VALKYRIE PROFILE [ ENIX/tri-ACE '99 ]

Seraphic Gate | Aエンド編(HARD) | Bエンド編(NORMAL) | Cエンド編(EASY) | おまけ
■セラフィックゲート編 第1回

遂にキタキタ「セラフィックゲート」。
ゲームを未プレイの方のためにちょっと説明しておくと、「セラフィックゲート」とは所謂おまけダンジョン。AB両エンディングルートのラストダンジョン内、ボス戦直前のセーブポイントにてセーブデータを作ると、タイトル画面左側に「Seraphicgate」が登場する。

このダンジョン、単に「入るだけ」だったら難易度は一切影響しないのだが、「完全制覇」出来るのは「HARD」モードのみ。何故ならダンジョン内には封印されている扉が数ヶ所存在し、それを開けるにはHARDモードの本編でのみ入手出来る「紅蓮の宝珠」というアイテムが必要だからだ。

そういう訳で、使用したデータはクリアしたてホヤホヤのAエンディングデータ。勿論HARD。全員揃った状態で殴り込めるというのがHARDのもう一つの利点かな。
最終目標である「某最強剣を全剣士分入手」目指して頑張るぞー!
…………その目標の意味とか意義とかは聞かない様に。自己満足の域は決して出てないから。

「セラフィックゲート」をスタートすると、のっけからセーブポイントのある部屋に出て、注意書きの様なメッセージが。要約すると「あくまでこのダンジョンはオマケなので、本編の雰囲気ブチ壊されるのが嫌な人は止めておいてね」ってお話。臨むところよ!

さて、そんな「セラフィックゲート」は4つの層から成るのだが、入ってすぐの階層は「第4階層」。先ずはここを探索し、宝箱をがっちり回収していく。
勿論敵も多数徘徊しているのだが、流石ボーナスダンジョンだけあって本編よりも凶悪なのがウロついてるわ、晶石で凍らせられないわ、画面切替えたら復活しちゃってるわと、もう大変。「ディメンジョン・スリップ」を持っているなら問題無しだが、もし持たない場合は「タイマー・リング」で動きを鈍らせつつ隙を見て突破するのが最善策だろうか。どのみちキツいが。

第4階層にある封印の扉の先にあるのは、宝箱2つ。中身は「魔弓・レーザーフォーテル」「エターナリィ・ガーブ」だ。特に後者は数値だけみると最強の鎧(ガーブだけど)なので入手しておきたいところ。
その他、特に難しいポイントとかは……無いよなぁ? たぶん。「エインシャントゴーレム」相手に戦闘を繰り返しある程度LVを上げ、取るモノ取ったら、いそいそと次の第3階層へ。道のりは未だ、意外と長い。

■セラフィックゲート編 第2回

ワープを抜けるとそこは第3階層だった。
前層は黄色っぽい背景だったが、この層はオレンジがかった赤色の世界。だが、驚くべきは背景色の変化ではなかった。ワープ装置(?)のある部屋から出た瞬間、敵シンボルが頭上から降って来て「●×▲?☆!!!???」みたいな。心底「ディメンジョン・スリップ」装備してて良かったと思った、それはもう。

第3階層に存在する封印の扉は2つ。上方と下方にそれぞれ1つずつある。
上方の扉の奥にあるのは「霊剣"草薙"」「聖杖ミスティック・ワイザー」の2つ。そして、下方にある封印の扉の先で待っているのは「ある人物」。
レナス達が部屋に入ると、嫌という程見た事のあるその人は、おもむろに口を開いてこう言ったのでした。一応は部分反転で。

ようこそ女神ヴァルキュリアよ。ここでは仲間になりそうでならなかった男、ストーカーで、ロリコンで、フィギュアフェチ、と開発中さんざんな言われようだったこの私がお相手を致します。たとえ神といえども、私は少なからずてこずる相手だとはおもいますが?!

この台詞の後、レザード・ヴァレス&「ブルータル・ゲイズ」「ヘル・ゲイズ」との戦闘開始。自分で言うだけあってかなり面倒なパーティ構成。レザードは大魔法にさえ気を付けていればOKなのだが、お供で出て来た目玉モンスター2体がちと厄介だったりする。
このゲームにおけるでっかい目玉型モンスターは、倒された仲間をHPフルで蘇生してしまう。なので、レザードよりも先に且つ同ターン内に2体のお供を撃破しなければならないのだ。

最初こそは勢い余って1匹殺してしまい、蘇生の憂き目にあったが、その後どうにか2体を同ターン内で葬る事に成功。1人残ったレザードに「セレスティアルスター」をブチ当てたところ、それだけのダメージで撃沈してくれた。恐るべし、「聖杖ミスティック・ワイザー」。

だが、たかが(笑)レザードを倒したところでセラフィックゲートは終わらない。第2階層へと続くワープ部屋目指して進んで行く。
途中、足場が飛島の様になっている場所があるが、ここは助走をつけ足場ギリギリでジャンプすれば次の足場に飛び移れるらしい。なのでヒョイヒョイ飛んで進んでたら……案の定、調子にのって下に落ちてしまった。また上まで昇ってこなきゃならないのが面倒。自業自得ですか、そうですか。

飛島地帯を抜け先に進んでいくと、遂に第2階層へのワープ発見。早速飛び込んでみたところ、今度の背景は緑系だった。なんか優しげでいいカンジ……と思ったら大間違い。出現するモンスターは厄介な奴等ばっかりなので、「ディメンジョンスリップ」を身体に縛り付ける勢いで探索開始。

第2階層にある封印の扉は全部で5つ。他の層に比べていきなり増えているのがちょっと怖い。
先ずはすぐ近くにある扉を開け先に進むと、ぽつんと放置されている宝箱発見。中身は何ぞや、と開けてみたところ、モンスタートラップであらびっくり。久々なので存在忘れてたよ……。

トラップとして出現したのは「ラルヴァ」×3。でっかい骨々モンスターで、攻撃力などは割と低めだが、HPがズバ抜けて高いので倒すのにやたら時間かかるヤツ。しかもそれが3体なんだからしんどい事この上無し。
だが、トラップで出て来られた上は倒すしかないのでヒィヒィ言いつつ戦闘、漸く撃破した後……悲劇は起こった。連中が宝箱のトラップであったという事をすっかり忘却していた私は、戦闘終了後、晴れ晴れとした気持ちで宝箱のあった部屋を出てしまったのだ。

……このゲーム、宝箱を開け且つ中身を取らない状態で画面を切り替えると、再度宝箱の蓋が閉まった状態に戻る仕様でして。
蓋が閉まるという事は、トラップも復活しちゃうワケでして。

すみません、一旦セーブポイントに戻ります……。

■セラフィックゲート編 第3回

第2階層にてモンスタートラップにリベンジ。今度はちゃんと宝箱の中身(「金の卵」)を入手し、更にその奥にあった「聖杖ミリオンテラー」「神槍イセリアル・デヴァイド」もゲット。やれやれ。

さて、ここからは引き続き第2階層探索となるのだが、前層同様ここにも浮き島地帯がある。「ディメンジョン・スリップ」で敵を無視出来ればそう難しいポイントでもないのだが、封印の扉を全部開けようとするのならば話は別。この浮き島の下方に、封印の扉が存在しちゃってるからだ。

具体的にどういう事かと言うと、目的の扉は浮き島があるマップから一画面分下の左壁にある。なので、扉へと辿り着くにはわざと浮き島から落下しなければならない。
この時、ついつい「左側の壁にあるのなら左壁沿いに落下すれば楽勝なんじゃ……」と思ってしまうのだが、そうは問屋がおろしてくれません。左壁を伝って降りようとすると、画面が切り替わった瞬間右方向へと弾き飛ばされてしまうのだ。

一番簡単な方法を拒絶され一時は焦ったものの、気を取りなおして二番目に簡単な方法を試してみたら……あっさり成功した。
先ず、一番左にある足場(浮き島のね)に乗り、右隣の足場との間に繋がっている鎖にぶら下がる。そして、鎖の左端ギリギリから真下に落下してやればOK。落下途中で画面が切り替わった後、封印の扉の真横にある足場(これも浮き島)へと上手く着地してくれた。

目的地に到達したら、封印の扉目掛けて慎重にジャンプ。足元にちょびっと足場があるので上手くそこに乗っかり、封印解除したら扉の奥へGO。

扉の奥にあったのは「エターナリィ・ガーブ」と何かの魔法(忘れた)の宝箱、そして不死者の王「ブラムス」。本編ではレナスを元に戻すために助力しくれたオジサマ(たぶん)だが、ここでは戦闘しなければならない。倒した暁にはレザード同様仲間になってくれるので、頑張っていってみましょう。
ちなみに、戦闘前の彼の台詞の内容は、彼が本編では仲間にならないという事にまつわるプチ哀しい楽屋ネタでした。

ブラムス戦で脅威なのは、やっぱり大技「ブラッディカリス」。「轟然たる我が魔力の胎動!」と言うだけあり、ドゥンドゥンと虐殺されてしまうので、スキルの「Guts」と「Auto Item」は必須。単体技で良かったと心から思う次第。
無事に撃破出来ると、

「お前の力は極みへと達しているように見えながら、いまだに未知数なのだな」

などと、何だか師匠チックな事を仰って下さいます。優しい人だなぁ。

ブラムスを倒した後も徘徊は続行。他の封印の扉を探し回り「ブラッディ・ダスター」「魔剣アクター・ネファリウス」ゲット。前者はブラムス専用装備なのでナイスタイミング。後者は強力な大剣なのだが、攻撃回数が1回なのが悩みどころ。必殺技が強烈なアリューゼ向きか?

さて、「ブラッディ・ダスター」装備のブラムスが実に良い塩梅なので、「ディメンジョン・スリップ」を装備しない状態で敵を狩りまくり。ついつい調子に乗って封印の扉を開け続けていたら……フレイに遭遇してしまい、パンドラの箱を開けたような気分に。

「自分より弱い者に従う道理は無いのだから!!」

……って、フレイ様殺る気マンマンなんですけど。Cエンディングの悪夢再び。

フレイで怖いのは、やっぱり「エーテルストライク」。味方の頃はあれだけ頼れた技も、今この時ばかり脅威でしかない。「エフェクト長いっての!」と悪態つくのも、恐怖と焦りを誤魔化すため……って、あながち冗談じゃなかったりして。
とりあえず、この技もブラムスの「ブラッディカリス」同様死にます。喰らったら。

それでも、どうにかフレイを撃破。おそらくCエンディングに登場する彼女よりは弱いのだろう……と思い調べてみたら、確かに弱いは弱いのだが、あくまで「若干」レベルだった。と、いう事は、やっぱり頑張ればCエンディングの彼女も倒せるのねー。

そんなこんなで戦闘終了。

「あなたはとうに私の力を越えていたのね。いいわ、力になりましょう」

と、フレイも仲間になってくれる。これで、フレイ、ブラムス、変態ネクロマンサーと、セラフィックゲートで仲間に出来る3人が揃ったワケですな。
かくして、ブラムスと一緒のパーティにいるにも関わらず「ブラムスともいずれ決着つけないとね」と言い放つフレイにドキドキしつつ、帰り道を急ぐのにでありました。この先セーブしとかんと流石にヤバいから。

■セラフィックゲート編 第4回

レザード、ブラムス、フレイの3人を仲間にしてもなお探索は続く。だって、こっからが本番なんですもの。

ロックの解除方法がいささか解り難い扉を開け、おっかなびっくり先へと進んで行くと、金髪に黒いワンピースという出で立ちの人物に遭遇。その正体は、トライエース作品ではお馴染みの「ガブリエ・セレスタ」。

「…人間? いや違うな、恐ろしく高位の精神体。しかも異世界の…」

一人でそんな事をブツブツ言い始めたガブっちは、レナスを自分と同じ……人間が言うところの……「神」だと認識。更に、レナスに発言の機会すら与えないまま、問答無用で遅いかかってきたのだった。

「…私はお前に興味がある」

こっちはないっちゅーの!

「ガブリエ・セレスタ」とのバトルになって先ず驚くのは、ヤツが男だという事だろうか(ΘωΘ) 見た目は女の子なんだもんなぁ。ちなみに、声優さんはグレイと同じ人。良いお声。

可愛らしい外見とは裏腹に、ガブっちの攻撃は熾烈。通常の攻撃魔法は装備品でどうにか対処出来るレベルなのだが、どうしようもないのが「女王乱舞」。標的になったキャラがひたすらボコボコにされるこの技は、一応物理攻撃になっていはいるが、喰らったら絶対死ぬので単体即死攻撃同然。トドメの一撃が10万って時点でアレだろう(このゲームのHP上限は9万)。

一応は単体攻撃なので喰らって即全滅、というのは無いが、スキルの「Auto Item」&「Guts」は必須。1ターンでも惜しいので。

個人的所感としては、戦闘メンバーや前述のスキルなど、戦闘準備さえ万端ならば本編クリア直後のレベルでも十分倒せると思う(本編をギリギリでクリアした場合は無理かも)。基本は「マイトレインフォース」「ガードレインフォース」「レデュースガード」使用の上、コンボ繋いで決め技を叩き込むという、ボス戦の基本を忠実に守り、ガブっちの攻撃は全て即死攻撃と割り切った方が戦略を立て易い。

ガブっちを無事退けたら、一旦セーブに戻って更に奥へ。「ガブリエ・セレスタ」は通常の敵とは異なり、一度倒すとその「周回」の間は復活しない。なので安心して引き返せるのです。

ガブっちがいた部屋の先にあったワープ装置(?)に飛び込むと、いよいよ最深部である第1階層に到達。背景はグレーとなり、出現する敵も本編に出現したボス連中の強化版ばっかり。
この階層にある宝箱で特筆すべきは「透器エーテル・レイザー」。フレイの専用武器なのだが、これを入手する事によりやっとフレイがその本性を剥き出しにしてくれる(笑)。要するに攻撃力がハンパ無いわけだが、フレイの攻撃モーションはクセが有り過ぎるので、無駄にしないためにも確実にコンボを繋ぐ練習が必要かも。

その他には、剣では最高の攻撃力を誇る「魔剣ダインスレイブ」が入手出来るが、重戦士が装備出来ないのでちょっとばかしビミョー。ヴァルキリーが剣装備ならば丁度良いカンジ。

さて、第1階層で最終的にやる事は、このダンジョンのボスである「イセリアクイーン」の撃破。……が、こやつは攻略本によると「ガブリエ・セレスタの狂える分身」だそうで、その解説の通り無茶苦茶な強さを誇る。正直今のレベルで勝てる自信はちょっと無いので、暫くはLV上げ&ボイス収集の旅を続けようと思っているところで今回は終わりっ。

■セラフィックゲート編 第5回

第1階層にてボイス収集&LV上げ。前者に関しては敵味方のボイスを拾わなければならないのだが、手始めに敵から収集してみる。標的は「ブラックヴァルキリー」と「ロキーヌ」。

「ブラック〜」は「アーリィ」の、「ロキーヌ」は「ロキ」のそれぞれ強化版。他のボスキャラ強化版は大魔法しかボイスが無かったりするのだが、この2匹(?)は全台詞を喋ってくれるので実に便利。
ちなみに今回「ブラック〜」は1回戦闘しただけで100%になった。ラッキー。
一方「ロキーヌ」の場合はなかなか「ドラゴンオーブ」関連の台詞を拾えず、1回戦闘した段階では60%ぐらい。面倒なので何回も戦いたくない相手なんだけどなぁ。

さて、全ボイスを喋るボスは黒ヴァルと偽ロキの他にも存在する。Bエンディングルートのボス「スルト」の強化版「ジャイアント・ロード」だ。

前述の2ボスとは違い、こいつは出現させるまでが実に面倒。
第1階層の特定の箇所を浮遊している巨大目玉型敵シンボルに接触する、というのが遭遇するための前提条件なのだが、エンカウントした時点で「ジャイアント〜」が出現するかどうかの判定が成される(らしい)。つまり戦闘に突入してみないと「ジャイアント〜」が出たかどうか解からない仕組みなのだ。

これだけでも実に面倒臭いのだが、更に面倒なのがその出現率。目的の「ジャイアント〜」が出現するのはかなり稀で、通常は高確率で「ディザスター・アイ」×3との戦闘になってしまいやがるのだ。
細かい数字は解からないが、自分がプレイした際は20回に1回ぐらいの割合だったかと思う。

通常通り「ディザスター・アイ」が出た場合、折角だからLV上げを兼ねて戦闘を……といきたいところなのだが、これがまたそう簡単な話では無し。
セラフィックゲート編第2回で書いたのだが、でっかい目玉系モンスターは「倒された味方をHPフル回復で蘇生する」という能力を持っているので、倒し難いったらないのだ。

蘇生を避けるためには3体を同ターン内で倒せるようにダメージ量を調整する必要があるのだが、この目玉共のHPはやたら高く、ギリギリまで削るまでが一苦労。更に1匹でも生き残ってしまうと次のターンではもう1匹がフル回復で蘇り、また次のターンで残り1匹も生き返るというこの無間地獄。「ジャイアント・ロード」を倒すまでに神経を磨り減らしてしまう。
なので、完全に「ジャイアント〜」狙いの場合はとっとと逃亡するのが懸命。まともにやりあっても時間の無駄ったら無駄。

そんな苦労があるからこそ、「ジャイアント〜」が出現してくれたと気はそれだけで狂喜ものなのだが、本題はボイス収集であり、そもそも戦闘に勝利しない事にはこれまでの苦労も水の泡。なので気合を入れ直す。

流石にレアモンスター(?)なだけあって「ジャイアント〜」は強い。いや、強いっていうか固い。防御力が他の敵に比べるとケタ違いでHPが削り難い上、「キュア・プラムス」使って回復してくるんだからもう最悪。運が悪けりゃ長期戦は必至だ。
が、「戦闘が長引く=ボイスを沢山収集するチャンス」と無理矢理脳内をポジティヴにしてれば頑張れたので、参考までに(何のだ)。

どうにかこうにか「ジャイアント〜」を倒したら、ひとまず敵のボイス収集は終わり。お次はLV上げつつ味方のボイスを集める。
幸い、NORMALプレイ時に魔術師の詠唱ボイスはほぼ収集していたので、今回はAエンディングルートでしか仲間にならないレザード&リセリアの詠唱ボイスを先ず収集。その後は戦士キャラの必殺技成功&失敗時のものをせっせと拾ったり、魔術師キャラを前衛に配置し死亡ボイスを集めてみたり。魔術師キャラって後衛に配置してると死に難いんだよなぁ。

ちなみに、戦士系キャラの死亡ボイスについては……この後に控えているボス戦で嫌でも収集出来るので、あんまりガツガツ集めるのは止めておこう(笑)。

こんな感じで戦闘を続けているうち、パーティメンバーのLVもバキバキと上昇。フレイが88、ブラムスが65、リセリアが63となり、レナスに至っては既に上限である99に到達していた。
ここまで育てりゃいい加減ボス戦行ってOKでしょう、って事で遂にセラフィックゲートの最奥を目指す事になったのだが……それはまた次回。

■セラフィックゲート編 第6回

腹を括っていよいよボス戦に挑戦。第1階層、「ブラックヴァルキリー」がいる部屋から左へ2部屋程進むと「イセリア・クイーン」の間(勝手に命名)へと到達する。で、部屋の奥で浮かんでいる見た目がガブっちに酷似した人物(羽の色が違う程度)に近付くと、イベント開始。

「ガブリエ・セレスタを倒してここを訪れるものがいるなんて…。いいでしょう。私が相手をして差し上げます」

という台詞の直後、戦闘突入となる。ちなみにイセリアは女性。『狂える半身』が女性ってのも何か意味深ですが。

さて、イセリア戦は前後半に分かれている。前半は通常攻撃や攻撃魔法、数ターン毎に大魔法という攻撃パターンで、後半は大魔法と強烈な特殊攻撃、といった具体。その境目はDMEで、残り半分を過ぎた辺りで本性を現しやがるのだ。詳しくは後述。

本番は後半戦から、と一応は言い切れるのだが、だからと言って前半戦をナメてかかって良いというワケではない。数ターンごとに詠唱してくる闇属性の大魔法「ファイナルチェリオ」の威力が高過ぎて、何の防御策も取っていないと「100%成功する全体即死攻撃」同然になってしまうからだ。
ちなみにどのぐらい威力があるかと言うと、何も対策していない場合、LV99且つDME9万(最高値)のヴァルキリーでも9万オーバー喰らってやがりました。お話になりません。

この「ファイナルチェリオ」対策で一番確実なのは「聖衣シルフ・レッド」(魔術師専用・闇属性攻撃のダメージを90%カット)を装備した魔術師をパーティに入れておくこと。これにより、とりあえず「ファイナル〜」を喰らっての全滅は免れる事が出来る(勿論DMEに余裕がある場合だけども)。
不幸にも持っていない場合はスキル「Auto Item」と「Guts」の黄金コンビで切り抜ける事も可能ではあるが、運が悪いと「魔法喰らって全員死亡」→「全員『Guts』発動せず」→「全滅」という負のコンボも十分有り得るので、全滅の確率は当然高くなる。この差だけでも随分と難易度に影響するのです。

そんな苦労をしたにも関わらず、ここまではまだ前半戦。DMEを半分削ると、「もう終わりにしましょう」という台詞と共に、イセリアの上部に某漫画で言うところの「スタンド」よろしく「女王様系」のお姉ちゃんが出現する。これがイセリアの本体なのだろう。

このモードになってからのイセリアは、熾烈通り越してもう無茶苦茶。前半でも使用していた「ファイナルチェリオ」に加えて、ガブっちも使っていた「女王乱舞」、更には炎属性の全体攻撃「エクステンションフォース」をかましてくる様になる。

私の倒し方としては、先ず前準備として魔術師に「聖衣シルフ・レッド」と「エクストリーム・ガード」(火属性攻撃をを50%カット)装備させ全滅対策。残りのメンバーは「スタンチェック」で「エクス〜」対策をしておく。「グレアー・ガード」で「ファイナル〜」対策するのも良いが、殆ど意味無かった記憶が。「女王乱舞」に関しては、攻略本では「エターナリィガーブ」+「トライエンブレム」+補助魔法なら生き延びれる、みたいな事を書いてあったが、全員分対策するのは不可能だし、そもそも「トライエンブレム」を入手するには目の前のイセリアを倒さなにゃあならないワケで(笑)、どのみち現実的ではない……って事で、「女王乱舞」対策は諦める方向でひとつ。素で喰らったら26万ぐらい削られたよ、あの技。

その他には、「Auto Item」で使用出来る回復アイテムは勿論、「ノーブル・エリクサー」を持てるだけ持って行っておく。運が良ければ使わずに終わるが、「Guts」の発動確率が低い時はこれがないと危険が危ない。

さて、肝心の戦闘についてだが、そこはセオリー通り。「マイトレインフォース」「ガードレインフォース」「レデュースガード」、余裕があったら「リフレクト・ソーサリー」あたりを唱えつつ戦士キャラでひたすらコンボを繋いでいくパターン。Hit数を確実に稼ぐなら弓兵を一人入れておくと確実だが、ヴァルキリーは剣装備が良いかと。攻撃力の面で弓兵を避けたいなら、ブラムスあたりが使い易かったかな。

「イセリア・クイーン」は確かに攻撃力は高いが、焦らずに毎ターン毎ターンを的確に捌いていけば必ず勝てるので、凶悪、とまではいかないと思う。
負けるパターンとしては、不運による全滅(ex.「Guts」発動しなさ過ぎ)か、LV不足により戦闘が長引き、回復アイテムが底を尽いて全滅、といったところかしらん。

こんな感じで戦闘を繰り広げた結果、無事にイセリアを撃破。ご褒美としてトライエース作品ではお馴染み「トライエンブレム」と、イベント経験値をたっぷり頂戴した。
こうして、「イセリア・クイーン」を倒した事でセラフィックゲートにおける最大の目的を果たしたワケだが……話はここで終わらない。とあるアイテムをこの手に数本掴むため(笑)、イセリア狩りの旅はまだまだ続いちゃうのである。

イセリア撃破後、セーブポイントまで戻ってセーブするとその時点で1周が完了した事になり、そのデータをロードする事により2周目開始となる。その2周目でまたガブっちとイセリアを倒し、宝箱を取ってセーブすると2周目完了……と、以下その行動の繰り返しとなる。
ちなみに、イセリア撃破後のセーブの後、そのままセーブポイント左の出口からタイトル画面に戻ろうとすると「CONGRATULATION !」というメッセージが表示されるので、一度は見ておくといいかも。

■セラフィックゲート編 第7回

1周目を無事終了し、2周目へ移行……する前に、ボイスがどのぐらい集まったかを確認。
このゲーム、ボイス収集率が95%を超えると自動で100%になる仕様らしいのだが、今回の場合、イセリア倒す前は確か94%だった。もしかするともしかして……と期待にドキをムネムネさせつつ(古)チェックしてみたら、予想通り100%に達していた。バンザーイ!

で、100%になるとどんな良い事が待っているかと言うと……未収集ボイスが全部聞ける様になります。これで、収集し損ねていたヤツや、設定されていはいるものの実際は聞けない一部ボイスなんかも聞ける様になります。それだけです。
……何だキサマその哀れむ様な目は!(←錯乱中)

気を取りなおして2周目スタート。2周目とは言っても、イセリアとガブっちが復活するというだけで宝箱なんかはそのまんまなんだけど。そりゃそうか。

当面の目的は、セラフィックゲート10周目以降に出現する様になる最強剣の入手。先ずはその1本目を入手するまで、ヴァルキリー達はただひたすらガブっちとイセリアを狩り続ける事となる。他の敵は面倒なのでこの際無視。

ガブっち&イセリアの対処方法は以前に書いた通りなのだが、倒せば倒す程こちらが強化されてくるので、だんだんと攻略も楽になってくる。それどころか、イセリア戦でLV上げをしてしまえ、という余裕すら出て来てしまった。
実際、全滅に対する対処さえしっかりしておけば、残りのメンバーのLVが多少低くても押し切れると思う。ただ、LVが低過ぎるとちょっとした攻撃でも死んじゃうので、肝心な時に回復アイテムが足りなくなる恐れが出て来るが。

そんな調子でガブっちを倒し、イセリアをも屠ると、1周目と同じ様に宝箱が出現。前回は「トライエンブレム」だったが、今回の中身はまったく違うものだった。……ん?「謎の書物1」?

今回入手したこのアイテム、ぶっちゃけて言えばスタッフからのメッセージ。アイテム画面で読む事が出来る。
「1」から始まる「謎の書物」は9周目で入手する「8」まで続いているのだが、その内容がわざとらしくて逆に笑える。最初こそは「クリアおめでとう!」という感じなのだが、3周目からは「何回クリアすりゃ気がすむのよ」、とやんわり訴える感じになり、最後あたりはスタッフの独り言に突入。が、「8」で遂に「じゃ、あと1回クリアしてみ」と変化し、10周目で晴れて「咎人の剣 "神を斬獲せし者"」が入手出来るというワケだ。

名前からして「あんた、ガブっちとイセリア倒しすぎ」というのが滲み出ているこの剣だが、ゲーム中での説明書きもこんな感じ。

「天使を殺し続けた咎人に贈られるバランス破壊の剣。もはやこの世界にはあなたを越える存在はいない…」

あらやだ、誉められちった(真顔)。

戯言はさておき、『バランス破壊の剣』というだけあって、その威力は化け物並。今までヴァルキリーが装備していた「魔剣ダインスレイヴ」の攻撃力は3回攻撃可能の8000なのだが、咎人の剣は同じく3回攻撃可能の20000。しかも「ダインスレイヴ」とは違い、重戦士&侍も装備可能なのだからタチが悪い。

そんな最強剣ですが、あらまぁ不思議、気が付けば1本入手してしまっていた(笑)。早速レナスに装備させたらば破壊力抜群、すっかり気に入ったので他の連中にも装備させようと思い立ち、最終的には装備可能人数分を収集してしまっていたのだ。その本数、9本也。
……冷静に考えると、戦闘に出れる4人分だけ確保しときゃあ良かったんじゃ、と思えるが、一度目標決めたら引っ込みつかないこの性格。ゲームに対してだけなのが尚更惨め。

己の行動の意味を深く考えない様にしつつ、集めに集めた9本。これまでは取る毎にキャラに装備させていたのだが(ネクラめ)、「折角9本集まったんだから、一旦装備外してアイテム画面で観賞しよう!」……などと阿呆全開な事を考えたのが運の尽き。
一人、また一人と装備を外していき、ワクワクしつつアイテム画面を開いた時、その両眼に映ったものは。

「咎人の剣 "神を斬獲せし者"  5」

……5?
やや、装備外しそこなったかな?
いや、全部外してるよネ。きっと見間違えたんだよネ。

「咎人の剣 "神を斬獲せし者"  5」

これ以上喰い下がるネタでもないので先に進むと、この剣、どうやら所持上限が5本だったらしい。今まで入手するたびに誰かしらに装備させていたので実質9本持てていたのだが、それを外し始めた時点で、5本を越えた分は闇の彼方へと葬られた様なのだ。

幸い装備を弄った後にセーブしていなかったので、何事も無かったかの様にリセットを押したワケだが、ちょっとガックリ。無意味もいいトコだと解ってても。

さて、目的は全て果たしたり挫折せざるを得なかったりしたので、セラフィックゲート探索も今回で終わり。これまで長々お付き合い頂き有難うございました……とか思ってたらば、攻略本を読んだらしい妹が一言。

「『ハムスター』、倒してないじゃん」

そういうワケで次回はオマケ、「『ハムスター』討伐記」をお送り致します……。

■セラフィックゲート編 おまけ 「実録! ハムスター(に)虐殺!」

本当はやるつもり無かったのに、ツッコミ入っちゃったからやっちゃう。
タイトルの通り「ハムスター」を狩っちゃう事になった。

「ハムスター」とは、その名の通りハムスター。あの、ちっこいげっ歯類の事である。
E社の攻略本によると、このげっ歯類は「セラフィックゲートの裏番長」との事だが……本当にその通りだと思う。「Tales Of Phantasia」でいうところの「ランドアーチン」みたいなモノだ。あそこまでは極道じゃないけどね。

そんなげっ歯類が出現するのは、セラフィックゲート第1階層の「ロキーヌ」が出現する部屋。以前紹介した「ジャイアントロード」と同じパターンで、普段は「ロキーヌ」である敵シンボルに接触すると、稀に「ハムスター」に変化する、という仕組み。

そのため、相変わらずの出現率の低さに手こずりまくり。
更にロキーヌ戦ではたまに逃亡失敗するので、面倒臭さ上乗せ。

そんなこんなで20回以上エンカウント→逃亡を繰り返していたところ、漸くエンカウント成功。ちっこいのが4匹登場だ。
どの位凶悪なのかは知らないが、仮にもイセリア倒せるパーティなんだから全滅するこたぁ無いだろ、などと余裕かましてたら。全滅した。お約束通りに。

このげっ歯類の何が嫌かと言うと、その小ささ。小さいが故に、攻撃が当たり難い事この上無いのだ。防御力は大した事は無いものの、運が悪いと全部スカという事態さえ(これは私が下手なだけなんだけど)。

それに加え、攻撃も最悪。普通に魔法を使ってくるし(しかも威力高め)、DMEを1にする種も飛ばして来る。挙句の果てには「カモンレミング」という、同族の集団が突進してくる事による高ダメージの物理全体攻撃までかましてきて、己等の高繁殖力を誇示しやがる(それは違うんじゃ)。
その一方、地面でバタバタするだけの無意味動作「ダダをこねる」を突如としてやってみたり、ホント、1か100かしかないのだ。こいつらの攻撃は。

ちなみに、今回の主たる敗因は、攻撃が当たらな過ぎたという事。
どうにか1体は倒せたのだけれど、残り3体を倒せないまま回復アイテムが尽き、終ー了ー。
……恐るべし、げっ歯類。

本来ならば「倒せるまでやる! やっちゃう!」とこっちが駄々をこねるところなのだが、今回はパス。何の躊躇いもなく。
「咎人の剣」を収集しまくる事に全てを注いでいた所為もあり、今回の全滅で真っ白に燃え尽きちった。
そう、タイトルに書いた「ハムスター虐殺」とは、「ハムスターを虐殺」ではなく「ハムスターに虐殺」の事だったのだー! だー! だー! だー!

じゃ、そういう事で。今度こそ本当に終わりッ。

[ 06.09.04 〜 06.11.20 ]
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