシアのいる時代からでは、圧縮出来る時代に限界があるのだろうか。また、そう都合良くアルティミシアが行動を起こしてくれるのだろうか……とかね。
他にも色々あるのだが、妙なパズルと同じで「ココが解ければアソコが違ってくる」の繰り返しになっちゃうので、深く考えるのは止める事にする(笑)。
ラグナロク
さて、大方の説明が済んだら作戦開始。「ラグナロクに一回乗りたかった」というラグナの号令の元、ラグナロク内で最後の作戦説明と相成る。
最後の作戦説明と言っても、要は作戦のおさらいと心構え。本来自分達が存在する事は不可能である筈の未来世界に行くという事で、お互いがお互いの存在を信じなさいね、というのがラグナからのアドバイス。何でそういう事を知ってるのだろうこの人は。
余談だが、ここでスコールの出生に関する話の断片を聞く事が出来る。ラグナロク客室での作戦説明が終了した後、その場に残っているキロスに話掛けてみると「母親に似ているな、君は」と言われ、ウォード(キロスが通訳)には「父親に似なくて良かった」、そしてラグナには「ぜんぶ終わったらゆっくり話そうな」、と。……ここまで言われりゃ、スコールの正体(?)は割れたも同然。
そういや大統領官邸から出る時に気付いたのだけれど、官邸内のホール入口の扉上部に飾ってある絵ってよく見たら「ウィンヒル」の風景画だったのね。なんか切ない……。
ラグナ達との会話を終えフィールド画面に戻ると、後はルナパンにラグナロクごと突っ込むまでシナリオは進まない。そこで、ようやくサブイベント消化タイムに突入する。これが一番楽しいんだイヒヒヒ(怪)。
先ず着手したのは、オーベール湖の巨大生物に端を発する……って、うわ、今「TONGUEをハッスル」って出た! 馬鹿だ、このIME(゚д゚)!
……もとい。巨大生物のヒントに基づき4つの石を収集し、刻まれた文字を解読すると、エスタ北部の「モルドレッド平原」の中央部にいいものが埋めてあるらしい事が解かる。
そこで早速「モルドレッド平原」へと出向き、○ボタンを連打しながら歩き回ると(「エンカウントなし」を付けとくのが懸命)、四種類の人面石に翻弄される人生をエンジョイすることとなった。
人面石の言う事を適当に取捨選択しつつ歩き回り、「スリースターズ」を入手。
大まかな場所を説明すると、平原を西から東に進んでいくと急勾配に差し掛かるので、その坂の手前辺りを探せば見つかるかと。
こんな調子で、本編そっちのけのサブイベントはまだまだ続くのであった。続きは次回。
海洋探査人工島
今回も元気にサブイベント攻略。本日のメニューは「海洋探査人工島」探索でございます。
この島は「地獄に一番近い島」の最南端から気持ち南南西寄りに南下していくと姿を現す、いわば隠しダンジョン的位置付け。
人工島と言っても既に廃墟となっている様で、巨大な施設は朽ちかけ、外壁には蔦植物が這っていたりする。廃墟マニアにおススメの物件(ΘωΘ)
初めて島に入った際、「オレの中の『物知りゼル』が発動しそうだぜ」とゼルが言うので「自分で『物知り』言うな」とツッコミを入れ……たいのをグッと堪え説明を促すと、ゼルは喜んで語り始めた。
物知りチキンによると、この島は「軍艦島」(廃墟のお手本の様な名前だ/笑)と呼ばれ、世界各地を巡ってエネルギー資源やら何やらを採取したり、G.Fを研究していたという噂もあった施設らしい。が、現在は何らかの理由で放棄され、無人の状態で海洋を彷徨っていた様だ。
だが、スコールが一番驚いたのは、この島の正体についてではなくそれらの事を知っていたゼルに対してだった。「(もしかしたら本当に物知りなのか?)」って、君、失礼な奴だな。
前置きはさておき、この島での目的はG.F「バハムート」&「エデン」の入手。数年前にプレイした際は「バハムート」は入手したものの「エデン」はゲット出来なかったので、リベンジとも言える。
そういうワケで先ずは「バハムート」を入手すべく内部へ。中に入ると直ぐに青白く光るでっかい柱の様なものが目に入り、フィンフィンと妙な音が鳴っている。ゼルに言わせれば「何かと共鳴してる感じだ!!」だって。
ま、近付いてみれば解るだろうということで先に進むのだが、ここはちょっとしたミニゲーム仕様。青い柱が一際輝いている時に進むと、強制バトルに突入してしまうのだ。要するに「だるまさんがころんだ」みたいなモンだね。
時々フェイントかけてくるのが腹立たしいのだが、出現するモンスターは正直大した事が無いので、面倒だったらズカズカ進んでも大丈夫かもしんない。
青白く光る柱の元まで行くと、正体不明の声が響いた直後、容赦なく「ルブルムドラゴン」との強制バトル。それに勝利すると再び声が響き「『ごめんなさい』、する?」といった意味の事を問われるので「うんにゃ」と答えると(選択肢)、またしても「ルブルムドラゴン」との戦闘になる。
で、この2戦目にも勝っちゃうと今度は「なんで闘うワケよ?」(意訳)とありがちな事を尋ねてくるので再度選択肢から選ぶ事になるのだが、これがちょっとした引っ掛け。
一見選択肢は2つだが、実は2つ目の選択肢の下の空欄も選択出来るようになっていて、言わば3つ目の選択肢が隠されていたのだ。
VS バハムート
3つ目の選択肢を選ぶと、いよいよG.F「バハムート」が登場。問答無用でバトルに突入する。この戦闘で注意すべきは「背景がグルグルピカピカしているので目を回さないこと」ぐらいか。
個人的にFFで「バハムート」と言えばどうしても最強の召喚獣だったり幻獣だったりのイメージがあるのだが、ぶっちゃけ今回のはショボイ。「メガフレア」モロに喰らっても大惨事にならない「バハムート」なんて! ……って事なので、「メルトン」がけでサクサク倒せるかと。そもそも、ステータス異常の「暗闇」が効いちゃう時点で駄目だろ。
戦闘に勝利すると、スコールを面白人間と認定したG.F「バハムート」を入手。名前を「エリンギ」に変名したいのをグッと堪え、早速ジャンクションをとステータス画面を開いてみたら、何か違和感。何故だろう何故かしら……と画面をまじまじと眺めたところ、原因判明。プレイ時間が100時間越えて血の色になってた(。A 。 )
この後は引き続きG.F「エデン」を求めて施設の奥へ行く事になるのだが、「バハムート」戦の後、一旦施設から脱出する必要がある。
態勢を立て直した後(正確に言うとラグナロクのコクピットに入った後)で再度訪れると、例の青白く光る柱があった場所に穴が空き、いつの間にか生えた樹木を伝って下へ降りる事が出来る様になっていた。
降りた先は巨大な円形(半円か扇型かも)の部屋。周囲は一面透明な窓で、外を泳ぐお魚が丸見えで、ちょっとした海中展望施設状態だ。
内部は適度に荒れているのだが、アーヴァインが瓦礫の中に何かがある様だと言うので調べてみると(この時ゼルは外に見とれて無反応/笑)、瓦礫に埋もれている端末を発見。未だ電源が生きているそれが表示したのは、この施設の構造に関する情報だった。
情報によればここは6層からなるタワーで、海底遺跡まで繋がっているらしい。また、壁で区画分けされている各層は個別に回転する仕組みになっていて、各層を回転させる事によって任意の区画に行く事が可能。
ならば早速グルグルやってみましょうよ、といきたいところだが、そう単純な話ではなかった。
厄介な事に、各層を回転させるためのエネルギーが不足気味なので、必要最低限のエネルギーのみを消費しつつ下層へのルートを開いていかなければならないのだ。
具体的にどうするかと言うと、デフォルトで「20」用意されている「予備蒸気圧」(=エネルギー)を上手く節約しつつタワーを回し、下層へと進んでいく。連結する区画は使用した「予備蒸気圧」の数値によって変化し、最下層に到着するだけならどの区画を進んでも構わないのだが、そこから更に下にある海底遺跡に入り、且つその最深部でG.F「エデン」を入手したいのなら話は別。
その場合は「予備蒸気圧」が最後の最後まで必要になってくるので、最も「予備蒸気圧」の使用量が少なくて済むルートを進まなければならない。
正直な話、今回のプレイでは素直に攻略本のお世話になってしまったのだが、それによると「真のルート」は全13通り中1つしか無いようだ。「予備蒸気圧」の不足をゼルの怪力でカバーするルート(5通り)も有るには有るが、その場合は「嬉しくないオマケ」が漏れなくついてくるので正しいルートを選ぶに越した事は無い。詳しくは後述する。
そんなこんなでいざ出陣。「エネルギー量により3〜5層をつなげている部屋がかわります。最下層での作業に使用する量を残す事もお忘れなく」という不親切極まりないメッセージに見送られ、先ずは第2層へ。最初は4しか選べないのでこれをサクッと入力するだけだ。
次の第2層では2消費して第3層フロア(区画)No.2へ。このフロアには唯一「予備蒸気圧室」があり予備蒸気圧を補充出来るので、そこで7確保し、次は1だけ使って第4層へ。後はひたすら1だけ消費しつつ進んでいくと、14残した状態で最下層である第6層へと到達出来る。
第6層にある扉を開ければその先は海底遺跡なのだが、扉を開けるには4必要。但し、パーティにゼルが居る場合に限り、条件さえ揃っていれば彼が強引に扉を開けてくれるのだが、これをやっちゃうと海底遺跡突入後に面倒な事になるので、ここはやっぱり真ルートで降りて来ておきたい。
タワーの下に広がる海底遺跡は、更に下へ下へとスコール達を誘う。身も蓋もない言い方をすれば、ダンジョンらしい仕掛けや罠なんかは最底まで一切皆無。ひたすらに底を目指して駆け下りるだけだ。
ただ、前述したようにゼルに扉を開けさせた場合は話が別。ペナルティが発生し、10箇所で強制バトルするハメになる。出現モンスター見る分には大した事無い気がしないでもないのだが、バトルが鬱陶しい。
さて、漸く辿り着いた最深部でスコール達を出迎えてくれたのは荘厳な巨像……とかじゃあなく、ポツンと放置された端末だった。人工島の人間が設置したのだろう。
近場にあった隠しセーブポイントでしっかり保険をかけ、最後に残っていたエネルギー10を使って装置を動かしてみると、何やら引き上げを開始。「お〜さらに下から引き上げるのかあ」って、何か妙にアーヴァインが楽しそうなんですが。
始まった巻上げに「何が……始まるんだ?」とボヤいていると、突如エマージェンシーコール発動。『作業再開……担当者以外に避難警告』とアナウンスが流れる一方、巻き上げは異常に激しくなるわ周囲の石は共鳴して光りだすわ空気が重くなるわとそりゃもう大騒ぎ。そしてその挙げ句、装置はとんでもないものを釣り上げやがりました。
「アルテマウェポン」という超弩級の大物を。
……そりゃ、こんなモン釣ったら廃墟になるっちゅー話でね。
「アルテマウェポン」も釣られるなよ。
VS アルテマウェポン
そういう訳でVS「アルテマウェポン」戦。こやつからはG.F「エデン」をドロー出来るのだが、その後勝利しない事には入手もクソもない。
アルテマウェポンは早さの値が高いので、こちらもアビリティで早さを底上げしたり、ヘイストをかけたりと対抗措置を。あとは「メルトン」をかまし、回復→攻撃→回復のリズムで。「リヒト・ゾイレ」や「グラビジャ」の後の単体攻撃が怖かったりもするので、可能ならば「ダブル」「トリプル」を使用しておくと不測の事態に対処し易いと思われます。
攻撃面では、ゼルで特殊技連発出来れば呆気なく落とせる。おススメは(というか基本だけど)やっぱり「ラッシュパンチ」と「ヘッドショック」の連続。
無事にG.F「エデン」を入手したら、この人工島でのイベントは終了。
次回からは、青魔法収集のため各地のモンスターを狩りまくるのですよ。
キスティスせんせの最強青魔法「ショックウェーブパルサー」を習得するため「ダークマター」入手計画発動。
「ダークマター」は「呪いの爪」×100をアイテム精製する事によって入手出来るのだが、この「呪いの爪」を落とすモンスターは限られている。一番確実にゲット出来るのは「トライフェイス」(「ぶんどる」なら100%入手)なので、奴が割と出現し易い場所を探すと……ありゃ、人工島だよ。
「トライフェイス」は施設の第1層〜第6層の間に出現するのだが、出現頻度は低め。大抵は「グレンデル」やら「ボム」ばっかり出てきて鬱陶しい。なので、ここは一つ「トライフェイス」から離れて「ガルキマセラ」を狙う事に変更。こいつからの入手率はちょいと低めだが、出現区域であるエスタ平原に行くと阿呆の様に会えるから大丈夫でしょ……と、タカを括ったのがマズかった。
普段はウザいほど湧いて出るのに、肝心な時には形を潜めるという、所謂「会いたい時にあたなはいない」の法則に基づきエンカウントしねぇでやんの。
その代わり出てくるのは「鉄巨人」ばっかりで、「星々のかけら」が集まって嬉しいやら空しいやら。
結局、おとなしく人工島で「トライフェイス」を狩る事にしましたさ。それはもう。
が、惰性で闘うのも勿体無い。トライフェイス狩りと並行し、「ボム」と「グレンデル」から入手出来るアイテムで地道に金儲けするのです。「ボム」が落とす「ボムのかけら」は1個25ギルでしか売れないが、100個集めて「ボムの魂」に精製すると5000Gで売れてしまうこの錬金術。「グレンデル」の落とす「竜のウロコ」は換金効率は悪いものの、たまーに「闘気のかけら」を落としてくれるのでそれなりに美味しい。
要するに、ポジティブシンキングですよ奥さん(そうかぁ?)。
何とか「呪いの爪」を100個集めキスティスせんせの青魔法をコンプリートしたら、今度はキャラクター共の能力開発に着手。G.Fをちょいとカスタマイズしちまおうという魂胆。
取りあえずの目標は、各自(「各G.F」ではない)に以下のアビリティを付けてやる事。そんなワケで、コヨコヨ関連のイベントを終わらせ「エイジスの守り」(「回避J」を覚える)を入手したのを皮切りに、以下の要領で自分好みのG.Fに染め上げてみた。もう意地だよね、ここまでくるとね。
……とまぁ、この時はこんな感じてひたすらアイテム収集に奔走していた。書くだけだったらほんの数行だけど、実際は十時間近くこの作業をやってた気がする。特に、「呪いの爪」なんて計300個も集めるハメに。
「運J」をデフォで覚えてくれるのってG.F「サボテンダー」しかいないので、「運の書」を2つ精製するためにまず200本。で、「ロゼッタ石」はアイテム精製以外では2つしか入手出来ないので、1つ分を精製するために100本。
勿論、その間は人工島の施設にこもりっ放しですよ奥さん(哀)。あんまり「トライフェイス」ばっかり狩り過ぎて、エンカウント時に余所見してても鳴き声だけで解かっちゃうようになったよ。
実は他にも「早さ40%」「ST防御J×4」「属性防御J×4」を覚えさせるつもりなのだが、今の状況で覚えさせようとするとおそろしいプレイ時間が必要になりそうなので、ひとまず保留。
その後は、気分転換を兼ねてカード収集。血反吐を吐きつつもカードクイーン関連のカードを全て入手し、最後の仕上げとしてラグナからスコールのカードを勝ち取った時点でステータス画面の「カード」の横に☆マークが……あれ? 付いてないヨ!? 何で!?
それもその筈。全然気付かなかったのだが、LV7である「トライエッジ」のカードを未入手だったのだ。
ぬ、LV7と言えば確かバラムガーデンの3Fにいるシュウが多用してくる筈だ、と急ぎガーデンに向かったのだが、ここでも「会いたい時にあたなはいない」の法則が大発動。他のLV7カードはバンバン使ってくるクセに、二十回近くやっても「トライエッジ」だけを使ってきやがらないでやんの。
シュ、シュウ先輩、ワザとやってるでしょ! 嫌がらせするのはサイファー相手にだけにして下さいッ! ……とか悲鳴を上げていたら、漸く出して来たのですかさずゲットし、今度こそカードをコンプリート! ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい!
[完]
終わっている場合ではありません。
実のところ、前述のアビリティアイテム入手と並行しキャラ&G.FのLV上げも行っていた。場所は「地獄に一番近い島」。「天国〜」は「キマイラブレイン」と「オチュー」ばっかり出現して実に楽しくないので地獄の方で。
厄介なモルボル対策としては、ST防御で「バーサク」「コンフュ」さえ100%にしておけば全然大丈夫。
余談だが、このLV上げの作業の結果、リノアがとんでもない事になった。長期間離脱していた影響で彼女のLVは復帰当初47だったのだが、G.F「サボテンダー」のアビリティ「体力ボーナス」を付けっ放しにしてLV100まで上げてやったところ、体力が素で91というマッチョガールが出来上がってしまった。ちなみに、この時のスコール(LV100)の素の体力は確か38〜40ぐらいだったような気が(笑)。
こんな感じで、シナリオ進行そっちのけでパーティ強化は暫く続くのでした。
引き続きパーティ強化は続く。全員のLVが100になったら、今度は能力値の底上げに着手。スタメンであるスコール、ゼル、アーヴァインの3人を優先的に強化する事に。
先ずやってみたのは「〜アップ」によるドーピング。「〜アップ」はモンスターからは入手出来ないのでアビリティ「禁断薬精製」のお世話になるワケだが、モンスターから精製用のアイテムを奪うとなると眩暈がするような時間を要する。そこで「HP」「力」「精神」「魔力」に限っては、金の力でどうにか解決する事に。具体的に言えば、「エスタ」のペットショップで元になるアイテムを仕入れ精製を繰り返していくのだ。
が、原料となるアイテムは高額、しかも大量に必要になるのでお金はすぐに底を尽く。その際は、アイテム売買の差額で資金を貯め(例:コテージ×2→回復薬精製→メガポーション×1→売却)、また原料アイテムを購入……の繰り返し。えらく時間はかかってしまうが、確実な手段ではある。
一方、前述の方法では入手出来ない「〜アップ」系に対応する「早さ」「体力」「運」については、モンスターからアイテムを入手せざるを得ない。「早さ」は「サボテンダー」から入手出来る「サボテンのトゲ」×100をアイテム精製し、「100本針」→「スピードアップ」に、「体力」は「アダマンタイマイ」」から入手出来る「アダマンタイン」×5を精製し「ガードアップ」に。そして「運」はお馴染み「呪いの爪」×100本→「ダークマター」→「運の書」→「ラックアップ」という具合。
いずれにせよ、あまり楽が出来る方法は無いのだが、もう一つ、アビリティ「たべる」を使う手段があるにはある。
これは上手くやれれば随分と楽な方法で、例えば「ガードアップ」が欲しい場合、亀を一匹食べれば「からだがじょうぶに」という表示が出現、それだけで「体力」が1上がるのだ。「アダマンタイン」を亀から5つ入手し更にアイテム精製……という手間に比べると、随分と楽な気がする。
ちなみに「たべる」でステータス値が上昇するのは亀の他に「ベヒーモス」(魔力)、「モルボル」(精神)、「アルケオダイノス」(力)、「ルブルムドラゴン」(HP10)。但し、モンスターLVが40以上の場合のみで、特に条件に満たない状態で「モルボル」食べるとダメージを受けます(ΘωΘ)。
個人的に食べやすかったのは、亀と「アルケオダイノス」だった。逆に食べにくかったのは「モルボル」。
余談だが、LV100の「トライフェイス」を食べると素敵に即死出来ます。史上最大級の食あたりでしょうか。
ルナティック・パンドラ
さて、やったらめたらモンスターを食うものではない、という教訓を得たところで、いい加減に冷蔵庫こと「ルナパン」へ。「ティアーズポイント」上空に浮かぶ「ルナパン」に「ラグナロク」ごと突っ込んで行くと、コクピット内でのスコール達の会話を経て、ムービー開始。
セルフィの操縦の元、バリアを突き破ったラグナロクは「ルナパン」の土手っ腹に風穴を開け、侵入に成功するのでありました。
この時のムービーはなかなか好きです。ラグナロクがアームを伸ばすシーンなんて本物のドラゴンみたい。機械生命体チックなものに弱いのですよー。
「ルナパン」に侵入を果たしたスコール達を迎えたのは、風神&雷神だった。リノアを寄越せという二人に「リノアは渡さない」「エルオーネも返してもらう」「アデルも復活させない」と手を振り回しながら声高に叫ぶスコール。「よくばりだもんよ」という風神のツッコミは極めて正しい(笑)。
VS 風神&雷神
そんなこんなで風神&雷神戦になだれ込むのだが、この戦闘での風神は「ラストエリクサー」×2を盗む事が可能。一方の雷神はなんと「パワーアップ」を最低でも3つ所持しているのだが、落とす場合のみ。
アイテムを盗んだ敵は戦闘後にアイテムを落とさなくなる、というこのゲームの仕様を踏まえると、前述のアイテムが欲しい場合、風神は「ぶんどる」で攻撃し、雷神は通常攻撃のみを当てなければならなくなる。予期せぬ縛りプレイ。
ぶっちゃけ、LV100まで上げちゃってるので苦戦もクソも無いのだが、一応ボス戦なので気を引き締めて臨む。雷神は「雷神飛竜昇」を出してくる前に「俺のホンキの力、思いしれだもんよ」という台詞を吐き、自身に「オーラ」をかけてくる。なので、この口上が出たら「デスペル」の準備をしておきましょう。
二人を退けた後は、ひとまず内部探索……といきたいが、以前ゼルチームで乗り込んだ際に散々荒らした(笑)ので、今回は不要。そのまま真っ直ぐエルオーネが囚われている場所を目指す事になる。
途中、サイファーにコキ使われる現状に不満を爆発させ軍人を辞めてしまうビッグス&ウェッジの遣り取りを見守りつつ、更に先に進んで行くと、以前ゼル達が謎のメカに吹っ飛ばされた地点に到着。が、そこにはまたしても風神と雷神が待っていた。
VS 機動兵器8型BIS
風神&雷神戦かと思いきや、今度の敵は「機動兵器8型BIS」。前にゼル達を「ルナパン」から叩き出したのと同じヤツで、何故か今回は飛ばされずに済む。
この「8型」の特徴は、両肩部にある「支援兵器R型」「支援兵器L型」。これらは本体である「8型」と合体・分離を繰り返し、カウンター攻撃も仕掛けて来るので非常に面倒なのだが、前者からは「パワーアップ」を、後者からは「ガードアップ」をそれぞれ二つずつ「ぶんどる」事が出来るので、入手しない手はない。ただ、私の場合は妙に「ぶんどる」の成功率が低く、入手するのに結構な時間を要してしまった。
また、本体である「8型」は前述の「支援兵器」が分離する際(一定ターン?)に「コロナ」というイヤラシイ攻撃(全員のHPを1にする)を仕掛けて来やがるので、予想外に手強い。
「機動兵器8型BIS」を退けたら、いよいよその奥に居るサイファーの元へ向かう。
ルナティック・パンドラ 制御室遂にサイファーとの最終決戦。制御室に入ると、そこには風神&雷神、エルオーネ、そしてサイファーの姿があった。サイファーったら何か高い所に登っちゃって、ナントカと煙は高い所に登りたがるって言われるから降りなさい。めっ。
それはともかく、エルオーネを取り戻しに来たとスコールが告げると、サイファーはこの期に及んで雷神&風神を嗾けようとする。が、二人はそれには従わず、エルオーネをスコール達へと返してしまった。この二人も、いい加減サイファーに付いていけなくなりつつあったのだ。
突如離反した二人に対し「仲間だと思ってたのによ」と告げるサイファーに、反論したのは風神だった。今まで漢字でしか喋る事のなかった彼女が作中で普通に喋るのはこの時だけなので、心して聞いておくように。
風神&雷神にしてみれば、サイファーを仲間だと思っているからこそ、今まで付き従ってきた。例え彼が世界の敵になってもだ。
だが、それはサイファーの抱く夢を叶える手助けをしてやりたいからこその追従だった。だからこそ、既に己を見失い、魔女に操られるだけの存在になっているサイファーを全肯定する事は最早出来ないのだろう。同じ「暴走」でも、中身があるのと無いのとではまったくの別物なのだ。
自分達ではもうサイファーを止める事が出来ないのでスコール達に頼るしかないのだ、と語る風神は、サイファーを再度制止しようとする。だが、彼の出した答は風紀委員二人との決別だった。
風神雷神が力無い足取りで制御室を出て行った後、室内に残されたのはスコール達と、高い台の上から降り立ったサイファーのみ(エルオーネも退室している)。この時、サイファーはスコール達に歩み寄りつつガンブレードをどっかにしまいこんでいるのだが、一体どこにしまっておるのか。コートの内側にしまえるようなモンじゃないだろ。
久々にスコール達と対峙したサイファーは、『魔女の騎士』は廃業し『若き革命家』になったのだと言う。そんな『寝言は寝て言え』チックな台詞に当然呆れかえったスコールは「なにやってんだよ」と実に手短で的確なツッコミを入れるのだが、このリアクションがスイッチとなってしまったのか、サイファーは突如「いつでもデカイことやってたいんだよ!」から始まる名(迷)台詞を叫び出した。キレやすい若者。
でも、よくよく考えてみると、このシーンでのサイファー台詞は彼の行動原理をダイレクトに表したものかもしれない。彼が言う『魔女の騎士』も『若き革命家』も、本質的なものはきっと同じものなのだ。
さて、ここで遂にサイファーとの最終戦に突入するワケだが、この時G.F「オーディン」を入手していると戦闘開始後に「オーディン」が発動。容赦なくサイファーをぶった斬ろうとするも、なんと逆にサイファーからぶった斬られてしまう、という恐るべきイベントが用意されている。その名も「斬鉄剣返し」。
この時、「オーディン」の手から吹き飛んだ斬鉄剣は宙を舞い、それを誰かの手が受け止めるのだが……それが誰かは後でのお楽しみ。
VS サイファー
このイベント後、いよいよサイファーとの戦闘に入るのだが、彼はバトルで「聖戦の薬」を入手出来る唯一の相手なので、取れるまで挑戦してみるのも面白い(その度イベント見るハメになるけど)。また「オーラ」もドロー出来るので、まだ十分に数が揃ってない方はこの機会に是非どうぞ。
一方、彼の攻撃そのものに対しては特筆すべき注意はナッシング。強いていうなら「血祭り」発動エフェクトの滞空時間が長過ぎるとか、地面をクロスカットして奈落に落とすのに何故か上から降ってくるとか、どーでもいいツッコミぐらい。はっきり言って弱い。
ちなみに、サイファー戦の終わり方は二つある。一つは普通に倒す場合、そしてもう一つは前述の「斬鉄剣返し」イベントを見ている場合だ。
前者では何事もなく戦闘終了となるのだが、後者では、サイファーのHPをある程度削ると再度イベントが発生する。先程斬鉄剣を受け取った手の主が、次元を越えサイファーの前に立ちはだかるのだ。
現れた人物は、FF5に登場した「ギルガメッシュ」。強敵であると同時、最高の『もののふ』でもある彼の出現に感激したFF愛好家の方も多いと思われます。
斬鉄剣を受け取り、この次元に姿を現した彼は、どういう訳かサイファーが「バ」のつく人(FF5の主人公「バッツ」)ではないかと感じ、「(バッツなら)オレの剣をかわせるはず!」とサイファーに攻撃を仕掛けてくるのだが……サイファーはバッツではないのでかわせる筈もなく(というか突然の事に呆然としていたっぽいが)、FFシリーズ全作品中1、2位を争う程の絶叫をあげながら、思いっきり吹っ飛ばされてしまうのでありました。どんな叫びかは敢えて書かん(笑)。
ちなみに、サイファーを吹っ飛ばした「ギルガメッシュ」は「どこにあるやら、次元のはざま」と言い残し去って行くのだが、この台詞から推測すると、この時の彼はあの最終局面に行く前だったんだろうなぁ。ううう。
絶妙な形で終わりを迎えたサイファー戦。吹っ飛ばされたサイファーは何故かスコールの足元に倒れていたものの、死んだフリをしていただけだったのか(笑)、突如凄まじい勢いで飛び上がった。飛び起きた、って言うより飛び上がったの。ホントに。
「まだ、終わりじゃないぜ、スコール!!」と叫びながらサイファーが制御室を飛び出して行った直後、向こうから聞こえてきたのはリノアの悲鳴。そして、制御室にキスティス先生が駆け込んで来たかと思うと「ご、ごめんなさい。リノア、どうしてもスコールのそばに行きたいってきかなくて」との言葉。
……要するに、サイファーがリノアを拉致ったって事か!
この後はサイファーの後を追う事になるのだが、今回はセーブしてここまで。最終局面はまだちょっと遠いなぁ。
ルナティック・パンドラ
リノアを連れ去ったサイファーを追って「ルナパン」の奥へ。サイファー戦の前は行く事が出来なかった場所に登れるようになっているので先に進むと、イベント開始。覚醒間近のアデルの前に立つ、サイファーとリノアの姿があった。
若き魔女であるリノアをアデルに捧げようとするサイファーに対し、「あなたホントはそんな人じゃない!」と必死に説得しようとするリノア。未だ魔女アルティミシアの呪縛から逃れきっていない(敢えて逃れていない?)サイファーを哀れみ、優しくやさしーく宥めようとする彼女の姿に過去の彼女との関係を思い出したのか、一瞬躊躇を見せるサイファー。が、スコールの制止する声が聞こえた途端、我に返ったようにリノアをアデルへと突き出してしまった。
個人的所感では、スコールが叫ばなかったらサイファー思い止まったかもしんない(笑)。
ちなみに、サイファーがプレイ中に登場するのは残念ながらこれが最後。その駄目駄目な言動をしっかり目に焼き付けておくように。
VS 魔女アデル
さて、この後は魔女アデルとの戦闘開始。リノアはアデルに中途半端に取り込まれてしまっているので、リノアに攻撃を当てないよう注意しながらアデルだけを狙っていく。リノアが死んだらGAME OVER。
リノアからは「ぶんどる」で「ラストエリクサー」を8つも盗れてしまうのだが、そんな事した日にゃあ一撃で殺す自信があったので止めておく事にした。アイテム精製でも作れるし。
ところで、セルフィのモデルがヒロスエなら、魔女アデルのモデルはマイケル・ジャクソンじゃないのかと思ってしまった今日この頃。ポゥ!
「アルテマ」を打たれる前にサックリ倒してしまった魔女アデル。リノアも無事だしめでたしめでたし……とはいかない。ここからが本番だ。
ラグナとエルオーネが駆け付けて来ると、いよいよ作戦開始。アルティミシアがリノアの中に入ったのを見計らい、エルオーネがリノアの意識ごとアルティミシアを過去の魔女アデルに送る。そして、ラグナの合図でリノアの意識だけを取り戻したのだ。ラグナ、エルオーネをなでなでしちゃたりして、未だに子供扱いかよ。
過去のアデルにアルティミシアが入ったという事で、遂に「時間圧縮」開始。地面がぐにゃぐにゃと歪み、全員は海へ、もしくは空へと向かって落ちて行くムービーが始まる。この辺の映像は非常に抽象的なモノなので、説明は割愛。とにかくぐにゃぐにゃしてるの(笑)。
時間圧縮の中をもがくように進んだスコール達が降り立ったのは、見覚えのある場所だった。魔女暗殺作戦の際にリノアを助けに向かった、大統領官邸内の魔女イデアの部屋だ。
そこにはスコール達を出迎えるようにセーブポイントがぽつんとあるのだが、これに近付いて行くと、突如セーブポイントが大量に発生し、無茶苦茶気持ち悪い事態に。うへぇ(泣)。
ちなみに、この空間の名前は「はじまりの部屋」。覚えているだろうか、リノアを連れて孤児院に行った際彼女が言っていた「はじまり」の事を。あの時の彼女の台詞が、こんな所でこっそり活きているのが面白い。
こんなセーブポイントだらけの場所に居ても仕方が無いので先に進む。この後は暫く魔女達との連続戦闘が続く事になるのだが、その時の背景はスコール達の見覚えのあるものばかり。ガーデンだったり「炎の洞窟」だったり、「ティンバー」の町だったり。
魔女パレードの一番最後に出現する奇怪な姿をした魔女(でも巨乳)を撃破すると、そこは何故かイデアの孤児院。あれ? こんな所に出ちゃった? と思いつつ海の見える裏庭へと出てみたところ、ムービー開始。
巨大な満月を背景に、漆黒の闇の中浮かび上がるのはドラキュラの居る悪魔城……じゃなくて、魔女アルティミシアの居城だった。
このムービー後、裏庭だった筈の場所は一変。無残に朽ち果てた海岸へと変貌し、周囲には横たわる人々が。その服装からするとこの時代のSeeDなのだろう。
つまり、スコール達は未来の世界……魔女アルティミシアに蹂躙された世界へと遂に辿り着いたのだ。
海岸からは巨大な鎖が数本、アルティミシア城の方へと延びている。こうでもしないとどっか漂っちゃうのかどうかは知らないが、これを使わない手はないって事でせっせと鎖を登っていくと、左手に三つの門らしきものがある謎の空間に出た。
実はこの門はフィールドへの脱出口で、それぞれがワールドマップ上の別々の場所へと出る仕組みになっている。
それだけ聞くと何だか便利そうだが、これらの門からワールドマップに戻っても周囲に何も無い所に放り出されるわ、ラグナロクも見当たらないわ、必死こいて人里近くに向かっても時間圧縮の影響で何処にも入れないわと正しく八方塞がり。
結局、DISC4に入ってからフィールドで出来る事はと言えば、否、逆に出来ない事はと言えば、スコール達以外の人間の居る施設に入る事。街は全て入れなくなるので当然買い物も武器改造も出来なくなる。ただ、アビリティの「ショップ呼び出し」を修得しているなら何の問題も無いが、持っていない場合はちと厳しいかもしれない。
さて、ならばワールドマップはもう放っておいてアルティミシア城探索を……といきたい所だが、そうもいかない。何故なら、未だステータス底上げやり込みの途中だったりするからだ。
これが、中ボスとアルティミシアを倒すだけならばそこまでやり込むも事も無いのだろうが、今回は「打倒オメガウェポン」という立派な(?)目的がある。それをやり遂げるためには生半可な強化ではいかんと思うのだ。たぶん。
そんなワケで地獄だったり天国だったり、はたまた人工島に行きたかったりするのだが、それらに行くにはラグナロクが必須。だが、ラグナロクは「ルナパン」に突っ込ませたままで、更に「ルナパン」は時間圧縮の際に無くなってしまったっぽい。
故に、もしかしてラグナロクったら時間圧縮喰らって消滅しちゃった!? とついつい思ってしまうが、心配無用。どういう訳かセントラの「カシュバール砂漠」に着陸してくれているので、3つの門のうちセントラに出る門に入り、門の近くにあるチョコボの森(『孤独の森』)で入手したチョコボを走らせる事により、難無くラグナロクの元へと到達出来た。
砂漠にぽつんと立っていたラグナロク内に入ると、予想外にも先輩SeeDであるシュウのお出迎えが。あれ? ガーデンに居たんじゃなかったの? と疑問符まみれになっていると「CC団のメンツでスコールに挑戦しようとしてここに来たんだけど」との事。その後も話を聞くと、どうも機内に居る状態で時間圧縮に巻き込まれたらしいのだが……よ、よく無事でしたね、シュウ先輩……。
さて、機内に居たのはシュウだけではなかった。彼女が言った通り、機内のあちこちにCC団のメンバーが出現していて、□で話かける事によってカードバトルが可能なのだ。
だが、カードをコンプリートしている身としては別に意味無いなぁ……と思っていたら、なかなかどうして、有益な事もそれなりにあった。ガーデンでは訓練施設内に現れていたアイテム売りの学生こと「ジョーカー」が、機内でアイテムを売ってくれるのだ。何でもバラムのジャンク屋さんのご子息なんだそうです。そりゃ知らなんだ。
また、二人一組である「ダイヤ」も、二人の会話の中で時間圧縮の事を説明してくれたりする。「個人は連続した時間の同じ軸にはいないから、圧縮が進めば進むほど、希薄な存在になる」そうです。そういや、生物にしろ物質にしろ『存在する』って事は時間が経過するが故に成り立つ事なので、時間が完全に無くなっちゃうと存在そのものが消失するって何かで読んだ事があるなぁ。
……お、お客様でこの手のむつかしい話の説明が出来る方はいらっしゃいませんか(´;ω;`)!?
難しい事は放置プレイにして、とりあえずはステータスの底上げに励みます。はい。
「スピードアップ」の精製材料である「サボテンのトゲ」を入手するため、「サボテンダー」狩り。
思ったんだけどさ、戦闘終了後に入手する「サボテンのトゲ」って、服とかに刺さっちゃったヤツを抜いてるのかな。チマチマと。
……そんな事はともかく、気が済んだらとっととアルティミシア城に行きなさい。
アルティミシア城
未来へと繋がっている近場の門に飛び込んだら、今度こそ巨大な鎖の上を脇目も振らずに直進。すると、アルティミシア城の入口に到着する。
時間圧縮が緩やかながらも着実に進行している(らしい)今、スコール達に残された時間はあまり無い。ここは一つサクサクいきましょう、って事で、班を2つに分ける事になった。
パーティを2つ作るという事から推測出来ると思うが、アルティミシア城では先に進むために2つのパーティが協力しなければならない局面がある。城の各所には操作パーティを交替するためのポイントが幾つかあるので、そこで切替えるのだ。
が、これは絶対ではなく、任意で戦闘出来る中ボスを一切無視してアルティミシアの元へと向かうのならば、分担作業は一切不要(だったはず)。
また、城内をくまなく探索する場合でも、サブパーティには仕掛け等の作動のみを担当させ、実際の探索やボス戦はメインパーティに行わせる事も十分可能なので、「エンカウントなし」を持っているG.F「ディアボロス」だけを付け変えしてやれば、切替えの度にG.Fを全て付け替え魔法もジャンクションし直す必要もないし、雑魚とのバトルも回避出来るし、実に一石二鳥。
そんなこんなでいざ出陣。いつも通りにアーヴァインとゼルを供に引き連れ、アルティミシア城に突入したところ、城内に居候しているアルティミシアの下僕共の嫌がらせによりスコール達のアビリティ類が幾つか封印されてしまった。
封印されたのは「アイテム」「まほう」「G.F」「ドロー」「コマンドアビリティ」「特殊技」「戦闘不能の回復」「セーブ」の8つ。これらは城にいる下僕1匹を倒すごとに1つ解放されるのだが、それは即ち下僕が最低8体いる事を意味する。
うぇー、面倒臭ぇなぁと溜息も出るが、アルティミシア城から出ると封印は解除されるので、旗色が悪いと感じたら脱出して体勢立て直すの手。
とにかくどれか1体倒さなきゃ、と先ずは正面にあった階段を登ってみたら、な、なんかでっかいのがいた! 顔が悪趣味に派手なのが!
下僕とのバトルはシンボルエンカウント。接触すると『封じられし力を得んとする者どもに裁きを……』というメッセージの直後に戦闘開始となる。
VS スフィンクス(アンドロ)
1体目は「スフィンクス」。その名の通り獣ライクな身体で、顔にはド派手な仮面を被っている。こいつに暫く攻撃を続けると仮面が取れ「アンドロ」となり、攻撃パターンも変わってくるらしいのだが……それを実感する間も無く撃破してしまった。
こいつに比べたら、絶対にLV100の「ルブルムドラゴン」のが強い(笑)。
先ずは「アイテム」を解放して貰い、お次は「トライエッジ」戦。こやつが居るのは地下のワインセラーなのだが、そこへと続く床扉を開けるには、上階からシャンデリアを落とし、ショックを与えなければならないらしい。
という訳で、シャンデリアと同じ高さにある2Fへと向い、そのままシャンデリアの上に乗った野郎3人。当然その重みが加わったシャンデリアは下階へと落下し、着地したのはワインセラーへ続く床扉がある部屋。この時、スコ&アーはしっかり着地したのに対し、ゼルだけ転ぶところが可愛い。君、反射神経一番ありそうなのにね。
VS トライエッジ
開いた床扉からワインセラーへ入ったら、間髪入れず「トライエッジ」戦。攻略本によると「ドラゴンから作り出された生物兵器」だそうで、イイネイイネー、そういうの大好きよー、と喜びつつ挑んだものの、やっぱり弱い。能力は「まほう」を解放し、戦闘後入手出来る「ロケットエンジン」で早速「早さ+40%」を覚えさせまいた。ありがとござます。
さて、3体目に選んだのは「コキュートス」。こいつはテラスに居るのだが、そこに行くにはシャンデリアの上を渡っていかなければならない。が、シャンデリアは乗っかると下に落下する仕様。ならばどうするか……ってところで、女子チームの出番です。
実はワインセラーへの床扉があった部屋の奥には、シャンデリアが落下しないよう固定するレバーがある。なので、そのレバーを押さえて貰っている間にテラスへ渡るというワケだ。
先ず、キスティス達のチームでレバーを押さえ、その場でパーティチェンジ。スコール達はそのまま2Fへと向い、シャンデリアの上を渡ってテラスに到着。宝石が怪物化したのだという「コキュートス」との戦闘になる。
VS コキュートス
「イタイ目にアワセテヤルゼ」となんだか俺様口調の「コキュートス」に好意を抱きつつも(俺様好き/笑)、ボッコボコに。死に際に「アルテマ」撃ってきたところで屁でもないわ。サックリ倒したら、入手した「エレメントガード」で「属性防御×4」を覚えさせ、能力は「G.F」を解放。
さて、お次は4体目。4体目は画廊にいる「ドルメン」と「アリニュメン」。名前聞いただけじゃあ解からないが、例えていうならでっかいロボットとちっさいロボット。……なぬ? 余計わからん?
それはともかく、こいつらを出現させるにはちょっとばかし手間が必要。場所が画廊なだけあり周囲には沢山の絵が飾ってあるのだが、それらの謎を解かなければならない。とりあえず、一際目を引く巨大な絵を調べてみると、タイトルが掠れていて読めないという。ぬ、あからさまに怪しい。
この巨大な絵を除くと、画廊には十二枚の絵がある。それぞれのタイトルは以下の通り。
以上。何で最後のだけ日本語訳がないかと言うと、メモし忘れてたから(涙)。
で、「よぉし、これでバッチリだ!」と思いたいが、そうもいかない。これはあくまで謎を解くためのカギでしかないのだから。
ならば結局どうするのか、と言うと、ヒントは画廊の床にある。画廊2Fに登ると解かるのだが、1Fの床にはいかにも意味ありげな時計の絵が描いてあるので、それをもう一つの手掛かりとするのだ。
時計の針が指し示しているのは、八時二十分三十秒。が、ここで大事なのは時間そのものではなく、時計が示している「VIII、IIII、VI」の数字。これらの数字を持つタイトルを、上記の絵からピックアップすれば良いわけだ。
三つの数字はそのまま混ざっているわけではなく、VとIにバラしてある。それを踏まえてチェックしていくと、「VIVIDARIUM」(VIII)、「INTERVIGILIUM」(IIII)、「VIATOR」(VI)が当てはまる事に気付く。
「謎はすべて解けた!」とか何とか言っちゃったりしつつ再度巨大な絵を調べてみると、12枚の絵を選択する画面が出現。そこで先刻解かった3枚の絵を選んでみたところ、巨大な絵の名前が浮かび上がってきたではないか。
「庭園で眠る使者」。それが名前だったのかぁ……などと感心してる場合ではない。目の前の絵はあれよあれよの内に変貌し、知らない間に、でっかくて黄色いのが背後に出現していちゃったりして、志村、うしろーッ!
VS ドルメン&アリニュメン
出現したのは「ドルメン」&「アリニュメン」。でっかい「ドルメン」がちっさい「アリニュメン」を呼び、チクチクドカドカと攻撃してくる。でも、そんなに強くないので、いつもどおりに「メルトン」かけてボコっちまえばいいのさ。こいつらの見事な破壊されっぷりを堪能したらば、「コマンドアビリティ」を解放。
画廊を抜け奥に進むと、右にはドア、左に通路がある場所に出た。先ずは右のドアを開けようとしたら、「武器庫の鍵」なるものでロックされていて開かない。なら左の通路へ、とフラフラ入って入ってみたらそこは牢獄。しかも入った直後に外から鍵かけられちゃうし、もう一つあるドアも外側からロックされてるし!
絶体絶命という言葉を血文字で壁に書き連ねようとしたスコールだが、ふと、牢獄の奥(プレイヤーから見ると手前)に囚人のミイラらしきものを発見、その手には何か光るものが見えた。
その様は「見えない奴は馬鹿」とでも言わんばかりであるが、どう見たって罠。だがしかし、調べない事には先に進めないのもまた真実。……って事で光をおそるおそる調べてみると、それは「牢獄の鍵」だった。
わぁ、ご都合主義だけどありがとう! と、鍵を手にした直後、予想通りここのボス、「ウルフラマイター」との戦闘に突入。非常に硬質な身体を持つ厄介な奴だ。
VS ウルフラマイター
普通に殴っても与えるダメージはイマイチの上、魔法を使っても「ソンナ魔法ハ オレニハキカヌ!」とかテメェ、ただのでっかい鎧の分際で偉そうにしやがって死なすぞコラ。
物理攻撃が効き難いとはいっても、ボス戦での定番魔法「メルトン」をかましてやれば、拍子抜けする程に何の事はない。あとはさっさと撃破して「特殊技」を解放。速やかに「牢獄の鍵」を使い脱出するのでありました。
さて、倒した下僕はこれで5体。あと3体倒せば封印が全部解けるな〜、と思いつつアルティミシア城を彷徨う一行。
この薄暗い城をウロウロしつつ思ったのだが、こうしてみるとRPGというより「サイレントヒル」あたりをやっている気分になってくる。ドア開けたら物陰からクリーチャーが襲ってくるんじゃなかろうか、とか。そう考えたら何か怖くなってきたので「サイレントヒルのうた」でも唄いながら駆け回るとしようかの。サイレントヒル〜の〜うた〜♪
さて、残る3体の手掛かりを求めつつ城を探索していると、朽ち果てている渡り廊下の先に、でっかい天秤のようなものを発見。更に直ぐ側にチェンジポイントがあるところを見ると、どうやらサブパーティの力を借りる必要があるようだ。
この天秤、当たり前の事なのだが、片方が下がるともう片方が上がっていくという仕組みになっている。つまり、片方に軽いパーティを乗せておいてからもう片方に重いパーティを乗せると、軽い方が持ち上がる、という具合。
今回の場合は左に渡る必要があるため、右を下げて左を上げてやればいいのだが、野郎3人パーティと女子3人パーティではどっちが重いかなんて明白。なので、女子パーティを左に乗せておき、野郎パーティは再度右の皿に乗ってやればいいのだ。
女子パーティが進んだ先の小部屋にあったのは「水門の鍵」。……って事は、どっかに水門があるって事なのか? とスコール班に操作を戻し未だ踏み込んでいない中庭方面へ向かったところ、ホントのホントに偶然で、中庭に落ちている「宝物庫の鍵」を拾ってしまった。
実のところ、この「宝物庫の鍵」は水門を操作しなければ目に見えないのだが、水門操作前でも落ちている付近で○ボタンを押していれば発見可能らしい。ついでに、その水門は中庭方面ではなく、先刻行った牢獄と武器庫の入口がある部屋であった事も判明。ち、畜生、ものども引き返せーッ!
水門へ戻る途中だが、さっき拾った「宝物庫の鍵」が気になる。宝物庫って事はラストダンジョンにありがちなお宝天国かしら! と鼻息あらく宝物庫に飛び込んでみたところ、宝天国ではなく棺桶天国でした。アレか。アルティミシアってのは棺桶マニアか。
さて、この棺桶部屋は、やっぱりちゃっかりボスが出現するポイントになっている。4つある棺を片っ端から弄ると、でっかい獣が登場。「ワレは、カトブレパス」って言ってるから「カトブレパス」みたいです。
VS カトブレパス
「雷を自在にあやつるこの私に、か弱き人間の身で、いどもうというのか……?」とか言ってますが、あんたそれって「地or水属性でイジメテ下さい」って言ってるようなモンでしょうに。しかもこっちは属性防御で雷吸収しちゃうんですが。
ちゃっちゃと「カトブレパス」を退けたら、今度こそ水門へ。ロックを解除し水門のレバーを押すと、どっかの水が引いているらしい事が解る。
で、改めて中庭の方に向かうと、噴水の水が引いて水路を進めるようになっていたのは良かったが、途中鉄格子に阻まれそれ以上進めない。
……そういや、前回時、この鉄格子を上げるためにパイプオルガン鳴らさなきゃいけなかったような、と嫌な記憶を蘇らせつつ中庭の先の礼拝堂に入ってみると、案の定。奥にパイプオルガンがあった。
ちなみに礼拝堂に入ってすぐのマップに謎の黒いモヤモヤがあるのだが、それについてはまた後で。
さて、さっきの鉄格子を上げるにはこのパイプオルガンを鳴らさなければならないのだが、それがまた面倒。コントローラーの□、○、×、△、L1、L2、R1、R2ボタン計8つを同時に押さなければならないのだ。手が小さいというか、指が短い私にとっちゃあ結構辛いのよネ。これ(泣)。指が攣りそうになるんスけど。
パイプオルガンを弾いちゃあ鉄格子の下がり具合を見に行く事6回、漸く成功。これで、「鉄格子1本残ってるだけぐらいだったら隙間から十分入れるだろ! そこんところ融通利かせろよ!」などと自分の下手糞さを棚に上げてギーギー言わなくて済むというものだ。
そんなワケで、この先に何があるのだ、とワクワクしながら進んでいったスコールが見たものは……前に閉じ込められた事のある牢獄。あの時、水門側からのドアの他にもう一つドアがあったが、あれがこの水路と繋がっていたらしい。要するに、中庭から水門にかけてのショートカットが出来た、と思えばいいのか。
それにしても、牢獄の鍵を使って「オートロックシステム解除」って、そんなシステムがあるの? この城。
水門と中庭が近くなったのは喜ばしいが、依然「武器庫の鍵」が無い。と、なると、未だ探索していない礼拝堂上部にあるんだろうな、と礼拝堂の階段を登っていくと、時計塔へと続くすんごく不安定な吊り橋……いや、吊ってすらないグラグラ橋(小学生並のネーミング)があり、その上にこれまたわざとらしく光るものが置いてある。
こういうシチュエーションは絶対に何かある、と攻略本を見てみたら、案の定。走って取りに行ったら下に落ちるので、歩いて行かなきゃ駄目なんだってさ。
…………わざわざこんな所に置いたのって、やっぱりアルティミシアなのかしらん。「ふふふあの忌々しいSeeD共め。ここに置いておけば振動で下に落ちて、いちいち取りに行かなきゃならなくなるのさ。苦しむがいい」とか言って。
橋の上にあったのは、やっぱり「武器庫の鍵」。早速水路を通って水門に戻り、鍵を開けて中に入ったところ、中にあったのは沢山の甲冑と…………ぎゃ、ギャー! 床に人(でもないような)の顔ーッ! その背後の壁は血塗れで剣が突きたてられてるーッ! 心霊スポットかここは!
VS バイセージ、ドロマニ、ゴーマニ(ガルガンチュア)
ひとしきり大騒ぎして遊んだら、サクサクとボス戦。お相手は何故か「バイセージ」「ドロマニ」「ゴーマニ」の縞々3兄弟(?)で最初は拍子抜けなのだが、こいつらを倒すと本体であると思われる「ガルガンチュア」が出現する。上半身だけのでっかい縞々人(ヒト?)です。
この縞々人の何が嫌かって、カウンターで使ってくる「反撃ひねり」。雑巾縦絞りみたいにギューッとやられるので、見ていて非常に痛い。というか、死にますよ、普通。
が、それ以外には別に面倒な事もないので、いつもの調子で撃破。攻略本には「ゾンビ化→レイズ」の一撃死を提案してあったが、今回この手の攻撃は禁じ手にしてるのでNG。
7体目をどうにか片付け、残るは1体。時計塔にいる「ティアマト」を倒せば封印された能力が全て戻ってくれる。更には、今回のプレイの真の目的でもある「でっかいアイツ」との激闘も待っているのだが……とりあえず次回に持ち越し。
時計塔の螺旋階段をせっせと登って「ティアマト」の所へ。ひたすら上に向かうと、金色のでっかい振り子が揺れている場所に出る。それを見た瞬間、たんたんた〜ぬ〜きの〜(自主規制)〜♪ と超絶に品の無い歌を無意識に唄い出したオノレの品性を疑う。
タイミング良く振り子に飛び乗り反対側へと渡ると、時計塔の外へ。足元に穴なんか開いちゃってるその場所が、「ティアマト」との戦闘の舞台だ。「もともとはG.Fであったが、アルティミシアの力に屈し、そのしもべとなった」(by攻略本)という「ティアマト」を「このいくぢなし!」と罵倒しつつ戦闘開始。
VS ティアマト
「ティアマト」の特徴は、カウントダウン後に放ってくる「ダークフレア」。しかも、そのカウントダウンは数字ではなく、文字で行われる。最初は「ダ」で始まり、ターンを重ねるごとに「ダー」→「ダーク」と一文字つつ増え、最終的には「ダークフレア」とやりたいらしい。
んが。今回は「ダーク」までいったところで始末させて頂きました。そんな悠長な事やってるから……。アルティミシアに頼んでエネルギー充填が即座に出来るよう改造(?)して貰ったら良かったのに。
さて、「ティアマト」を撃破し、封印を解いたところで能力は全解放された。と、いうことはアルティミシアを倒すのみ! ……といきたいが、まだやる事は残っている。
おそらくアルティミシアより強いんじゃないかと思われる、怨敵「オメガウェポン」が(何の恨みが)。
こやつがいるのは礼拝堂。中庭から入ってすぐのマップに黒いモヤモヤがあるのだが、ある条件を満たすとこのモヤが実体化し「オメガウェポン」となる。
ではその条件とは何かと言うと、「鐘の音が鳴っている最中」という事。
画廊の手前の階段室には謎のヒモがあり、それを引くと、突如鐘の音が鳴り出すわ画面左上に一分間のカウントダウンが表示されるわ「キシャーッ」と謎の奇声が聞こえてくるわと大騒ぎになるのだが、その鐘が鳴っている一分間だけ、「オメガウェポン」が姿を現すというワケだ。
そういう訳でヒモを引っ張ったら即座に礼拝堂に向かう流れとなるのだが、ヒモから礼拝堂までは結構な道のりがあるため、時間内に辿り着くのはまず不可能。「エンカウントなし」で戦闘を回避したとしてもだ。
だが、鐘のヒモのすぐ近くにパーティ切替え用の結界(?)がある事を利用し、女子チームの力を借りる事にする。
先ずは男子チーム(戦闘チーム)を中庭の切替えポイントに、女子チーム(補助チーム)をヒモ付近のポイントにそれぞれ待機させる。で、女子チームでヒモを鳴らしたら即座に(ポイントに戻って)男子チームに切替え、男子チームはそのまま礼拝堂へ突撃→戦闘、とやるワケだ。
この間、移動時にエンカウントしてしまうと時間のロスになるのでエンカウントは厳禁。直ぐ逃亡が成功したにしても結構な時間がかかってしまうので、面倒でも「エンカウントなし」の付け替えはやった方が良いかと。
さて、鐘が鳴った状態で礼拝堂に飛び込むと、でっかいのが出現している。
「ナメるんじゃないよ! アタシはFF5の『オメガ』に勝って『神竜』に負けた女だよ!」と過去の栄光と醜態を織り交ぜながら挑む……前に、決戦にあたっての準備をご紹介。
[下準備(パーティ全員LV100)]
HPは必ず全員9999に。力は255(最高値)、早さも極力上げておく。魔法ジャンクションは基本的に最高の数値になるようにすれば良いが、「HP」には戦闘中使用すると思われる魔法をジャンクションしないこと。バトル中でもHPの上限値は下がるので、下手すると「オメガウェポン」の「メギド・フレイム」に耐えられなくなります。
[アイテム]
・ラストエリクサー:多いに越した事はない。5本は欲しいかも。
・エリクサー:10本もあれば心に余裕が出ます。
・波動弾(アーヴァインがパーティにいる場合):言うまでもなく特殊技用。
・フェニックスの羽:必須ではない。気休め(笑)
・メガフェニックス:10本もあれば心に余裕が出ます其の弐。
・各種HP回復薬:沢山あるに越した事なし。HP残量で使い分け。
[魔法]
・メルトン:効きます。効かなきゃやってらんねぇ。
・アレイズ:使用したい場合はHPにジャンクションしないこと。
・ケアルガ:アレイズに同じ。
・オーラ:「英雄の薬」「聖戦の薬」がない場合は必須。持ってても必須。
・ヘイスト:行動回数は多い方がいい
・トリプル:補助&回復魔法をかける手間を削減。最低「ダブル」ぐらいは欲しい。
・デス(LVが5の倍数の場合):LV5デス対策。当然LV100の場合は必須。
[アビリティ]
・ぼうぎょ:最低1人は必須。G.F「ブラザーズ」「サボテンダー」が覚えます。
・ST防御:LV5デスに引っ掛かる場合はデスを100%にしておくこと。これで死んでる暇は無い。
・アイテム、まほう:必須。
以上が、私が準備したもの。
結論から先に言うと、三度目の正直で撃破した。初回は惜敗、二回目は惨敗(笑)。特に初回なんて一回全滅した際「フェニックス」が発動してくれ、更には「ギルガメッシュ」まで出て来てくれたのだが、駄目だった。回復が追い付かず、「ギルガメッシュ」も斬鉄剣発動させちゃって意味ないじゃん(泣)。
そもそも、窮地に追い込まれる原因となったのは、読みの甘さ。これに尽きる。
攻略本にも書いてあるのだが、「メギド・フレイム」を耐え抜いたとしても「テラ・ブレイク」が来るまでの間に態勢を万全にしておかないと、呆気なく全滅しちゃうのだ。攻撃よりも回復を優先しないと勝利する確率はぐーんと下がる。
VS オメガウェポン
では実戦。1ターン目は先ず全員己に「トリプル」をかける。で、2ターン目はそれぞれ「ヘイスト」×3、「オーラ」×3、オメガに「メルトン」をかける。優先は「ヘイスト」で。
早ければ、このあたりからオメガ野郎が攻撃を開始してくる。「メギド・フレイム」が来たら即座に「ラストエリクサー」を使用。それ以外の攻撃でもHPが9999になるよう回復を。特に「リヒト・ゾイレ」(喰らったら死にます)、「グラビジャ」からの立て直しは速攻で。
「メギド・フレイム」が未だ出ていない場合、回復に余裕があるなら「オーラ」状態のキャラで攻撃。特殊技が発動可能なキャラが望ましい。ゼルの場合はHPがフルだと「デュエル」の発動時間が短いが、迂闊にHP低くして死ぬよりマシなので「ラッシュパンチ」「ヘッドショック」を連発(以降、ゼルの「デュエル」は全てこの2技で構成)。
一方、「メギド・フレイム」が来た場合は、速攻回復した後「ぼうぎょ」を持っているキャラは「テラ・ブレイク」がくるまで毎ターン実行(最低1人は必須)。「ぼうぎょ」をしないキャラは「オーラ状態」で特殊技を。
私の場合はスコ&アーが「ぼうぎょ」で、ゼルは延々とデュエルかましておりました。
「テラ・ブレイク」がきたら、死んだキャラをサクッと回復。「ヘイスト」「オーラ」「トリプル」も忘れずに。この時、わざと瀕死状態で蘇生させ、特殊技が発動した直後に全快してやるという手もあるが、オメガ野郎に割り込まれると蘇生などが二度手間になるのであんまりおススメしない。が、ゼルが攻撃担当なら結構おススメ。……要は「早さ」と相談って事で。
その後は全員全快の状態を保ちつつオメガ野郎を攻撃し、「メギド・フレイム」が来たらまた前述の行動を繰り返す。その間、ヘイストやオーラの効果が切れたら即かけなおすこと。
以上が、勝利した際の戦法だったりする。守り優先の戦法なので結構な長期戦になってしまうのが欠点だが、LV100のオメガ野郎のHPが116万以上ある事を考えると、それもやむなしってカンジだ。
ちなみに、今回のMVPはゼル。9割は彼のデュエルで削ったので。
最大の目標だった「オメガウェポン」も無事撃破し、これでFF8も終わり……ではない。白々しい。
次回は遂にラストボス戦に挑みます。長かった……。
アルティミシア城
魔女アルティミシアを倒すため城を征く。時計塔の頂上から外に出てみると、そこにはでっかい文字盤が。うぉ! 何か「カリオストロの城」みてぇ!
文字盤の手前にある梯子を降り、長い通路を進んで行くとセーブポイント発見。その先には「いかにも」な造りの部屋があるところを見ると、最終決戦は目前らしい。
ボス戦前の準備としては、アイテムなどは前回の「オメガウェポン」戦と同じ。特に「ラストエリクサー」を多めに用意しておくと実に有利。アビリティはステータス強化系と回復系を、そして、ラスボスからしかドロー出来ない「アポカリプス」を使用したいなら「ドロー」は必須。
さて、「今からアルティミシア戦になるけどいい?」的なメッセージを了承し、部屋の中に入る。そこはやっぱり魔女アルティミシアの部屋で、怒りに満ちた魔女は、SeeD達に一方的に文句を言い出した。ヒステリーか。それにしてもポリゴン荒いなぁ、この人。
ポリゴン荒いとか毛穴目立ってるとかはさておき、ここで初めてアルティミシアが「時間圧縮」について直接言及するのだが、それによると、「激しい痛みとともに思考が分断され、記憶も思い出も極限にまで薄められる」ですって。い、痛いのは嫌だ!
ところで、「何故にこの魔女は時間圧縮を行おうとしているのか」「何故に怒りに満ちているのか」というのがこのシーンでは明瞭に示されていないのだが、その答は、過去彼女が魔女イデアを通して行った演説にある様に思える。
「古来より我々魔女は、幻想の中に生きてきた。お前たちが生み出した、愚かな幻想だ」
魔力を持つ事意外は何ら普通の人間と変わらないにも関わらず、古より恐怖の象徴とされてきた魔女達の、孤独、哀しみ、怒り。それが頂点に達した時、魔女は自ら恐怖の象徴となる事を選んだのだ。
解かりやすく言えば「そんなに魔女が怖いって言うのなら、ホントに怖い存在になってやるもんねーッ! キーッ!」……って事か(雰囲気台無し)。
そういう訳で殺る気マンマンのアルティミシアとのラストバトル。のっけから厄介なのは、戦闘直前、魔女により強制的にパーティを再編成されてしまうという点だろう。アルティミシアったら、「最初に来るのは誰だ?」とか聞いておきながら、次の瞬間には「私が選んでやろう!」と言いやがるのだ。気ィ短過ぎ。
選出されるキャラはランダムで決定するようだが、今回の場合はリノア、セルフィ、ゼルとなった。勿論、ゼル以外の2人はジャンクションなんて一切していない。
普通なら「こんなパーティで闘えるかボケ!」と吼えたいところなのだが、ここでリセットかけてG.Fの付け直しをしたりしないように。ジャンクションはあくまでメインの3人のみでよろしいのです。
このラストバトルでは、HPが0になったキャラを一定ターン放置しておくと、何処かからお迎えが来て(笑)そのキャラを連れ去り、その代わりに次のキャラクターが登場するという仕組みになっている。要するに、メイン以外のキャラは回復&蘇生をせずに放置して、メインキャラが登場するのを待てば良いという事だ。
但し、メインキャラでも死にっ放しにしておくと容赦なく連れて行かれるので、そこは要注意。一旦連れて行かれるも戦線復帰は不可能です。
VS 魔女アルティミシア
[以下、部分反転]
さて、魔女アルティミシア戦に突入。第一形態は普通のアルティミシアの姿をしている。何はともあれゼル以外は素っ裸状態のキャラで挑んでいるので、ゼルは先ず己にヘイスト、オーラをかけ、極力特殊技で攻撃しつつ、後は必要に応じて自分だけを回復していく。残り二人は完全に放置プレイ。
この時のアルティミシアは「メイルシュトロム」(HP割合ダメージ)を使ってくるのだが、2軍メンバーのHPをさっくり削ってくれるという事で、考えようによっては便利かも(ひどい)。
こんな調子でドカドカとアルティミシアにデュエルを叩き込んでいると、第一形態撃破。すると、アルティミシアは「おまえの思う、最も強い者を召喚してやろう。おまえが強く思えば思うほど、それはおまえを苦しめるだろう」とか言い出したかと思うと、でっかい獣のようなものを召喚してしまった。
召喚されたものの名は「グリーヴァ」。覚えているだろうか、スコールのシンボルマークと言える「ライオン」の名前を。
あの時(ガーデン同士のドツキ合いの時)わざわざ名前入力の画面が出たのは、ここに繋がる伏線だったのだ。
……余談だが、このエピソード(と言っていいのか)を最初に見た時、映画「ゴーストバスターズ」を思い出してしまった。確かあれも最後の最後でメンバーが考えたもの(「マシュマロマン」)が実体化しちゃったんじゃなかったっけか。
それはともかく、この「グリーヴァ」の登場で戦局は突如厄介になる。この野郎、こっちの魔法をドローしたり勝手に異空間に飛ばしたりと無茶苦茶な事をしてくるのだ。特に、「魔法を異空間に飛ばされる=その魔法が全部なくなる」なので、ジャンクションしている魔法を飛ばされたらそりゃもう最悪。泣くしかない。
これは完全に運が絡んでくるので(ステータスの「運」じゃなくて、プレイヤー個人の/笑)、少しでも確率を下げたいなら、要らん魔法を沢山持っとくとかすると良いのかも。ちなみに、私の場合は「ゾンビー」を飛ばしてくれたので助かった(笑)。……ってか、何でラスボス戦にそんなもん持って来てたんだろう……。
そんな感じで「グリーヴァ」をガスガス殴っていくのだが、運が良いのか悪いのか、リノアとセルフィが全然死なない(笑)。そうこうする内にアルティミシアが「G.Fの怖さは『記憶が無くなる』程度じゃ済まないもんねー」みたいな意味の事を言い出したかと思うと、すんげー勢いで背景が変化。大技「ショックウェーブパルサー」が発動し…………おや? 何で画面に折れたガンブレードが映っているのかしら?
と、いう訳で回復のタイミングを外してしまい、「ショックウェーブパルサー」まともに喰らって全滅しました。
(¨)(‥)(..)(__) 只今、不貞寝中 (¨)(‥)(..)(__)
気が済むまで不貞寝したら、魔女「アルティミシア」戦リベンジ。
「回復が間に合わなかった」という馬鹿野郎な理由で全滅したのが実に悔しいので、気合を入れ直す。
今回のランダム選出のメンバーはスコール……と、リノア&セルフィ。
あんまり前回と状況が変わってない気もするなー、と思っていたら、意外にも第一形態戦でリノアが消え、アーヴァイン登場。更に「グリーヴァ」戦開始直後スコールの特殊技が発動してしまい、別段ピンチでも無いのに何故か9999の連発であっと言う間「グリーヴァ」撃沈ときたもんだ。
前回の敗因である「ショックウェーブパルサー」も、HPフルで受けたスコ&アーは各自エリクサーでサクっと回復。一人残っていたセルフィが消え、運良くゼルが登場したところで……いよいよ本番っスよ。
「グリーヴァ」を退けると、アルティミシアが「グリーヴァ」にジャンクションするという面白展開になる。なんか「グリーヴァ」の胸部辺りからアルティミシアが生えてるカンジになるのだが(笑)、これがアルティミシアの第二形態になるらしい。
で、第二形態の特徴だが……正直に言うと、あんまりよくわからなかった。何故ならば、スコール&ゼルの特殊技を喰らいまくった第二形態は、たった3ターンで撃沈してしまったからだ。
スコール→ゼルの順だったのだけれど、ゼルのデュエル(12秒)が始まった頃には「もうその辺でやめてあげて!」と第二形態に対する同情が生まれる程、壮絶な光景でありましたわ。
さて、第二形態……「グリーヴァ」を含めると実質第三形態のアルティミシアを撃破すると、いよいよ最終形態のお目見えとなる。
「私はアルティミシア。すべての時間を圧縮し、すべての存在を否定しましょう」、といきなり敬語で喋り出したアルティミシアは、かろうじて最低限人型は留めているが、顔のあるべき場所に光の玉が入っているという電球人間(無茶苦茶)。
最終形態の名に相応しく、こいつの攻撃はかなり熾烈。「アポカリプス」でHPをざっくり削ってくるわ、「ヘルジャッジメント」で全員のHP1にしちゃうわともう滅茶苦茶。気を抜くと全滅は必至だ。
……が、これらの攻撃を逆手に取り、前述の攻撃エフェクトが始まったら全員コマンド入力を止め、喰らったダメージが確定した直後に任意のキャラの特殊技を発動、でもって次のキャラは即回復、とやると、かなりテンポ良くHPを削る事が出来る。
これだったら先ずアルティミシアに割り込まれる事はないし(ヘイストかけてる場合)、ピンチ度が高い状態で特殊技が発動出来るしなかなか便利だ。
ちなみに、「ヘルジャッジメント」からの回復は「ラストエリクサー」でやるのが一番良い。何事も無かったかのように回復してくれるので(笑)。
そんなワケで、ゼル&スコールの特殊技でボコりまくった甲斐あり、晴れて宿敵アルティミシアを撃破出来たのでありましたー。
当然ながら、ここから先はED。アルティミシアを倒した事により「時間圧縮」は阻止され、縮められかけていた時間はまた元に戻り始める。その中で、スコール達はお互いの存在を信じつつ自分達の居るべき時代に向けて駆け出すのだが…………案の定(笑)、一人だけ時の迷子になってしまったスコールは、どういうわけか幼少時代の孤児院に到着。そこで幼少時代の自分とママ先生に遭遇した。
ここでイデアと会話していると、スコール達にボコられて瀕死状態の魔女アルティミシアが出現。トドメを刺そうと身構えるスコールを制止したイデアが言うに、魔女は魔女の力を持ったままでは死ぬ事が出来ないため、アルティミシアは力を継承する相手を探しているのだという。そして、子供達を魔女にしたくないからと、イデアはアルティミシアの力をその身に受け止めたのだった。
この後、スコールはママ先生に対しSeeDだのガーデンだのとベラベラ喋り、彼女をとってもとっても困惑させる(笑)。……が、聡明なイデアは目の前の電波青年(ひどい)が未来のスコールである事に気付き、自分の時代に帰るよう促した。この時代にいていいスコールは、幼いスコールだけなのだから。
少々強引な気がしないでもないが、このシーンで漸くシナリオの虫食いだった部分が繋がる事になる。
この時未来のスコールにより「SeeD」や「ガーデン」といった存在を知らされたイデアは、自分の魔女としての未来を見越した上で、既に語られた通りの行動に移っていくのだろう。
また、孤児院でリノアとイチャつくイベントの終わり際、イデアがスコールに言った「あなたの戦いの物語を終わらせなさい! それが誰かの悲劇の幕開けだったとしても!」という台詞の意味は、このシーンに繋がっていると考えて間違い無い。
スコールの戦いの物語の終結は即ち魔女アルティミシアを倒した事を意味し、それによって幕開けとなったのは、今ここで魔女の力を継いでしまった魔女イデアの悲劇。……が、イデアは「どんなにつらい物語(=アルティミシアに心を乗っ取られること)にも終わりがあること」を知ったため、あの時、スコールに魔女アルティミシアを倒すよう促したってワケだね。
以上の事をちょっと突っ込んで考えてみると、FF1じゃあないが、「卵が先か鶏が先か」の話に行き着く。スコールとイデアはループを抜け出す事が出来るが、アルティミシアの持つ魔女の力は、はずっとこの輪から抜け出す事はないのだろう。
さて、イデアに別れの敬礼を見せ、再び時間の歪みに飛び込んだスコール。何も見えない、聞こえない世界を彷徨い始めたところでムービー開始となるが……ここからはプレイヤー自身の目で確かめて欲しい!(←中途半端な攻略本チック/笑)
見所としては、執拗に描かれるスコールの心象と、一部プレイヤーを戦慄させた(笑)サイファーの笑顔(大笑いの方)、そして同じくサイファーが上空を飛ぶバラムガーデンを見上げる際の、呆け面を挙げてみたい。
総括。徹底的に総括。
自分的には、システムの骨の髄までしゃぶらせて貰った。
「アイテム精製で基本能力値を上げまくればジャンクション無しでアルティミシアと闘えないだろうか」
などと、久々に訳の解からないやり込みをやりたくなったゲームである。
そんな今作のシステムは、これまでのFF(あるいは多くのRPG)の「ひな形」からだいぶ逸脱しているものの、独立した1作品のシステムとしては凄く練り込んで作ってある感を受けた。
キャラクターのLVよりもジャンクションしている魔法の方が能力値に影響を与える、というシステムがバトルシステムや他システムと上手く連動していて、ゲーム全体が大きな一つのシステムとして綻びなく繋がっているイメージだ。
一方、最後まで気になったのがイベントとゲーム部分のバランス。イベントシーンに重きを置いてあるためか、イベントを見るためにゲームを進めているような感覚を覚えそうだ。終盤やり込みなどに時間を費やすようになればそうでもないのだが、行動が制限されている期間などは特にそう感じる。
また、プレイヤーによっては不本意となり得るイベントが長期間続くのは少々いただけない。例えば、リノアが苦手な人にとって、リノアの事しか頭にないスコールを延々動かさなければならない状況は極めてしんどいと思うの(笑)。
そんなこんなで、41回にも渡ってお送りしてしまったこのプレイ日記も漸く最終回。プレイ日記というよりはシナリオ解説になってしまった感もあるのが、もう書いちゃったんだから言いっこなし(逃げるな)。
個人的見解を言わせて頂ければ、このゲームをプレイするかしないかは、ムービーやイベントのバランスよりも、システムが肌に合うがどうかで選んで欲しいと思う今日この頃。自分としては戦闘システムがアツいと思うので、是非おススメしたい1本です。
それでは、「FINAL FANTASY 8」のプレイ日記はこれにて終了。また次のゲームでお会いしましょう!
[補足]
すっかり忘れてたが、「おでかけチョコボRPG」はクリアに伴い終了しちゃった。LV70程度で。
[オマケ]
☆★実戦! アイテム精製錬金術!★☆
※ 括弧内の数字は売値
・ボムのかけら(25)×100→ボムの魂(5000)×1
・赤い牙(75)×1→火炎弾(25)×40
・竜の牙(75)×1→暗黒弾(15)×20
・沈黙の粉(25)×1→山彦草(50)×3
・毒の粉(25)×1→毒消し(50)×3or暗黒弾(15)×10
・牙式連発銃(75)×1→破壊弾(40)×40
・風のささやき(100)×1→Gハイポーション(150)×4
・オチューの触手(75)×1→目薬(50)×3
・いやしの水(25)×1→ハイポーション(250)×2
・コカトリスの羽(50)×1→金の針(50)×3
・ゾンビパウダー(50)×1→聖水(50)×3
・メズマライズの刃(50)×1→メガポーション(5000)×2【オススメ!】
・味方殺しの剣(50)×5→万能薬(500)×1
・眠り粉(50)×5→万能薬(500)×1
・ヒーリングメイル(75)×5→ハイポーション(250)×6
・復活の指輪(75)×5→フェニックスの尾(250)×8